- 出演者
- 島本真衣 大下容子 佐々木亮太 久保田直子 吉永みち子 林美沙希 末延吉正 林美桜 水越祐一 仁科健吾
オープニング映像と挨拶。
ウクライナ人芸術家のユリヤ・ボンダレンコさんは、地元がロシア軍の砲撃に遭い、ドイツ経由で去年6月に1人で日本に避難してきたという。来日後は京都に住みながら、芸術を通じてウクライナの現状を伝える活動をしている。そんなボンダレンコさんに被爆地・広島における被爆者の体験を紙芝居にするプロジェクトで、作画を依頼されたという。当初は原爆の資料を探している最中に、戦火の祖国の画像を見つけて心が折れそうになったというが、被爆者の小倉桂子さんの話を聞いて、作画を決意したという。こうして完成した「ケイちゃんの消えない雲」は、現在協賛する保育園運営会社のホームページで無料公開されているという。また紙芝居は核保有国の言語にも翻訳され、公開予定だという。
今月11日、2026年の核拡散防止条約再検討会議に向けた第1回準備委員会が閉幕した。2015年と2022年の会議では最終文書の採択が出来なかったため、2026年はなんとしても最終文書の採択が求められている。ただ共同通信によると、インドが準備委員会での名指しでの懸念に反発し、これにロシアと中国が同調。核保有国同士で対立が起き、議長総括を公式文書として残せなかったという。このことから2026年の会議での最終文書の採択は厳しいとみられている。また2021年に発効された核兵器禁止条約については、核保有国や日本は参加していない。今月8日に岸田総理は被爆者団体から条約の批准などを求められたが、「厳しい現実を変えるには核保有国が行動しないと変わらない」などと述べて参加については明言しなかった。吉永氏は日本が核兵器禁止条約に参加していないのは意味がわからないとし、かつてあがった核兵器を先制攻撃に使用しない制度づくりにも反対しないでほしいなどと述べた。末延氏は岸田総理がリーダーシップを取り、アメリカが中国に対して核兵器を使用しないよう働きかけを行ってもらうなどするべきだなどと述べた。
終戦の日を迎えている。岸田総理大臣は靖国参拝を見送り、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に献花するとともに代理を通じて自民党総裁として靖国神社に玉串料を奉納している。閣僚としては高市経済安保担当大臣、自民党の萩生田政調会長も参拝している。また、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会の超党派の67人も参拝している。
内閣府は4~6月期の実質GDPを発表し、前の3カ月から1.5%プラスとなり三四半期連続のプラスとなるとともに年率6%増としている。自動車の生産や輸出、インバウンド需要でサービス消費が好調だったことがあるという。また、白物家電や食料品は物価高の影響で前期比-0.5%となっている。また、専門家は賃金以上に物価が上昇しているので豊かになっている実感が湧きづらいと指摘している。今後も緩やかに景気は回復することが予想される。
外国人観光客が話した外国語が日本語に、駅員が話した日本語が外国語に翻訳されて表示される壁。西武鉄道が先月から、西武新宿駅の窓口に試験的に導入している同時翻訳ディスプレーで、12カ国語に対応している。窓口に設置されているタブレットで、言語を選べば、翻訳が始まる。西武鉄道では、来月末まで、システムを運用し、効果を検証したうえで、秋からの本格的な導入を目指している。翻訳のタイムラグは、1~2秒だという。
来週金曜日に開幕するバスケW杯。日本代表の渡邊雄太は今季、3ポイントの成功率44.4%をマークしている。渡邊は、同学年のエンゼルス・大谷翔平に刺激を受けていると言い、別競技だが、日本人でも十分、世界最高峰のリーグで活躍できるということを証明していってくれていて、ありがたい存在だなどと話した。渡邊は、これまで、主要国際大会8試合に出場するも、全敗を喫している。今大会には、パリ五輪への出場権がかかっている。渡邊は、ワールドカップで勝って、パリ五輪行きを決めないといけないなどと話した。
日本武道館では全国戦没者追悼式が行われている。台風7号の影響で愛知・広島・京都など10府県の遺族代表が参列を取りやめる形となり、感染対策も重なったことで今年は約1400人の参列となった。最年長は104歳の竹内笑子さん・最年少は7歳の男の子と4割が戦後生まれの遺族となっている。正午からは黙祷が行われ天皇陛下がお言葉を述べられる。
東京・東大和市の旧日立航空機立川工場は3度の空襲を受けて111人が死亡する被害を受けていた。残された弾痕の残る変電所は1980年代には取り壊す計画が持ち上がったが、地域住民が保存を要望したことで今に至る。東大和市は1995年にはこの変電所を文化財に指定し、2021年からは全面公開も行っている。保存のためのふるさと納税も約1400万円集まっているという。
