- 出演者
- 片山智彦 八田知大 糸井羊司 古賀さくら 利根川真也 伊藤海彦 太田雅志 小嶋章史 伊藤雅之 牛田茉友 金澤志江 林田理沙 中山果奈 副島萌生 江原啓一郎
障害があって投票に行けなかった人、行づらかった人へのサポートが広がっている。生な試験富士河口湖町に住む中度の知的障害がある中村さん。家族は投票へ付き添うことにためらっていた。富士河口湖町は、今回投票所に投票所の担当者へ指差しで意思表示ができる「コミュニケーションボード」を初導入した。中村さんは自ら記入した一票を投じ、「また来てみたい」と話した。大阪府泉大津市は、視覚に障がいがある人を補助するために、記入場所を手触りで分かるツールを導入した。泉大津市選挙管理委員会事務局の小門弘展さんは「投票環境の整備につなげられたら」と話した。
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- 富士河口湖町(山梨)泉大津(大阪)
みんなの選挙プロジェクトを立ち上げた視覚障がいがある中取材を続けている、杉田淳デスクは「障がいや病気によって投票自体にためらいを感じる人は少なくない。誰もが投票しやすい環境を考えることは、誰もが暮らしやすい社会について考えるバリアフリーな社会につながることを期待したい」と話した。
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- 泉大津市(大阪)
今回の選挙についてネット上の関心を読み解く。「政治とカネ」が争点のひとつだった。裏金や政党交付金といった言葉が選挙期間中に検索された状況を紹介。終盤になると2000万円という数字の伸びが目立つ。自民党の非公認候補が代表をつとめる政党支部に、政党交付金が支給されていたことが関心を集めた。検索した人の年代は60代以上の人が半数にのぼる。
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自民党開票センターから中継。石破総理大臣が開票センターに入り当選者に花をつけていった。石破氏は公示日以降接戦となっている選挙区に遊説を重ね、公明党も含めて70人以上の候補の応援を行ったが、議席の減少幅によっては求心力に影響がでる可能性がある。自民党の予想獲得議席は153議席から219議席で単独で過半数に届かないことが確実な状況。
今回の選挙についてネット上の関心を読み解く。選挙期間中に検索された、各党公約キーワードの年代をみると、政治とカネに関する話題は60代以上が半数にのぼった。一方、最低賃金や夫婦別姓については20代から50代が大半を占めていて年代による関心の違いがみられた。党首が全国の応援に入った状況(党公式HPの告知を集計)をみると、不記載候補の選挙区に石破氏は11カ所、野田氏は11カ所に入った。街頭演説の文字数を分野別にみると石破氏は経済対策、防災や復興が中心だった。政治とカネについて言及したのは第一声で1割未満、最終日東京7区では一言も触れなかった。野田氏は第一声の9割以上が政治とカネについての訴えだった。
当選確実となった候補者の声が届いている。立憲民主党の枝野幸男氏は「選挙が始まって以降、だんだんと応援の声が高まったことをこんなに実感を持った選挙はなかった」、泉健太氏は「今の自民党のへの怒りや疑問が大きく私のところへ届いた」、自民党の小林鷹之氏は「自民党への強烈な逆風が吹く中での選挙。党の幹部には感じていただきたい」、維新の馬場伸幸氏は「身を切る改革をやって大阪から全国へ広げて最終的に日本大改革につなげていく」、国民の日野紗里亜氏「子供たちにとって夢いっぱいの社会を一緒に築いてください」、保守党の河村たかし氏は「日本保守党がいよいよ自民党にとってかわる勢力にかわるよう重要な使命をもった」とコメントした。
注目の選挙区の最新の開票状況。北海道8区は開票率12パーセントで立民の逢坂さん、自民の向山さんが1万1000票代。北海道11区は開票率23パーセントで立民の石川さん、自民の中川さんは3回連続の対決。制したのは石川さん。岩手3区は開票率2パーセント。立民の小沢さんは小選挙区で当選確実。自民の藤原さんは議席を失う。宮城3区は開票率10パーセント。立民の柳沢さんが当選確実。福島3区は開票率14パーセント。立民の小熊さんが当選確実。不記載で今回無所属の上杉さんは議席を失う。栃木4区は開票率3パーセント。立民の藤岡さんと自民の佐藤元総務大臣の対決で買ったのは藤岡さんだった。新潟2区は開票率2パーセント。立民の菊田さんが当選確実。不記載の問題で無所属で立候補した細田さんは議席を失う。新潟4区は現在自民の鷲尾さんを票数を下回っているが立民の米山さんが当選確実。石川3区は立民の近藤さんが当選確実。各党の議席数は自民党が112議席、立憲民主党が92議席、日本維新の会が19議席、公明党14議席、共産党5議席、国民民主18議席、れいわ新撰組6議席、社民党1議席、参政党0議席、日本保守党1議席などとなっている。
