2025年7月26日放送 19:00 - 19:30 NHK総合

NHKニュース7

出演者
今井翔馬 森下絵理香 向笠康二郎 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
39.9度 福島県で観測 大気不安定 突然の雨も

福島県伊達市ではことし全国で最も高い39.9度を記録。きょうも各地、危険な暑さとなった。伊達市ではアイスクリームを持ってリポートする記者の手にアイスが溶け出してしまっていた。このほか、群馬県桐生市で39.2度など、東北から中国地方にかけて危険な暑さになった。一方で湿った空気などの影響で、大気の状態が不安定になった所もあった。京都の観光名所も、10分ほどで雨で視界が悪くなった。長野県松本市で撮影した大学生は「数分前まで晴れてとても暑かったのに、突然、雷の音が聞こえて、大粒の雨が音を立てて降ってきた」と話していた。

岐阜県可児市の木曽川で、同級生と遊びに来ていた13歳の男子中学生が溺れ、病院に搬送されましたが、その後、死亡が確認された。

今夜 隅田川花火大会 厳しい暑さ続く中…

一方、東京ではきょうが夏の風物詩、隅田川花火大会の開催日。都心の最高気温はきのうに続いて35度を超えたが、花火大会の会場には多くの人が詰めかけていた。会場奥にある白いテントは救護所。暑さなどによる見物客の体調不良に備えている。実行委員会によると、ことしは92万人の観客が訪れることを想定しているという。花火を見る場所は、屋外ばかりではない。地上350メートル、花火を上から見下ろすことができる、東京スカイツリーの展望台では、特別な景色を涼しい中で楽しむことができる。花火大会は先ほどから始まっており、午後8時半までで、2万発余りが打ち上がるという。

鹿児島県 線状降水帯おそれ 台風から変わった熱帯も影響

西日本の太平洋側や奄美、沖縄には断続的に発達した雨雲が流れ込んでいる。台風8号から変わった熱帯低気圧などの影響と見られ、九州南部や奄美、沖縄では、あさってにかけて大雨になるおそれがある。あす夕方までの雨の量は、いずれも多い所で、奄美地方を除く鹿児島県で250ミリ、奄美地方で180ミリなどと予想されている。奄美を除く鹿児島県では、あす昼前にかけて線状降水帯が発生。災害の危険度が急激に高まる可能性がある。また活発な地震活動が続いている十島村でもこのあと大雨となる見込みで、土砂災害や低い土地の浸水などに警戒を。台風9号情報。

石破首相 何を語る 進退めぐる動きはきょうも

石破総理大臣はNHKの単独インタビューで、政策課題に引き続き取り組み、責任を果たしていくと強調した。アメリカの関税措置を巡る日米交渉の合意を確実に実行していく考えを示した石破首相はみずからの続投の意向に、自民党内で反発が出ていることについては「自分自身のことを考えればそれはいろんな判断がある。しかし行政の最高責任者としては自分自身のいろんな思いっていうのは抑えていかなきゃいけない。一切の私心を持たない。国民のために、あるいは国の将来のために身を召してやるんだということではないか」と述べた。また、野党が主張する消費税の減税について「消費税を減税しても社会保障は大丈夫だ、国家財政は大丈夫なのだと意見を出してもらい、共通の認識に基づく議論がどういうふうにして結実するかにかかっている」と述べた。

自民党内では石破総理大臣の進退をめぐって動きが続いている、山形県連は石破総理大臣に、党総裁を早期に退陣するよう求めることを決めた。また、去年の総裁選挙で高市前経済安保相の推薦人となった古谷元国家公安委員長は自身のFacebookを更新し「8月は重要な政治日程を控えているので。これらを総理大臣として対応した上で自らの判断で退任の決断をされることだ」と記した。一方、鹿児島県連は続投を求める申し入れを近く党本部に行うことを決めた。また森山幹事長は、あさって開かれる両院議員懇談会について「それぞれの意見を受けたまわりたい。参議院選挙の総括をする組織を立ち上げることへの理解もいただいて進めていきたい」と述べた。

NHKスペシャル

NHKスペシャル「政界”大変動” 政局・関税交渉の舞台裏」の番組宣伝。

27日会談へ 関税率引き下げ焦点に

アメリカの関税措置をめぐり、今週合意した日本に続いて行方が注目されているEUとの交渉について、母親の故郷であるイギリス北部スコットランドを訪問中のトランプ大統領とEUのフォンデアライエン委員長が27日に会談することが明らかになった。滞在している大統領の一族の企業が所有するゴルフリゾート施設には大勢の警察官が巡回し検問所が設けられるなどものものしい雰囲気となっていた。今回の訪問でトランプ大統領はイギリスのスターマー首相と会談し、関税措置をめぐる交渉で他国に先駆けて5月に合意した貿易協定について協議するという。交渉への期待感などからニューヨーク株式市場はハイテク関連銘柄が多いNASDAQの株価指数とS&P500の株価指数がいずれも上昇。連日最高値を更新している。トランプ大統領がEUからの輸入品に30%の関税を課すとしている来月1日が迫る中、関税率の引き下げが焦点となる。

