死刑囚は2017年に座間市で男女9人を殺害した罪などに問われ、2020年に東京地裁立川支部で死刑判決を言い渡された。裁判の争点は殺害の承諾の有無で、判決では「いずれの被害者も殺害されることを承諾していなかった」と指摘されていた。翌年、被告が控訴を取り下げ判決が確定していた。関係者によると法務省は今朝、死刑囚の死刑を執行した。死刑執行は2022年7月以来。

25日夜、ハリウッド近くの住宅街で空き巣事件が発生。被害を受けたのは俳優のブラッド・ピットさんの自宅で、3人組がフェンスを乗り越え窓から侵入していた。ピットさんはきょう公開の映画「エフワン」のワールドツアー中で、空き巣があった時間帯は東京で舞台挨拶に臨んでいた。ロサンゼルスでは著名人を狙う空き巣が相次いでいる。これまで俳優のニコール・キッドマンさんやトム・ハンクスさんの自宅も被害を受けている。TVプロデューサーのデーブ・スペクターは「ほぼ専門にやっているギャングがいるという話が10年前からある。防犯設備が鳴ったらパトカーや警備会社が駆けつけるが、今回防げなかったのはこれからの検証になる。生で何も伝えることができなくなってしまうので、活動の制限になると残念」とコメントした。

会社員の30歳の男は3日、上司の40代女性宅に侵入し、腕時計など30点（約3300万円相当）を盗んだ疑いが持たれている。警視庁によると、容疑者は会社で女性の上着から鍵を抜き取り、近くの店で複製し侵入していた。取り調べに対し容疑を認めている。女性の自宅では3月にも腕時計が盗まれていて女性は鍵を変えていたが、容疑者は「3月にも侵入した。その後、合鍵を作り直した」などと話していて、警視庁は余罪も含めて詳しく調べている。

アメリカのヘグセス国防長官は26日、核施設の被害が限定的とする一部の情報機関の初期の見立てをメディアはことさらに強調しているとし、「トランプ大統領の成功をおとしめたいのだ」と主張した。会見に同席した統合参謀本部議長はフォルドゥの核施設の筒状シャフトを狙い、「バンカーバスター」が正確に着弾したと説明した。

今治造船はJMUに対する出資比率を現在の30％から60％に引き上げ子会社化する。設計や工場の効率化で連携を強化し、世界シェアで上位を占める中国や韓国のメーカーに対抗する狙い。日本勢の世界シェアは2024年時点で13％だが、今回の再編で最終的に20％にする目標だとしている。造船をめぐってはアメリカへの技術協力が日米関税協議のカードのひとつとなっていて、政府も再生に向け支援に乗り出す方針。

財政健全化を重視する財務省の姿勢に反発し、減税や国の積極財政を求めて開かれる“財務省解体デモ”。こうした抗議の広がりについて、林芳正官房長官は「賃金は上がっているものの、食料品などの物価上昇が賃金上昇を上回るなかで、日々の暮らしや生活において負担感が高まってきていると考えている」と説明した。林長官は「日本全体で賃金が上がる環境を作る」としたうえで「あらゆる政策を総動員し、物価対策に取り組んでいる」と強調した。

車検業者の代表の80歳の男と車の部品などを販売する店の社長の55歳の男ら6人は去年、違法に改造したランボルギーニを必要な点検や整備をせず、不正に車検を通すなどした疑いが持たれている。55歳の男は不正な改造車で集団走行する「諸星一家」のリーダーとみられている。

防衛費をめぐっては、NATO（北大西洋条約機構）の加盟国がGDP比で5％に引き上げることで合意した。ホワイトハウスのレビット報道官は26日、アジア太平洋地域の同盟国も同様に防衛費を増額できると期待感を示した。アメリカ国防総省も日本を含むアジアの同盟国に対し、防衛費をGDP比5％にする必要があるとの認識を示した。中国の軍拡や北朝鮮による核・ミサイル開発の進展などを理由に挙げている。

名古屋市立の小学校教師は女子児童の下着を盗撮し、SNSのグループで共有した疑いが持たれている。容疑者が勤務していた学校がきのう保護者説明会を開いたが、保護者からは「安心して学校には通わせられない」などの声が上がった。学校では着替えを伴う体育の授業をきょうは中止するという。きのう、容疑者が勤務していた小学校で開かれた保護者説明会には約270人が参加した。学校側はスクールカウンセラーを通常より多く配置し、心配や不安について児童がいつでも話せる体制を取っている。脳科学者・中野信子は「こういう一部の人のせいで真面目にやっている先生全てが疑われてしまう。学校に行かせる必要はないという議論にまで発展しかねない。学校とは理不尽なことを学ぶ場になってしまう」などとコメントした。

あす放送の「ワイド！スクランブルサタデー」は「パンダ、中国に返還へ…町は今」。

バレーボール男子ネーションズリーグで前回大会優勝のフランスを相手に、日本はサウスポーの宮浦健人がみせた。第1セット、対角線上のコースを狙った強烈なスパイクを決めるなど日本が第1セットを奪うと、得意のサーブでは相手を翻弄するサービスエース。試合はフルセットまでもつれるが、最後は宮浦のサービスエースが決まり、日本が王者フランスを相手に大金星となった。宮浦健人は「最後まで気持ちを乗せて戦うことを意識した。日本のバレーを展開することを意識して、残り2戦を戦いたい」と話した。

