2024年5月27日放送 1:40 - 3:10 テレビ朝日

GET SPORTS

出演者
 - 
Graphic
谷川航 27歳 届かぬ夢を掴むため

跳馬のスペシャリスト・谷川航は東京五輪で銀メダルだった悔しさがずっとある、と語った。体操NHK杯では磨き続けた大技「リ・セグァン2」でパリ五輪代表に内定。

キーワード
NHK杯体操選手権パリオリンピックリ・セグァン2東京オリンピック
(オープニング)
オープニング

ラインナップの紹介とオープニング映像。(1)陸上・佐藤拳太郎×中西哲生「400m理論」、(2)競泳・松下知之~18歳の可能性~、(3)世界ラリー2024 第5戦 ポルトガル。

キーワード
FIA世界ラリー選手権 2024
佐藤拳太郎×中西哲生「400m理論」
コーナーオープニング

4カ月前、中西哲生から陸上400mの佐藤拳太郎(29)への取材を持ちかけられた。佐藤は去年32年ぶりに日本記録を更新。400m理論について佐藤の脳内を中西が紐解く。

キーワード
パリオリンピック
大学院で400mを研究/400m走のペース配分/「前半型」から「中間型」に変えた理由/200-300m区間の重要性/「前半型」の区間速度/「中間型」の区間速度/ストライドと400mの関係

中西哲生が佐藤拳太郎にインタビュー。佐藤拳太郎の練習拠点は城西大学。学生時代に勉強した教室で対談。佐藤拳太郎は高校のときに陸上をはじめ高校3年生でインターハイに出場。城西大学進学後も2015年に初の日本代表入り。オリンピックに2度、世界選手権に4度選ばれ日本代表の常連。一方で8年自己ベストの更新はない。2022年の日本選手権予選で予選敗退。30歳を前に引退の文字がよぎる。早稲田大学大学院で実験対象者となり400mの動作分析を研究、論文を完成させた。佐藤選手は「私が考えることの言語化の大きな助力になる。言語化できないと自分のものではないというか、そういうものを増やしていかないといけない」などと述べた。400mを科学的に研究し言語化。2023年に日本記録を更新。佐藤拳太郎によると400m走について佐藤選手は「ペース配分が大きな要素。研究を参考にすると3タイプに分けることができる。前半型、後半型、中間型。日本記録を更新する前までは前半型。昨シーズンは中間型。世界の400mランナーは200mスプリント能力が高い。200mの通過タイムにこだわっていた。後半のことを考える余裕がないぐらいとばしていた。最後までスピードを届ける。200mにこだわっていたのを捨てた」などと述べた。

キーワード
リオデジャネイロオリンピック世界陸上競技選手権大会(2015年)世界陸上競技選手権大会(2017年)世界陸上競技選手権大会(2019年)世界陸上競技選手権大会(2023年)城西大学早稲田大学東京オリンピック第106回日本陸上競技選手権大会

以前は400mで最初に200mで98%使っていたという。佐藤選手は「以前は200mまでフルスプリントで走っていて、後半の200mはほとんどエネルギーが枯渇している状態。とにかく苦しい、動作もバラバラ、速度は落ちる。再現性がない。猪突猛進を体現したようなレースをしていた。それを94%~95%付近。98%までいくとほぼ全力。動作のことまで考える余裕がない。95%付近まで落とせば、考える余裕ができる。最後まで動作の意識ができる速度の低減率も低い、タイムも出るということでこちらの方があっていた」などと述べた。レースを自己解説してもらう。日本記録を出す前のレース、その日の調子次第のレースをしていた。前半型だったこの日のレースはスタートから200mまでのタイムは21秒55。出場した8人中トップのタイム。しかし200-400mのタイムは全体6位と失速。中間型の去年のレース映像。最後まで余裕がある。佐藤選手は「このレースではこの区間ではこういうことをしようとすべて考えながら走れた。この方向性で間違いない。やりたかったことをそのままできた」などと述べた。中間型では200mまでの7人中5番目のタイムで通過200-400mでは全体1位のタイム。中間型に変更したことで400mの記録を更新することができた。佐藤選手は自らが中間型に適していることを研究から導き出していた。

