- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 近藤奈央 是永千恵 野口葵衣
ブラジルのルーラ大統領は、今週ブラジルを訪問する岸田総理大臣と首脳会談を行うのを前に、首都ブラジリアでNHKなど日本メディアのインタビューに応じた。ルーラ大統領は「ブラジルには重要鉱物が豊富で、それを共有し世界の脱炭素化に貢献できる」と述べ、再生可能エネルギーなどエネルギー分野での日本との関係強化に意欲を示した。さらにルーラ大統領は、機能不全が指摘されている国連安保理の改革に向けて、岸田総理大臣と意見を交わしたい考えを示した。
結婚したときに夫婦で別の名字を選べる選択的夫婦別姓について、NHKの憲法に関する世論調査で聞いたところ、賛成が62%、反対が27%だった。年代別で見ると、60代以下の年代はいずれも賛成が70%台で反対を大きく上回ったのに対し、70歳以上は賛成が48%、反対が40%となり、傾向が分かれた。賛成と答えた人に理由を聞いたところ、選択肢が多いほうがいいからが56%、名字が変わると仕事や生活で支障がある人もいると思うからが18%などとなっている。一方、反対と答えた人に理由を聞いたところ、別の名字にすると家族の絆や一体感が弱まるからが36%、子どもに好ましくない影響を与えるからが26%などとなっている。
おとといの円相場は1ドル=160円台まで円安が進んだあと、一転して円高に動く場面があった。政府・日銀が介入を明言しない「覆面介入」ではないかとみられていて、金融仲介会社・東短リサーチは5兆円規模と推計している。ドル売り・円買いの市場介入を行う際は、大規模な資金のやり取りが発生する。日銀はきのう、当座預金の統計を発表したが、その内容から、市場介入のために金融機関から政府に移動する資金が大体5兆円ではないかと分析できるという。正式には財務省が今月末に発表する統計で明らかになる。
東京電力ホールディングスのことし3月期の決算は、グループ全体で売り上げが6兆9183億円と、前の年度より14%減少したが、最終的な利益は前の年度の1236億円の赤字から一転、2678億円の黒字を確保した。火力発電の燃料となるLNG(液化天然ガス)や石炭などの価格が下落し、調達にかかるコストが減ったことが利益を押し上げ、2年ぶりの黒字となった。東京電力ホールディングス・小早川智明社長は「経営状況が抜本的に改善されたという状況ではない、柏崎刈羽原発の再稼働に注力するとともに、安定的な電気供給を進めていくことが重要、実現に向けて取り組んでいく」と述べた。東京電力は原発の6号機と7号機が再稼働すれば、1基あたり1100億円の収支改善効果があるとしていて、経営への影響は大きいものがある。福島第一原発の事故に伴う除染の費用を賄うためにも、東電は収益力を高めることが求められている。柏崎刈羽原発の再稼働については、テロ対策で重大な不備や不祥事が相次いだことなどが影響しているため、その時期を見通せる状況にはまだ至っていない。再稼働の行方を見極めながら、企業価値をどう高めていくかが引き続き課題となる。
靴のリサイクルについて。靴は衣類に比べてリサイクルが難しいとされているが、メーカーの間で再利用に向けた技術開発が進んでいる。スポーツ用品メーカー「アシックス」が先月発売したランニングシューズを紹介。素材の数を減らしたり、熱を加えると剥がれやすい接着剤を使ったりすることで、靴の上部の87%余りを原料として再利用できるほか、中底や靴底は細かく砕いて、運動用のマットなどの素材になる予定だという。会社によると、靴は世界で1年間に生産される量の95%以上が、焼却や埋め立てによって処分されるという調査結果もある。ほかにも、スイスのスポーツ用品メーカー「On」は、半年ごとに靴を交換するサブスクリプションサービスで、回収した製品のおよそ9割を再利用する仕組みを導入しているほか、米国の「ナイキ」が接着剤を使わない運動靴を販売するなど、リサイクルの促進に向けた技術開発が進んでいる。
