- 出演者
- 島本真衣 大下容子 佐々木亮太 吉永みち子 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一 末延吉正
政治資金規正法の改正を巡り自民党は法案を再び修正する方針で、きょうの衆議院通過は見送りとなった。きょうの審議を見送った理由は、日本維新の会が政策活動費の公開範囲を巡り、自民党が50万円を超えるものに限るとしていたことに反発し、自民党側も折れざるを得なくなったからだ。きょう中の衆議院通過には立憲民主党も反対した。再修正した自民党案をあす委員会で採決し、あさって衆議院を通過させる方針だ。総理周辺は「公明党だけでなく維新も取り込んでなるべく波穏やかに通したい」と話している。自民党内からは、これだけ混乱すると政権は持たないかもしれないなどと嘆く声が上がっている。
天皇皇后両陛下は今月22日から国賓として英国を訪問されることになった。両陛下は22日にロンドンに到着し、天皇陛下は翌日から日本文化を発信している施設やテムズバリアと呼ばれる防潮堤を視察される。25日から27日までは歓迎式典やチャールズ国王が主催するバッキンガム宮殿での晩さん会などの公式行事に両陛下がそろって参加される。天皇陛下はおととし死去したエリザベス女王の墓前に花を供えられる予定。28日には両陛下が留学されていた思い出の地のオックスフォードを訪問される。両陛下の英国訪問を巡っては4年前にエリザベス女王が招待していたが新型コロナの影響で延期されていた。
米海軍は横須賀基地で警備艇から空砲の機関銃を使って不審船に対処する想定の訓練を行っている。横須賀市などによるとこうした訓練が国内で実際に行われるのは初めて。横須賀基地や隣接する海上自衛隊の基地では上空からドローン撮影されていた可能性が明らかになり、警備体制の不備を指摘する声が上がっていた。
東京・江東区では人手不足や食品ロス対策に最先端の技術を活用した世界最大級の展示会FOOMA JAPAN 2024が始まった。パイナップルやマンゴーを加工できる機械や、のり巻きを1時間に2500本作れるものなどが展示されている。飲食店や食品産業ではほかの産業よりも勤務時間が長く、離職率が高いとされる中、人手不足対策の技術へのニーズが強まっている。
300を超える種目で競われるパリオリンピックは7月26日に開会式が開かれ、100年ぶりの開催に向けて機体が高まっている。開会式はスタジアムの外で開会式を行う予定となっていて、セーヌ川を船に乗って入場する形となっているという。一方でウクライナ情勢やパレスチナ自治区の問題などがテロに影響することも懸念され、開会式の会場が決定できずにいるなど、期待と不安が渦巻いている。
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今日のテーマは『パリオリンピックを世界が変わる”きっかけ”に!』。松岡修造は「どういうオリンピックになるのかを事前に知る事が大切だ。街の人達は冷静だった。今回のコンセプトは『街中にスポーツを』だ。」等とコメントした。
パリ大会ではセーヌ川で開会式が開催される予定。選手団は94艇のボートで約6キロをパレードする予定だ。30万人以上の観客が見込まれている。セーヌ川はパリのシンボルと言うだけでなく物資の運搬など市民の生活に欠かせない存在。セーヌ川の船上生活者は1000人以上いるとされる、船の停泊料の支払いなどが必要。パリ大会では「街中にスポーツを」をテーマに観光地をそのまま競技会場にすることから、市民の注目度も高まっている。100年ぶりとなる開催で期待も高まるが一方で不安も浮上しているという。
