- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニングの挨拶。
ニュースのラインナップを紹介。欧州でXの利用者離れが進む。
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FRBのパウエル議長が、利下げをすぐに行う状況にはないと発表し、政策金利の据え置きを決定した。トランプ大統領がパウエル議長とFRBを批判し「原油価格が下がればただちに金利引下げを要求する」とコメントした。
トランプ大統領が、反ユダヤ主義的な行動をした留学生は入国を認めずに国外追放するという大統領令に署名した。イスラエルによるガザ地区への攻撃に抗議してデモに参加した留学生なども国外追放の対象になる。
トランプ大統領が、グアンタナモ基地に3万人規模の不法移民の収容施設を整備すると発表した。今回は、グアンタナモ基地内にある移民オペレーションセンターが拡張される。
トランプ大統領が、補助金を一時停止するという通知を撤回した。トランプ政権の厚生長官に指名されたロバート・ケネディ・ジュニア氏が、ワクチンに反対する立場ではないと述べた。
ベネズエラ出身の人たちの滞在資格の延長を認めない方針のトランプ大統領。アメリカでは政情不安の国などから逃れてきた人達を対象に一時的に合法的な滞在資格を与えるTPSという制度がある。前のバイデン政権でTPSの対象国は拡大して17カ国となっている。法的な手月なしの入国でも強制送還が猶予されて就労許可が与えられる。前のバイデン政権はこのうちベネズエラの人達に1年半の延長を政権交代直前に認めていたがトランプ大統領は延長を破棄すると発表。トランプ大統領はレイケン・ライリー法に署名。この法律の名前はベネズエラ出身の不法移民の男に殺害された女性の名前から付けられた。レイケン・ライリーさんはジョージア州の看護学生だった。ジョギング中にベネズエラ人の男に殺害された。男はその後逮捕され終身刑を言い渡されている。この事件は大統領の選挙期間中だったこともあり、大きな注目を浴びて共和党側は「事件はバイデン政権の移民政策が原因」との動画を作成。今回、この不法移民の取締を強化する法律、署名式には殺害されたレイケンさんの母親も出席した。世論調査ではアメリカ国民の大半が犯罪歴のある不法移民の強制送還は支持している。AP通信の調査では暴力犯罪で有罪の不法移民の強制送還には82%が賛成と答えている。一方で、暴力犯罪で有罪ではないと不法移民については賛成が37%、反対が44%という結果に。トランプ政権はまずは犯罪歴のある不法移民を中心に取り締まる方針。
イーロン・マスク氏がツイッターで「ドイツを救えるのはドイツのための選択肢だけ」と投稿。これが物議を呼んでいる。マスク氏が支持を表明した右派政党・ドイツのための選択肢。来月の議会選挙を前に衝撃が走った。マスク氏は欧州の主要国の政権を相次いで批判。各国は内政干渉だと猛反発。
フランスではマスク氏とXに様々な声があがっている。自治体などはXの利用を見直し始めている。フォロワーが220万人に上ったパリ市のX。アメリカのトランプ大統領の就任の日に利用を停止すると発表した。今後はSNSのブルースカイや市のウェブサイトなどで情報を発信予定。メディアではルモンドがXへの記事の投稿を停止。イギリスのガーディアンも記事の投稿を停止。ドイツでは60超の大学や研究機関がXの利用を停止。さらにこうしたX離れを加速させる動きも出ている。新たにウェブアプリ、フランス国立科学研究センターの研究者などが開発。このアプリはXのアカウントのデータをほかのSNSに移すことができる。Xのフォロワーを新たなSNS上で探し出し再び関係をつなぐことができるという。フランスの新聞記者ソフィー・ドラビネルさんはXのフォロワーは4万人以上いたが、新たなウェブアプリを利用してXから離れることを決めた。Xやマスク氏への反発。背景には2022年に施行されたデジタルサービス法。Xなどのプラットフォームに違法コンテンツへの対策や未成年者を保護する措置などを義務付けている。一方のマスク氏は連邦議会乱入事件後に永久停止されたトランプ氏のアカウントを言論の自由を理由に復活させた。EUのデジタルサービス法では対策をとるべき違法なコンテンツの具体的な内容までは定めないとしている。EUの元高官は規制には限界があると述べている。
