2024年7月26日放送 18:10 - 19:00 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
船木正人 押尾駿吾 宮崎あずさ 黒田菜月 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と挨拶。

(ニュース)
「命」めぐる2人の母親の思い「津久井やまゆり園」殺傷事件

8年前におきた相模原市の津久井やまゆり園でおきた殺傷事件で19歳の娘を亡くした母親が、1通の手紙から始まった別の母親との交流に支えられてきた。命を巡る2人の母親の思いを取材した。事件では当初、犠牲者全員が匿名とされたが母親は3年半後の裁判でも甲A、乙Bなどと匿名で審理されると知り、女性は娘の名前を公表した。すると名前を明かして3か月後、弁護士宛てに1通の手紙が届く。障害のある子を1人で育てる鳥取県内の母親からだった。手紙を送った女性は鳥取県米子市で障害者支援に取り組むNPO法人の代表を務めている。自身も知的障害のある息子と2人で暮らす中、被害者が匿名となる現状に歯がゆさを感じていた。そこから始まった2人の交流。4年余りにわたって手紙や電話、実際に会って話す中で気持ちの変化が生じた。それまで差別や偏見が根強い社会に苦しんできただけに自分が息子の介助をできなくなったら一緒に死んだほうがいいとさえ考えていた。しかし被害者の母親から届いた手紙には「私が娘にできること、障害のある方が少しでも生活しやすい、生きやすい社会になるように何かできることをしていきたい」と記されていた。娘を亡くした今も模索を続ける姿に、自分も諦めずに息子たちが生きやすい社会に変えていきたいと考えるようになった。今、女性は障害のある人とない人の交流の場を増やそうと取り組んでいるほか新たに障害のある人やその家族の思いを伝える情報誌も発行。被害者の母親にも寄稿してもらいそのことばを届けている。1通の手紙から始まった交流。被害者の母親もまたその存在に励まされながら命の大切さを伝えていきたいと考えている。

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津久井やまゆり園米子(鳥取)
”温泉を楽しみたい” オストメイトの湯あみ着 開発

人工肛門や人工ぼうこうをつけたオストメイトの人に人目を気にすることなく温泉などを利用してもらおうと当事者や支援者で作るグループが企業と協力して湯あみ着を開発した。杉並区の銭湯できょうお披露目された入浴用の衣服、湯あみ着はオストメイトの人たちが人目を気にせず入浴できるよう開発された。体につけた排せつ物をためるパウチと呼ばれる袋状の装具を隠せるデザインになっている。湯あみ着は胸元から下をカバーしたり腰に巻いたりするなど4種類の着方ができ軽量で速乾性に優れている。この湯あみ着、オストメイトの人たちのアイデアが取り入れられている。オストメイトの小学3年生の女の子とその母親から、安心して入浴できるようすそをとめられないか意見を出した。当事者の意見を取り入れて3年がかりで完成した湯あみ着。きょうはオストメイトの人などに体験してもらった。開発したグループでは今後、全国各地の温泉施設などに置いて貸し出ししてもらえるよう働きかけていくことにしている。

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杉並区(東京)
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報が伝えられた。

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大雨警報環境省
(ニュース)
”首都圏に大量火山灰”想定で ガイドライン取りまとめへ 富士山などで”大規模噴火が発生”

富士山で大規模な噴火が発生して大量の火山灰が噴き出した場合、市民の生活や経済活動に大きな影響が出るおそれが指摘されている。初回のきょうは富士山などで大規模噴火が起きた際の住民の安全確保などをテーマに意見が交わされ国の担当者から火山灰が30センチ以上積もると想定される地域では倒壊のおそれがあるため木造家屋の住民は避難する案や即座に命の危険がない数センチ程度の地域では地域内での生活を継続するといった案が示された。委員からは備蓄の在り方も周知していく必要があるとする意見や人口が多い首都圏で一律に避難となると社会的な混乱につながるのではないかといった意見が出された。検討会では今後、議論を続け年内をめどに対策のガイドラインとして取りまとめる方針を確認した。