小林製薬の紅麹の成分が含まれたサプリメントを巡る問題を受けて、メーカー各社がサプリの安全性の情報発信を強化している。健康食品などを手がけるファンケルは、機能性表示食品のサプリメントなどの安全性について、店頭などでの掲示に加えて、製造や品質検査の様子を新たに動画にまとめてホームページで発信している。また、ディーエイチシーやサントリーウエルネスも、ホームページ上での発信や発送する商品にチラシを同封するなど、安全性の説明を強化している。調査会社のインテージによると、全国のスーパーやドラッグストアなどでの機能性表示食品の週ごとの販売額は、ことし1月上旬以降は増加が続いていたが、小林製薬が3月、商品の自主回収を発表した翌週から減少が続いているという。
能登半島地震から4か月が経つが、被災地では「仕事がないから地域に戻れない」といった声が聞かれる。そうした中、地域の衰退を防ごうと、いち早く動きだした事業者を取材した。多くの店が営業再開をできずにいる、石川県能登町の商店街。明治から続く鍛冶店は地震で被害を受けたが、10日後には事業を再開し、職を失った地元の人、2人を雇い始めた。鍛冶店の4代目社長・干場健太朗さんの店は、地震で機械が壊れ、農具や漁具を修理する地元住民からの注文も止まってしまった。それでも雇用に踏み切れたのは、人口が減る中で、少しでも県外から注文を受けようと続けてきた“郵送の包丁修理サービス”があったからだった。会社のサイトやホームセンターなどで専用の箱を販売。修理する包丁を入れれば、そのまま郵送できる仕組み。箱に入れて包丁を送れば研いでもらえる。地震のあと注文が増えたこともあり、店の売り上げは5割にまで回復している。さらに干場さんは、この郵送の修理サービスをほかの事業者にも広げようとしている。声をかけたのは、木工工房と漆器店の店主。2人とも地震で被害を受け、店舗営業ができずにいる。全国から寄せられる支援の声に商品を通じて応えていきたいと考えている。
為替の値動きについて伝えた。
「核のごみ」の処分地選定に向けた、文献調査の受け入れを検討している佐賀・玄海町に対し、経済産業省は調査実施を申し入れることを明らかにした。調査は、自治体が公募に応じるか、国の申し入れを受け入れることで実施が決まることになっていて、経済産業省としては、脇山伸太郎町長の判断を後押しするねらいがあるものと見られる。
囲碁の十段戦第5局。挑戦者の井山裕太二冠がタイトルを持つ芝野虎丸二冠に勝ち、6期ぶりに十段のタイトルを獲得することになった。王座、碁聖と合わせて約9か月ぶりに三冠に返り咲くことになり、自身の持つ七大タイトルの通算獲得数の最多記録を60期に伸ばした。
端午の節句を前に、高知・四万十町の四万十川に約500匹のこいのぼりが渡された。全国各地で行われているこいのぼりの川渡しの発祥の地と言われている。近くの山の上には展望台もあり、観光客がこいのぼりを見て子どもたちの健やかな成長を願った。
福井県営奥越高原牧場では、冬の間牛舎で飼われていた乳牛の放牧が始まった。きのうは生後16か月~18か月のメスの乳業が牧草地に放たれた。
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能登半島地震の発生からきょうで4か月。被災直後、大学入学共通テストに臨み、ふるさとの石川県を離れ大学に進学した村井遥奈さんと酒井優里さんに今の思いを聞いた。自宅が壊れるなどの被害を受けながら、励まし合って勉強をした2人。この春、関西の別々の大学に進学した。村井さんは「友達とよくご飯を食べたり、毎日忙しかった」「大学の友達と話して“心配だと思っていた”と声をかけてくれた、先輩も“すごく頑張ったね”と言ってくれた」「普通に生活できているのも、いろいろな人のおかげなので、感謝して大学生活を送っていこうと思います」、酒井さんは「毎日お弁当を作っている、お母さんにお弁当を作ってもらっていたのがすごく大変だったんだなって、(家族からは)“いろいろなことにチャレンジして頑張って”と言ってもらえた」と述べた。
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- 令和6年 能登半島地震石川県
為替と株の値動きを伝えた。
東京・渋谷から全国の気象情報を伝えた。
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- 渋谷(東京)
日本道路交通情報センターが高速道路の情報を伝えた。
関東の気象情報を伝えた。