- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像と挨拶。
政治資金規正法の改正に向けて、衆議院の特別委員会では、24日までの2日間、与野党双方の法案について質疑が行われた。委員会は27日、来週月曜日に参考人質疑を行い、その後、与野党による協議が始まる見通し。自民党は与党の公明党をはじめ、ほかの党の賛同も得て法改正を確実に実現したいとして党の法案の修正を検討している。具体的には、法律の施行から一定の期間がたてば見直しを行うことを付則に盛り込み、時期は施行後3年を軸に調整を進めている。また党から支給される「政策活動費」については、項目ごとの使いみちに加え、支出した時期の開示も明記する方向。党としては、会期末まで1か月を切っていることから、週内にも法案の採決を行い衆議院を通過させたい考え。これに対し立憲民主党の泉代表は自民党に対して「政策活動費もやめようとはなっていない、自民党の改革は不十分、期日が来たから採決とはならない」などと語りけん制した。野党側は自民党の法案は、いわゆる「連座制」を含む議員への罰則強化の具体策や、政治資金パーティーの扱いなどに抜け穴が多いと指摘していて、与野党協議などを通じて、より踏み込んだものとするよう迫る方針。
イタリア北部のストレーザで開かれているG7=主要7か国の財務相・中央銀行総裁会議には鈴木財務大臣や日銀・植田総裁が出席し、初日は世界経済の現状やリスクなどについて議論した。この中では各国から中国メーカーによる電気自動車などの過剰生産が世界経済に及ぼす悪影響を懸念する意見が相次いだ。またロシアによるウクライナへの軍事侵攻が世界経済の最大のリスクだという意見も多く出された。一方、歴史的な円安局面が続く中、日本は会議の中で為替の過度な変動や無秩序な動きは経済や金融の安定に悪影響を与えるというこれまでG7で合意している認識を表明し、こうした動きには適切に対応するという立場を主張した。これに関連して財務省の神田財務官は「各国、とりわけ米国とはきわめて緊密な意思疎通を続けてきた。今後も続けていく。安定的に相場が推移しているかぎり市場介入は必要ない。過度な変動が投機などで発生し経済に悪影響を与える場合は適切な措置をとる必要がある」と話した。G7の会議は日本時間のきょう午後3時半から2日目の議論が行われ、ウクライナ支援に向け経済制裁として凍結したロシア側の資産の扱いなどについて話し合われる見通し。
2018年に海上自衛隊の哨戒機が韓国軍の駆逐艦から射撃管制用レーダーを照射された問題をめぐっては、韓国側は照射の事実を認めていないが両国の関係改善が進む中、去年の防衛省会談で再発防止策を含め協議を加速させることで一致した。政府関係者によると木原防衛大臣は今月31日からシンガポールで開かれるアジア安全保障会議に合わせ、韓国のシンウォンシク国防相と会談する方向で調整をすすめている。会談ではレーダー照射問題をめぐり平行線が続いている事実関係については突っ込んだ議論はせず、国際基準に沿った再発防止策を中心に協議を行う見通し。また問題以降途絶えている2カ国での共同訓練や部隊間の交流再開についても議論する見通しで、合意すれば核ミサイル開発を急速に進める北朝鮮への対応など安全保障面での連携強化に向けて前進することになる。朝鮮中央テレビの映像。
サケは一生に1度しか産卵しないが、ニジマスにサケの細胞を移植することで、サケの卵を繰り返し産ませることに成功したと東京海洋大学の研究グループが発表した。サケの養殖の効率化や資源の保護などに役立つと期待されている。サケが一生に1度の産卵を終えると死んでしまうのに対し、ニジマスは成熟した後、死ぬまで毎年、産卵を続ける。キングサーモンなどから精子や卵のもとになる「生殖幹細胞」を取り出して、ふ化したばかりのニジマスに移植。2年ほどでニジマスのオスとメスがそれぞれ、サケの精子と卵を持つようになり、それを人工的に授精させるとサケになった。これらのニジマスはその後も毎年、サケの精子と卵をそれぞれ持つようになりメスは卵を産み続けた。キングサーモンは成熟するまで3年から7年ほどかかるのに対しニジマスは2年ほどで成熟することから、養殖の効率化や品種改良、それに資源の保護などに役立つことが期待される。この技術は他の魚にも適用可能。研究グループは将来的には絶滅が危惧される魚の「生殖幹細胞」を保存し、別の魚に卵を産ませることで種を保全していくことにも役立つと考えているという。
変わりゆく企業広告について。今、HPやスマートフォン上で漫画によって商品やサービスをPRするという動きが広がりを見せている。マンガ広告ビジネスの最前線を取材した。マンガ広告を制作する代理店。この日来社したのは電子計測機器メーカーの担当者。前回制作したマンガ広告が公表だったため、これを活用した宣伝方法を相談に来た。主人公は会社の新入社員とその先輩。恋愛のストーリーが繰り広げられると思いきや、その内容は電源装置の仕組みやその原理について説明するもの。電源の回路の方式を食べ物に例えて説明するなど、難しい話をわかりやすく面白く見せる工夫をこらしている。このメーカーの主力製品は直流安定化電源。電化製品の製造に欠かせない電源装置は、近年輸入製品の攻勢で競争激化。こうした中、将来の顧客となる若い技術者に向けて漫画で親しみやすく製品を紹介することにした。インターネット上で漫画を公開すると、若者の評判を呼びSNSで次々と拡散。製品の売り上げが約20%増えたという。さらに大学の工学部の授業でも使われるようになり、就職説明会にはこれまでの1.5倍の学生が来るようになったという。この代理店ではマンガ広告の新規の売り上げは4割ほど増え、既に新たな漫画家さんの発掘も始めているという。さらにはマンガ広告を専門にする漫画家さんも現れており、漫画家の三輪亮介さんはもともとは自身の連載を雑誌に持つことを目標にしてきたが、ここ数年企業からの依頼が増えているという。三輪さんいわく、クライアントによってファミリー向け・劇画タッチなどの注文もあり、そうした描き分けができることで注文を受ける回数も多くなると話してくれた。
マンガ広告が消費者の心を掴んだ理由に関して、専門家は「若者はSNSでは心地よく過ごせることを意識している。マンガだと効率よく自分に合うコンテンツと出会いたいと考える若者には親しみやすいのではないか」とした。また実写の映像の広告と比べ、広告費が必ず抑えられるというわけではないが、タレントを使った映像より長い期間展開しやすい、海外展開もしやすいといったメリットがあるという。
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- 瀧崎絵里香
甲子園で行われた阪神対巨人の試合で、巨人・戸郷翔征投手がプロ野球史上89人目(101回目)となるノーヒットノーランを達成。巨人のピッチャーが甲子園球場での伝統の一戦でノーヒットノーランを達成したのは沢村栄治以来88年ぶり。戸郷翔征は「最高な瞬間でした」とコメント。巨人の阿部慎之助監督は「球数は多かったが代える気はなかった、最後まで投げきってほしいと見守った」などと話した。
大相撲夏場所、琴櫻は同じく3敗の湘南乃海と対戦し勝利。琴櫻が3敗を守った。また同じく3敗の大の里は宇良と対戦。押出で大の里が勝利した。また欧勝馬は敗れ4敗目と優勝争いから後退した。
気象情報を伝えた。
為替と株の値動きを伝えた。