- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 志賀隼哉
オープニング映像。
3時台では漫画・アニメ制作に生成AIを活用した現場を取材、4時台には大泉洋さんのベスト紅白、放送100年日本の風物詩映像に見る年末年始、5時台は一般社会に応用!競技用車いすの技術についてお届けするなどとラインナップを伝えた。
きょうのメールFAXの募集テーマは「2024 わたしの重大ニュース」。FAX03-5454-2918。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題について。衆議院政治倫理審査会ではきょうから3日間、収支報告書に不記載があった合わせて15人の議員に対する審査を行うことになっていて、初日の審査が行われている。審査は公開の形で開かれ、初日のきょうはいずれも旧安倍派で稲田朋美氏、加藤竜祥氏、小森卓郎氏、佐々木紀氏の4人が出席する。一方、参議院でも27人が政倫審への出席を申し出ていて、うち4人の弁明と質疑があす公開で行われる。
政治部・山田康博がスタジオで解説。衆議院の政治倫理審査会の開催は今年3月以来となっており、審査会では国会議員が政治倫理に関する規範を著しく違反し政治的・道義的責任があるかを審査する場となっており、衆議院ではこれまでに13回開催。今年は自民党の派閥の政治資金パーティーの問題で複数回審査会が開催される状況となっている。今回衆議院では15人の審査が行われる予定で、初日のきょうは4人の審査が行われる。この問題で不記載があった自民党議員らは85人、ことし3月までに弁明・質疑を行ったのは10人で、野党側は残る議員についても審査会への出席を求めている。衆議院選挙で自民党が議席を減らしたこともあり、選挙後に石破首相は残る議員にも政倫審への出席を求め説明責任を果たすよう求める考えを表明している。これに応じる形で出席に応じる議員が出てきた。来年夏には参議院選挙も控えており、自民党内から問題を長引かせることは得策でないという声も出ている。注目のポイントは、不適切な取り扱いが誰の支持でなぜ行われていたのかがどこまで明らかになるか。稲田朋美氏は“派閥からの還付が不記載になっていることは去年12月に一連の問題が明らかになって知った”とのべる一方で、当時の派閥幹部らのさらなる説明が必要だという認識を示していた。
漫画家・倉田よしみさん(70)が訪れたのは都内にあるデジタル漫画を制作する会社。AIの開発などを行う企業と取り組んでいるのが、倉田さんの絵柄を再現する生成AI。デビューから46年目を迎えた倉田さんは、漫画を描くスピードが落ちるなど体力的な不安を感じることもあるという。このAIに対し倉田さんが用意するのはラフな下書き。そこにシーンの説明・色の指示などを入力すると、AIが下書きをブラッシュアップし、色付けしたものを提示してくれる。それをもとに倉田さんからの指示を受け、スタッフが修正して完成させる。この会社では倉田さん以外の漫画家ともやり取りをしており、「求めるアシストに応えていきたい」としている。名古屋市にあるアニメーション制作などを手掛ける会社では、従業員6人という少人数で制作しているため、海外の企業が開発した生成AIを活用している。その1つが絵に動きをつけてくれるというもの。アニメは多くの原画を1枚1枚つなげることでキャラクターなどが動いて見えるようになる。しかしここでAIを活用すれば人が描くのは枚のみ。キャラクターの動きを指示すると動画を作成してくれる。その上で荒削りな部分を修正し、より滑らかな動きになるよう調べる。その他にもスマホで撮影した動画をアニメに変換できるAIも活用するなど「仕事の幅を広げていきたい」という。
池田さんは「動きの最初と最後だけ描いて後はAIが繋いでくれるんですね」と言うと、伊藤さんは「今回はストーリーを作ったりという大元のところではなく、細かいアシストという意味でのAI活用でした。倉田よしみさんは現在70歳ということもあり、漫画を描くスピードなども落ちているということもあり、『AIは自分専用のタイムマシン。描けば10年はかかるであろう想像の中にある漫画を瞬時に目の前に出してくれた。漫画を描くのがいままで以上に楽しくなりました』と話しています」などと話した。こうした可能性を見出しているのは倉田さんだけではない。今年第一線から退いた「キャプテン翼」の作者・高橋陽一さんは「将来、AI技術がより発達すれば、自分のネームをもとに高橋陽一の画風で『キャプテン翼』を世に送り出すことも可能ではないか」と話す。一方、アニメ制作の現場では人手不足という課題がある。業界関係者によると、30分のアニメ1つあたり3,500~4,000枚の絵を描く必要があるという。さらにその1枚を完成させるのに数時間かかることもあるという。そのため少人数で制作を続けるためには生成AIが欠かせないものとなってくる。
東京・浅草の浅草寺から中継。きょうから師走の風物詩である「羽子板市」が始まった。江戸時代から400年近く続くとされる伝統の市で、元々は正月用品を売っていたが次第に華やかな羽子板が売り物の中心となったという。絵柄は江戸時代からの伝統を受け継いでいて、押し絵という少し厚みがあるのが特徴だ。午後5時台には、今年ならではの羽子板を紹介する。
今回は、NHKラーニングの「今日から楽しむ金育」を紹介。投資は働いて得るお金と違い、社会でお金を回すことによって収入が得られるという仕組みだ。投資は新しく物や価値をうみだすもの。投機は特に何かをうみだしているわけではない。ギャンブルはお金をかけて当たれば増え、ハズれるとゼロになるものだ。馬券はギャンブル、デイトレードは投機、不動産や国債は投資となる。期待値について、ギャンブルはマイナス、投機はゼロ、投資はプラスという言い方をしている。
ことし8月、コルカタ市の病院で研修医の女性が性的暴行を受け殺害されたとされる事件が起きた。事件を受けて激しい抗議活動が行われた。こうした中働く女性の安全確保に向けた取り組みが進められている。事件がおきたインド・コルカタでは3カ月近くたっても抗議デモがつづいており全国に拡大していた。インドの女性医師たちがどのような状況に置かれているのかアシャ・ロヒラ医師(36)を取材。病院では男性患者と付き添いにも1人で対応。ときには威圧的な態度をとられることもあり廊下を一人で歩くことに不安があることもあるという。また建物内にトイレがなく外まで歩かなければいけず、宿直室も女性専用ではないという。夜8時に仕事を終えオートリキシャという乗り物で帰宅するがドライバーはほとんどが男性で見つからず路上で長い時間過ごすこともあるという。家に帰るとようやくホッとすることができるという。アシャさんのようにインドで働く女性たちの47%が、職場や通勤をめぐり安全を心配しているという調査結果が出ている。医療現場では緊急対策として、医師や看護師が護身術のセミナーに参加する様子もあった。女性が安心して通勤できるよう女性ドライバーの育成をすすめるNGOもある。さらに人材サービス会社では女性の安全対策に取り組む職場か見極め女性に仕事を紹介している。
中継に出たアナウンサーが、現場で与えられたミッションに挑戦する。きょうのミッション「日本橋で一足先に“お正月気分”になるスポットを探せ!」。志賀アナウンサーが凧の博物館を発見。
「クローズアップ現代」の番組宣伝。
「本日の司会は オードリー若林!」の番組宣伝。
「ドキュメント72時間」の番組宣伝。
「2025新春生放送! 年の初めはさだまさし」の番組宣伝。