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「旬膳・郷土膳 和日輔」の人気の一品は「みかん鯛しゃぶ」。適度な脂とみかんの香りの調和がとれているという。
「道後イタリアン イル・ポジターノ」のシェフはみかん鯛を絶賛した。旨みが十分あるため、加熱すると爽やかな香りがするという。
愛媛県は江戸時代、周辺で獲れる天然真鯛が珍重され、生きたまま船で運ばれていた。活気に湧いていた宇和島だったが、時代とともに漁獲量は年々減少していった。そのため獲る漁業から育てる漁業へとシフトしていったという。今では鯛の養殖生産量日本一を誇る。みかん鯛生産者の中田さんは、この地で初めてみかん鯛を生産した。健康・成長・味は餌で変わるため一番大事だという。午前6時、生け簀からみかん鯛をすくい、トラックに載せ全国各地へ出発した。
オープニング映像。
中田さんが鯛の養殖業を継いだのは18歳のとき。餌を開発するため試行錯誤していたとき、水産研究センターの研究を知り、みかんジュース生産の際に出る大量の絞りかすを魚の餌に利用することに挑戦。2013年にみかん鯛の販売が開始された。
この日、ブラージュの枇杷田さんが中田さんのもとを訪ねた。新作メニューに活かしたいとのことで、初めてみかん鯛を試食した。店に戻った枇杷田さんは、早速メニューの開発に取り掛かった。
枇杷田さんはみかん鯛を使った「みかん鯛のカダイフ巻き揚げ」を作り、中田さんを試食に招いた。「みかん鯛のカダイフ巻き揚げ」を試食した中田さんは、「みかんの味がした、ソースに絡んでよく合う」などとコメント。続いては、みかん鯛の背を使った料理。
枇杷田シェフの新作フレンチ「みかん鯛のパイ包み」を試食した中田さんは、「鯛の旨みを引き出してる感じ」などと感想を話した。
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エンディング映像。
「食彩の王国」の次回予告。