列島ニュース 山形局 昼のニュース
山形・寒河江市では食用菊の「もってのほか」が育てられている。村山地方の伝統野菜で、シャキシャキとした食感が特徴でおひたしやあえ物にして食べられている。ユニークな名前は、菊のご紋のもとになっている菊の花を食べるのは「もってのほかだ」とか「『もってのほか』おいしい」ということから、名付けられたとされている。寒河江市高屋にある氏家敬士さんの畑では先月中旬から収穫が始まり、きょう午前7時ごろから家族など4人で赤紫色の菊の花をひとつずつ、丁寧に摘み取っていた。氏家さんによると、ことしの収穫量は7月の豪雨や猛暑の影響で例年と比べて2割から3割減る見通しですが、品質や味わいは良好だという。村山地方の「もってのほか」の収穫は今月下旬まで続き、県内や首都圏などに出荷されるという。