- 出演者
- 後藤輝基(フットボールアワー) ホラン千秋 藤本美貴 伊集院光 たける(東京ホテイソン) 菅田琳寧(B&ZAI)
1980年頃の池袋の映像と高田馬場の映像を見ていった。令和世代の意見から4つをピックアップしており、難しさにより獲得点数は高くなり合計得点の高いチームが勝利となる。
まずは菅田琳寧が垂れ幕垂らしている建物が多いと答えて正解となり10点となった。
当時の映像ではかけて垂らすことから懸垂幕と呼ばれる垂れ幕がデパートのセールや催し物などの告知・宣伝によく用いられていた。しかし現在高田馬場のビルからはなくなっており、池袋の三越は家電量販店に変わったためかつてのような垂れ幕はなくなり東京の大丸店は建て替えられ垂れ幕もなくなった。様々なデパートに問い合わせてみたところ、ホームページ・SNSでの宣伝が増えデジタルサイネージ広告の普及に加え1つ作るのに5万~15万円かかるため催事タイトルだけの幕は減っているのではとのこと。実は池袋の百貨店では健在でそれは「東武百貨店 池袋本店」であった。
そして「街」といえば「ショッピングの街・娯楽の街・ファッションの街」と池袋のナレーションではあったが、令和世代によると池袋=アニメオタクの街という認識で秋葉原が男性オタク・池袋が女性オタクの街ということらしい。その1つの要因として、池袋にあるアニメ関連ショップ・アニメイトが2000年にリニューアルしたのをきっかけに周辺でも女性向けの専門店が次々誕生し女性客が急増したという。2006年には執事喫茶が誕生するなど、アニメ文化の街として世界からも注目されている。
次は伊集院光がラッコを生で見たことがないと答えて正解となり20点となった。
昭和世代からすると水族館で一度は見たことがあるラッコだが令和世代はラッコを生で見られていない世代だという。ラッコが日本に初めて輸入されたのは1982年で2年後には日本初のラッコの赤ちゃんが誕生し、最盛期には122頭まで増え全国28の水族館などで見ることができた。特に三重の鳥羽水族館では年間200万人を超える来場者を記録するなどそのブームはすさまじく、ラッコが主役のドキュメンタリー映画も制作された。さらにロッテは「ラッコの親子」というスナック菓子を販売。またこの5か月前にはコアラブームで「コアラのマーチ」を販売していた。そんなラッコだが野生の生息数が減少し、1998年には事実上輸入不可になり繁殖の難しさもあってどんどん数が減り現在日本にいるのはたったの2頭で鳥羽水族館でしか見られなくなっている。
次は菅田琳寧が券売機に展示がいっぱいと答えて正解となり10点となった。
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- 高田馬場(東京)
1980年代の券売機はボタン式で運賃ごとのボタンがありその上にはテープで貼った点字が表記されていた。現在の券売機は取り消しボタンや大人子ども切り替えボタンに点字はあるものの、タッチパネル式でICカードが主流のため値段に関する点字は見当たらない。目の不自由な人はどうやって切符を買っているのかというとテンキー横のスペースで点字で『左下のキーで開始」「右下のキーで確定」と書かれておりテンキーの左下のボタンを押すとタッチパネルは「数字ボタンをご利用ください」という画面に切り替わる。画面に映る黒背景白文字は視力が低くても見やすいという。そして音声ガイダンスが流れテンキーだけで切符を買えるようになっている。
そして令和世代が感じた違和感は券売機意外にもあり、点字だけの運賃表があった。最近は減少し、現在は点字とともに文字を印字することで区別することなく誰もが使える運賃表になっている。ちょっとした変化は駅内で沢山起こっていて、発車案内板も黒背景に白文字表記になっており視力の低い人にも見やすいものに変化している。スロープの手すりにもどこに向かっているのかをそっと伝える点字があり、東京メトロでは点字ブロックに二次元コードを設置しスマホのカメラで読み取ることで目的地までの移動ルートを音声で案内するアプリを導入したりとバリアフリーは進化し続けている。
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- 東京メトロ
最後の正解のヒントは現在も聞こえることはあるとのこと。
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- 高田馬場(東京)
髪色についてホラン千秋は「髪伸ばしてない!やってみよう!」と同じことをやっているので帯番組あるあるだと話した。
伊集院光は電車のガタンゴトンが今あんなに大きくないと答えて正解となり30点となった。
山手線 高田馬場駅の電車が発車する際に鳴っていた「ガタンゴトン」の音だが現在では聞こえなかった。かつての都営地下鉄でも鳴っていたが現在は聞こえない。そもそも「ガタンゴトン」とは電車の車輪がレールの継目を通過する時に出る音で、熱によってレールが膨張するのを見越し25mおきに隙間があったが現在では研究が進み継目の間隔が25mから数百m~数kmに延長され「ガタンゴトン」が少なくなったという。令和20-50昭和で昭和チームの勝利となった。
「THE世代感」の次回予告をした。