関東地方の開票状況についてお伝えする。関東97の小選挙区のうち40を超える議席が決まった。茨城は2区自民の額賀元衆議院議長、5区は国民の浅野哲が当選確実。栃木4区は立民の藤岡さん、自民の佐藤勉元総務大臣は小選挙区で及ばなかった。群馬4区は自民の福田幹事長代行が当選確実。埼玉5区は立民の枝野元代表、11区は自民の小泉元法務大臣。千葉2区は自民の元経済安全保障庁担当大臣の小林鷹之、14区の立民の野田代表が当選確実。東京7区は立民松尾さん、11区は立民阿久津さんが当選確実。自民丸川さんと下村元文部科学大臣は議席を獲得できないことが確実。神奈川3区は立民太さんが当選確実。
今回大きな争点となったのは、自民党の政治とカネの問題。1都6県では収支報告書に記載していなかった12人が立候補している。東京24区で自民党の公認を得られず無所属で立候補した萩生田さん、立憲民主党の元参議院議員の有田芳生が競り合っている。支持政党別の投票状況を示したグラフによると、萩生田さんは自民支持層の70パーセント代半ば、公明支持層のおよそ70パーセントなどから支持を得た。有田さんは立民支持層の90パーセント、無党派層のおよそ50パーセントから支持を得た。投票にあたり政治とカネの問題に考慮したかどうか考慮した人の中の50パーセントが有田さん、30パーセントが萩生田さんに投票。考慮しなかったと答えた人の60パーセントが萩生田さんに投票した。期日前投票の状況によると、前半は萩生田さんが上回ったが終盤にかけて有田さんと競り合う展開になっていった。東京11区は自民党の党員資格停止の処分を受けた下村元文部科学大臣の落選が確実になった。立民の元総務大臣補佐官、阿久津さんが当選確実になっている。下村博文氏は「わたくしの不徳と致すところ」と詫びた。東京1区は自民山田さんは選挙区のみの立候補、立民海江田さんがやや優勢。東京7区は自民丸川さんが立民松尾さんに敗れ落選が確実。東京17区は、自民から公認を得られなかった平沢元復興大臣がやや優勢。東京21区は、立民大河原さんが、自民から公認を得られなかった小田原元外務副大臣よりやや優勢。神奈川16区は、立民の前議員後藤さんが当選確実。自民義家さんは選挙区のみの立候補で落選確実。埼玉6区は立民大島さんが当選確実。中根さんは無所属で立候補のため落選確実。埼玉8区は自民、柴山元文部科学大臣が選挙区のみの立候補。立民の市来さんが競り合っている。埼玉9区は、自民大塚さんが選挙区のみの立候補。立民の新人杉村さんと競り合っている。埼玉13区は前議員の三ツ林さんは自民から非公認。国民の新人橋本さんがやや優勢。千葉3区の自民松野元官房長官は選挙区のみの立候補。立民岡島さんと競り合っている。
衆院選で自民公明両党は目標としていた233議席を獲得するのは微妙な情勢となっており、自民党は単独で過半数に届かないことが確実な状況。一方、野党側は立憲民主党が選挙前から大幅な議席を増やすのが確実。自民公明両党はこれまでに127議席を獲得。自民党単独の獲得議席は113。野党側の立憲民主党は93議席を獲得。
各党本部から中継で現在の開票状況を伝えた。石破総理大臣は開票センターに入った。森山幹事長はNHKの開票速報番組で「大変厳しい批判があることは強く認識している」と述べた。一方、自民公明両党で過半数議席が獲得できなかった場合の対応について、「その判断をするときではなく、色んな事を考えたい」と述べるにとどまった。また党が非公認とした候補者が代表を務める政党支部に2000万円が支給されたとの問題について党幹部からは「国民の理解を得られなかった」という声が出るなど逆風に拍車をかけたという受け止めも出ている。立憲民主党の開票センターでは野田代表が各社の取材に応じている。今回の選挙で自民公明両党の過半数割れを目標に戦った立憲民主党は一定の手応えを感じているとしていて、開票結果も踏まえ他の野党などとの連携のありかたを模索していく考え。野田代表は「あらゆる可能性を排除するものではない。政権交代が今回の選挙を戦う眼目であり、それに従った形で色んな事を考えていく」と述べた。
