- 出演者
- 栗原望 油井秀樹 酒井美帆
オープニング映像が流れ、出演者が挨拶。
ニュースラインナップを紹介。「共和党 候補者選び トランプ氏連勝 さらに優位に」など。
ヘイリー氏との一騎打ちを制し、アメリカ・ニューハンプシャー州で勝利したトランプ氏。初戦のアメリカ・アイオワ州に続く勝利で共和党内での支持の高さを改めて示したトランプ氏、候補者指名争いに更に優位な状況になっている。今回大きく注目されていたのが2人の得票率で、前回30ポイントあまりの大差で敗れたヘイリー氏としては、今回勝利するかトランプ氏に迫る結果が出せなければ、選挙戦の継続は難しくなるとの見方も出ていた。集計はおおむね終了し、トランプ氏54.6%、ヘイリー氏43.1%と前回より差は縮まったが10ポイント以上の差がつき、ヘイリー氏は勢いを示しきれなかった。ヘイリー氏は「選挙戦は終わりにはまだほど遠い」などと述べ、来月24日に行われる地元 アメリカ・サウスカロライナ州の予備選挙に向け選挙戦を続ける考えを強調した。
アメリカ・ニューハンプシャー州マンチェスターから中継。得票率の差が約10ポイントの差だった結果について、久枝さんは「ヘイリー氏にとっては大敗こそしなかったものの、勢いを示すことができず少なくとも自身が期待していた結果ではなかった。ニューハンプシャー州に多額の資金は人を投じて支持を訴えてきたが、最終的に得票率でトランプ氏を上回ることはできなくても、その差を一桁にまで迫れれば圧倒的な優勢が伝えられるトランプ氏に対抗できる候補者として、強く印象付けられることも可能だった」などと話した。また今後ついては「サウスカロライナ州で勝てなければ後はないという覚悟で臨むことは間違いない。焦点となるのはこれまでヘイリー氏を支援してきた有権者や大口献金者が今回の結果をどう受け止めるか」などと話した。
トランプ前大統領がアメリカ・ニューハンプシャーでも勝利し、トランプ政権復活の可能性が現実味をおびてきた。同盟国の中では対策にのりだす国もでてきている。隣国のカナダのトルドー首相は記者会見で閣僚2人が率いる対策チームを立ち上げ、トランプ氏が大統領になった場合どう関与していくか検討を始めた考えを明らかにした。トランプ全政権時代、アメリカとカナダの関係は大きく揺れ動いた。カナダは貿易の大半をアメリカに依存しているが、カナダの製品に一方的に関税をかけ貿易協定の見直しを迫った。またトルドー首相とトランプ大統領との個人的な関係も悪化した。油井さんは「トランプ氏はアメリカ第一主義で同盟国軽視ともいえるだけに、ヨーロッパの同盟国の間でも不安の広がりとともに、備えを始める声が出始めている」などと話した。また、台湾の防衛に消極的との憶測を呼んでいる。
今月南太平洋の島国ナウルが台湾と断交し中国と国交を結ぶことを発表したことで、台湾と外交関係にある国に12に減少した。ナウルと中国は国交を回復、中国の王毅外相は台湾と外交関係を持つ国々に引き続き断交を求めていく姿勢を示した。
蔡英文政権発足当時、太平洋諸国6カ国が台湾と外交関係を持っていた。しかし3カ国が台湾と断交し今台湾と外交関係を持っている国はパラオ、マーシャル諸島、ツバルの3カ国になった。中でもツバルはあさって選挙が行われ、結果次第では台湾との関係を見直す可能性がある。
大雪に見舞われたアメリカ・ニューヨーク州西部の街に“スノーエンジェル”とも呼ばれる雪かきをするボランティアが現れた。
南極大陸を離れゆっくりと来たに移動している世界最大級の氷山。暖かい空気と海流によって縮小している。あと数か月で消滅するとみられるが、流れ出たミネラルは海洋生物の栄養になるという。