キーワード
第103回日本陸上競技選手権大会第25回アジア陸上競技選手権大会

佐藤選手は「400mを10mごとに分けて疾走速度、ピッチ、ストライド、歩幅、回転数を調査。240m−250m区間の平均疾走速度に注目。200m−300m区間の平均疾走速度が高い選手は400mの記録がよいことを導き出した」などと述べた。50mごとの区間速度に注目。前半型では50-100mでは秒速9.74mで走っている。中間型で日本記録を出したレースを比較。佐藤選手は「以前までは速度を高めようと100mを走ってエネルギーが枯渇している。昨年はエネルギーを残すことを意識して速度が落ちずに300m以降も高いエネルギーを残して日本記録を出せたという。現世界記録保持者、前世界記録保持者を分析すると200-300mの速度が異常に速かった。マイケル・ジョンソン氏のコーチ、クライド・ハート氏は本で400mで大事なのは200-300mだと話していたという。前日本記録保持者の高野進氏も同じことを言っていたという。論文には驚きの研究結果。スタート直後の走法。一般的に走るスピードはピッチとストライドが関係していると言われる。ピッチ走法は歩幅が小さく、足の回転を速めて速度を上げる。ストライド走法は歩幅が大きく回転数が少ない。2つの走法が佐藤の記録に大きな影響を及ぼしていた。佐藤選手は「400mとピッチは相関関係がないということが研究でわかって、ストライドが大事だとわかった。最初の100mはピッチを速めて最後は減速すると思っていた。ピッチに依存すると神経疲労が多く蓄積してしまう。400mの中で楽をする。最後までスピードを届ける。疲労状態を蓄積しないほうがいい。加速からストライドを広くして走ることにフォーカスをあてた」などと述べた。前半型の時はピッチ走法で加速していたが、中間型ではストライド走法での加速に変更。200m以降は再加速するイメージ。こうした研究結果を自ら体現し中間型の走りを体現。論文では400mを走るうえでの体の使い方など研究結果は多岐にわたる。五輪で佐藤が見据えるものとは?

キーワード
ウェイド・バンニーキルククライド・ハートマイケル・ジョンソン東海大学高野進
(番組宣伝)
バスケットボール男子 パリ五輪直前強化試合 日本×オーストラリア

「バスケットボール男子 パリ五輪直前強化試合 日本×オーストラリア」の番組宣伝。

佐藤拳太郎×中西哲生「400m理論」
パリへの取り組み

2か月後に迫ったパリ五輪。佐藤選手にとって3度目となる特別な舞台でいま何を思い描いているのか聞いた。「今取り組んでいること」については「シンプルなスピード強化はもちろんしているし、昨年はレースペースは作り上げることができたが、体現率でいうと50%程度だと思っているのでそこをどれだけ100%に近づけられるかというのが一つの課題ですし、まだまだ記録の向上は見込めると思っている」と話した。そんな佐藤選手の練習を覗いてみると、この日はスタートから100メートルまでの加速部分の練習を行っていた。確認していたのは力感を抑えて歩幅の狭いストライドで加速していくこと。納得できた練習はこれまでたった2回しかないという。一方、中間型にしたことで新たに取り入れた練習も。大学時代から10年以上佐藤選手を指導する千葉佳裕監督は「200~300メートル区間に重点を置いて、200メートルまでは8~9割とちょっと力感を落とした速度で走って、200~300メートルで切り替えるトレーニングを去年の7月前から多く取り入れている」と話す。後半の失速を抑え記録更新につながった200メートルからの再加速の練習。カーブ付近から一気にスピードを上げる。そこにはどこまでも貪欲に走りを追求する姿があった。パリまで2か月、佐藤選手が置い続ける理想形の走りとは。

キーワード
パリオリンピック
(番組宣伝)
FIFAワールドカップ2026 アジア最終予選

2024年9月に開幕する「FIFAワールドカップ2026 アジア最終予選」の番組宣伝。

佐藤拳太郎×中西哲生「400m理論」
パリへ思い描くグラフ

陸上男子400メートルで日本記録を持つ佐藤拳太郎と中西哲生が紐解く「400メートル理論」。日本記録更新は佐藤選手自ら実験を行い導いた研究結果を体現したものだった。ペース配分を「前半型」→「中間型」へ。スタート後、ストライドによる加速。そして200メートル以降の再加速。理想の走りを日々追い求める佐藤選手が来たるパリで思い描くグラフを描いてもらった。導き出したタイムは「43.9秒」。この種目で五輪決勝進出となれば、日本人では32年ぶりの快挙となる。佐藤選手は「あくまでまずはデータで示して、自分が出せるところまでまず持っていかないと。気持ちや気合だけで試合をしていないので、データと気持ちと両方を混ぜ合わせて自分が『この記録は出せる』と思った時に公表する。この数字は確固たる自信を持って出している」などと話した。

キーワード
バルセロナオリンピックパリオリンピック世界陸上競技選手権大会(2022年)世界陸上競技選手権大会(2023年)東京オリンピック
ROAD TO PARIS 2024
コーナーオープニング

日本競泳界期待の星が現れた。パリ五輪代表選考会・男子400m個人メドレーで初の代表切符を掴んだのは松下知之(18)。水泳雑誌の表紙を飾るほど注目度は急上昇。金メダリストたちを輩出してきた名コーチのもとで才能を磨いている。夢の舞台への初挑戦を前にライジングスターの可能性に迫った。#18歳の可能性。

