あさイチ 教えて名店さん!
鹿児島県霧島市にある温泉宿。朝食に出る具沢山みそ汁が話題になっている。若女将の山崎さんが幼いころ、祖母がよく作ってくれたのが具沢山みそ汁だという。かぼちゃなどの野菜のほか、油揚げ、温泉卵の11種類の具材が入っている。野菜は主に自家栽培されたもので、霧島の湧き水を使って洗う。野菜の食感を楽しむため、少し集めの一口大に切る。だしは、あじの煮干しと昆布、あごだしからとる。家庭では、市販の出汁の素で代用できるという。最初に、大根やにんじん、しめじな煮込むとうまみが加わる食材を入れる。次に、かぼちゃと里芋は別の鍋で下茹でする。家庭では、ほかの具材と煮てもおいしくできるという。油揚げは豆腐から手作りしている。家庭では市販の油揚げで代用できる。下茹でした里芋を加え、特注の麦味噌を溶かす。塩辛くならないよう、季節の野菜の水分量に合わせて調整している。味噌を溶かしたら火を止める。仕上げに、小鍋に移したみそ汁に、ねぎや大根の葉、下茹でしたかぼちゃを加え、軽く温め直す。お椀に温泉卵を割り入れ、みそ汁を注げば完成。山崎さんは、ごまをちょい足しするという。ごまには、食物繊維などが含まれていて、より栄養価の高いみそ汁に仕上がる。市販の白ごまペーストにみそ汁の汁を加えてよく混ぜたら、鍋のみそ汁に入れて溶かす。仕上げに、いりごまやすりごまをかけて完成だ。