- 出演者
- 小山径 一柳亜矢子 坂下恵理
台風情報、名古屋の中継映像とともに気象情報を伝えた。
台風9号は正午には伊豆諸島・八丈島の東180kmの海上を1時間に15kmの速さで北へ進んでいるとみられる。中心の気圧は975hPa。中心付近の最大風速は25m。最大瞬間風速は35m。台風はこのあと暴風域を伴い、あすの朝にかけて房総半島沖合を北上し関東に接近する見込み。伊豆諸島では次第に風が強まっている。伊豆諸島と関東ではあす午前にかけて非常に強い風が吹く見込みで、きょうの最大風速は伊豆諸島と関東の海上で23m、関東の陸上で18m。あすは関東の海上で25m、伊豆諸島で20m、関東の陸上で18mと予想され、最大瞬間風速はいずれも30~35mに達する見込み。海上はうねりを伴って大しけとなる見込みで、きょうの波の高さは伊豆諸島と関東でいずれも6mと予想されている。伊豆諸島と関東ではあすにかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降るおそれがあり、あす昼までの24時間の雨量はいずれも多い所で関東で100mm、伊豆諸島で80mmと予想されている。気象庁は暴風や高波に警戒し、大雨による土砂災害や低い土地の浸水、川の増水に十分注意するよう呼びかけている。
ロシア・カムチャツカ半島付近で起きた巨大地震による津波。気仙沼市の本土と大島の北側の間の海峡では3業者が計130台ほどのいかだでカキ養殖を営んでいるが、今回の津波で多くのいかだに被害が出た。きのう、津波注意報が解除されたことを受けて、きょうから業者たちがいかだの回収作業を始めた。今後も作業を続け、いかだの修理などを行ったうえで元にあった場所に戻していく。完全復旧までには数年かかる可能性がある。ヤマヨ水産・小松武代表取締役は「2年分の収穫量はある程度減ってしまう」と話した。
津波注意報の解除から一夜明け、観光地・松島では島々を巡る観光遊覧船の運航がきょうの始発から再開された。各地から訪れた観光客からは安堵の声も聞かれた。一方で、週末にかけて近づいてくる台風9号の影響を心配する声も上がっていた。松島島巡り観光船企業組合・大山喜広中央営業所所長は「影響は若干出るとは思うが、油断しないで安全運航をしたい」と話した。
午前中から気温が上がっている。午前11時半までの最高気温は三重・桑名で36.5℃となるなど各地ですでに猛暑となっている。このあとも気温が上がる見込み。日中の最高気温は名古屋市、岐阜市で38℃で危険な暑さになる見通し。また、津市で37℃、岐阜・高山、三重・四日市、伊賀で36℃などと各地で猛烈な暑さが予想されている。こうした中、愛知、岐阜、三重に熱中症警戒アラートが発表されている。
JA鳥取中央が雨乞いの神事を行い、敷地内にある同栄神社に梨やすいか、コメの生産者など約70人が集まった。神事では適度な雨とこれから収穫を迎える特産の二十世紀梨などの豊作を願って神職が祝詞を上げたあと、JA関係者と生産者が順番に玉串を捧げた。続いて、らっきょうやすいかなどの栽培が盛んな北栄町に雨乞い行事として伝わる「豊穣砂丘太鼓」が力強く演奏された。北栄町は古くから砂地の畑で農作物を生産し、水くみに苦しんだ人たちが雨乞いのために太鼓を打ち鳴らしていた。鳥取地方気象台によると、倉吉市の7月の降水量は平年の10分の1程度となっていて、JA鳥取中央によると二十世紀梨では先月23日時点で実の大きさが平年の95%にとどまっている。JA鳥取中央・戸田勲代表理事乗務は「天に頼むしかない。我々の力では限界がある。とにかく早く雨が降って、みんなが喜ぶ形にしたい」と話した。
東京駅や新宿駅など主要な駅を結ぶ都心の大動脈の1つとなっている東京メトロの丸ノ内線。朝のラッシュ時には2分の1本の感覚で電車を運行しているが遅延が頻発している。そこで去年12月からCBTC(無線式列車制御システム)という新技術を導入した。線路沿いと列車に設置した無線機で通信をし列車の位置を把握。運行をコンロトロールするという。これにより列車の位置を把握する精度が向上したため前方列車との間隔を1m単位で確認できるように。後続列車は安全な距離を保ちながら早期の遅延回復にもつながっている。東京メトロ以外もCBTCを導入する動きが出始めている。
学歴詐称の疑いで指摘される静岡・伊東市の田久保真紀市長が昨夜、開いた記者会見で辞職意向を事実上撤回し、市長の職にとどまる考えを明らかにした。市民からは「続投するなら市の行政ももう少し改善する方向でやってもらいたい」などの声が聞かれた。
山形新幹線の最新型車両が相次いで故障した影響で、東京との直通列車はこの1か月半にわたって大幅に減っていたが、JR東日本は原因を特定し再発防止策を講じたとしてきょうから順次直通運転を再開している。山形新幹線は明日以降は全て通常ダイヤで運行する。