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富士山東京大学藤井敏嗣
広がる給食無償化 自治体は負担増も 東京都内

東京都内の公立の小中学校では都の補助を受けて学校給食費を無償化する自治体が増えているが財源の一部を負担しなければならないことから財政を圧迫しているなどとして国の支援を求める声も上がっている。都内の公立小中学校の学校給食費を巡っては物価高騰などを背景に去年4月以降、23区すべてで無償化された一方、多摩地域では進んでいなかった。こうした中、東京都はことし4月から給食費を支援する自治体に対しその半額を補助する事業を始めた。赤色で示したのが無償化を実施したか、今後、無償化する自治体で8割を超えている。多摩市はことし3月、補正予算を急きょ組んで4月から給食費を無償化した。しかし物価高騰が追い打ちとなって財政負担が重くのしかかっている。都からの補助を受けてもおよそ2億5000万円の負担が新たに発生。このため来年度以降も無償化を続けられるかは分からないとしている。一方、無償化を見送った自治体の担当者はことしだけならなんとかなるかもしれないが継続して行うと財政破綻するおそれもあるほど負担が大きいと話していた。格差が生じていることへの憤りは近隣の県からも上がっていて東京都は国に全国一律で給食費を無償化するよう求めている。

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多摩市多摩(東京)
ゲリラ豪雨で地下が浸水 想定した避難訓練 東京 港区

各地で突然の豪雨が頻発する中、夏休みの親子を対象にゲリラ豪雨で地下街に水が流れ込んだことなどを想定した避難訓練が港区で行われた。訓練は新橋駅周辺の地下街で行われ夏休み中の小学生と保護者ら24人が参加した。初めに都の職員が大雨が降ると大量の水が地下に一気に流れ込むなどして大変危険な状態になることなどを説明。そのあと子どもたちはタブレットを使って地下街が浸水するとどうなるかや階段を水が流れ落ちる様子などを疑似体験した。また実際に地下に浸水した際に建物の中で高い場所に避難する垂直避難を体験。子どもたちは落ち着いた様子で安全な2階にあるゆりかもめの駅まで階段を歩いて避難した。

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港区(東京)
世田谷区 住民税の減収 100億円超の見通し ”ふるさと納税 制度の見直しを”

東京世田谷区はほかの自治体へのふるさと納税の寄付による今年度の住民税の減収が23区で初めて100億円を超える見通しとなった。人口が92万人余りと東京23区で最も多い世田谷区は住民がふるさと納税を利用してほかの自治体に寄付することによる住民税の今年度の減収の見通しがおよそ110億6900万円となった。減収額は1年でおよそ11億7700万円増えて23区で初めて100億円を超えた。また区がふるさと納税の利用者の傾向を調べたところ所得が高くなるほど寄付金額が大きくなっていてこのうち所得が4000万円を超える人でふるさと納税を利用した人は3891人で寄付額は1人当たりおよそ174万円となっているという。世田谷区ではほかの区などとも連携しながら国に対し引き続き制度の見直しを求めていくとしている。

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世田谷区保坂展人
オシたび
花街の夏 ”神楽坂まつり” 江戸の風物詩「ほおずき市」東京 新宿区

東京都新宿区の神楽坂まつりが行われている会場から中継。神楽坂まつり全体で言うと4日間の日程がある。きょうとあすが阿波踊り大会、きのうとおとといがほおずき市が行われた。江戸時代から続く浅草のほおずき市にあやかったもので家内安全、商売繁盛などを願う縁起物とされている。神楽坂の通り沿いには地元の飲食店などによる屋台も並んだ。ことしはお祭りが50回目ということで50の店が集まって祭りを盛り上げていた。

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ほおずき新宿区(東京)神楽坂まつり
花街の夏 ”神楽坂まつり” このあと「阿波踊り大会」中継 東京 新宿区

