父親が亡くなり、依頼した葬儀会社から思いも寄らない金額を提示された60代女性。亡くなったその日のうちに病院から遺体を搬送し、葬儀を行う会社を選ばなければならなかった。焦る気持ちで調べる中、目に止まったのがネットに広告を出していた葬儀会社。64万円あまりのプランで棺や祭壇など一式も含まれていると記されていた。しかし3日後、示された葬儀の見積もりは224万円。基本料金に含まれない20を超えるオプションが追加されていた。費用の相場が分からなかったという女性。交渉でサービスを絞り込み、約180万円で契約寸前までいった。しかし、家族からそれでも高すぎると説得され、別の葬儀会社に変更。結局、その半額ほどで葬儀を行った。葬儀をめぐる不満や後悔がなぜ相次いでいるのか。以前、大手葬儀会社に務め、30年近く業界に携わっている男性は、新規参入する会社が増え、業界を取り巻く環境が変わってきたことにあると話す。担当者に厳しいノルマを課し、給料に直結させる葬儀会社も多く見てきたという。
