- 出演者
- 渕岡友美 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 今井翔馬 神子田章博 是永千恵
オープニング映像と挨拶。
米国中西部ウィスコンシン州で開かれている共和党の全国党大会は17日、3日目を迎え、上院議員のJDバンス氏がこのあと演説する。トランプ前大統領に党の副大統領候補に選ばれ、党大会で正式に指名されたバンス氏は、トランプ氏が掲げる米国第一主義を強く訴えてきたことで知られ、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナへの支援の継続に反対している。また、日本製鉄による米国の大手鉄鋼メーカー「USスチール」の買収計画にも異論を唱えていて、演説で外交や経済分野などでどのような政策の立ち位置を示すのか注目される。さらにトランプ氏への銃撃事件を巡り、バンス氏は“バイデン大統領の陣営が「トランプ氏は権威主義的なファシストで、阻止しなければならない」と強調していることが、暗殺未遂につながった”と主張している。ただトランプ氏は事件について、バイデン陣営と結び付けるような主張はこれまでしていないほか、攻撃的な主張を控え「団結が重要だ」などと呼びかけていて、バンス氏が事件に言及するかも含め、演説のトーンにも関心が集まっている。
米国のFRB(連邦準備制度理事会)は「経済活動は大多数の地区で小幅に拡大を続けた」とする最新の経済報告を公表し、ことし11月の大統領選挙などによる不透明感から今後6か月は成長が鈍化すると予想している。FRBは17日、全米12の地区連銀が各地域の企業への聞き取りなどをもとにまとめた最新の経済報告を公表した。それによると5月下旬から今月上旬にかけて「経済活動は7つの地区がわずかに、もしくは小幅に拡大した」とする一方、「5つの地区が横ばいまたは減少した」と報告している。前回5月の報告と比べると、横ばいや減少と報告した地区が3つ増えている。そして、今後6か月の先行きについて、ことし11月の大統領選挙や地政学的な紛争などによる不透明感から成長が鈍化すると予想している。また、物価については全体的に緩やかなペースで上昇したとしたほか、個人消費はほぼ変わらないか横ばいとなっている。ただ、ほぼすべての地区で小売り店の値下げや価格に敏感な消費者が購入を必需品に絞るといった傾向が見られると指摘している。インフレ率の低下傾向を踏まえ、市場ではFRBは9月にも利下げに踏み切るとの見方が大勢になっていて、今月下旬に開かれる金融政策を決める会合後にパウエル議長が利下げの方針についてどう発言するかが注目されている。
イタリアで開かれたG7主要7か国の貿易相会合。EVなどの過剰生産への懸念が各国で強まる中、中国を念頭にG7が連携し、監視を強めることなどで合意した。現地から経済部・小野記者のリポート。先月のG7サミットに続き、中国による過剰生産への対応が焦点となった今回の会合。閣僚声明では、中国を名指しこそしないものの、不透明な補助金政策などが有害な過剰生産につながっていると指摘した。その上でG7が連携し、過剰生産をもたらす非市場的な政策や慣行への監視を強めるとしている。また、経済安全保障の脅威となりうる重要鉱物の輸出管理の動きに対しても監視などの能力を高め、サプライチェーンが混乱するリスクを防ぐことにしている。一方、過剰生産に関する監視の具体的な方法などはG7として継続して議論するとしている。中国がEVや太陽光パネルなどで輸出攻勢をかける中、各国で懸念が強まっている過剰生産の問題。G7として監視を強めることはもちろん、新興国とも連携を強めるなど実効性のある対策を打ち出していけるかが課題となる。
渋谷からの中継で気象情報を伝えた。
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- 渋谷(東京)
京都アニメーションのスタジオが放火され、社員36人が亡くなった事件からきょうで5年となる。京アニは緻密な作画と動きが特徴で世界中のファンから愛されてきた。事件で亡くなった1人、木上益治さん。「木上に描けないものはない」と言われるほどすご腕のアニメーターでスタッフの育成も担うなど京アニ作品を支えた中心人物だった。そんな木上さんが20代のときに描いていたのがこちらの絵本。登場人物が親しみのある温かいタッチで描かれているのが印象的。この絵本が今月アニメとなり、初めて上映された。今月6日、木上さんの絵本を原作としたアニメが上映された。