注目される収支報告書に不記載があった議員ら46人の当落を伝えた。公認されたものの比例代表の重複に認められなかった議員は34人。非公認となった10人はこれまでに4人が当選・当選確実、13人は議席を得られることができないことが確実となっている。
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中継で石川3区で当選確実となった立憲民主党・近藤和也が喜びを語った。能登半島などで被災した地域の補正予算案の審議について支援の薄い方々の住居の確保が大変重要になってくる。地元で商売をしている方でも補助の対象外など手続きの面でもハードルが高いので、この制度をさらに使いやすいものに動かしていきたい。さらに、年金で暮らしている方々もいらっしゃるので、家賃を半分にしていく対応を確約してほしいと述べた。
大分2区の政治とカネの問題を巡り、立憲民主党の前議員、無所属の新人が激しく争った。当選13回のベテラン、自民党・衛藤征士郎氏。今回も比例代表との重複立候補はしていない。現在の開票率は66%。1番手は吉川元氏。2番手は広瀬建氏。3番手は衛藤征士郎氏となっている。
大分2区について解説。1番手の吉川元氏のリードの理由は臼杵市での強さ。2番手の広瀬建氏は竹田市でリードしている。注目は佐伯市。現在の開票率は61%で3人とも並んでいる。最大の注目点は日田市。現在の開票率は9%でこちらも並んでいるが、広瀬氏が60%ほどの票を獲得すると今後の展開が見えてくると分析。
最新の開票状況を伝えた。愛知7区は日野紗里亜が当選確実。自民の鈴木弘一は議席獲得ならず。愛知8区は伊藤忠彦が得票トップ。伴野豊は16000票台。和歌山2区は世耕弘成が当選確実。自民の二階伸康は小選挙区では及ばなかった。島根1区は亀井亜紀子、高階恵美子が2万票前半で争っている。広島4区は寺田稔が27000票台。空本誠喜が23000票台。山口2区は岸信千世、平岡秀夫が15000票台で争っている。徳島2区は山口俊一が得票トップ。2番手は飯泉嘉門。香川1区は小川淳也が当選確実。福岡11区は武田良太が16000票台。
衆院選の過去6回の結果と現在の獲得議席を伝えた。2005年では自民党が圧勝したが、2009年では旧民主党が308議席を獲得し政権交代した。2012年では自民党が政権を奪還。今回の自民党の獲得議席は114。立憲民主党は94となっている。小嶋氏は自民党は政治とカネを巡る問題でかなり厳しい批判を受けた。2000万円の支給問題については厳しさに追い打ちをかけたと話す自民党の候補者もいる。ベテランが落選するなど厳しい状況になっていると説明。
中継で立憲民主党・野田代表に話を聞いた。現在の獲得議席94議席については、開票結果が出るまではなんとも言えないが、前回よりは躍進している。願わくば自公の過半数割れまで追い込みたい。政治とカネの問題については、公示の日から最終日まで首尾一貫としてこのテーマを訴え続けてきた。間違いなく手応えが強まっていると述べた。1本化していたらもっと躍進していたのではないかとの質問については、なるべく与党と一騎打ちの構図に持ち込むのが理想だったが、そういう時間をなくすために早めの解散をしてきたのではないか。収支報告書に不記載になった議員への追求については、新しい事実が次々と出てきているので政倫審では出席要求をし、弁明がおかしい人に対しては証人喚問を求める。政治資金パーティー、企業・団体献金禁止については、パーティーについては各党自粛するという形にしている。法案については各野党と揃い踏みしなければいけないので、調整をして野党共同提案にしていきたい。能登復興については政権をお預かりしたら1カ月で必ず成立させたい。来年の参院選で野党1本化を目指すのかについては、今回の選挙総括をしながら議論を始めて、その先には参院選の戦い方も展望に入れながらの誠意ある対応が続くと述べた。
小嶋氏が野田代表の発言のポイントを解説。政治とカネの問題については引き続き追求をしていくという姿勢を示していた。自民党に対して党としての調査を求めるということを言っていた。さらに政倫審で説明してない議員については説明を求めていくという考えを示していた。能登復興については仮に自民党が審議をしていくとなった場合でもスピード成立について協力をしていきたいという考えを示したと説明。
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