パリ大会の不安点を指摘するのは五輪とパラリンピックを夏冬合わせて現地で9回取材しているスポーツジャーナリスト・二宮清純だ。「環境問題や水質の問題もあるが、五輪やパラリンピックには光もあれば影もある」と話す。セーヌ川は開会式だけでなくトライアスロンなどの水泳会場になっており、選手たちが泳ぐことが予定されている。元々パリ市内の下水施設は古く、まとまった雨が降ると処理が追いつかず、路上のゴミと共にそのまま川に流れ込むことで水質の悪化が指摘されていた。セーヌ川は19世紀ごろまでは遊泳できたものの、水質の悪化で1923年から遊泳禁止に。セーヌ川の水質改善に自信を見せるのはパリ市副市長・ピエール・ラバダン氏だ。パリ市では水質改善の施設を建設、流れるゴミをキャッチする場所を増やすことで水質改善に努めてきたという。さらに、秘密兵器として建設されたのが巨大な貯水施設だ。直径50メートル、深さ30メートルで5万立方メートルを貯水可能。下水の流入防止になる。五輪に向けて水質改善を進めるパリ。見据える先は「オリンピックのレガシーとしてだれでも泳げるセーヌ川を残したい」とピエールラバダン副市長は話す。
最大の懸念とされているのが警備への不安。1972年ミュンヘン五輪の大会期間中、パレスチナの武装組織が選手村を襲撃し、イスラエル代表選手11人が殺害された。背景には、イスラエルとアラブ諸国の対立によるパレスチナ問題があったとされ、この事件は五輪史上最大の悲劇”として知られている。今なお中東情勢の混乱も続く中、セーヌ川での開会式ができない場合の別案も議論されている。現状のプランを実現するには、より厳重な警備が必要となる。パリでは、開会式の1週間前から会場周辺にSILTと呼ばれる入場制限区域が設けられ、通常の都市機能が停止する。SILTに立ち入るには身分証明書や顔写真など事前登録が必須で、区域内の住人も登録が必要となる。区域内住民などは、テロ対策に協力することで五輪に参加できるとして、このシステムを受け入れている。広範囲の警備を行うことで、新たに人員確保の不安が生じるが、海外からの警備の協力も得ながら人員を確保しているという。現在、フランス国内で進められているのが、一般市民を警備員として導入する動きだ。フランス国内には、警備員養成の民間学校が複数あり、五輪の組織委員会からの要請で、警備員志願者を様々な講座で指導しているという。志願者の中には若者の他、退職した高齢者もいる。水質の問題や警備への懸念など多くの不安材料を抱えながらも、それを解決しようとする人たちが共通して持っているのは、「五輪以降のパリがよくなるように」という思いだ。スポーツジャーナリスト・二宮は、スタジアムなど目に見えるものだけでなく、システムやメソッドを公正につなぐことも五輪のレガシーではないかなどと話した。
2022年、北京五輪の閉会直後から始まったロシアによるウクライナ侵攻は、2年以上経った今も収束の気配はない。さらに去年から始まったイスラエルとハマスとの大規模な戦闘も、イスラエル軍がガザ地区に地上侵攻するなど、激化の一途をたどっている。そんな中、パリ五輪が行われる意義とは何なのか、これまで五輪をはじめとする数々の国際大会を取材してきたスポーツジャーナリストの二宮清純氏に話を聞いた。二宮氏は「いろいろな世界の歪みがいっぱい詰まっている大会になる。いわゆる国連が決めた休戦事項みたいなものを、簡単に破っていいのかという声があって、法的な拘束力を持たないという事実もまたある。人種・宗教・国家・民族を超えるとなると、五輪しかない。五輪は平和の祭典だということを伝え続ける必要がある」と話した。更に1894年にIOCを設立し、「近代オリンピックの父」と呼ばれるピエール・ド・クーベルタン男爵の残した言葉を、今こそ世界の人に覚えてもらいたいという。クーベルタン男爵が「100年後にこの世界に戻ってきたなら、自分が作ったものをすべて破壊する」という言葉を残したのは、第1次世界大戦後の1927年とされており、理想と現実の乖離からそういった言葉を発したとの見方もある。二宮氏は「クーベルタン男爵が五輪をやめようと言うのは、100年経ったら今生きている人たちで、新しい形の五輪をもう一回考えてほしいという意味ではないかと思っている」などと話した。世界選手権とオリンピックの違いについて二宮清純氏は「世界選手権は文字通り世界を変える大会で、五輪は必要ないという声もあるが、現段階で五輪に代わる平和の祭典はない」などと話した。五輪開催の度に、そのあり方について考える必要があるという。