2024年2月23日放送 21:00 - 22:00 NHK総合

ニュースウオッチ9
▽揺れる欧米ウクライナ支援の実情 田中キャスターが現地報告

出演者
田中正良 早坂隆信 林田理沙 久保井朝美 豊島実季 矢崎智之 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
中継 ウクライナのいま 田中キャスター現地取材

田中正良キャスターがキーウから中継。ウクライナを取り巻く状況は厳しさを増しているといい、その理由は戦況と支援、さらに国際社会の関心の低下だと伝えた。

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キーウ(ウクライナ)
3連休 あすあさっての天気は?

今週火曜日の東京都心の最高気温は23.7℃だったが今日の東京都心の最高気温は4℃。東京・渋谷では多くの人で賑わっていたのが国内最大級とうたう魚介グルメフェスティバル。会場では福島県や石川県の旬の魚介を使った料理を味わえる。京都・伏見区の醍醐寺では餅上げ力奉納が行われた。持ち上げられない参加者が続出する中、優勝した女性は8分32秒持ち上げた。天皇誕生日の今日、皇居では一般参賀が行われた。天皇陛下は、能登半島地震によって亡くなられた方々に改めて哀悼の意を表するとともに、ご遺族と被災された方々に心からお見舞いをお伝えいたします、と語った。午後4時半過ぎ、東京スカイツリーの映像では細かな雪が確認出来る。3連休初日、雪や雨の影響を受ける観光地も。静岡・南伊豆町では先週まで満開だった河津桜は雨の影響で葉桜となっていた。南伊豆町観光協会の桑原弘行係長は、この3連休は人出が多い時期、見頃がちょうどいい時期に当たるので通常であればいっぱいお客さんがいたかとおもう、などと語っていた。

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解説 3連休初日は冷たい雨 あす あさっての天気は

気象予報士の久保井朝美は、明日は3連休1番のお出かけ日和となりそうなど、3連休の天気予報を伝えた。

「北陸応援割」詳細発表

北陸応援割の内容が発表された。1人あたり1泊の旅行での上限が20000円、2泊以上が30000円などとなっている。3月16日に北陸新幹線が延伸となるが、北陸応援割も新潟、富山、福井でスタート。ただ、石川については時期が未定。

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能登半島地震 各地で支援続く

きょう、大津で行われたのは輪島塗を販売する催しで、江戸時代から続く漆器店の輪島塗約100点が並んだ。漆器店があるのは輪島市の朝市通り。地震による火災で大きな被害を受けた。輪島塗漆器店8代目の小西泰輔さんは、消失を免れた盆やわんなどを運び出した。小西泰輔さんは、職人さんとか色んな人がいま輪島にはほとんどいない、昔のままやっていたとおりに少しでも早く復興して帰ってきて欲しい、等と話していた。

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石川・珠洲の飯田高校では、卒業生が母校を支援しようという動きも。飯田高校を訪ねたのは卒業生たちで作るグループ。地震や津波で制服が敗れるなどした生徒に対し使わなくなったブレザーなど約80点を贈った。飯田高校の嶽桂輔教頭は、非常にありがたく思っているなどと話した。卒業生の清末絵理さんは、自分がその立場だったら切ない思いをするだろうなと、譲ってくれた人の気持ちも伝わっていけばいいな、と話していた。

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石川・輪島の輪島港では、漁港の機能が復旧するめどが立っていない。漁ができなくなっている漁師の松屋明人さんは、今月1日から災害ゴミの回収をするアルバイトを始めた。40年以上漁師をしてきた松屋さんは生活習慣の変化に苦労した。石川県漁業協同組合輪島支所 によると、漁業者約500人のうち少なくとも30人ほどがアルバイトを始めたという。

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足りない弾薬 最前線はいま

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から明日で2年。3か月前から戦況は大きく変わらず膠着状態が続いているのがわかる。田中キャスターが先日インタビューしたウクライナのシュミハリ首相は、弾薬の供給が大幅に減っている、来月にかけて戦況に深刻な影響を与えるだろうと窮状を訴えた。田中キャスターが向かったのは領土防衛隊 訓練施設。兵士は「小型の”カミカゼドローン”と4つほど爆弾を積んで投下するものもある」などと説明した。ドローンは兵士の命を守るなど様々な問題を解決し、低コストで敵に大きな打撃を与えられる、と話していた。さらに、欧米の支援がどんどん減り弾薬が足りないのでドローンは非常に重要などと話していた。帰還した兵士のセルヒー・ポローニンさんは、南部ヘルソン州など最前線で戦闘を経験したが、大怪我をして前線を離れた。ロシアはミサイルや砲弾を惜しまない、非常に厳しい状況、多大な犠牲を払っているなどと語っていた。現状についてセルヒーさんは、ドローン・高精度の砲弾、弾薬、武器 もちろん航空機も誘導爆弾も役割を果たすすべてのものが必要だと訴える。

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デニス・シュミハリヘルソン州(ウクライナ)領土防衛隊

さらにウクライナ軍の兵士不足も明らかになっている。米ワシントン・ポストは、東部前線を指揮する大体の司令官は、通常は200人以上いる歩兵が40人未満としている、などと伝えている。28歳のイワンさんは、徴兵されることに不安を感じているといい「常に緊張の中で生きている 男性は外に出る度に徴兵されないかと心配しながら生活している」と明かした。深刻な兵士不足を受けて、ウクライナ軍は50万人規模の動員を求めている。一方、この2年ロシアと対峙し続けた志願兵のサナさんに田中キャスターは1年前話を聞いていた。軍事侵攻の開始直後、夫と共に兵士に志願したサナさん。サナさんはこの2年で何が変わったかを聞かれ「本当に疲れた 私は強くなったがストレスを感じている 家族に会えないのが本当につらい」などと明かした。サナさんは、武器よりまずわたしたちへの理解が必要、時々世界が忘れているように感じるから、と語っていた。

