- 出演者
- 大浜平太郎 相内優香 中垣正太郎 平出真有 村松一之 鈴木敏之
全国の天気予報を伝えた。
鈴木さんに話しを聞く。テーマは「アメリカ 利下げ開始はいつか?」。鈴木さんは「利下げ開始6月12日、6月9月12月の3回0.25が想定されている」などと話し、ウォラー理事が「通常のテイラールール」と発言していることをあげ、テイラールールについて説明した。またFF金利見通しについて、FOMCの中が前のめりに利下げの方向に見方を動かしたところがあると思う、インフレ率を大きく下げたことから話が始まると思う」などと話し、利下げの速度については「かなりお作法通り」とした。またもっと速く利下げを迫られる可能性について、「相当のスピードのダウンをみているらしい、加えてインフレは今回3.2%。経済見通しが今上手じゃないので、今回景気やインフレについて下げているがもっと下がるかもしれないことになると、市場がみるようなもっと速く深い利下げという話しに動く可能性もある」などと話した。またソフトランディングについて「成功するというより願望のところになると思うが、ソフトランディングを前提に経済見通しを出していることになっていると思う」などと話した。インフレ再燃の懸念については「住宅については長期金利が下がったので住宅の需要が出てくる可能性がある、CPIのスーパーコアが0.4%上がっているのでまだ安心しきれない。これらが悪い方向に転がると、深い利下げはこない」などと話した。
NY株式の値動き、セクター別騰落率を伝えた。
アメリカでは「やせ薬」がブームになっているが、株式市場ではどう見られているのか。大和証券キャピタルマーケッツアメリカの矢澤氏に話を伺った。矢澤氏によると、注目度は非常に高い。イーライリリーの2型糖尿病治療薬「マンジェロ」が肥満症薬として米FDAの承認を受けた。肥満症薬としての商品名は「ゼップバウンド」で、5日から薬局で販売されている。「ゼップバウンド」に関する研究で8カ月使用した場合の体重減少率は20.9%、使用中止して1年後には9.9%までリバウンドしたとのこと。これが報じられた11日にはイーライリリーの株価は2.3%下落した。肥満症薬の市場見通しは2030年には800億ドル規模に拡大すると見られており、大半がノボ・ノルディスクとイーライリリーがシェアを握ると予想されているとのこと。
為替/金利/商品の値動きについて伝えた。
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鈴木氏のきょうの経済視点は「JAPAN as No.4/No.7」。GDPについて、人口8400万人のドイツに人口1億2500万人の日本が抜かれる。これは為替相場によるところもあるが世界で日本はGDP4位になる。月例経済報告の閣僚会議に出された資料でG7の国の潜在成長率の一覧表があり日本はG7で最低だった。こうした事態をあまりにも皆さん楽観的に捉えているのではなどと述べた。その上で鈴木氏は子供の数が極端に減ってきている。これからとんでもない人手不足になってくる。それに対応するためあらゆる企業は省力化のための仕組み・設備投資をするべき。それが日本の潜在成長率を引き上げる源になるなどと述べた。村松氏のきょうの経済視点は「AI」。今年大きなブームとなった生成AIだが、その進化のスピードが尋常ではない。昨年11月にOpenAIからChatGPT3.5が発表された。まだその時はテキスト文章と数字しか扱えなかった。それが今年3月には画像も処理できるようになり、11月には音声も認識し処理能力もぐっと上がった。アンソロピック社やグーグルなども生成AIを発表しているが、それらは全てアメリカで起こっている。ここまでくると他の産業にも波及しブレイクスルーが起きる可能性がある。このインパクトを見誤ると株式市場に乗り遅れるだろうと述べた。
モーサテプレミアムのお知らせをした。詳しくは番組HPまで。
注目記事は「ゼレンスキー大統領『停戦、ロシアの全土撤退が前提』の見出し。日本経済新聞の秋田さんは実際にウクライナに行きゼレンスキー大統領に直接インタビューしたそうで「一番注目していたのは精神状態。インタビューは1時間ほどあったが、観察していた印象では心が全然折れていない。全員と固い握手を交わし、ぶっつけ本番で流暢に強い口調で喋っていた。時折強調したいところでテーブルを叩きながら喋る。エネルギーが強いという印象があった。終わったあとは集合写真を撮ろうと言われていたが、結局一人ひとりと2ショットもとった。表情は険しいが覇気はある。」などと話した。きょうのテーマは「ウクライナ 停戦を拒む真意」。ゼレンスキー大統領の現在の戦況についての捉え方について秋田さんは「もっと強がって見せるのかと思ったが、反攻作戦がうまくいっていないことを認めていた。武器が足りないとかロシアの地雷原があって、そこを攻略するのが難しいと冷静に説明していたので、むしろ現実が受け入れて次はどうしようかと考えている段階に来ているという印象。停戦に応じないのはロシアが裏切ってきたから。ウクライナ側に言わせると2014年から20回くらいロシアは停戦破りをしている。