2023年12月17日放送 16:00 - 17:15 テレビ東京

天野ひろゆきのキラリ!トレンドめがね
【海のごみを宝に!島あげての大作戦】

出演者
天野ひろゆき 竹崎由佳 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

オープニングトーク

番組が、テレ東経済WEEKに選ばれたと話した。今回のテーマは、ミライへ挑むニッポンの闘い方。

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カンブリア宮殿ガイアの夜明けワールドビジネスサテライト
(天野ひろゆきのキラリ!トレンドめがね)
?????のトレンド 地方都市に人が押し寄せる!?

進化を続ける東京、一方で対象的なのが地方都市。全市町村の半数以上で人口が減少し、日本の半分が過疎地域になっている。このままでは日本の危機。日本を悩ませる地方の衰退という課題の解決にあるモノで挑む地域があった。

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総務省

向かったのは、沖縄。お目当ての街は、那覇市から車で約40分の沖縄市。那覇に次ぐ沖縄第2の都市であり、特に米軍基地に隣接するコザと呼ばれる地域は、戦後の沖縄で始めてアーケード街がつくられるなど、県内有数の繁華街として栄えていた。その熱気も今は昔、これが地方都市の現実と思った矢先、人が集まる場所を発見。そこには各地からたくさんの人が来ていた。沖縄市を熱くさせているものとは。激しい音楽と鮮やかな照明、ライブのようにショーアップされた演出の中、大観衆の視線をくぎづけにするのが、バスケットボール。ここは、プロバスケットボールリーグ・Bリーグに所属する「琉球ゴールデンキングス」の本拠地「沖縄アリーナ」。誕生は2021年。今年の夏にはワールドカップの舞台となり、日本代表がパリ五輪出場を決める快挙を達成。日本バスケ界に新たな歴史が刻まれた聖地として、今も大きな賑わいを見せている。沖縄市が挑んでいるのは、このアリーナを中心とした地域活性化、スポーツによるタウンマネジメントだ。

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元々、米軍基地との関係の中でバスケットボールが盛んだったという沖縄。街を見ると、県内の至る所にバスケットコートが設置され、身近なスポーツとして親しまれている。中でも特にバスケット文化が根付くコザエリアにつくられた沖縄アリーナ。そこには、目の越えたファンからバスケビギナーまで何度も訪れたくなる工夫が凝らされている。まずこだわったのは、「見る」ための施設としての設計。8500人の観客を収容できる沖縄アリーナ。見やすさ重視の設計にこだわり、興奮を分かち合える空間を設計。天井には510インチのメガビジョンを設置し、非日常感を演出。60台の4Kカメラでとらえた4Dリプレイが映し出される。会場の案内パネルを見れば、トイレの空き情報が一目瞭然で、スマホでも確認可能。トイレに並んでいてスーパープレーを見逃すようなスポーツ観戦あるあるが軽減される。ゲームの面白さに加え、見やすくて過ごしやすいアリーナを追求した結果、試合のある日には人口約14万人の街にアリーナを埋め尽くすほどの人々が訪れるまでになった。街は活気づき盛り上がっている。

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アリーナにはより人が集まる工夫が。キーワードは試合がない日。試合翌日にアリーナに行くと、グッズショップは営業中で、買い物を楽しむ客の姿が。奥にあるカフェも営業中。那覇市から来た親子がわざわざ足を運んだ理由は、選手のプリントラテ。シーズン中、試合が行われるのは多くても30日程度。それ以外の日でも人が集う場所になれば地域の活性化さらに進めることができる。クラブ運営元のグループ会社が、「指定管理者」としてアリーナを運営。試合のない日をイベントなどで活用し、人が集まる場所にしている。その結果、クラブとアリーナの売上は右肩上がり。昨シーズンは約30億円となった。琉球ゴールデンキングスの活動理念は「沖縄をもっと元気に!」。

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スタジオトーク

みんな街ぐるみで応援していこうというのがいい。ちゃんと地元に根づいてやれば結果も出る。色んな活用ができる。森永によると、バスケット専用ではないアリーナで、コンサートや他のスポーツも使用可能。

地域活性化のトレンド スポーツで沖縄の街に人が

沖縄をもっと元気にを活動理念に掲げる琉球ゴールデンキングスとファミリーマートがコラボしたキングスマートは選手たちのクールなビジュアルとチームカラーのスチールブルーで外装をジャックしている。店内はオフィシャルグッズコーナーや選手の写真が並んでいる。店内のBGMはキングスが攻撃している時の音楽である。コラボの理由は沖縄ファミリーマートは現地法人で生き延びていく上で地域ド密着を掲げている。ほぼ同じスローガンでうまくマッチングし良い連鎖になっているという。2013年にコラボを開始し毎シーズン数店舗展開されている。カウンターコーヒーをキングスカップに替えている。対戦相手のファンも沖縄に来たらキングスマートによってくれるとのこと。