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ウクライナ軍ワシントン・ポスト
中継 侵攻2年 ウクライナのいま 情報発信続ける編集者は

田中キャスターがウクルインフォルムの野高志さんにキーウで話を聴く。明日でロシアの侵略から2年になることについて、クリミアから数えると10年、ロシアによる侵略を経験していて、この侵略の際限のなさを多くの人が感じていると語っていた。ウクライナの人たちがよく感じているのはジレンマだと思う、この戦争は絶対勝たないといけないと思っているし、勝てると思って努力してきたが、もしかしたら勝てないかもしれないという不安が芽生えてきている、それが心を蝕んできている、などと語っていた。

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ウクルインフォルム通信キーウ(ウクライナ)
”砲弾不足が深刻に”背景に支援の遅れか

ウクライナ軍では東部などで前線で砲弾の不足が深刻になっている伝えられている。背景には欧米か支援の遅れが指摘されている。これまでの約2年間で支援額が最も多いのがアメリカ、ついでドイツとなっている。

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ウクライナ軍
先行きに不透明さ増す 軍事支援

先週、ドイツ・ミュンヘンで行われた安全保障会議。40カ国以上の首脳や閣僚が参加している。ゼレンスキー大統領は、支援の継続を訴えた。欧州最大の軍事支援国・ドイツに対し、供与を求めているのが長距離巡航ミサイルのタウルス。既に各国から供与されているミサイルの2倍の性能で射程は約500キロ。軍事専門家によれば、タウルスを使い橋を破壊すれば、ロシア軍の補給路を断つことが可能だと指摘されている。しかしドイツ政府は供与を拒んでいる。ショルツ首相は、一歩一歩常に何が正しいかを判断している、などと述べ、改めて明言を避けた。かつてドイツは第2次世界対戦を引き起こしたナチスの反省から、紛争地への兵器供与には慎重だったがレオパルト2をウクライナに供与するなど、米国に次ぐ軍事支援を行っている。ただ、タウルスの供与は慎重であるべきだと、ドイツ・与党社会民主党のラルフ・シュテグナー連邦議会議員は「次はなにか 潜水艦か?軍隊の派遣か?わたしたちはNATOとしてこの戦争に関与しないことが目的の一つだと常に考えなければならない」などと述べ、強力な兵器を送ることでロシアの反発を招き、戦争が欧州全域に拡大しています恐れがあるといい、ショルツ首相も同じ認識だとしている。一方で、ミュンヘン・ルートヴィヒ・マクシミリアン大学大学のシュルツェ・ベッセル教授は、ロシアの侵攻が欧州へ拡大することを防ぐためにはむすろタウルス含め支援を積極的にすべきだと主張している。

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軍事支援のあり方を巡り、意見が 二分化する傾向は欧州全体でも見られる。ウクライナにとってこれからが正念場になるという指摘もある。そして最大の軍事支援国・アメリカでは支援の継続自体が危ぶまれている。支援に反対する理由について共和党のビッグス下院議員は、バイデン政権は目的も明言しないし、どう達成するかも言っていないなどと指摘した。さらに共和党の議員に大きな影響を及ぼしているのがウクライナへの軍事支援に消極的なトランプ前大統領。この秋の大統領選挙で共和党の有力候補となってるとい、その考えに同調する議員は多いという。バイデン大統領は共和党を強く避難している。

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ウクライナへの軍事支援 アメリカ 今後は

渡辺公介がワシントンから中継。アメリカの元駐ウクライナ大使のウィリアム・テイラー氏は、ウクライナはこの先1年防衛に重点を置こうとしていると指摘するなどしていた。

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中継 侵攻2年 ウクライナのいま 国際社会の変化 現地の思い

田中キャスターがウクルインフォルムの平野高志さんにキーウで話を聴く。平野高志さんはウクライナの人たちが今1番心配していることは、世界に見捨てられる可能性だと思うと話す。この戦争に勝たないとウクライナの人たちは未来を描くことが出来ないのに、自分たちだけで戦ったらどうしても勝てない、その中で国際社会の関心が薄れていることに対して大きな恐怖を感じていると語った。アメリカの選挙に関しては、選挙の結果次第で支援の行方が変わるかもしれない、自分たちの戦争の行方が変わるかもしれないということで大きな関心を持っている、などと明かした。田中キャスターは、キーウに入って3日目になるが防空警報を経験したのはこれまでで1回だなどと伝えた。

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(気象情報)
気象情報

全国の天気予報を伝えた。

SPORTS
オープン戦スタート 実践デビューで会心のピッチング

アリゾナ州ピオリアで22日に行われたドジャース×パドレスのオープン戦、パドレスの松井裕樹は5人目として登板し、3者連続三振を収めた。

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山本由伸 強打者相手に快投

22日、アリゾナ州グレンデールでドジャースの山本由伸投手は、実戦形式の投球練習の臨んだ。予定表の対戦相手には大谷翔平選手の名前もあったが、大谷選手は軽めの調整で終え、初対決はお預けとなった。それでも2020年MVPのフレディ・フリーマン選手相手に見逃し三振にとった。山本由伸は、次はオープン戦の登板になるのでそれを意識して投げたと明かしていた。

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グレンデール(アメリカ)フレディ・フリーマン大谷翔平山本由伸
千賀滉大 開幕戦はけが人リストに

22日、フロリダ州ポートセントルーシーでメッツの千賀滉大投手は、右肩後方の筋肉に張りが出て、來月の開幕はけが人リストで迎えることになった。

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