栃木県高根沢町の県道で鉄製の側溝のふた11枚、10万8000円相当を盗んだ疑いで無職の53歳の男が逮捕された。警察によると、容疑者は1人でふたを車に載せて盗んだとみられていて、自宅の敷地内からふたが見つかった。換金目的で盗んだと容疑を認めている。警察は余罪があるとみて捜査している。

拉致問題の解決をテーマにした国連シンポジウムが開かれ、横田めぐみさんの弟の拓也さんらが参加した。家族会代表・横田拓也さんは「人権侵害問題である拉致問題を一刻も早く解決する必要がある。そのためには国際連携が必要であることを伝えてきた」と話した。オンラインで行われた国連シンポジウムには各国の拉致被害者家族のほか、政府関係者らが参加した。日本からは林官房長官が北朝鮮による拉致問題の解決について「日朝双方が共に平和と繁栄を享受する未来を描くためにも不可欠」などと発言した。横田拓也さんは「多国間にまたがった深刻な人権侵害問題ということを国際社会が知っていく必要がある」と強調した。

きょうは梅雨前線が日本列島から離れ、西日本を中心に強い日差しが照りつけている。このため、気象庁は午前11時に九州～近畿の梅雨明けを発表した。九州北部、中国、四国、近畿で6月に梅雨明けが発表されるのは史上初で、記録的な早さとなっている。この夏の日差しで厳しい暑さとなっていて、西日本のほか東日本でも35℃以上の猛暑日となる見通し。東京ではきょう、6月の真夏日日数が過去最多に並んだ。引き続き熱中症に警戒が必要。

死刑囚は2017年に座間市で男女9人を殺害した罪などに問われ、2020年に東京地裁立川支部で死刑判決を言い渡され、翌年判決が確定した。法務省は今朝、死刑囚の死刑を執行したと発表した。死刑執行は2022年7月以来。当時の弁護人が3日前の24日に死刑囚と面会していた。死刑囚の元弁護人・大森顕弁護士は「怖いとかここから逃げたいとかを言うわけでもなく、それはそれとして受け止めているという淡々とした答えだった」と話した。一方、被害者遺族の1人はANNの取材に「死刑になっても娘が戻ってくるわけではない」と話している。

アメリカのヘグセス国防長官は26日、イランが米軍の空爆を受ける前に核施設から濃縮ウランを移送したとの報道を否定した。ホワイトハウスのレビット報道官も「濃縮ウランが移送される兆候は全くなかった」と反論している。一方、イランのアラグチ外相は26日、攻撃を受けた核施設で「深刻な被害が発生している」と明らかにした。この中にフォルドゥの地下施設が含まれているかは分かっていない。また、トランプ大統領はイランとの核協議を来週にも実施すると示唆したことについては「合意に至っていない」と述べ、現段階では開催の予定はないと言明した。応じるかどうかは「イラン側の利益次第だ」としている。

防衛費をめぐっては、NATO（北大西洋条約機構）の加盟国がGDP比で5％に引き上げることで合意した。ホワイトハウスのレビット報道官は26日、アジア太平洋地域の同盟国も同様に防衛費を増額できると期待感を示した。アメリカ国防総省も日本を含むアジアの同盟国に対し、防衛費をGDP比5％にする必要があるとの認識を示した。中国の軍拡や北朝鮮による核・ミサイル開発の進展などを理由に挙げている。

ホワイトハウスのレビット報道官は来月9日まで発動が一時停止されている相互関税の上乗せ分をめぐり、停止の期限は重要ではないとした上で「延長される可能性がある」と述べた。一方で、期限までに合意できなかった相手国に対しては「アメリカの労働者の利益になる関税率を選ぶことができる」としている。日米協議に臨むため赤沢経済再生担当大臣が26日、ワシントンに到着した。28日まで滞在し、ベッセント財務長官らと協議するとみられる。

きょうの日経平均は前日のニューヨーク市場で主要な株価指数が上昇した流れから、半導体関連を中心に値上がりしている。市場関係者は中東情勢の落ち着きや、ホワイトハウスの報道官が「相互関税」の一時停止措置の期限が延長される可能性があるとの認識を示したことも影響しているとみている。日経平均は「相互関税」が発表された4月には一時3万1000円を割り込んだ。日経平均が4万円台となるのは5カ月ぶり。

あす、中国に返還されるパンダの姿を一目見ようと、和歌山県白浜町のアドベンチャーワールドには朝から多くの人が訪れている。アドベンチャーワールドから中継。日中合同のパンダ保護プロジェクトが契約満了となり、良浜・結浜・彩浜・楓浜の4頭すべての返還が決まった。一般観覧最終日のきょうは開園前から約1400人が並び、最大待ち時間は100分。来場者は「悲しい気持ちがいっぱいだけど、中国行っても幸せに楽しく暮らしてくれたらいいな」と話した。午後4時からはお別れのセレモニーが開かれ、3500人の観客と思い出を振り返る。