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琉球ゴールデンキングスがいま力を入れていることはコザエリアの活性化でアリーナに人を集め、街に人を流すための施策を考えていきたいとした。商店街は数年前はシャッター通りであったが沖縄市の企業支援などで移住・出店が増加しキングスがさらに追い風をふかしている。一番街商店街青年会の会長はアリーナ設立のときの話し合いで商店街で応援するのでユニフォームをくれないかと頼むと即答で返事をもらったという。200着いただき試合のあるひはユニフォームを着て営業・応援を始めた。キングス商店街では試合日のアリーナで商店街のクーポンの配布や選手のグッズが当たるキャンペーンが行われている。終了後にはコザとアリーナを結ぶシャトルバスがあり、アリーナ周辺の渋滞緩和のためシャトルバスの移動を推奨している。試合後には商店街ではユニフォームの姿の店員さんがのりのりでおもてなしする。盛り上がりが最高潮に達したのは今年6月で琉球ゴールデンキングスがBリーグで優勝した。パレードはコザでおこなわれた。参加者は約2万人である。

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スタジオトーク

天野さんらはめちゃくしゃな成功例などと話した。森永さんによると球団や企業が指定管理者であることが大きく、別だと試合の収入はほぼチケット代のみである。指定管理者になると飲食・イベントなどの収入も得られる。全国でアリーナの建設ラッシュがあり成功例の沖縄に視察が多数来ている。天野さんらはアリーナでイベントを行うとしたら浅井企画ライブをするとした。

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どぶろっく浅井企画萩本欽一
環境問題のトレンド 世界を悩ます????を解決!?

2015年にSDGsの取り組みがスタートして8年。そんな中環境問題に関わる一歩先を行くトレンドがあるという。その実態に迫るべく向かったのは長崎・対馬市。九州と朝鮮半島に挟まれた対馬は国境の島と呼ばれ、島の約9割が山林という自然豊かな場所。ツシマヤマネコが生息する原生林や、リアス式海岸などがみられる観光地として人気を博している。そんな対馬は海洋ゴミが多く流れ着く場所でもある。海洋ゴミの約7割が海外由来で、ほとんどがプラスチック製品。世界中で問題になっている海洋プラスチックゴミ。このままだと2050年には海洋ゴミが魚の量を超えるとも言われている。さらにマイクロプラスチックになると魚たちに食べられる恐れが。海洋ゴミの回収や処理にかかる費用は毎年約2億8千万円。市は1割の費用を負担している。

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ツシマヤマネコ対馬市役所対馬市(長崎)

対馬では今、海洋ゴミ問題を解決に導く新たな取り組みが始まっている。やってきたのは対馬クリーンセンター中部中継所。この施設では海洋ゴミを細かく粉砕し、効率よく処理業者に渡しゴミ処理費用のコストダウンを図っている。しかしここで対馬は海洋ゴミをリサイクルして資源化することで、島で完結するリサイクルを編み出した。洗剤ボトルや買い物かごなど、様々な形に生まれ変わっている。これらのリサイクルに協力しているのは、テラサイクルと伊藤忠商事。伊藤忠の機能とテラサイクルによるリサイクルのノウハウをかけ合わせ、海洋ゴミに寄与できるビジネスモデルを作ったという。さらに海洋プラスチックゴミを燃料として使うという驚きの取り組みが。

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テラサイクルジャパン伊藤忠商事対馬クリーンセンター 中部中継所
環境問題のトレンド 海洋ごみを宝に変えるリサイクル!

対馬を悩ませる海洋ごみ。その海洋ごみがエネルギーに変わるという。発泡スチロールのゴミから作られたペレット燃料は、灯油と同じくらいのエネルギー価値を持ち、ボイラーや暖房器具の燃料に使えるという。現在この取り組みはまだ稼働してないが、海洋ごみを燃料にして島内で循環させた場合、年間最大85トンの温室効果ガスを削減出来る可能性も見込まれている。いろんなリサイクルのパターンを対馬でモデル化して、世界でも対馬のリサイクルの形が対馬モデルとして使われるのが理想だという。

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環境問題のトレンド 廃材を?????エネルギーに!

対馬では環境問題に対する取り組みで、湯多里ランドつしまでは温水を作る仕組みに新しいトレンドが関わっているという。対馬は林業・製材産業が発展。ある製材所では板材やストーブ用の薪などを製造し、その中で生まれる使われない端材を木質チップにしてボイラーの燃料にするという。木質チップは、島内2箇所の温泉施設で利用されている。バイオマスエネルギーは再生可能な資源なので持続的に使用可能で、発生する二酸化炭素はほぼ増えないといわれている。さらに、石油よりコスパが良く、年間約430万円のコスト削減を実現。対馬でバイオマスエネルギーを導入したのは、再生可能エネルギーに取り組む上で離島が不利な条件の中、エネルギーの地産地消にメリットがあるという認識だという。化石燃料を使う施設はいっぱいあり、それをチップボイラーに転換してノウハウを身に着けて島の人々で回すことにメリットがあるという。環境問題が地球規模の課題として取り組まれているなかで、小さな島にもできることはあると対馬市環境政策課の課長は言う。海洋ごみを宝の山に変えていくことで対馬モデルを作ろうとしているという。