そうすると21回目の合意を交わしてもその間にミサイルや弾薬をロシアが大量生産しているので、必ず再侵略してくる。そうなると今度はキーウなども取られかねない不安と切迫感が強いと思った。生き残るために戦う、悲壮な感じもある。」などと話した。秋田さんは「国民への調査で戦争が長引いても領土の妥協には反対だというのが8割を超えている。これもロシアに裏切られる感覚が強いから。小さい国が勝つことは過去の歴史で珍しくない。ただ今回は物量ではウクライナが不利。ただウクライナはこれを跳ね返すことを考えていて、空中・水中。海中のドローンをロシアよりも先に組み合わせて型破りな戦術をとるなど戦術のリノベーションを進めることで物流の劣勢を補うことをしてきた。バイデン大統領は支援を続けるとしている。私が面白いと思ったのは支援の反対論がくすぶっている米共和党の下院トップのジョンソン議長がゼレンスキー氏と会ったあとに「プーチンの残忍な侵攻に我々はともに立ち向かう。米国民は自由を支持している。この戦いで正しい側にいる。」と発言している。これは支援に条件はつけるが、原則ロシアに敗北させるという立場は同じだと言っている。」などと述べた。グローバル経済への影響については「この戦争は少なくとも数年続くと思う。その場合、食料とエネルギーの影響は考えられる。エネルギーは欧州は2度目の冬に入って、去年は暖冬だったが今年はどうなるか分からない。ロシアのエネルギーに頼らないということなので、他の地域から原油を買う。あとは黒海を通じてウクライナは多くの穀物輸出国だが、今は黒海の一部の支配を取り戻した。そこで海上輸送が復活しているが再びロシアが攻勢を強めると影響が及ぶ可能性がある。」などと述べた。(日経電子版)
宮崎県の酒造メーカー・霧島酒造。芋焼酎・黒霧島を中心に、全国1位の焼酎売り上げを誇る。その生産を支えているのが巨大な機械。原料の芋と一緒に発酵させる「米こうじ」を作るもの。均一なこうじを作れるのが大きな利点の1つ。人の手作業を機械で再現し、自動で大量生産できるようにしたことが、売り上げ日本一の原動力となった。機械を造るのは岡山県の会社「フジワラテクノアート」。醸造機械の国内シェアは8割、大手酒造会社やしょう油・味噌メーカーが顧客。直径20メートルもある巨大な円盤は、海外から受注した機械の一部。男性ばかりの現場と思いきや女性の姿もあった。この会社、管理職になりたいと思う女性社員が、すでになった人を含め7割以上もいる。妹尾佐都子さんは、新事業を担当する課長。家畜の免疫力などを高めるこうじ菌を混ぜた餌の開発を任されている。8月に育児休業から復帰したばかりの妹尾さん。いまの働き方は1日6時間の時短勤務。時短勤務が「小学校卒業まで」取得OK。このほか、有給休暇を1時間単位で取れたり、保育園と提携して預け先を確保してくれたりと、子育て支援策が目白押し。さらにスマートフォンは、産休・育休中に会社が貸し出してくれて、休んでいる間も職場の状況がリアルタイムで分かったという。会社がこうなるまでには地道な努力が必要だった。プライベートな雑談をしているように見えるが、中には副社長がいる。経営陣がこうした雑談の中からニーズを拾い上げ、20年以上かけて、会社の制度を整えてきた。深野尚孝支局長は「フジワラテクノアートは女性が働きやすい環境を整えることで、大手の企業をはじめ、全国から優秀な人材を集める好循環につなげています。また女性が働きやすいことで、男性も含め社員全員が働きやすい環境になっています」などと述べた。求人応募者数はここ3年で3倍に増加。会社の売り上げは「働きやすさ」に力を入れ始めた2001年から、8割程度増えた。
新たに挑戦したいことについて、片渕茜キャスターはフルマラソンを挙げた。走ることに苦手意識があったが、今年3月にハーフマラソンに挑戦しハマったという。明日は天野ひろゆきさんが伝える。
東京の映像を背景に、気象情報を伝えた。
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動画配信大手ネットフリックスは、映画やドラマなど配信作品の視聴データを半年ごとに公開することを発表した。データ開示対象は、5万時間を超え試聴された作品の合計試聴時間・公開日・世界での配信有無となる。サランドス共同CEOは「これまで透明性を欠いていたことで不信感が生まれていた。データを公表し、よりよい環境を構築する」と話している。
13日、COP28が成果文書を採択し閉幕した。化石燃料について、「公正で秩序ある方法で脱却に向けた行動を加速させる」との文言を盛り込んだ。ジャベル議長は「COPで初めて化石燃料の対策で合意した。これは歴史的だ」と述べた。成果文書には、再生可能エネルギーについて、2030年までに世界の発電能力を3倍にする目標も盛り込まれた。
午前7時8分頃から、投資のヒントをモーサテプレミアムでライブ配信する。村松一之さんが、来年の日本株について解説。
厚切りジェイソンさんの「ジェイソン流 お金の稼ぎ方」を10名にプレゼントすることを伝えた。締め切りは12月24日消印有効。
明日のモーサテの番組宣伝。アメリカの退役軍人の就職事情を伝える。