2024年9月8日放送 9:00 - 10:00 NHK総合

日曜討論
立憲民主党代表選 4候補に問う

出演者
曽我英弘 星麻琴 
(オープニング)
オープニング

立憲民主党代表選に4人が立候補し論戦が始まった。4人の候補に何を訴えていくのかを聞く。

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(日曜討論)
立憲民主党代表選 4候補に問う

最も訴えたいことについて。立憲民主党・野田佳彦は「政権交代こそ最大の政治改革」とし、「自民党に自浄作用を働かせようという気配を全く感じない。政権交代で実現するしかない」、立憲民主党・枝野幸男は「ヒューマンエコノミクス。人間中心の経済」とし「次の時代のビジョンを訴える」、立憲民主党・泉健太は「立憲民主で日本を伸ばす」とし「いかに政権を担える政党にするか。新しい立憲民主党の姿を見せていきたい」、立憲民主党・吉田はるみは「教育×経済=国民生活の底上げ」とし「公立の小中高大と一環して無償化できる日本を作り、家計を引き上げるための最低賃金1500円の全国一律の早期実施、食料品の非課税、これをもって国民生活の底上げをはかっていく」などと述べた。

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立候補の理由は

立候補の理由は。立憲民主党・枝野幸男は「この3年間を評価した上で次の3年間をどう発展させるか」「野党第1党として政権で何をするのか訴えていかなければならない」、立憲民主党・泉健太は「3年前はどん底からのスタートだったが、4月の補欠選挙では3つとも勝つくらいまで党勢が回復した」、立憲民主党・野田佳彦は「政権を手放した責任を大きく感じている。だからこそ政権をとりに行く道筋をつくって先頭に立たなければならない。政権取りは立憲民主のコアの支持層を固めるだけでは取れない。無党派を含めて他党の支持を得られるようにするための私は最後のピースではないかという思い」、立憲民主党・吉田はるみは「訴えていきたいことの1つに生活者、女性の視点。1期生にしか見えなかったような視点を訴えたい思いで立候補した」などと述べた。続投した場合どう変えるのかについて泉代表は「これまで訴えてきた『人へ未来へ真っ当な政治へ』これをスローガンにして選挙体制に入っていく。各野党に対しても共通項はたくさんある、一丸となって与野党対決に持ち込んでいきたい」、吉田氏は自身の強みについて「発信力とコミュニケーションの仕方を改革したいところ」などと述べた。小沢一郎議員など距離があった人たちとの連携について野田氏は「政権交代のチャンスはめったにない。十数年に1回のチャンスが巡ってきている。基本戦略について小沢先生は同じ方向を向いていて、恩讐を越えて応援していただけるようになったと思う」などと述べた。また、枝野氏は「2009年の時のように野党に対する期待は高まっていない。どういうビジョンで政権をつくるのか、運営する力があるんだというアピールが必要」などと述べた。

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党の現状と課題は

政党支持率(NHK世論調査)を見ると、立憲民主党は3年間に4%~9%台で推移しており、自民党との間に開きがある。先月の世論調査では、自民党29.9%だったのに対し、立憲民主党5.2%に留まっている。党の現状と課題について質問。吉田氏は「立憲民主党が政権をとったら何をするのか見えていないのでは」、泉氏は「政権交代に対する失望感や不信感がぬぐいきれていない。政治を変えたい思いを表現すれば政治は変わっていく。その責任を担う覚悟・政策を持つことに重点を置く」、枝野氏は「野党としてどういうビジョンを持っているのか。個別政策は発信している。問題意識と個別の政策と人間中心の経済ということを繋げて訴えることができれば国民に繋がる」、野田氏は「支持率が飛躍的に上がっていくのは困難。コアな支持層だけでなく無党派を含め幅広い支持層から支持を得られるように意識しなければ。政権をとった時の政策も合わせて訴えていく」等と話した。

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政治とカネ どう対応?

政治とカネどう対応?と質問。野田氏は「裏金事件は脱税事件。事態の解明が行われていない。けじめがついていない。国民は1円足りとも税逃れできないという体制の中で国会議員は脱税して許されるのかというのが国民感情だと思う。改正政治資金規正法もザル法。情報公開こそ最大の政治改革。被選挙権を引き下げ、女性のチャンス拡大、世襲に制限する被選挙権改革をしたい」、枝野氏は「自民党は見栄えのいい表紙に付け替えることで全部臭い物に蓋をする動きをしている。これを許してしまったら政治不信が募り結果的に日本の国力を弱める。やるかどうか分からないスローガンだけ掲げているという無責任なことを我々は許してはいけない。さらなる政治改革の意味では世襲が多すぎる。親が集めた政治資金を無税で事実上相続して二世・三世・四世の方が選挙に出る。あまりにもスタートラインが違う。政治資金はその政治家のために皆さん出しているので、その方が亡くなられたり引退したら国庫に戻していただくのが本来の姿」、吉田氏は「次の総選挙では禊をしていただきたい。私たち政権がやるべきは当たり前のこと。民間レベルと同じ透明性でやるべき」、泉氏は「同じルールで政治活動をやってきたと思ったのに裏で金を作り使って支持者を増やしていた。スポーツ界でいえば永久追放。なぜ政治家は許されるのか。今も裏金が動いている。こんな状態を続けている人たちが総裁選の時だけ言うのは不誠実だと思う。これは国民の力で変えなければいけない」等と話した。

