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ロケット打ち上げ成功に盛り上がっているが、一方で宇宙服不足が課題となっている。NASAによると、宇宙飛行士が船外活動で使用する宇宙服は40年以上に作られたものが今も使い続けられており、すでに設計寿命の15年を大幅に超えているという。そのためアメリカの宇宙関係ニュースサイト「Space.com」によると、6月には宇宙服の不具合が見つかりISSでの船外活動が来年まで中止になるなど問題となっている。ただ、JAXAによると宇宙服は1着約15億円かかるそうで、簡単に作るわけにもいかない。次世代宇宙服の開発ば急がれる中NASAは先月16日、月面着陸プロジェクト「アルテミス計画」で使用する宇宙服を公開した。その宇宙服はイタリアのファッションブランド「プラダ」が共同開発したもの。プラダによると、関わったのはデザインだけではなく、これまでの宇宙服に比べ機動性・機能性を向上させるためプラダの生地生産や縫製技術が役立ったという。宇宙事業にファッションブランドが協力することは珍しくはなく、2020年に野口聡一さんがISSに長期滞在した際には船内服を日本のファッションブランド「ビームス」が、2021年の星出彰彦さんの際には「ゴールドウィン」がJAXAと共同開発している。JAXAによると、宇宙滞在中は洗濯ができないため、下着は3日で1枚、ポロシャツは15日で1枚と決められた枚数の服を着続けることとなる。そのため船内服には吸水速乾・抗菌消臭などの機能性が求められるそうで、ここで開発された技術が現在使用する衣服にも応用されるようになる。吉永さんは「15億はビックリするけど、巨額の宇宙開発費と比べたら、宇宙飛行士の命を守る大事なものなのでそういう物で比較するとそこまでたまげなくてもいいのかなって。当然それくらいかかるのかも知れないと思う。でも40年も着てるって質素すぎない?もっとちゃんとしてあげないと」などと話し、末延さんは「宇宙開発でやったものは技術の粋だからいろんなものがある。そう遠くない未来にみんなが宇宙旅行をするようになる。だからこういう服をコストダウンしてファッションセンスを出して、誰でも他の企業でも作れるところまで技術を広げることが大事。日本はスタートで遅れたので、ここから追い上げて欲しい」などとコメントした。