2024年11月24日放送 7:00 - 7:40 NHK総合

NHKニュース おはよう日本
認知機能改善の研究▽倉本聰さんが問う今

出演者
南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像とアナウンサーの挨拶。

(ニュース)
気候変動対策の資金目標 先進国と途上国 隔たり大きく

アゼルバイジャンの首都バクーで開かれている気候変動対策を話し合う国連の会議・COP29では、途上国の気候変動対策を支援するための資金について、新たな目標額を決めることなどを目指し、会期を延長して交渉を続けている。そして23日、先進国と途上国が新たな目標額を巡り議論していたが、先進国の2035年までに年間3000億ドル(46兆円余)に拡大するとした提案に対し、島しょ国など途上国グループが、「額が少なすぎ、われわれの声が無視されている」などとし、退室した。そうした中、全体会合が開かれ、議長を務めるアゼルバイジャン・ババエフ環境天然資源相は「参加者ひとりひとりが意見の隔たりが埋まるように関与を強めてほしい」と述べ、合意を目指すよう訴えた。そして、気候変動対策の国際的な枠組み「パリ協定6条」に基づく温室効果ガスの排出削減量を取り引きできる国際ルールなど、資金目標以外の合意できている多くの項目について採択が行われた。最大の焦点、資金目標の交渉は議長が改めて草案を示したうえで、引き続き合意を目指して議論が続いている。しかし、先進国と途上国の主張の隔たりは大きく、最終的に合意することができるのか、注目が集まっている。

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バクー(アゼルバイジャン)パリ協定ムフタル・ババエフ国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議
岩屋外相 年内にも訪中 王毅外相と会談 調整へ

今月ペルーで行われた石破総理大臣と中国・習近平国家主席との日中首脳会談では、両国間の対話を促進する一環として、外相の相互訪問を行うことが確認され、岩屋外務大臣は、早期の実現に向けて精力的に調整を進める考えを示している。政府関係者によると、岩屋大臣は早ければ年内にも中国を訪問し、王毅外相と対面では初めてとなる会談を行えないか、調整に入った。日本の外務大臣の中国訪問は、実現すれば去年4月以来となる。岩屋大臣としては、王外相との会談で、建設的で安定的な日中関係の構築に向けて、双方が取り組むことを確認するとともに、ことし9月に合意した日本産水産物の輸入再開の早期実現に向けても、意見を交わしたい考え。また、訪問に合わせて、関係閣僚らが民間交流の促進などを協議する「日中ハイレベル人的文化交流対話」を行うことも検討している。政府は岩屋大臣の訪問後、早期に王外相を日本に招き、本格的な関係改善につなげたい考えで、国会審議や予算編成の日程なども踏まえて、具体的な調整を進めることにしている。

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ペルー岩屋毅王毅石破茂習近平首脳会談
「佐渡島の金山」追悼式 韓国政府が出席見送り

ことし7月に世界文化遺産に登録された新潟県の佐渡島の金山を巡り、きょう佐渡市で、すべての労働者のための追悼式が開かれるが、韓国政府は当初予定していた政府代表の出席を見送ると発表した。佐渡島の金山の世界文化遺産への登録を巡っては、韓国が朝鮮半島出身の労働者が強制的に働かされた場所だとして反発した経緯があり、日本政府は佐渡島の金山におけるすべての労働者のための追悼行事が毎年、現地において執り行われる予定だと説明していた。地元自治体や市民団体で作る実行委員会はきょう、初めての追悼式を佐渡市で開き、韓国政府の代表や韓国人の遺族も出席する予定だった。しかし、韓国外務省は、きのう午後になって、政府代表の出席を見送ることを決めたと発表した。韓国人の遺族も出席しないという。理由について韓国外務省は、式典を巡る両国間の意見調整に必要な時間が十分でなく、受け入れ可能な合意に至ることが難しいためとしている。一方、韓国メディアは、日本政府の代表として式典に出席する生稲外務政務官が、過去に靖国神社に参拝したと伝え、これが韓国側が欠席する理由だという見方を示している。韓国・チョテヨル外相はきのう、テレビ番組に出演し「両国関係の改善の流れに支障をきたさないよう、双方が努力しなければならない」と述べ、日本側との意思疎通を続ける考えを示した。

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(特集)
認知機能改善 カギは ”組み合わせて継続”