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国民負担のあり方は

政府は防衛力強化の財源確保に向け、法人税や所得税などを増税する方針。また、少子化対策を強化するため、支援金制度を創設し公的医療保険を通じて徴収する計画。1人あたり平均月額450円としている。枝野幸男は、大衆増税ではなく負担能力のある人に大分の負担をお願いするというのがここ30年ほど弱かったなどとコメントした。泉健太は、昨年度自衛隊の採用数が過去最低になった、人の待遇をほったらかしのままで兵器が増えてもやっていけないなどと話した。吉田はるみは、国の予算は限りがあるが民間の資金はもっと活用できると思っているなどと意見を述べた。野田佳彦は、いくら装備を揃えても扱う人がいなければ絵に描いた餅なのでそういうところにもっと力を入れるべきだと話した。吉田はるみは、政治への信頼・財政への信頼が今ないということではないかとコメントした。泉健太は、法人税・所得税について税収を得られるような環境を作っていくのがひとつで、ETFが毎年1兆円ほど国庫に入れられる状況があるなどと話した。野田佳彦は、今の予算のつけかたを精査するのが基本だと思っていて、迂闊に減税・増税のことは言えないと思っているなどと述べた。枝野幸男は、税収につながる使い方をすれば良いなどと話した。

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野田佳彦は、軽々しく財政に影響することを言うのは控えていて、

野田氏は「消費税の還付法案を提出している」、枝野氏は「前回はコロナ禍による消費の落ち込みに対する一時的な対応策として掲げた」とスタジオコメント。

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政権与党とどう向き合う

次の衆議院選挙に向けた立憲民主党の公認候補予定者は190人で衆議院の過半数233人には届いていない。どのように擁立を目指すかについて。泉代表は「連立を想定している国民民主党にも230人がいる。まずは連立を想定しながら1人でも立憲民主党の候補を擁立して空白区で闘って行きたい」、枝野氏は「届かなくても少なくとも比例代表単独候補と合わせて衆議院の過半数の候補を立てることを実現したい」、野田氏は「裏金議員のところは他の野党と協力して全力で立てていかなければ。国民がペナルティを与えるためには候補者がいないとできない。最低限その責任を果たさなければならない」、吉田氏は「選挙区の棲み分けの議論を始めるべきではないかと思う」などと述べた。

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野党連携のあり方は

野党連携に関する討論。立憲民主党・野田佳彦さんは「野党連携は対話を通じてどのような連携ができるかを常に探っていくべき。立憲民主党として主体的になるのはもちろん、政権的に一番近い国民民主党と選挙が終わったらすぐに協議する」などと話した。枝野幸男さんは「同じ野党と言っても考え方が違う政党もある。1本化してしまったら立憲民主党がどのような社会にしていくのかが伝わらなくなる。それが3年前に出来なかった。野田さんの言う通り、考え方の違う政党でもコミュニケーションを取ることが大事だ」などと話した。吉田はるみさんは「地域事情があるのは既に聞いている。活動をしている総支部長は、野党と連携しているところもあれば自分自身でやってる人もいる」などと話した。泉氏は「すでにやってきていることがほとんど。棲み分けを事実上やれているところはある。各政党、目に見えないところで努力もしているし誠実に向き合っている。あまりこちらの理想ばかりを言っても無礼である。丁寧にやっていくうえで自民党を倒す」などと話した。枝野さんは「自民党の議席を減らすことしかできない」などと話し、野田さんは「国民民主党との連携から始めなければならない。そのうえでその他の政党と対話をしながら考えるべき」などと話した。吉田さんは「自民党の裏金問題にちゃんと決着をつけられるか。この一点において協力できるのかを問いたい」などと話した。

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立憲民主党・泉健太は日本維新の会との関係について「何度も意見交換をした。維新さんは中期経営計画を持っている。立憲民主党が立憲民主党として戦う」とスタジオコメント。

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立憲民主党
今後の政局にどう臨む/何を訴えるか

代表になったら、政権を獲得したら何をすべきかについて吉田はるみ氏は「国民生活の底上げ。国民生活を支える」、泉氏は「日本を伸ばす。世界的に戦っている企業もある」、枝野幸男氏は「人間中心の経済への一歩二歩を踏み出す」、野田佳彦氏「政治に対する信用がまず前提」とスタジオコメント。

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(エンディング)
エンディング

エンディング。

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