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スタジオトーク

ゴミが宝になることについて、天野は「対馬が環境意識が高い島だと知らなかった」などとコメント。ゴミを再利用するだけでなく、島のエネルギーでもCO2を削減するようなことしている。森永さんは、世界的な問題というのが大事で、日本は被害者でも有り加害者でもあり、すべての国が関わっているので皆が当事者意識を持って、海洋ごみは世界各国が考えないと行けない問題だと指摘。日本は資源が少なくて海外からの輸入に頼っているが、国内で発生した端材を使ってエネルギー資源に変えるのは、日本全体が見習うべきモデルだという。無駄を省き国内で循環させるのが日本の課題だとし、対馬で実験的なモデルをやって上手く行けば全国で真似をするのは、先進的なことを取り組んでると評価しているという。

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日本のミライを変える?一歩先行く食糧問題のトレンド!/食害対策がビジネスに!ウニノミクス

大きな問題となっているのが磯焼けで急増したウニが海藻を食べ尽くし藻場育たなくなる現象である。大半のウニが栄養不足で痩せていて商品価値がない。大分県では回収したウニを蓄養して太らせて商品にするウ二ノミクスが行われている。食害の原因ウニに価値を与えて経済・環境保護を踏まえた循環型ビジネスである。森永さんのトレンド解析ではこれまでの時代は大量生産・大量廃棄の使い捨てだったがこれからは廃棄物を上手に再利用し関係者・経済全てにプラスのモデルでる。

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食糧問題のトレンド!次世代型植物工場 テクノファーム

次世代型植物工場テクノファームで作っているのはレタスである。世界中どこでも天候に左右されずに栽培できる。スプレッドでは種まきから収穫まで約7割の工程を自動化している。1日の収穫量は3t、徹底した衛生管理で栽培し洗わずに食べられるレタスを商品化している。森永さんのトレンド解析では野菜は天候要因で価格が高騰するので安定した栽培法は消費者にも優しい。従来野菜の栽培場所は限定的だが寒冷地や砂漠でも栽培可能になる。2023年の期間的農業従事者は約116万人で平均年齢が68.4歳で70歳以上が一番多い。

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二刀流・大谷翔平も注目! ???のトレンド!

日本は寝不足大国で健康被害や経済損失も懸念されている。睡眠問題に取り組む日本睡眠科学研究所はそもそも睡眠とはなにか、睡眠を良くするための寝室・寝床内の環境、ベストな睡眠環境のための寝具開発の研究を行っている。約40年間研究していて睡眠学者の柳沢さんのいる筑波大学などと共同で研究を行っている。寝具と眠りの質の関係性、成長ホルモンの分泌などを発表している。野々村さんの見解では睡眠の質が100%でも7~8時間の睡眠が大前提でショートスリーパーは1000人に1人である。寝具開発の最新研究設備で研究を行っていてエルゴチェックでは寝転がるとどこに圧力がかかっているかがわかる。寝返りのしやすさが違うという。寝具業界では主観的な評価しかできなかったがエビデンスに基づき寝具の良さを確認したかったという。

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日本睡眠科学研究所柳沢正史筑波大学
二刀流・大谷翔平も注目! 睡眠問題のトレンド!

寝具メーカーのnishikawaに向かった。会社で大人気のスポットに向かうと真っ暗で鳥のさえずりに水の流れる音がしていた。そこは西川の社員がお昼寝をするお昼寝専用ルームだった。15分間の仮眠ができるという。昼寝による疲労回復・生産性向上が実証され導入された。室内には昼寝グッズがある。約20分の入れ替え制で12~15時の間で社員なら誰でも利用できる。N3D-bodyで寝るための体の姿勢を可視化した。約120万点の測定点から全身の形状をミリ単位で測定する。数秒で全身を360度スキャンし可視化できる。筋肉量、骨格、脂肪量などを計測してくれる。首や骨盤など全身18箇所のゆがみを検出する。ゆがみの症状に応じて寝具の選び方をアドバイスしてくれる。続いてPI+MA PITTAは西川独自開発のシステムで身長、体重を入力し正面と横向きの全身画像を撮影しN3D-body連動させると体にあったマットレス・枕を選定してくれる。冨田アナには大谷翔平と同じモデルのマットレスがマッチした。AiR SXは1680個の点が体を受け止め体圧を分散させ沈み過ぎないよう寝姿勢をキープできる。冨田アナはボーナスに期待して購入する気があると話しさらに掛け布団も相談し紹介してもらったのは最上級羽毛布団でその値段は税込み308万円だった。

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二刀流・大谷翔平も注目! ???のトレンド!

専門家に短い仮眠でもスッキリ起きる方法を聞いた。「一番いいのは寝る前にカフェインを摂る。15分後くらいに効いてくるので非常にスッキリと目覚められる」と話した。日本が目指すべき未来について睡眠研究のエキスパートは「日本人の睡眠の質に対する意識が変わって質が上がればパフォーマンス・免疫力が上がるので健康になるので国として色んな意味で良い結果が出る」と話した。

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日本睡眠科学研究所
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