ノンストップ! 沼から来た。
今回枝豆について紹介してくれるのは豊洲市場ドットコム・青果バイヤー・八尾昌輝さん。枝豆は1品種2週間程度の旬。1つのパッケージでも様々な品種をリレーして生産しているため時期によって味が変わる。枝豆の品種は大きく分けて4品種。食感の良い青豆、香りのよい茶豆、濃厚な黒豆、茶豆風枝豆の4種。マニア注目の枝豆を紹介。群馬産・天狗印枝豆「味緑」、全国えだまめ選手権金賞受賞。青豆の食感、茶豆の香りのいいとこどり「茶豆風枝豆」。続いて埼玉産「葉付き枝豆」を紹介。枝豆は平安時代からあったと言われている。広く食べられるようになったのは江戸時代。江戸時代は枝付きのまま茹で、枝付きのまま屋台で売られていた。江戸の商人は枝付き枝豆を購入し、房をもぎながら食べていたことから枝豆と呼ばれるようになった。枝が鮮度をキープ。青豆の新鮮な味わいを楽しめる。おいしい枝豆の見分け方は、サヤの産毛がこまかく立っている。枝豆が店の冷蔵棚に置いてある。枝豆は購入したその日に食べるのがオススメ。食べきれない場合は、茹でてから冷蔵または冷凍保存。京都産「夏ずきん」は、豆が黒っぽく濃厚な味わい。新潟県の農家直伝、枝豆の美味しい茹で方を紹介。たっぷりの塩で枝豆を塩もみ。5分おいて馴染ませる。塩がついたまま鍋に投入。水の量は枝豆がつかるくらいが良い。水から茹でると均一に火が通る。茹でる音に注目!「ぷちゅっ」とサヤが開く音がしたら、そこから2分程度茹で、鍋からあげる。冷ましたら完成。電子レンジを使った枝豆調理は、塩もみした枝豆を耐熱容器に入れ、ふんわりラップ。600ワットで約5分加熱。ラップをしたまま余熱調理で完成。焼き枝豆は塩もみした枝豆を、ごま油を入れたフライパンで焼く。新潟産・堀川農園「陽恵」は通称「かおり枝豆」。カリッと食感に後引くうま味。栽培が難しく、栽培者が限られる。枝豆の作付面積は新潟、山形がトップ。自家需要で食べるので出荷量は少ない。新潟県枝豆盛り文化があり、ザルに沢山の枝豆を盛り付けて食べる。枝豆出荷量は千葉、北海道の方が多い。