- 出演者
- バカリズム 永島優美 島崎和歌子 池崎理人(INI) 田島将吾(INI)
オープニング映像が流れた。
最初のテーマは「名曲カバーバージョン史」。井上陽水の「少年時代」はどれだけの人にカバーされているのか。これまでの最高は、中島みゆきの「糸」で148人。カバーしたのは、美川憲一、中島みゆきら134人だった。「少年時代」は1990年に29枚目のシングルとしてリリース。映画「少年時代」の主題歌だった。この曲の制作を依頼したのが漫画家・藤子不二雄Aだった。藤子氏が自ら井上にイメージの歌詞を書いて渡したという。しかし、1行も採用していなかったという。
- キーワード
- Acid Black CherryGOLDEN BEST VIEW ~SUPER LIVE SELECTION~IULove Covers IIMay J.Party 3Recreation3RETRO G-STYLEsuisぼくのなつやすみ2 海の冒険篇オリジナル&フォーク・ヒット特選ザ・ピストンズジェジュンデーモン閣下プレイステーション2中島みゆき久保田利伸乙木佳音五木ひろし五木ひろし ベストコレクション’92井上芳雄井上陽水佐藤竹善加山雄三夏川りみ宇多田ヒカル宝塚歌劇団少年時代岡本知高岩崎宏美島倉千代子島谷ひとみ徳永ゆうき忌野清志郎柴咲コウ森山良子沢田知可子研ナオコ糸美川憲一茉奈佳奈藤子不二雄A谷村新司鈴木雅之 with オーケストラ・ディ・ローマ Featuring 服部隆之香西かおり
若者の〇〇離れが最初にメディアで使われたのが1972年で、初離れは若者の活字離れ。岩波書店の図書のなかで使われ、つまらない教科書を強制的に読まされ活字嫌いになってしまうからだという。次に1977年に登場しのが、文字離れ。文字離れの象徴が暴走族だという。新たに、専門学校に行く若者が増え若者の大学離れがおこっていると言われた。80年代に入ると、様々なジャンルの離れが登場する。80年代後半になるとさらに5年で10離れも登場する。90年代は23の離れ。2000年代は158離れで、平均すると1年に7離れでほぼ離れ大喜利状態になっている。1986年には麻雀離れと言われていたが今は新たに麻雀を始める若者が増えている。他にも離れからの戻りがある。合っているのかという離れも多く登場している。若者の大学離れというのがあったが、データを見る限りずっと増加していて完全に間違い。若者の〇〇離れは選択肢の増加や言いがかりで、若者に限らず全世代で離れていることがほとんど。ただその時の年配者が言いたいだけのフレーズにすぎない。
ここからは「卵かけご飯」を特集。バカリズムさんは卵と醤油だけでシンプルに楽しむタイプだという。島崎さんは「贅沢な卵かけトリュフしょうゆ」でいただくと話していた。INIの田島さんは明太子・焼きたらこ・昆布を合わせていると話していた。これに対し、水田さんは卵かけご飯のレシピは3682通りもあると言及し、卵かけご飯の食べ方について深堀したいという。
江戸時代の1975年には「万宝料理秘密箱」という書物があったが、この時代に「卵かけご飯」はまだ記載されていなかった。生まれたのは1872年のことでジャーナリストであり挑戦意欲旺盛な人物として知られた岸田吟行が生みの親だといい、当時は塩と唐辛子という味付けで「鶏卵和」と呼んで楽しんでいたという。このグルメを醤油で楽しんだのは森鴎外だといい、当時鶏卵は400円という値段であったことで富裕層のグルメだったという。1955年になるとアメリカから養鶏技術が導入されると卵の供給量は昭和30年の71個から昭和40年には221個まで増加し、価格も400円から32円に値下がりしたことで庶民の食となった。さらなる転機は2005年のことで、島根・雲南市で日本たまごかけごはんシンポジウムというイベントが行われ、シソの葉の上に柴漬けを散らし、卵とかぼすを乗せた卵かけご飯が大賞に選ばれるなどしている。
- キーワード
- かぼすしそすくい豆腐たまご博物館アメリカポーチドエッグ万宝料理秘密箱丸井書店卵かけご飯卵焼き唐辛子大賞岸田吟香柴漬け森潤三郎森鴎外第1回日本たまごかけごはんシンポジウム茶碗蒸し雲南市(島根)鴎外 森林太郎鶏卵和
昭和時代は卵をご飯にかけて醤油で味わうシンプルなものだったが、卵が手軽に楽しめるようになるとバターしょう油やめんつゆなどを合わせて食べるようになっていく。その後は相性の合う食材をさらに盛っていく傾向もみられ、めんつゆの場合は鰹節・ねぎ・紅生姜など、バターしょう油の場合はチーズ・バジル・ブラックペッパーなどを合わせるようになり、納豆とカレーを合わせるという食べ方もみられるようになった。その一方で醤油だけでいただく食べ方をめぐっても、卵かけご飯専用しょう油という楽しみ方も生まれている。2007年ごろに入ると「TKG」と呼ぶ傾向が生まれ、メディアへの露出が増加するとともに「TKGのうた」というものも生まれている。DAIGOによる「DAI語」もTKG呼びに影響を与えたものとみられる。
卵かけご飯の食べ方史を紹介。2007年にメディアによりねじまげられた第1次卵かけご飯ブームが激化しそれに乗っかったデニス松下さんのチリソースやパクチーなどを乗せたタイ風TKGや料理芸人キングの焼き卵かけごはんなどを紹介した。水田さんは焼き卵かけご飯はチャーハンだと突っ込んだ。結果このような極端なアレンジレシピが生まれてしまったがあるおもちゃメーカーが立ち上がったという。
卵かけご飯ブームに一石を投じたのはタカラトミーアーツが発売した「究極のTKG」。開発者の中村さんによると「ご飯と卵だけが一番美味しいと感じた。楽しく映えるTKGを作れないかと思ったのが開発のキッカケ。2015年までは卵かけご飯に続く検索用語はアレンジに関するものだったが、2016年以降は「究極」になり、各々が独自の究極を目指すようになった。相葉雅紀はご飯に黄身を乗せ、白身だけを先に飲むというスタイル。第2次卵かけご飯ブームがおこり、再びおかしな方向へ。
卵かけご飯は黄身と白身を分けて、真ん中に醤油をかけるセパレートTKG、手で生卵を30分温めるやり方などが出てきた。
「坂上どうぶつ王国」などの番組宣伝。
何度もやってくる卵かけご飯ブーム。第3次ブームが来た場合は香りを楽しむフレーバーTKGや、卵にクラシック音楽を聞かせる方法などが出てくるかもしれない。
- キーワード
- 卵かけご飯
「私のバカせまい史」の番組宣伝。
スタジオ観覧募集中。
「この素晴らしき世界」の番組宣伝。
「パリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」の番組宣伝。