キーウからの中継。取材班の古山さんはベラルーシとの国境の現状について「首都・キーウとは違う緊張感を感じた。私達は今回ウクライナ軍の同行のもとで取材したが、国境に近づくにつれて戦車の侵入防ぐ障害物や検問所が何ヶ所もあり、こうした場所の撮影は認められなかった。国境警備隊の幹部は今のところ、ベラルーシの国境から直ちにロシア軍が攻めてくる状況にはないと話している。それでも国境付近の道路脇にはウクライナ軍が防衛のために新たに埋めたという地雷の標識が何ヶ所もあり、市民が暮らすことの出来ないエリアが広がっていた。軍事侵攻による市民への影響の大きさを改めて実感するとともに侵攻当初のように北部からの侵入は絶対に許さないという強い意思も感じられた。一方でロシアによる攻撃はこのところキーウを含めて激しくなっている。23日早朝には私達が滞在するホテルでもドンという大きな音とともに振動も感じられ、キーウの市民も攻撃と常に隣り合わせにあるということを改めて実感した。」と伝えた。今後の課題については「外国からの継続的な支援を得られるかどうか。特に最大の支援国であるアメリカで支援継続に必要な緊急予算が議会で承認されないなど欧米からの支援への懸念が相次いで浮上している。最新のウクライナの世論調査では欧米の支援が著しく減った場合の対応について58%の人がそれでも戦闘を続けるべきだと答えた一方で、32%は占領された地域の解放がたとえ遅れたとしても戦闘の停止に踏み切ったほうがいいと答え、市民の間では支援の先細りへの動揺がうかがえる。ゼレンスキー大統領は年明け早々から日本・イギリス・フランスなど各国の首脳や閣僚と会談し、追加の支援を取り付けるなど懸念の払拭につとめようとしている。またウクライナ政府は今年中に防衛産業能力を一昨年と比べて6倍に増やす目標をかかげ、民間企業などに対しても軍の装備品などの生産も要請している。外国からの継続的な支援だけでなく、自国でも防衛力を高めロシアに対峙していくことができるのかウクライナは重要な局面を迎えている。」と伝えた。
夏真っ只中のオーストラリア。この季節に頻発するのが森林火災。その影響を受けるのがコアラ。オーストラリアでは気候変動の影響も指摘される森林火災が相次いでいる。オーストラリア東部のコアラ生息地。2019年~2020年にかけて大規模な火災が発生。コアラのすみかに適した森林のうち25%が失われた。2019年~2020年の森林火災では6万匹以上のコアラが犠牲となった。傷ついたコアラたちを治療するのがポート・マッコーリー・コアラ病院。50年以上にわたり5000匹以上のコアラを治療してきた。病院ではリハビリを通じてコアラを自然に帰すための取り組みも進めている。自然にかえせたコアラの数は年間250匹にのぼる。20年以上治療に携わるシェイン・フラナガンさん、5年前の森林火災でも治療にあたったが救えない命も多かったという。命を救えても野生に戻すことが難しいケースもある。オスのコアラ・バズは火災により全身にやけどを負ったが懸命な治療により一命はとりとめた。しかし、やけどの後遺症でツメが生えず高い木に登ることができない。病院ではバズのように野生に戻せないコアラを展示し、一般公開。フラナガンさんはコアラたちを取り巻く厳しい現実を見てもらうことで気候変動の深刻さを感じて欲しいと訴える。コアラは個体数が減少していることから絶滅危惧種に指定されている。フラナガンさんは繁殖プログラムにも力を入れたいという。
アメリカのオースティン国防長官は23日、ウクライナへの軍事支援を協議する国際会議に自宅からオンラインで参加。「ウクライナの戦いは私たちすべての国にとって重要だ」と述べ、支援の重要性を改めて強調した。オースティン国防長官は15日に退院後、自宅療養を続けながら職務にあたっていて、公の場に姿を見せるのは入院以来初めて。会議で入院や体調については言及しなかった。
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トルコ議会はスウェーデンのNATO加盟を23日、承認した。NATO加盟国のうちこれまでトルコとハンガリーが承認を終えていなかったがスウェーデンの加盟に向けて前進した。
株式市場、為替の値動きを伝えた。
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国際報道の次回予告。タイ急速な高齢化支援の現場は。
エンディングのあいさつ。