2024年12月5日放送 18:10 - 19:00 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
寺門亜衣子 片山美紀 江原啓一郎 片山美紀 黒田菜月 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

それ、”闇バイト”じゃない?
闇バイト応募 先月末まで 本人・家族保護125件

きょう警察庁は応募したものの実行する前に警察に連絡するなどして保護されたケースでその数は先月末までに125件あったと発表した。年代別で見ると20代が最も多く全体のおよそ4割、次いで10代がおよそ3割と若い世代が目立っているが40代、50代以上もそれぞれおよそ1割となっていて闇バイトが中高年層にも広がっていることが分かる。

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警察庁露木康浩

闇バイトに応募した本人や家族を保護した125件の受けた指示の内容を分析したところ、10代、20代の若年層は不審な荷物の運搬物品の処分など犯罪の実行行為の一部とも言えるケースが多かった。一方で中高年層は実行行為そのものではなくて銀行口座の開設携帯電話を新規契約して売り渡すなど犯罪に使われるツールを準備するというそういう役割を指示されていたというのが分かった。闇バイトについては連日番組でも伝えている中ではあるが保護の件数、125件となると少なくともその数は闇バイトに応募しているという。1か月前の段階では保護の件数、46件だったですけれど、この間で大幅に増えたことになる。ただこの125件というのも氷山の一角。一連の強盗事件で闇バイトの存在が改めてクローズアップされる形になったですけれどそれでも応募が止まらないという状況だ。今回、保護された人の中には仕事内容を指示されて初めて犯罪だと気付いて警察に相談したというケースもあった。仕事内容があいまいにしか書かれていない募集は闇バイトの可能性があるので絶対に応募しないでいただきたい。今回、この125件のうち闇バイトに応募したきっかけがXなどのSNSだったというのは全体の5割だった。警察ではこれまでもサイバーパトロールを行うなどして闇バイトの入り口対策というのを進めてきただがそれに加えて今後、ホワイト案件即日即金といった闇バイトの募集に使われるキーワードを検索した人の画面に警察が警告のメッセージの動画を出すというそういうターゲッティング広告の手法を取り入れた授業を始めようとしている。闇バイトに応募したとしても一刻も早く引き返すということが大事だと思うので犯罪を犯す前に、あるいは犯罪を重ねる前に#9110に相談してほしい。

(ニュース)
増える山岳遭難 山岳救助隊に密着

紅葉の名所で気軽に日帰り登山が楽しめると人気の高尾山。世界的なガイド本に掲載され外国人の登山者も目立つ。ただ、登山者の増加に伴って事故も増えている。倒れていたのは80代の女性。登山中、めまいで動けなくなったという。高尾山などを管轄する八王子消防署の山岳救助隊。登山の高度な知識と技術を備えた15人が山での事故の対応にあたっている。管内の山岳救助件数はここ5年で1.5倍に増加している。密着取材を始めてまもなく指令が入った。高尾山から程近い景信山で救助の要請が入った。倒れたのは80代の男性。登り始めて15分ほどの場所だった。通報からおよそ35分で現場に到着。男性は呼吸と意識がなく心肺蘇生を行った。登山経験が豊富だったが倒れる直前に少しきついと話していたそう。こうした事故は全国でも多発している。警察庁のまとめによると去年、全国の山で道に迷ったり、けがや病気などで自力で動けなくなったいわゆる山岳遭難は3126件と過去最多に。このうち東京都は214件で全国2番目の多さだった。十分な装備や準備をせずに登ってしまう経験の浅い登山者が増えていることなどが原因と見られている。安全な登山に向けて事故の事例や必要な準備を知ってもらおうという取り組みも進んでいる。東京都山岳連盟などは先月、登山に必要な装備品のリストや多摩西部で起きた山岳遭難の事例をまとめた地図を作成しWEBサイトで公開を始めた。緊迫感が伝わる映像もあった。廣川会長によるとこのあと年末年始にかけて登山をする人が増える傾向がある。高尾山に限らず身近な山だからと油断せずに事故や遭難の危険性を十分理解したうえで防寒対策などの準備をしっかりして無理のない計画を立ててほしいと呼びかけた。

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八王子消防署千代田区(東京)景信山東京都山岳連盟警察庁高尾山
日本の「伝統的酒造り」 無形文化遺産に登録決定

日本酒や焼酎、泡盛といった「日本の伝統的酒造り」についてユネスコの政府間委員会が無形文化遺産に登録することを決めた。無形文化遺産に登録が決まった日本の伝統的酒造り。管轄する地域に4つの酒造会社がある埼玉県川越市の税務署の菅原博栄署長は「各酒造がますます元気になることを期待する」と述べた。青梅市の酒造見学には海外からも多く訪れている。

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国際連合教育科学文化機関天野怜富士吉田(山梨)山梨県酒造組合川越(埼玉)日本の酒情報館港区(東京)青梅(東京)
(気象情報)
気象情報

関東の気象情報が伝えられた。

(ニュース)
渋谷区長 住民に説明 続ける考え示す

渋谷区の玉川上水旧水路緑道は老朽化が進んでいるため区が再整備の計画を進めているが住民の一部から事業費が高額だなどとして見直しを求める声が上がっている。きょう現地を訪れた長谷部区長は住民への説明を続けていく考えを示した。緑道の一角に設置されているのは再整備計画をPRする施設では計画の経緯や内容を説明するパネルなどが展示されている。あすのオープンを前に長谷部区長が視察し計画の必要性を強調した。渋谷区が再整備を計画している玉川上水旧水路緑道は笹塚から代々木にかけてのおよそ2.6キロの都市公園。整備からおよそ40年が経過し老朽化が進んでいる。関連予算の一部はすでに区議会で可決されて8月から工事が始まった。計画では現状の樹木をなるべく残しつつテラゾと呼ばれる舗装材を使ったデザイン性の高い歩道、さらに大型のベンチやイベントを開催できる広場などを設置、事業費はおよそ113億円と見込まれている。区の計画に対し近隣住民の一部からは見直しを求める声が上がっている。住民団体の代表、高尾典子は事業費を大幅に圧縮するよう求めて署名活動を行っていてこれまでにおよそ800人分が集まっているという。高尾は路面を舗装材で覆うことで自然を生かした緑道のよさが失われることや地域外からも多くの人が集まるようになることなどを懸念している。