キーワード
パリオリンピック瀬戸大也
競泳 松下知之 #18歳の可能性

競泳・松下知之。栃木県宇都宮市出身。小学生時代から全国に名を知られ将来を期待されてきた。去年9月の世界ジュニア選手権では大会新で金メダル。競泳日本、次世代のエース候補。目標のスイマーは同じ栃木県出身の萩野公介。今年1月2日、松下は進学先の東洋大学のプールにいた。東洋大学水泳部監督・平井伯昌が松下選手をスカウト。松下選手は「先制の熱意・熱量にすごく僕も惹かれた」、平井監督は「元々持ってる心肺機能の強さはすごい。集中した時の力の出し方がトップクラス」などと話した。入学式を経て東洋大学水泳部の正式メンバーとなった。松下選手の専門は個人メドレー。平井監督は松下選手と大学1年当時の萩野選手の能力をグラフで示した。松下選手が大切にしている習慣は練習や試合の後に書く水泳ノート。きっかけは去年4月の大会での予選敗退。ノートには”負けたあの場所で笑うために”。そうして迎えた今年3月のパリ五輪代表選考会。去年の悔しさを晴らし負けたあの場所で笑うことができた。松下選手は2024年はパリでメダルなどと今後の目標を記した。夢の舞台まであと2カ月。

キーワード
YouTubeスウィン宇都宮スイミングスクールパリオリンピックリオデジャネイロオリンピックレオン・マルシャンロンドンオリンピック北島康介宇都宮市(栃木)東洋大学栃木県瀬戸大也第9回 世界ジュニア水泳選手権大会萩野公介
トヨタ ガズーレーシングの挑戦
コーナーオープニング

「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」が11月21~24日に開催。チーム総合ランキングはトヨタがヒョンデに対してわずかにリードしている。ライバル対決の舞台はポルトガル。1967年創設の大会で、地元ファンは盛り上がっている。クラッシュが続出し、前代未聞の大事件が発生したトヨタ ガズーレーシングの挑戦を伝える。

キーワード
FIA世界ラリー選手権フォーラムエイト・ラリージャパン2024TOYOTA GAZOO Racingポルトガル現代自動車
ラリーポルトガル 大事件発生!走行不能の大ピンチに…神ワザ対応

第5戦・ポルトガルでのラリーは5月9日から12日に行われた。タイムアタックをするスペシャルステージは22本、総距離は1690.12km。ステージは砂で覆われ滑りやすい未舗装路で、緩やかなコーナーが連続するためハイスピードな展開となる。トヨタは3年連続で優勝している得意の舞台。大会2日目、ドライバーズランキング2位のトヨタのエルフィン・エバンスの走行中、コ・ドライバーがペースノートを受付に置き忘れたことが発覚。ペースノートは走行中にコ・ドライバーが読み上げるコース情報が記載されたノート。スマートフォンに取っていたバックアップを元に難を逃れた。セバスチャン・オジエは走行中にインカムのトラブルでコ・ドライバーの指示が聞こえない状況に。コ・ドライバーはハンドサインで走行をアシストし、タイムロスはほとんどなし。インカム復旧後のステージでは最速タイムをマークして2位につけた。2日目の首位はカッレ・ロバンペラで、ステージ8では最速タイムをマークし、年間チャンピオンの実力を見せつけた。勝田貴元も3位に入り、2日目終了時点での上位はトヨタ勢が独占した。

キーワード
TOYOTA GAZOO Racingエルフィン・エバンスカッレ・ロバンペラセバスチャン・オジェポルトガル勝田貴元
ラリーポルトガル クラッシュ続出 トヨタのピンチに現れた伝説の男

3日目、最初のステージでトヨタのカッレ・ロバンペラは最速タイムをマークしたが、続くステージで横転しデイリタイアとなった。勝田貴元はステージ11でハーフスピン、ステージ12では車体が壁に激突した。サスペンションにダメージを負い、走行不能と判断してデイリタイア。通算59勝、ドライバーズチャンピオン6連覇のセバスチャン・オジエが奮起し激走。ステージ11で最速タイムを記録しトップに躍り出ると、ステージ16・17でも最速タイムをマークして3日目の首位に立った。最終日にはポルトガル名物の大ジャンプも華麗にきめて優勝。通算60勝目を手に入れた。チーム総合ランキングはヒョンデに逆転を許したが、その差は4ポイント。チーム一丸でトップ奪還を狙う。第6戦の舞台はイタリア・サルディニア。

キーワード
TOYOTA GAZOO Racingイタリアカッレ・ロバンペラサルディニアセバスチャン・オジェポルトガル勝田貴元現代自動車
G week
ラストイニング

22日の西武vsロッテ。ロッテ・種市篤暉 25歳。入団からエース候補と呼ばれた男。2020年右ひじ手術、長期間のリハビリを乗り越え4年ぶりの完投がかかる9回。「完投できる自身があった。僕が主役の気持ちでマウンドに上がった」と話し、4年ぶりの完投勝利をおさめ、ラストイニングは“完全復活の証”。24日の阪神vs巨人。巨人・戸郷翔征 24歳。今季初の開幕投手を担った男。チームは今季ワースト4連敗中 首位阪神との一戦。ノーヒットノーランがかかる1点差の9回、先頭打者に四球 自らに言い聞かせたのは「チームに勝ちを」。ただ勝利だけを求めて史上89人目のノーヒットノーランを達成。ラストイニングは“エースの証”。

キーワード
ノーヒットノーラン千葉ロッテマリーンズ埼玉西武ライオンズ戸郷翔征種市篤暉読売巨人軍阪神タイガース
(エンディング)
NEXT WEEK

GET SPORTSの番組宣伝。

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.