米沢市は山形新幹線の車両故障の影響で市内の宿泊施設でキャンセルが相次いでいるとして、宿泊客に対し宿泊代に充てることができる2000円分の電子クーポンを付与する観光支援策を今月8日から始める。対象となる宿泊施設は10月30日までで、申し込みが600件に達した時点で終了となる。米沢市観光課は「お盆の時期も利用することができるので多くの人に米沢に遊びに来てほしい」と話している。
奈良市の富雄丸山古墳で去年、棺の中から見つかりその後の調査で異なる時代に製作されたとみられることがわかった3枚の鏡の一般公開がきょうから奈良・橿原市の博物館で始まった。鏡を見た人は「すごくきれいな状態で残っていて驚きました」と語った。
京都の花街では芸妓や舞妓が日頃お世話になっている人たちを訪ねて感謝の気持ちを伝える恒例の「八朔」のあいさつ回りが行われている。芸妓の女性は「本当に暑くて大変だが日頃の感謝と思いを込めてごあいさつさせてもらっている」と話す。
秋田市にある大森山動物園で長年にわたり園長を務めた小松守さん。職員時代を含めると50年にわたり、この地で動物と向き合ってきた小松さんが動物との出会いと別れ、動物園が果たす役割について話してくれた。獣医師でもある小松さんが大森山動物園で働き始めた1975年は動物園が今の場所に開園し、1年半が経過したタイミングだった。当時の猛獣舎はコンクリートや鉄の檻に囲まれ来場者との距離も遠いことが難点だった。もっと動物の生態を近くで見てほしいとのことから20年ほど前に強化ガラスを導入。コンクリートの床も土に切り替えるなど、より自然に近い形へ新設した。さらに動物と子どもたちの目線が合うよう床の高さを調整。右前足を骨折したキリンのたいようは安楽死させず義足を付けてあげた。この取り組みは絵本となり学校の授業の教材としても使われた。小松さんは「動物園というのは子どもたちがみんな好きな場所であって家族の思い出を作る大事な場所。そして生きることを考える場所のひとつでもあるんだろう」と話す。
39年前、福井市で女子中学生が殺害された事件の再審、やり直しの裁判で先月前川さんに無罪が言い渡された判決について、弁護団によると検察がきょう、上告しない手続きをとったと裁判所から連絡があった。前川さんの無罪が確定した。
秋田・大森山動物園に50年勤めた小松守さん。生涯をかけて取り組んできたイヌワシの繁殖。20年前、イヌワシの孵化に成功。希少動物の命をつなぐ役割も果たしてきた。小松さんは4月末に園長を退任。5月から名誉園長として動物園の魅力や動物、自然の大切さについて講演を行い、イヌワシの生息環境を守る取り組みも続けている。
広島原爆の日を前に広島市中区の縮景園で原爆で犠牲になった人たちを悼む式が行われた。縮景園には80年前の8月6日に原爆が投下された直後、被爆した人たちが水を求めて集まったが多くの人が亡くなり、県によると園内で64人の遺骨が見つかっている。犠牲になった人たちのために茶を点てて祭壇に捧げた。
原爆投下から80年になるのを前に、カザフスタンの核実験の被ばく者がきのう広島の被ばく者の体験に耳を傾け、核兵器のない平和な世界を祈った。広島を訪れているカザフスタンの核実験の被ばく者、マイラ・アベノヴァ。旧ソビエト時代に核実験が繰り返し行われたセミパラチンスク核実験場の周辺で35年間暮らし、この間の核実験により被ばくした。きのうは広島市中区の原爆資料館で石橋紀久子の証言を聞いた。平和公園で開かれた集いで原爆の犠牲者に黙とうを捧げたあと平和の灯からとった火でともしたろうそくを手に平和を祈りながら慰霊碑を一周した。
太平洋戦争末期の1945年8月1日、長岡市ではアメリカ軍の焼夷弾爆撃で当時の市街地の約8割が焼け、1489人が犠牲になった。きょう、犠牲者を追悼し平和を祈る式典がアオーレ長岡で開かれ、遺族など850人が参加した。きょうは市内各地で追悼行事が行われ、午後10時半には白一色の花火が打ち上げられる予定。あすとあさっては長岡空襲で亡くなった人を悼むとともに、2004年の新潟県中越地震からの復興などを願う花火大会が行われる。
光市の小学校で昭和20年の出来事を教員が毎日記録した学校日誌が見つかった。見つかったのは光井国民学校の学校日誌1冊。アメリカ軍による軍需工場への空襲で700人以上が亡くなった8月14日の欄には工場に近かった学校の校庭が救護所となり、多くの負傷者が運び込まれたことが記録されている。終戦の日の8月15日には軍需工場に動員されていた高等科の1年生2人が死亡、4人が行方不明になっていることなどが書き込まれている。光市教育委員会は学校日誌をあすから市の文化センターで開催する企画展で初めて展示する。
穂高神社(長野・安曇野)に約300個の風鈴が飾られている。