負の連鎖 牛肉も豚肉も値上がり

2024年5月10日放送 18:50 - 18:53 フジテレビ
イット! (ニュース)

食卓に欠かせない肉の値段が高騰。店や消費者からは悲鳴にも似た声が上がっている。肉汁滴るビーフステーキが人気の東京・墨田区にある「ヌーベルバーグ」の清水恒章オーナーは「メインで扱っているステーキの商材がダイレクトに円安の影響を受けて、仕入れ価格が上がっている」「お客さんも『ウッ』て…『ちょっと…』という方もいる。(メニューを)開いて『ちょっとすみません、思ってたのと違うので帰ります』とか」と話し、頭と抱えている。米国産牛肉の卸値が上がり続けていて、農畜産業振興機構によると、バラ肉1kgあたりの値段は、この1年で818円(2023年3月)から1123円(2024年3月)へ4割弱も値上がりしているという。さらに、牛肉に比べ比較的安い豚肉の価格も高騰しているという。特にスペイン産の豚バラ肉の卸値は1年前に比べ1kgあたり100円ほどアップ(2023年3月で649円/kg、2024年3月で747円/kg)。スペイン産のイベリコ豚の生ハムなどを扱っている東京・文京区にある「千駄木腰塚 本店」の内田智教マネージャーも「取り扱いのあるスペイン産の生ハムの原木が、今年2月と比べると現段階で4.7%ぐらい仕入れ値が上がっている。ブロックの方は8%ぐらい値上がりしている」と話し、値上げを考えているという。
食卓に欠かせない牛肉や豚肉の価格高騰。消費者からは悲鳴が上がっている。買い物客は「(肉の価格は)以前に比べて高い気がします。いろんなスーパーマーケットを調べながら、コストパフォーマンスを考えながら、やりくりしないと(いけない)」と話す。売り場では、肉を一度手に取りながらも、価格を目にして棚に戻す人の姿が多く見られた。「スーパーアキダイ」の秋葉弘道社長は「(仕入れ値は)依然と比べて2割ぐらい違っています。外国産のお肉の仕入れが上がったことによって、国産のお肉の売るスペースが増えた」と話す。日本食肉輸出入協会によると、米国では干ばつのため餌となる牧草が育たず、牛の数が減少。一方で、牛肉需要は堅調のため価格が上昇し、さらに円安が追い打ちをかけているということで、肉の高騰はしばらく続く見通し。


キーワード
アキダイアキダイ 関町本店日本食肉輸出入協会豚肉スペイン文京区(東京)牛肉千駄木腰塚アメリカ墨田区(東京)ヌーベルバーグ千駄木腰塚ビーフステーキ 300g

TVでた蔵 関連記事…

ステーキ店 ハンバーグばかり なぜ? (スーパーJチャンネル 2024/10/29 16:48

円安進行 ステーキ店が悲鳴 (グッド!モーニング 2024/10/25 4:55

輸入牛ステーキ店が悲鳴 12年で2000円超増 (めざましテレビ 2024/5/2 5:25

円安社会 空港両替 ステーキ店 スーパー 各所で… (羽鳥慎一モーニングショー 2024/4/30 8:00

歴史的円安 ステーキ店がピンチ (スーパーJチャンネル 2024/4/25 16:48

© 2009-2024 WireAction, Inc. All Rights Reserved.