高市経済安保担当大臣は靖国神社を参拝している。これに対し岸田総理大臣は靖国参拝を見送り、千鳥ヶ淵の戦没者墓苑に献花するとともに代理を通じて自民党総裁として靖国神社に私費で玉串料を奉納している。また、自民党の萩生田政調会長や、みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会の超党派の67人も参拝している。
内閣府は4~6月期の実質GDPを発表し、前の3カ月から1.5%プラスとなり三四半期連続のプラスとなるとともに年率6%増としている。自動車の生産や輸出、インバウンド需要でサービス消費が好調だったことがあるという。また、白物家電や食料品は物価高の影響で前期比-0.5%となっている。また、専門家は賃金以上に物価が上昇しているので豊かになっている実感が湧きづらいと指摘している。今後も緩やかに景気は回復することが予想される。
藤井聡太七冠と佐々木大地七段による王位戦七番勝負は藤井七冠の3連勝となっている。王手のかかる第4局は佐賀・嬉野市の和多屋別荘が舞台で、佐々木七段の先手で始まっている。勝敗は明日決まる見込み。
78回目の終戦の日のきょう、全国戦没者追悼式が日本武道館で行われている。天皇陛下は、人々のたゆみない努力により、今日の我が国の平和と繁栄が築き上げられてきたが、苦難に満ちた国民の歩みを思うと、感慨深いものがあるなどと述べられた。戦争体験者たちの記憶をいかに受け継いでいくかが大きな課題となっている。
家政夫のミタゾノの番組宣伝。
1945年3月10日。夜間に、東京の市街地にB29爆撃機の大群が低高度から1665トンの焼夷弾を投下した。約10万人が死亡した。この東京大空襲を経験した藤間さんは、当時6歳だった。自宅を焼夷弾が直撃した。裸足のまま飛び出し、火の中を逃げたという。母親らとともに、避難場所に決めていた明治座に向かうも、辿り着けなかった。明治座は、すでに外側を残して焼失し、中に逃げ込んだ多くの人が亡くなった。半地下の倉庫に逃げ込んだが、中の温度は耐えられないくらい上昇したという。その後、周囲が沈下し、助かったという。自らの体験を語るようになったのは、10年ほど前からで、関心を持って話を聴いてくれる子どもたちを見て、やりがいを見出したという。藤間さんは、自身で体験を語り継ぐのは、体との相談で、ことしが最後と思っていると言い、若い人が自身の体験を受け継いでくれることが重要であるなどと話した。
戦争体験者から直接話を聞くことのできる機会も少なくなってしまっている。2012年には戦前・戦中生まれの人口は約2718万人だったが、去年の時点で約1620万人となっている。1995年頃から東京都は戦争の実態を伝えるために戦争体験者330人の証言をビデオに収録し、建設予定だった東京都平和祈念館で公開される予定だったが、日本の戦争加害に関する展示内容や歴史認識をめぐり紛糾が起きたことで1999年に計画が凍結となった。今後は同意を得られた116人のビデオが都が開く空襲資料展で公開となる。末延さんは東京大空襲は無差別での爆撃でありジェノサイドだったとした上で、継いでいくことは責任であり加害者としての側面も見つめなければならないとしている。
戦争体験者が少なくなる中、民間によって運営されている東京大空襲・戦災資料センターでは中学生や大学生が戦争の恐ろしさを朗読している。参加した学生からは実際に起きた出来事であるっていうことを呼んでいる中で絶対に忘れちゃいけないと思ったとの話や、戦争というものによって未来が潰されたので生きていられることは奇跡といった声が聞かれた。約3年前から継承は行われているが、学生からはまずは知ることが大切であり共有の和を広げていきたいと話していた。学生に対して太平洋戦争の知識を問うアンケートが2015年には問われたが、終戦の日の日時を問う問題で正解の8月15日を答えたの84%、東京大空襲で落とされた爆弾の種類を問う問題は正解の焼夷弾を答えたのは61%で不正解の核爆弾が24%などとなっていた。特攻については88%が知っている・12%が知らないと答え、沖縄で地上戦があったことについては91%が知っている・9%が知らないと回答した。末延さんは戦後の体制をめぐっては考え方が違うのが現実であり、戦争への立場を巡って分断が起きてしまっているのが現状であり相手の立場を理解した上で議論を進めて欲しいと言及した。
原爆投下の瞬間を地元・庄原市の小学校で目撃したという亀井氏は、当時の光景を「忘れることはできない」などとし、「戦争はいかんね」などと述べた。姉の出井知恵子さんは広島市内に入ったことで被爆し、1986年に白血病で亡くなっているという。政治家を志した亀井氏は、戦争ほど残虐なことはないという姿勢を貫いてきた。2015年に安保法制の改正が進められた際には強い反対姿勢を示した。亀井氏はウクライナ侵攻について、「核兵器使用のギリギリのところまで来ていることを自覚しないといけない」とした上で、岸田総理大臣に対し「なぜプーチン大統領に直談判して戦争を辞めろと言わないのか」などと注文をつけた。