- 出演者
- ホルコムジャック和馬 澤部佑 丸山桂里奈
手軽でおいしい暮らしの味方、冷凍食品は、物価高の中でも購入量が増えた食品No.1である。味も見た目も進化し続ける冷凍食品、そのバックヤードでは理想の温め方を追い求める開発現場の涙ぐましい努力がある。冷凍うどんトップシェア企業を支えるプロフェッショナルのこだわりがある。チンして満腹大満足の冷凍食品の舞台裏を覗く。オープニング映像が流れた。
今回のテーマは冷凍食品。ホルコムジャック和馬さんが、丸山さんと澤部さんに冷凍食品をよく使うか質問した。澤部さんは、“買いますね。食べますね。夜食でいただくこともありますし、子どものお弁当とか便利ですね。”などと話した。丸山さんは、“私もめちゃくちゃ買いますね。お気に入りが、えびチーズ春巻きって棒状になってる冷凍食品は、めっちゃ簡単にできます。”などと話した。冷凍食品の売上が好調で、去年年間の消費量が初めて約300万トンを超えて過去最高になった。1人あたりに換算すると年間消費量は、24.6kgである。今注目されているのが「ワンプレート」と呼ばれている、ご飯などの主食とおかず・副菜が一皿に収められていて、一度のチンで食べられる。この一皿で完結するワンプレートの冷凍食品、その舞台裏を取材した。
ワンプレートのシェアで業界トップ製粉大手のnippn。和食に洋食、中華まで18種類のラインナップを手掛けている。ご飯もおかずも1食分を詰め込んだワンプレートに欠かせないのが、パット見普通の容器ですが、実は苦節2年15回の施策を重ねた苦労の結晶だという。ワンプレートの長年の課題は加熱ムラ。初期型の器では、ご飯とおかずの温まり方にギャップが出てしまっていた。そこで改良したのが、角の凹み部分を斜めの壁に。解凍時に電子レンジが放つマイクロ波を反射させ容器が均等に温まるようにした。斜めの壁を容器の2か所に設けたことで加熱ムラをを克服。利用者の満足度も向上したという。この会社が今向き合っている課題はワンプレートの新規購入者をいかに増やすか。調査によるとワンプレートを食べたことある人の満足度は高い一方、食べたことのない人は美味しくなさそうというイメージを持っていることが分かった。そこで会社はこの秋、主力商品をリブランディング。社内総出で反転攻勢へ打って出る。最も売り出したい商品の1つ。鶏肉と野菜に黒酢あんをかけたワンプレート。副菜の1つを見直すにあたり部署を超えた議論が行われる。かぼちゃで彩りを増すべきか、それともれんこんの食感か。営業チームはリニューアルした商品をスーパーなどにアピール。仕入れ担当者にも全力プッシュ。自社商品の認知度向上に留まらず、ワンプレートというジャンルが普及していくことを目指している。
どうして今ワンプレートの冷凍食品が注目されているのか。理由は、コスパとタイパと言われている。1食400~500円で買えて、1回のレンチンで10何品も食材を使ったものが出来上がる。
三重・伊勢のスーパー。この日行われていたのは、冷凍食品の食べ放題イベント。90分2000円で、売り場の冷凍食品をどれでも好きなだけ食べることができる。主催したのは、冷凍食品を扱う食品総合卸。狙いは、消費者の購買意欲を刺激すること。実は、冷凍食品、あらかじめ決めた商品だけを買っていく人がほとんどなんだそう。商品棚の前で立ち止まる時間も数秒たらず。より多くの商品を買ってもらうためには、未知なる商品と出会うきっかけが必要と考え、食べ放題イベントを企画した。過去にイベントを実施した店舗では、その後の売り上げが1.4倍に伸びた商品もあった。
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- 伊勢(三重)
冷凍食品ではないが、冷凍技術を生かしたものもある。それが下味冷凍ができる調味料パック。このパックに生肉を入れて冷凍すると、食べたい時に自然解凍することで、下ごしらえが完了するという。家庭で冷凍すると、ゆっくり冷凍するため組織が壊れてしまうがそれを利用し、壊れたところに調味液がしみこむという。メーカーによると、自分で作った満足感や納得感がほしいという主婦の方々のニーズを受けて開発したという。続いてはうどんについて。うどんは冷凍食品の中で国内生産量が1位となっている。澤部さんは「うどん1位は納得です。困ったらうどんがでてくる冷凍庫から。」などと話した。
訪ねたのは香川県にある冷凍うどんの工場。出迎えてくれたのは、テーブルマークの山田頸さん(44)。20年以上にわたって携わっているのが商品開発。この世に送り出したうどんは100種類以上にのぼる。山田さんが目指しているのは職人の技を大量生産で完全再現すること。山田さん自慢の製造ラインから年間6億食の冷凍うどんが全国に送り出されている。工場の外でも山田さんが欠かさず行っていることが。山田さんが訪れたのは高松市の人気うどん店。山田さんの流儀は「毎日、うどんと対話する」。うどん作りのさらなるヒントを求めて一日一杯以上のうどんを食し、研究を重ねている。山田さんが目指す境地は”冷凍だからおいしい”世界を作るということ。
去年、コメの価格高騰で冷凍うどんの需要が伸びた。冷凍うどんは年間生産食数は約13億8300万食。テーブルマークは今年の6月末にニューヨークの食品展示会に初出店した。天ぷらうどんやカレーうどんを、アメリカ向けに開発して持っていった。今マーケティングしている最中。
本社のキッチンで、新作レシピの開発会議が行われていた。月に5品以上、バラエティ豊かなうどんレシピを提案している。朝ごはん向けの「ベーコンエッグうどん」や、パーティでも使える「カラフル一口つけうどん」など、これまで公開したレシピは700種類にのぼる。
山本さん、冷凍食品の別の可能性にも注目している。「凍天」は、福島の伝統的な保存食「凍餅」をドーナツ生地で包んで揚げた菓子。唯一製造していた会社が倒産。別の会社が商標権を引き継ぎ、冷凍食品化した。冷凍技術で計画的に生産すると、経営を安定化できる。冷凍の技術を使えば、消え入りそうなモノも、復活できる。地域の味を「冷凍」で守ったケースで、日本全国の人に凍天を食べてもらえるようになった。
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