上映されたのは「小さなジャムとゴブリンのオップ」。原作となった絵本は魔法使いの見習いの少年ジャムがみずからの心と向き合い、成長する物語。木上さんは「AKIRA」や「火垂るの墓」など数々の名作アニメに参加してきた伝説的なアニメーターだった。今回、絵本のアニメ化を手がけたのはかつての同僚。監督を務めた本多敏行さん。事件のあとに絵本を読み返すとあとがきに子どもたちの夢を拡げる作品を作りたいということばが記されているのに気付いた。アニメ化にあたって大切にしたのは木上さんの強い思いが込められていたシーン。見習いのジャムは魔法使いのおじいさんからパンを手渡され、勇気を持てたとき、このパンが魔法を使わせてくれると言われる。ジャムは勇気とは何かを考えて悩みる。そんなとき、おなかをすかせた友達に出会う。パンをあげると、魔法が使えなくなってしまう。いったん家に帰ろうとしたが、どうしても気持ちが晴れない。悩んだ末、友達の所に戻ってパンを渡すことにした。そのとき奇跡が起こった。パンを渡すことで魔法が使えるようになった。勇気とは、自分よりも友達を思いやることだと表現しているところに本多さんは強く引かれた。思い返すのはいつも謙虚で黙々と作画に打ち込み、自分は一歩引いて後輩たちの育成に尽力していた木上さんの姿。悩んで考え、相手のことを思って行動した結果、魔法が使えるようになったジャムのように勇気を持って行動することが人を成長させる。木上さんの思いをくみ取った本多さんはアニメの最後に原作にはなかったせりふを加えた。このアニメは今後幼稚園などで上映され、子どもたちに届けられる予定。
英国では、議会で新たな会期が始まるのに合わせて政府の施政方針を元首が読み上げることになっている。17日、チャールズ国王は上下両院の議員を前に、14年ぶりの政権交代で誕生した労働党のスターマー政権の施政方針を読み上げた。この中で、“経済成長の実現が重要な使命だ”と強調し、インフラ施設や住宅の建設、各地の鉄道事業を一括管理する公的機関の新設、光熱費を抑えるため、再生可能エネルギーへの投資や移行を促す公社の立ち上げなどを進めると明らかにした。また、不法入国者をアフリカのルワンダに移送する前政権の政策の代わりに、国境警備の司令部を設けて密航の摘発を強化することや、たばこを購入できる年齢を徐々に引き上げる法案の提出なども表明した。さらに外交ではウクライナへの支援を今後も続けるほか、4年前に離脱したEU(ヨーロッパ連合)との貿易促進に向けた関係の見直し、それにイスラエルとパレスチナの2国家共存による和平の実現に取り組む方針を示した。
人口が急速に減る社会について考えるシリーズ、人口急減時代。先月、過去最低を更新した日本の出生率。特に東京都では1を割り込み0.99になった。この背景の1つと考えられているのが住宅費の高騰。不動産情報会社の調べによると、東京都内の中古マンションの価格はこの7年前から40%余り上昇している。賃貸の家賃も上昇している。30平方メートル以下の単身者向きというのはほとんど変動がないのに対して、50から70平方メートルのファミリー向けの物件は7年前と比べて35%余り上昇している。不動産情報会社によると、住宅の購入を諦めたファミリー世帯が賃貸市場に流れたことによって需要が増して家賃が上がっているということ。この住宅費の高騰から子どもを産むのを控えるという実態が見えてきた。
品川区に住む中村さん夫妻。夫婦ともに都内の企業で働きながら2歳の娘を育てているが、2人目を持つことに踏み切れずにいる。現在の住まいは2LDKの賃貸マンション。55平方メートルで家賃は月20万円。2人目の子どもを持つことも考え、今より広い3LDKのマンションを都内で探している。しかし希望の物件は分譲価格で1億円超え。世帯年収が1000万円を超える中村さん夫妻でも手が届かない。そこで賃貸の物件も探したが、今より10万円近く家賃が上がるため賄うのは難しいと考えている。夫婦ともに都心に職場がある中村さん夫妻。在宅勤務ができない業務もあり、子どものお迎えなどを考えると都心に住まざるをえない。