二宮氏は「ある意味、矛盾を抱えた運動体だ。4年に1回、世界の進歩と後退を確認することができる。五輪はショーウィンドー的な要素を秘めている」などと話した。今後の五輪の新たな役割について二宮氏は「これまでのオリンピックは祝祭で良かったが、これからは地球規模の課題解決型オリンピックになっていく。テロ問題・環境問題・ジェンダーの問題は、オリンピックだけの問題ではなく、地球規模の世界全部が抱えている問題。その中でオリンピックが一つ一つ解決とまではいかないが、どう改善していくかということに世界も注目している。そういう意味でも今度は、オリンピックのミッションがより重要になってくる」などと話した。
松岡修造さんの解説。3つ目のテーマは「ボンジュールで世界が1つに!」である。フランスのオリンピックおじさん・パトリック・グラヴィナさん(60)は、夏季五輪・冬季五輪ともにほぼ欠かさず生観戦をしている。パトリックさんは「外国まで足を運ぶのは、母国の応援のためではない」などとコメントしている。パトリックさんはフランス北東部・フォルバック在住で、自動車修理工場を経営している。これまで夏・冬合わせて14大会を現地で観戦しフランスメディアに何度も取り上げられている「フランスのオリンピックおじさん」である。パトリックさんが現地観戦にこだわる背景には、国をこえる想いがあった。
「フランスのオリンピックおじさん」ことパトリックグラヴィナさんは、これまでに現地で14回観戦している。グラヴィナさんが五輪の虜になったきっかけは、1992年、アルベールビル五輪の開会式で見た聖火ランナーだったという。グラヴィナさんは「有名なサッカー選手・ミシェルプラティニさんが、聖火を持って私の5m前を通った」と話した。現地観戦にこだわる理由について、グラヴィナさんは「世界の人と共に観戦できるから」と語った。グラヴィナさんが五輪に求めているのは、世界が一つになっているのを見ること。そして自分もその一部になること。世界とのつながりを作るため、現地で多くの人に積極的に話しかけ、友人となり、ともに応援することが生きがいだという。グラヴィナさんは海外の人と仲良くなるために、自身が載った新聞のコピーを使っている。さらに現地の人とつながりを持つために、五輪開催地を事前に訪れ、言葉を学んでいる。グラヴィナさんは新型コロナの感染者が確認される前、下見で東京に訪れたが、東京オリンピックは無観客開催。グラヴィナさんは有観客で行われるパリ五輪に特別な思いがあるという。
無観客で開催された東京五輪。パトリックグラヴィナさんは2019年に、下見で東京を訪れた。グラヴィナさんは「私が東京に行った時、地図を見て迷っていると、東京の人が案内してくれた。だからこそ私は、パリにきた人に手を差し伸べたい」と話した。国際情勢が不安定な今だからこそ、五輪には意義があるという。パトリックグラヴィナさんは「五輪に戦争を直接止める力はない。しかし人々の心を変える力がある。戦争がいつ終わるかわからないが、終結することを祈っている」と話した。
松岡修造は「パリで取材をして、五輪は『考える』べきだと思った。パリといえばロダン。ロダン美術館にも行った。五輪を通して考えることができたら、パリ五輪は世界が変わる1つのきっかけになるのではないか」と話した。吉永みち子は「オリンピックがパリで実現が出来たら社会を変える力になるかも知れない」などとコメント。末延吉正は「自分以外の他者から学んだり感謝する形が大事だと思う」などと話している。
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約200mの深さがある谷を、ロープ1本で渡った。中国・山西省を流れる黄河。崖の上に立つ男性が、対岸までかけられたロープの上を歩いた。谷の深さは186m、対岸までの距離は569m。この男性は100mの綱渡りで世界最速のギネス記録を持っていて、今回569mを約31分で渡り切った。
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