- 出演者
- 高井正智 森下絵理香 晴山紋音
オープニングの映像のあと高井さんらが挨拶をした。
自民党はきょう、単独でまとめた政治資金規正法の改正案を総務会で決定。党内の手続きを終えて、国会に提出した。法案の主な内容は議員本人への罰則を強化する、いわゆる連座制の導入を盛り込んだ。また、公明党と折り合えなかったパーティー券の購入者を公開する基準額は、現在の「20万円を超える」から「10万円を超える」に引き下げるとしている。さらに、党から議員に支給される政策活動費について、50万円を超える支給を受けた議員が使いみちを項目ごとに党に報告し、党が収支報告書に記載することも盛り込んでいる。岸田総理大臣は「制度面で実効性のある再発防止策を定時したと考えている」などと話した。公明党の石井幹事長は「いまのところ単独で法案を提出する考えはない」などと話した。これに対し野党からは「今の自民党案は低いレベルの案」などと話した。立憲民主党と国民民主党はきょう、幹部が会談。政治資金規正法の改正案の内容で合意し、週明けに共同で提出することになった。法案では、政策活動費の禁止に加え、議員本人に収支報告書の記載や提出を義務づけ、不記載などがあった場合には、公民権停止の対象となる、いわゆる連座制の導入などを盛り込んでいる。また、国民民主党が求めていた、規正法違反などで議員が起訴された場合、政党交付金の一部の交付を停止する措置については、法案の付則に盛り込むことになった。
岸田首相は「今国会での政治資金規正法の改正を確実に実現するため引き続き公明党とも力を合わせ野党の意見もききながら特別委での議論に真摯に対応し政治の信頼回復につなげていきたい」などと話した。法案提出の段階で、公明党との足並みがそろわず党関係者の1人は「ここまでうまくできないのは想定外だった」と話している。一方で、日本維新の会の協力が得られないか、水面下で模索したが現時点では見通しが立っていない。参議院での議席は過半数に届いていないので、公明党も含めて、他党の主張にも耳を傾けながら、着地点を探っていくことになる。野党側は、それぞれ法案を提出し、実現を迫りたい考え。立憲民主党は、政策活動費の見直しなどを盛り込んだ法案を週明けに提出する方針で、国民民主党と共同で提出することで合意した。日本維新の会も独自の法案を来週提出する予定。野党各党は自民党案の内容は抜け穴があり不十分だと批判を強めている。来週には衆議院の特別委員会で議論が始まる見通し。
教員になる夢を叶えるため都内の大学に通う金井優佳さん。去年亡くなった父親は国指定の難病で思うように働けず。高校時代、奨学金があったことで学用品・部活動の道具などを購入でき、教員になるという夢を持てたという。今も奨学金を大学の教科書など必要なものの購入に充てている。金井さんが利用している「あしなが育英会」奨学金。原資は個人・企業からの寄付。高校入学予定者が申し込んだ奨学金。赤色が申請した人数、青色が給付が決まった人数を示している。これまでは返済が必要で申し込みの9割程度に奨学金が出ていた。昨年度からは安心して勉強してほしいと返済不要に変更。想定以上の申し込みが殺到し、資金が追いつかなくなり、今年度、奨学金を出せたのは45.3%。さらに物価高が子育て世帯の生活や教育に影を落としているという調査結果もある。NPO法人が経済的に困窮する子育て世帯を対象に行なったアンケートでは、77%の家庭が1年前と比べ「家計がとても厳しくなった」と答え、回答者のほとんどが「厳しくなった」と答えた。また、高校生世代への影響では、58%が「塾や予備校に行けない」と答えた他、「経済的な理由で志望校を諦めた」との答えも。「あしなが育英会」にも申請者から切実な訴えが届いている。この春、奨学金を申し込んだ世帯の平均年間所得は139万円。「あしなが育英会」はインターネットを使ったオンライン寄付ができる仕組みを整えるなど、より広い範囲の人に支援を呼びかけている。冨樫奨学課長は「子どもたちが自分自身で選べる、進学したいと思ったときに進学できる社会になってほしい」と話した。
安定的な皇位継承の在り方を巡り、政府はおととし1月、皇族数を確保する方策として、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つを盛り込んだ、有識者会議の報告書を国会に提出し、これまでに与野党各党が考えなどをまとめている。自民党は、報告書に盛り込まれた方策が必要だとする考えをまとめている。具体的には、女性皇族が結婚後も皇室に残る案について、皇族数確保のために必要だとしている。また、旧皇族の男系男子を養子に迎える案に関しても、皇族数確保、安定的皇位継承のため必要な方策だとしている。立憲民主党は、報告書では、女性宮家の創設に明確な結論を示していないと指摘し、女性皇族が婚姻によって皇室を離れることが十分想定されることから、女性宮家の創設についての議論を急ぐよう求めている。女性皇族の配偶者や子どもに皇族の身分を付与する案についても、検討を求めている。一方、旧皇族の男系男子を養子に迎える案に関しては、憲法が法の下の平等を定めていることから、憲法上の規定との整合性を含めて検討する必要があるとしている。日本維新の会は、皇位が男系により継承されてきたことの重みを踏まえたうえで、安定的な法制度の実現を求めている。