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- 品川区(東京)
こうした中で子育て世帯が住まいを求めて、近隣の県に移り住む、脱東京という動きも広がっている。去年、東京と神奈川、埼玉、千葉の人口移動を年齢別に分析したところ子育て世代に当たる30代から40代とそして子ども世代に当たる14歳以下は東京から3県への転出超過となって合わせて1万7000人余りに上った。ただ、この近隣の県に移り住んでも仕事と子育ての両立に苦しむ現状が見えてきた。
都内のIT企業に勤める斉藤麻里奈さん。2人の子どもを育てながらフルタイムで働いている。この日、子どもが体調を崩し、仕事を切り上げて帰宅することになった。もともと東京・世田谷区で家を借りていたが、第2子の妊娠をきっかけに横浜市に引っ越した斉藤さん。片道20分だった通勤が1時間になった。体調を崩した娘を病児保育施設に迎えに行くため午後4時半に会社を出た斉藤さん。通勤時間が延びたことに加え、子育ての出費がかさむようにもなった。施設までは会社から電車とバスを乗り継ぎ70分かかる。迎えの時間に間に合わず、駅からタクシーを使うことも増えた。2週に1度は子どものどちらかが体調を崩すためやむをえず病児保育を利用するが、行政の施設は都内と比べると数が少なく予約が取りづらい状況。そのため高額な民間の施設を利用せざるをえず、先月は病児保育だけで5万円かかった。斉藤さんは2LDKで60平方メートルのマンションを購入したが、住宅費以外の出費が増え、生活は楽になっていないと感じている。もう一つの悩みは睡眠や食事の時間を削らざるをえないことだ。別の会社に勤める夫とは、家事や育児を分担しているが、夫の仕事は夜遅くなることも多いため夜の時間帯は主に斉藤さんが子どもの面倒を見ている。会社にいられる時間が短くなった分、子どもを寝かしつけたあと家で仕事をすることも増えた。
OECD(経済協力開発機構)が先月出したレポートでは世界的にも住宅価格の高騰が少子化に影響すると指摘されている。少子化対策に詳しい甲南大学の前田教授は対策の必要性を訴える一方でその難しさも指摘している。住宅補助は専門家は効果はあるかもしれないとしたうえで「子育て世帯に住宅補助をしてもその分、売り手や貸し手が価格を上げて、結局、子育て世帯の負担は変わらない可能性もある」と指摘しており、即効性のある対策というのは難しいと話している。
地球規模の課題を解決しながら幸せを実現できる「未来の都市」を考える最大規模となるパビリオンは実施主体の博覧会協会と12の協賛企業などが設ける。生命の誕生から産業革命を経て、2035年の都市をイメージした空間を見ることができる。未来の交通、ものづくりのあり方の展示もある。
総務省は全国の県庁所在地、政令指定都市を対象に家計調査の結果を公表。外食費用で「そばとうどん」は高松市が23年連続で日本一、山形市は5番目。山形市ではそば店が多くそばにかける外食費用では全国で上位が狙えるとして、山形市・佐藤孝弘市長とそば店などでつくる組合関係者が総務省統計局を訪れ要望書を手渡した。総務省統計局消費統計課・谷道正太郎課長は「このような要望はあまりないことで様々な観点を踏まえ検討」と答えた。
東京都庁のプロジェクションマッピング、パリオリンピック・パラリンピックの競技会場でも使われる大型プロジェクター。パナソニックホールディングスは業務用の大型プロジェクター事業をオリックスに売却する方針を固めた。パナソニックコネクトのホームページの映像。
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U−23強化試合で日本1−1フランス。パリ五輪日本代表・藤田譲瑠チマ主将は「負けなかったのはプラスに考えていいのかな」とコメント。
プロ4年目の広島カープ・矢野雅哉の紹介。SNSで絶賛されている。広島カープ・新井貴浩監督は「矢野の守備は突出している」、矢野さんは「しっかし試合前に自分で研究して、その日その日で変えている」と話した。打率2割3分代でレギュラーを確保。