- 出演者
- 鈴木奈穂子 博多大吉(博多華丸・大吉) 博多華丸(博多華丸・大吉) 佐々木芳史 前野朋哉 橋本淳
生放送について博多大吉は「あさイチは甲子園の関係で生放送は今日まで。」などと話した。今日のゲストは橋本淳と前野朋哉。
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- 第97回選抜高等学校野球大会
現在放送中の大河ドラマ「大河ドラマ べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」は、歌麿や写楽を世に出した蔦屋重三郎の生涯を描いている。舞台となっている吉原の隣にある浅草から橋本淳と前野朋哉がリポート。
橋本淳と前野朋哉が東京・浅草で江戸のおやつ巡り。1日2食だった江戸時代では、庶民たちは昼間に間食をして空腹を凌いだ。それが午後3時前後にあたる八つ刻だった為、「おやつ」と呼ばれるようになった。江戸の団子は一口4玉が定番で、それが定着したのが「べらぼう」の頃だったという。団子を食べた前野朋哉は「いちごが効いてる。」などと話した。3人は浅草西参道商店街へ。天ぷらも江戸時代は屋台で売られているおやつだった。かぼちゃの天ぷらを食べた橋本淳は「おせんべいと天ぷらの間。」などと話した。続いて訪ねたのは「雷おこし」。浅草寺に残る記録によると蔦重が生きていた頃から雷門前で売られていたという。今回浅草で3人がお土産をセレクト。
お土産の雷おこしを食べた博多華丸は「筋トレの後に食べるやつみたい。」、博多大吉は「堅いイメージあったけど柔らかい。」などと話した。東京・下町の思い出や「べらぼうめ」と思った話を募集。受付番号は03-3481-0099。
江戸時代から梅の名所として親しまれてきた亀戸。有名な絵師が住んでいたことで知られ、多くの風景画にも描かれた。訪れたのは、創業220年のくず餅の老舗。白くて一見寒天のような見た目をしている。これが江戸時代に食べられていたくず餅だという。もっちりとした歯ごたえで、味わいはさっぱり。和菓子では珍しい発酵食品で、すぎやヒノキの樽で小麦粉のでんぷん質を450日間自然熟成させている。発酵を活かして、くず餅のドリンクも提供している。原料を発酵させる樽から、新種の乳酸菌が発見され、その乳酸菌をたくさんとれるようにと作った飲み物。社長の神山さんは、九代目として創業家一族ではなく一般社員から3年前に就任した。
くず餅の老舗の神山社長の仕事場を訪れた。亀戸に住んでいた有名な絵師・歌川国貞の浮世絵を見せてもらった。亀戸天神を背景に、4人の女性が描かれている。当時摺られたもので、3万8000円だという。こうした浮世絵は、社長が専門書店などで買い集めたものだという。
くず餅の老舗の社長室のある敷地はもともと、歌川国貞が住んでいた場所だという。明治時代に、くず餅屋が国貞の孫から譲り受けたという。前野は、社長は、亀戸で描かれた浮世絵を集めていて、いつか美術館のように展示し、公開したいと話していたなどと話した。橋本は、浮世絵には描いた場所の住所が記されていて、社長は、隣の住所が記された浮世絵をその人にあげたりしているというなどとし、自分が演じている北尾重政の絵をネットで探したなどと話した。
浅草寺仲見世通りからほど近い木版画専門店。大勢の外国人観光客で賑わっている。伝統的な浮世絵だけでなく、ゲームなどからインスピレーションを受けた作品や過去と未来が交差する不思議な世界観を表した作品など、外国人イラストレーターがデザインした浮世絵もある。プロデュースしているのは、カナダ人の木版画職人・デービットさん。28歳で浮世絵に魅せられ来日。40年にわたり、独自の浮世絵を生み出している。べらぼうの主人公・蔦屋重三郎に自分を重ねているという。デービットさんは、蔦重のように意味があるものを作れば、若者も興味を持ってくれて、将来まで残せる、それが僕のチャレンジなどと話した。
荒川区町屋では浮世絵の摺師松崎啓三郎さんを取材した。松崎さんの作品には富士山に蔦の葉の版元印の蔦重の印があり歌麿は蔦重がプロデュースしたと紹介した。江戸時代の絵が現代に再現できるところが木版画の面白いところで使うのは赤・黄・藍など5色のみで混ぜ合わせ色を作る。版木には見当という目印があり和紙を合わせ摺ることで精密な多色刷りが出来上がる。写楽の「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」で摺絵を体験、和紙を見当に合わせることが難しいという。
浮世絵体験をした橋本さん、前野さんの作品を披露、松崎さんに「見当違い」と言われた前野さんの作品は少しずれるなどしていた。橋本さんは大河ドラマで描くシーンの1ヶ月くらい前から練習を開始、吹き替えなしで行われているためドラマで使わないような接写カメラで撮影をしているとした。教えてくれた摺り師の松崎さんは今後大河ドラマに出演予定ということ。楽しんでもらいたいエリアとしてこのあと根津を紹介する。
根津は江戸時代からの町並みが残っている土地で、下町の風情が香る人気の町となっており、路地では植物愛あふれる光景が楽しめる。園芸鑑賞家の村田あやこさんが街角園芸の聖地と呼ばれる根津を紹介。浅海敏子さんのお宅は築100年以上で、50種類の70鉢以上を育てている。お向かいの渡邉政江さんのお宅ではシクラメンなどを育てており、花の側で井戸端会議をしていると全然知らない人が入ってきたり、近所の人たちが集まり、花がコミュニケーションツールとなっている。杉山浩一さんのお宅ではムクゲの木を育てている。近所の人が育てられなくなったと、10年以上前に置いていったという。夏になると近所の人が通行の邪魔にならないように広がりすぎた枝を落としている。
視聴者のメッセージを紹介。「20年以上前に娘の受験で初めて東京に行き、浅草の浅草寺で お参りした。おみくじを引いたら凶が出て落胆したが、娘は見事大学に合格した。」、「浅草寺に行くときは必ずおみくじを引くが、毎回凶が出る。べらぼうめと叫びたい。」、「おやつ3兄弟の3人でおやつをテーマにしたドラマを作ってください。」、「今社会人となった息子達とマジレンジャーに夢中。立派になられて感激。」、「生まれ育ったのも子育てをしたのも浅草。今も仲見世通りのお土産店で働いている。今も昔も浅草の人たちは優しくてせっかちで厳しい。」。浅草旅について橋本淳は「甘いもの本当に好きなので浅草で仕事がある度に寄ってお土産買ったりする。」、前野朋哉は「地元の人と観光客が入り混じっている感じが活気があって印象的。」などと話した。藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3が今夜夜11時から3夜連続で放送される。前野朋哉は今夜放送されるミラクルマンに出演。あさイチ最後となる佐々木芳史は「2年間ありがとうございました。来年度から新・BS日本のうたの担当となる。」などと話した。