そして、旧皇族の男系男子を養子に迎える案を特に高く評価できるとしている。一方、女性皇族が結婚後も皇室に残る案については、皇位継承資格を女系に拡大することにつながるのではないかという懸念の声に、十分留意する必要があるとしている。公明党は、有識者会議がまとめた方策に沿って、女性皇族が結婚後も皇室に残る案の制度化を検討し、旧皇族の男系男子を養子に迎える案も認めるべきだとしている。共産党は、天皇を男性に限定する合理的な理由はないとして、女性天皇に加え、女系天皇も認められるべきだとしている。国民民主党は、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と、旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2つについて、早急に制度の具体化を進めるべきだとしている。れいわ新選組は、皇位継承の在り方の議論の前に、経済対策や災害からの復旧などの議論を行うべきだとしている。きょうから始まった、衆参両院の議長と各党の代表らによる協議では、各党の代表者が、皇族数を確保する方策などについて意見を述べた。額賀衆議院議長は、可能なかぎり、今の国会の会期中に、立法府としての総意をまとめたいという考えを示した。
インターネットを通じた番組などの提供を、NHKの必須業務にすることなどを柱とする改正放送法が、参議院本会議で賛成多数で可決成立した。改正放送法は、NHKの放送番組が、社会生活に必要不可欠な情報として、テレビを持たない人にも継続的かつ安定的に提供される必要があるとして、インターネットを通じた同時配信と見逃し配信、それに番組関連情報の配信を必須業務にするとしている。このうち、ニュース記事の文字情報をはじめとする番組関連情報は、番組と密接に関連があり、番組の編集上必要な資料に限定するとしている。費用負担については、受信料を支払っている人は追加の負担なく利用できるとしている。一方で、スマートフォンやパソコンなどを持っているだけでは、負担の対象とせず、公平負担の観点から、インターネットを通じてサービスが受けられる環境にあり、例えばアプリのダウンロードやIDの取得などを行って配信を受け始めた人を対象にするとしている。きょうの参議院本会議で採決が行われ、自民党、立憲民主党、日本維新の会、公明党、国民民主党、教育無償化を実現する会、社民党、参政党などの賛成多数で可決され、成立した。共産党とれいわ新選組などは反対した。NHKは「NHKのインターネットによるサービスが放送と同じ情報内容や同じ価値を提供し、受信料を頂くというこれまでより高い位置づけになることだと受け止めている」などとしている。
自転車の交通違反に反則金を納付させるいわゆる青切符による取締りの導入を盛り込んだ改正道路交通法が、参議院本会議で可決成立した。16歳以上を対象に適用され、113の違反行為が対象となり、このうち信号無視や携帯電話を使用しながらの運転など、重大な事故につながるおそれのある違反について、重点的な取締りが行われることになる。青切符による取締りは、公布から2年以内に施行される予定だ。
トヨタ自動車は、足元のペダルをなくし、ハンドルの左右に取り付けられたレバーでアクセルとブレーキの操作を行って車を動かせる、新たな運転システムを公開した。足に障害がある人の運転をサポートできるほか、一般のドライバーでも運転姿勢の自由度が高まるメリットがあるとしている。開発チームに参加したパラアルペンスキー・森井大輝選手は「本当に感動した。たくさんの人が移動の自由を手に入れられるのではないか」などとコメントした。
中国の先月の新築の住宅価格指数は、主要な70都市のうち64都市で前の月から下落した。大都市では、上海は0.3%上昇した一方、広州は1.3%、深圳は1%、北京は0.7%、それぞれ下落した。下落した都市の割合は90%を超え、不動産価格の低迷が一段と深刻になっている。
開幕まで3ヶ月に迫ったパリパラリンピックの前哨戦となる、パラ陸上の世界選手権が神戸市で行われた。日本で始めて開催された世界選手権では約100の国と地域から1000人余の選手が参加した。初日は1万人を超える観客が詰めかけた。男子5000m視覚障害のクラスの決勝に出場した、東京パラリンピックの銀メダリストである日本の唐澤剣也はこの種目の世界記録を持っている。涸沢はこの大会日本勢初の銅メダルを獲得。パリでの雪辱を誓った。
大相撲「夏場所」6日目。4連勝中の大関・琴櫻と新小結・大の里が1敗同士の対戦となった。これまでの対戦成績は琴櫻の2勝負けなしとなっていたが、この試合では大の里が寄り切りで勝利した。大の里は「うれしい。目の前の一番に集中して頑張ります」などとコメントした。
中入後の勝敗。新入幕の時疾風は2連勝。湘南乃海が5勝目を上げた。平幕で勝ちっ放しの宇良と御嶽海の一番は宇良が勝って初日からの連勝を6に伸ばした。角番の大関・霧島は5敗目を喫した。
全国の気象情報を伝えた。
奨学金についてのトーク。森下は「奨学金が厳しい状況でしたね」などと話すと、高井は「物価高は誰もが大変な状況だが、夢を叶えようと進学を希望する子どもたちに心を寄せたいと思った」などとコメントした。