記者の向井麻里氏はSNS・Xを避ける動きについて、これまでもSNSを避ける動きはあったがここ最近本格化した形と紹介。仏 フィガロ紙によると公的機関のXの利用停止は70%もの人が支持しているという。規制は民主主義とは反する者の、民主主義を守るために規制は必要との選択が取られた形となる。一方で専門家のアレクシス・レブリエ氏はX離れは右派にはみられず、右派の意見が残れば両極化で双方は対話できなくなるのではないかと懸念を示している。アメリカではトランプ政権が言論の自由を主張し、IT大手のファクトチェックの動きも減る中で、ヨーロッパとアメリカの分断に繋がる可能性もある。
北京の故宮博物院の建造物や所蔵品をVRなどで体験できる試みが行われた。360度回転させるなどし、正面玄関を体験することも可能だ。入場も無料となっていて現代的でクールな方法を心がけたという。
NASAの探査機は地球と火星を回る小惑星ベンヌからサンプルを採集したが、ここからはアミノ酸やDNAの元となる物質などの有機物も発見されたという。初期の地球に小惑星が衝突し生命の出現に必要な物質をもたらしたという理論を支持するものとなっている。
イギリスではバイキングの火祭りが行われ、クライマックスはバイキングの船に火を投げ込むのが特徴となっている。冬の終わりを祝う伝統のまつりであり世界から見物客が訪れた。
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- イギリスオーストラリア放送協会
南米コロンビアでは1960年代からコロンビア政府軍とFARCという組織による内戦が2016年に和平合意が結ばれるまで続いてきたが、死者は45万人以上であり、行方不明者も12万人を超えるとみられている。政府はUBPDという公的機関を設立して行方不明者の捜索を国をあげて行い全ての失踪者を家族の元へ戻す取り組みを進めている。失踪場所の調査・遺骨の鑑定から身元を特定していくものとなっている。政府軍に殺害されたゲリラが埋葬された無縁墓地でも検察と合同で遺骨の発掘調査を行っていて、ゲリラ側からもこの活動に参加する人の姿も見られた。これに参加した女性は数ヶ月前に検察から夫はFARCに強制的に入隊させられ政府軍との戦闘で死亡していたと知らされたことを明かしていて、遺骨を鑑定すると遺体はほぼ夫のものだと判明していた。女性は涙を流したが「悲しいですが事実を知ることは大きな安らぎを与えてくれます」と振り返った。これまでにUBPDは約2000人の身元を特定してきたものの、これは失踪者のわずかにすぎない。それでもUBPD代表のルスジャネット・フォレロ氏は「被害者と加害者が一同に会することもあります 愛する人を創作する道筋を共に築いているのです」と話している。
現地取材したジャーナリスト・工藤律子に話を聞く。世界のどこにおいても本当の新の平和を実現するにはUBPDの活動のように全ての人が立場を越えて一つの目標に向かって共同するということは大切だと感じた。不安を取り除いて本当の和解を実現するにはUBPDのような活動が重要になってくるだろう。
旧正月を迎え、華やかさを増す香港の街角で、一際賑わうお店。客の目当ては蛇のスープ。中国では2000年前から食べられていたという。中でも蛇スープは冬の伝統料理として香港で親しまれてきた。創業60年の店を切り盛りする周嘉玲さん。創業者の父親の下で、子供の頃から蛇の扱い方を学んだ。スープには5種類の蛇を使う。肉は高タンパクでヘルシーな上、様々な効能があるという。しいたけ・きくらげ・しょうがなども加え、とろみをつけて完成。多い日には1日700杯売れるという。しかし、今に至るまでには多くの困難があった。30代の時に父親が突然他界。蛇の仕入れ方も分からないまま店を継ぐことに。2003年に新型肺炎「SARS」が流行した際には”蛇が感染源”という噂が広がり、客足が激減。さらに近年は若い世代を中心に蛇を食べる習慣が薄れ、蛇スープの店は全盛期の5分の1程になったと言われている。危機感を抱いた周さんは様々な蛇料理を考案している。さらに家庭でも食べられるよう蛇スープのレトルト食品も開発。香港伝統の食文化を守る挑戦が続いている。
ウクライナ公共放送の幹部などが来日し、埼玉県川口市にあるNHKの施設で映像を保管する方法について研修を受けた。ウクライナ公共放送は、ウクライナの歴史や文化を記録したフィルム3万点以上を保有している。
エンディングの挨拶。
「大河ドラマ べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の番組宣伝。
NHKスペシャルの番組宣伝。