このあと7時から20以上のグループが参加した阿波踊りの披露が行われる。地元神楽坂では最も古くから活動しているという神楽坂かぐら連のメンバーによると、男踊りと女踊り、子ども踊りという3つの踊りがあってそれぞれに楽しめるような形になっている。このあと2時間にわたって踊りの披露の時間があるということで、会場でも給水のチームを作ったり暑さ対策をされているが、来場する際は水分をしっかりととって見るよう呼びかけた。

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新宿区(東京)
(ニュース)
警視庁 人材確保へ 実践的な訓練 公開

警察官の採用試験の受験者が減少傾向にある中、警視庁は警察官の仕事に興味を持ってもらい人材確保につなげようと就職活動を控えた学生などに実践的な訓練を公開するイベントを開いた。イベントでは被災地での救助活動を想定し建物の4階に取り残された人を担架に乗せて地上に降ろす訓練を披露した。交通部の白バイ隊の訓練も公開し、重さ300キロ余りの白バイに触れてもらう体験も行われた。警視庁によると警察官の採用試験の受験者は年々減る傾向にあり昨年度はおよそ9700人と10年前の6割ほどに落ち込んでいるという。

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府中市(東京)警視庁警視庁警察学校
岐路に立つ東京の被爆者 記憶や経験 どう継承 被爆79年

広島と長崎に原爆が投下されてまもなく79年。核兵器の恐ろしさや平和の尊さは被爆地だけではなく首都圏でも被爆者によって語り継がれてきた。かつて東京に1万人いたという被爆者は今は3500人ほどと3分の1にまで減っている。東京で生まれ育つ若い世代にどう記憶や経験を伝え続けていくのか。世田谷区に住む杉野信子は1歳のときに広島で被爆した。杉並区で開かれた原爆についての学習会で、杉野は戦後に母親から聞いた自身や家族のことを語った。結婚後、東京で暮らしてきた杉野は30年ほど前から世田谷区の被爆者団体の活動に参加してきた。区内にはかつて800人以上の被爆者がいたが高齢で亡くなるなどして減少。4年前に団体は活動を休止した。東京の被爆者団体を取りまとめる東友会によると、世田谷区のように活動を休止する動きは近年、相次いでいる。48地区にあった団体も今、活動中なのは20にまで減った。学習会に参加した被爆者は4人。杉並区の被爆者団体の声かけで別の区からも集まり開催にこぎ着けた。聞いていたのは来月、広島の平和記念式典に派遣される杉並区内の中学生。杉野たちは疑問に丁寧に答えながら原爆の悲惨さを伝えることで若い世代に思いを託していた。都内ではなんとか活動を維持している団体でも被爆者の子どもである被爆2世が支えるケースもあり被爆者の証言を録画して保存する取り組みを進める動きも続いている。

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世田谷区(東京)文京区(東京)杉並区(東京)
船で18か国めぐり 被爆体験伝える

3か月余りかけて世界各地18か国を船で巡り核兵器の廃絶などを訴えた被爆者やウクライナからの避難者たちがきょう日本に戻り活動の成果を報告した。

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大黒埠頭小川忠義横浜港
おでかけしゅと犬くん
目指せ2連覇 体操男子 橋本大輝選手

千葉・成田から中継。成田は体操の橋本大輝選手の出身地。橋本とゆかりのある成田市立下総みどり学園の大徳正博校長は「本校は橋本選手の出身地域にある。橋本選手が昨年、成田市に表敬訪問された際に本校からも生徒が同席させていただいたり応援メッセージのパネルを贈呈させていただいた。その際に橋本選手からはこちらの色紙のほうを頂いた。座右の銘である努力に勝る天才なし、このことばが書かれている。本校の子どもたちにとって大変刺激になっている。」とコメントした。学校の生徒達が橋本選手へエールを送った。体操男子団体決勝は、NHK総合で7月30日火曜日放送。

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成田市立下総みどり学園成田(千葉)橋本大輝
(気象情報)
気象情報

全国の気象情報が伝えられた。

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大雨警報環境省
(エンディング)
エンディング

エンディング映像。

ニュースラインナップ

きょう伝えられたニュースラインナップを紹介。

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