認知機能の改善を目指した研究について。ことし1月、認知症の人が安心して暮らせるための国や自治体の取り組みを定めた認知症基本法が施行されて、新しい治療薬の投与も始まるなど、注目が集まっている。最新の研究で、運動や食事の改善などを組み合わせて継続することで、認知機能を改善できる可能性が見えてきた。神戸大学などの研究グループが、兵庫県丹波市で2020年から行った研究プログラム。参加したのは65歳から85歳の約200人、物忘れの自覚など認知機能に不安のある人たち。プログラムでは週1回、筋力トレーニングや頭を使いながら体も動かす運動を行う。頭と体を使う運動で、脳に刺激を与えることが目的。プログラムでは、運動、食生活の改善、脳を鍛えるゲーム、睡眠時間などの生活管理の4つを組み合わせて、1年半続けてもらい、認知機能の改善への効果を調べた。過去の研究では、個別の取り組みでの効果を検証するものが多く、専門家の間で評価が分かれてきた。今回の研究の結果、参加したグループでは参加しなかったグループと比べると、認知機能の数値が4割高かったことが分かった。研究グループによると、複数の対策を組み合わせることで、高齢者の認知機能が向上することを確認したのは国内で初めて。バランスよく栄養をとるための10種類の食材の分類(出典:SOMPOケア)。このうち7種類以上を、1日で食べることを目標としている。参加した安部さんは始める前と比べ認知機能が改善していた。研究グループでは運動・食事の改善などを組み合わせて継続することで認知機能が向上すると見ている。

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認知機能の悪化 遅らせる薬 効果と評価は

認知機能の改善を目指した研究について。医療現場では、病気の進行を遅らせる新しい薬も使われ始めている。去年承認されたレカネマブ。アルツハイマー病の原因とされる物質を取り除き、進行を遅らせるための国内で初めての治療薬。対象は、アルツハイマー病による軽度認知障害と軽度の認知症の患者。治験では、1年半の投与で認知機能の悪化を約5か月遅らせる効果があるとされている。国内でこれまでに、この薬を投与されたのは約5000人。

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認知機能の悪化 遅らせる薬 課題は/認知機能改善 カギは ”組み合わせて継続”

レカネマブについては課題もある。日本認知症学会の理事長/東京大学・岩坪威教授によると薬の価格が高額、治験では副作用が報告されている、どの病院でも治療を行えるわけではないという。運動や食事の改善などを組み合わせて、認知機能の改善を目指す研究に関しては、国立長寿医療研究センターやフィンランドなど、海外でも行われてる。認知機能改善を目指した研究の最前線などについては明日のクローズアップ現代で放送。

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(気象情報)
気象情報

札幌の中継映像が流れ全国の天気を伝えた。

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札幌(北海道)
(スポーツニュース)
トップで並ぶ大関2人 琴櫻と豊昇龍は

九州場所の優勝争いは事実上2大関に絞られている。今日の千秋楽、大関同士の相星決戦で優勝が決まる。

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大の里大相撲十一月場所琴櫻豊昇龍霧島
日本 台湾を破る 全勝で決勝へ

日本は決勝を控え、先発を大幅に変更して臨んだ。1回1番で起用した村林一輝が、先頭打者ホームランを放った。さらに森下翔太が2点タイムリーツーベース。5回、早川隆久のコントロールが乱れ2点差とされ、満塁のピンチで押し出しで1点差となる。清水達也が交代し、ダブルプレーでツーアウトにし続くバッターの三振を奪った。清宮幸太郎が2点タイムリースリーベースで台湾を振り切った日本は、2次リーグを3戦全勝した。

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パドレス 松井裕樹 悔しさ残る1年目

プロ野球でセーブ王のタイトルを3回獲得して海を渡った松井投手は、新天地では主に中継ぎを任され64試合に登板した。防御率は3.73だった。日本では低めにコントロールされたスライダーを武器に多くの三振を奪ってきた。しかし今シーズンは思うように空振りを奪うことができなかった。与えたフォアボールの数は昨シーズンのほぼ倍になり、後半戦では勝ちパターンの役割を担うことができなかった。見出した巻き返しのヒントが、高めのストレート。大リーグでは高めのボールで目線を上げさせないと低めの変化球を活かせないと感じたという。

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サンディエゴ・パドレス
(気象情報)
気象情報

全国の天気予報を伝えた。

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