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渋谷区(東京)
中野サンプラザ再開発 住宅割合増やす案

工事費の高騰を受けて計画の見直しが進められている中野サンプラザの跡地の再開発について、事業費が当初の見込みの2倍近くにあたる3500億円余りに膨らむおそれが出たため区と事業者が計画の見直しを進めている。きょう開かれた区議会の建設委員会には事業者の代表の野村不動産の幹部が出席し一定の工事費の上昇を見込んで計画を作成したが、その想定をはるかに上回ったと説明した。今回の再開発では最大7000人を収容できる多目的ホールと住宅やオフィスなどが入る高さ262メートルの超高層ビルを新たに建設し事業費は超高層ビルの建設によって生み出されるフロアを活用して得られる収益などを充てる計画。委員会では今後の事業の方向性について計画案が示され多目的ホールの規模は維持する一方で採算性を確保するため超高層ビルに占める住宅部分の割合を増やすとしている。区はさらに具体的な計画を事業者と協議することにしている。

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中野区野村不動産
選手に届け!新たな応援スタイル

聴覚障害のある人たちの国際スポーツ大会、デフリンピック。4年に1度のこの大会が来年日本で初めて開催される。聞こえない、もしくは聞こえにくい選手たちに届くようにと新たな応援スタイルが考案されこのほど競技会場で初めて試された。今月、デフ陸上の大会で実践されたサインエール。手話などをベースにした見える形の応援スタイル。この日、応援団長を務めたのは元デフ陸上、砲丸投げの日本代表、神初兼司。自身も試合で声や音での応援が聞こえなかった経験から選手に届く応援がしたいと今回の取り組みに参加した。サインエールは東京都がデフリンピックを盛り上げようと聞こえる人や聞こえない人と一緒に開発してきた。大会には開発に携わってきた山田真樹選手も出場した。応援団は観客に声をかけ初めての人にも分かりやすいよう応援のやり方選手の名前の表現を手話などを交えて説明した。タイミングを合わせるためにみんなで何度も確認。応援を力に変えた山田選手は男子200メートルを2位でゴールし、応援団に感謝の気持ちを伝える。一方、競技場でやってみて初めて分かった難しさもあった。

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デフリンピックトルコ世田谷区(東京)東京都
聴覚障害の選手に届け! ”見える”応援スタイル

サインエールの効果について喜多記者は、選手に応援が届いて力になるというだけではなくて観客にとってもこういうふうにやったら応援が伝わるんだという新しい気付きになっていたというのがとても印象的だったなどと話した。またサインエールの意義について、選手目線での希望が詰まったもので皆で応援できるのがサインエールだと感じるなどと話した。

わがまちスター
ベテラン助産師の性教育

助産師歴22年の高野しのぶさんは5年前から横浜市の小中学校を中心に性教育の授業を行っている。日中は性教育の授業を行うため夜勤で月に10日、夕方5時から朝9時まで働いている。その大好きなお産の現場で5年前、望まない妊娠をした中学生の出産に立ち会った。この経験を経て性教育を始めることを決意。学校へ足を運び、授業をさせてほしいと頼んで回った。今では年間100校を飛び回り性教育を行う高野さんはこの日、市内にある舞岡中学校の2年生への授業を行った。手作りの人形を用いて生理や射精など命を育む仕組みや性被害につながる可能性がある男女の交際についても伝えた。授業の後半のテーマは、いのち。助産師の現場での経験を織り交ぜながら命の大切さを伝えた。SNSなど子どもを取り巻く性の環境は今、急速に変化している。その中で高野が授業を行っている学校の岩田明正校長は「学習指導要領だけだと間に合わない」と話していた。性教育を通じて子どもたちの未来を輝かせたいと考える高野さんは学校なと協力して子どもが生きる勇気を持てるようにしたいなどと話した。

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横浜(神奈川)
昼は性教育 夜は助産師 ”命を輝かせたい”

助産師の女性が今力を入れているのは小学校低学年への性教育。年齢に応じた教育を早期から受けることで自分の体を守る意識をつけてほしいと考えているという。

(ニュース)
”闇バイトに加担しないで”

首都圏で闇バイトを実行役にした強盗事件が相次ぐ中、埼玉県所沢市で学生が警察などと闇バイトに加担しないよう呼びかけた。学生たちは闇バイトに注意などと書かれたしおりを自分たちで作り道を行く人たちに注意を呼びかけていた。

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埼玉県所沢駅秋草学園短期大学
おでかけ しゅと犬くん
中継 厚木北高校

神奈川県の厚木北高校から中継。厚木市ではヘルメット着用を啓発するヘルメットインフルエンサーの学生の皆さんから7〜80人を選抜して命名している。メンバーはヘルメットをかぶってクラスのみんなとかに大切さをアピールしたり、文化祭に来た人に安全ルールのチラシを配ったりしているという。

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厚木(神奈川)神奈川県立厚木北高等学校
(気象情報)
気象情報

全国の気象情報が伝えられた。

(エンディング)
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