タイとカンボジアの武力衝突 沈静化の兆し見えず

タイとの国境に近いカンボジアのプレアビヒア寺院遺跡は2008年に世界遺産に登録されたことをきっかけに、周辺地域の領有権をめぐって両国が武力衝突を繰り返している。おとといから武力衝突が再び始まり、タイではこれまでに20人が死亡、一部の地域に戒厳令が発令されている。カンボジアでもこれまで13人が死亡した。5月に両国の間の緊張が高まり、互いに領有権を主張する国境地帯で軍同士の銃撃戦が発生した。これを機に一時、国境の管理が厳格化され、貿易や人の往来に影響が出る事態となっていた。事態の収拾に乗り出したタイのペートンタン首相はカンボジアの実力者、フンセン上院議長と電話会談。長年親密な関係を築いてきたことから鎮静化が図られるとの見方も出ていたが、 ペートンタン氏とフンセン氏の電話会談の内容が流出、カンボジア側におもねるような発言をしていたことが明らかになった。カンボジア側から流出したことで両者の関係も悪化した。武力衝突を受け、国連の安全保障理事会では25日、非公開の緊急会合が開かれた。会合の後取材に応じたカンボジアの国連大使は「無条件での即時停戦と平和的解決を求めている」と述べた一方、タイ政府の代表も会合後に発言内容を発表「無差別かつ非人道的な攻撃を、最も強いことばで非難する」などとしたうえで、対話の再開を求めた。国際社会からは、両国に対して最大限の自制と外交的解決を求める声が上がっているが沈静化の見通しは立っていない。

”対象議員は中国の「浸透工作」に加担”

台湾で今日大規模な住民投票が行われた。最大野党の議員24人を対象にしたリコール請求の賛否を問うもので、開票作業が続いている。背景にあるのが台湾で影響力の拡大を図る中国の存在で、リコールを呼びかけた市民団体は、対象の議員らが中国の「浸透工作」に加担していると主張している。市民団体の街頭活動には「リコール賛成」を意味する「同意熊」と呼ばれるキャラクターを登場させ無党派層へのアピールも重ねてきた。台湾の議会「立法院」では最大野党の国民党が半数近い議席を持ち、これまで他の野党と連携し防衛費を含む予算を削減したり、中国による台湾侵攻などに備え防衛費の増額を目指してきた頼清徳総統は厳しい政権運営を強いられてきた。

住民投票では対象議員のそれぞれの選挙区でリコールへの賛成票が反対票を上回り、かつ、有権者数の4分の1以上になれば、罷免が成立する。リコール対象の国民党議員24人のうち多くが罷免され、その後の補欠選挙で民進党が6議席を獲得すれば、単独で過半数を確保できる。中国寄りと批判され、リコールの対象となった国民党の王公備立法委員は去年、北京を訪れ、中国共産党の最高指導部メンバーと面会。しかし国民党は、こうした中国側との交流は経済協力や観光振興などが目的だとしていて、リコールへの反対を呼びかけ、蒋介席元総統のひまごにあたる台北の蒋万安市長も活動を支えてきた。

中継 台湾”議員リコール”住民投票

台湾メディアの開票速報では対象となった国民党議員24人の選挙区の多くで反対票が優勢の状況。中国の圧力に対する危機感は若者や女性の間で強く、リコールの運動は有権者の一定の支持を得ていたと感じる。頼政徳総統も民意の現れだとして支持を明言し、一部のメディアは少なくとも10人の罷免が成立するといった市民団体側の見方を伝えた。しかし与野党の対立が深まる中、頼総統の支持率は低下傾向にあり、国民党について「不純物を取り除く」と強硬な発言をしたことなどが反発を招いた可能性がある。リコールへの賛成票が伸びず、議会の構図が変わらなければ、頼総統の政権運営はさらに厳しい状況に追い込まれることも予想される。

障害者殺傷事件9年”悲しみ癒えず”

相模原市の知的障害者施設で19人が殺害された事件から、きょうで9年。7月26日知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害され、職員を含む26人が重軽傷を負った。追悼式では、永井清光園長と入所者代表の男性が、亡くなった19人に「寂しい。元気で頑張っていくので見守ってほしい。みんなの分まで頑張る。皆さんはこれからもいつまでも、私たちにとってかけがえのない存在だ」と語った。この事件で死刑判決が確定した元職員の死刑囚は逮捕直後から「障害者は不幸しか作らない」などと差別的な主張を繰り返した。社会に大きな衝撃を与えた事件から9年、多くの人が献花台に手を合わせ誰もが安心して暮らせる社会の実現に思いを馳せていた。

拉致から47年を前に署名活動

北朝鮮に拉致されその後帰国を果たした蓮池薫さんが、拉致から47年になるのを前に地元、新潟県柏崎市で署名活動を行い、残された被害者の一刻も早い帰国につながる政府の具体的な行動を求めた。政府が認定している被害者の親のうち健在なのは横田めぐみさんの母、早紀江さんのみとなっている。蓮池さんは「政局とは別に、今の状況の中でいかにして動かすかというところをもっと真剣に、本気で考えて行動に移してほしい」と要望した。

静岡市山間部の土砂崩れ 約170人下山

昨日、静岡市葵区の山間部で林道の脇の斜面が崩れて道路を塞ぎ、登山者やリニア中央新幹線の工事の作業員などおよそ300人が一時下山できない状態になったが今朝から迂回ルートを通っておよそ170人が下山した。これまでに怪我をしたり体調を崩したりした人はいないという。また市はけさから重機を使って土砂の撤去を始めたが、岩が崩落したため作業を中止。あす作業を再開することにしている。林道が通れるようになるのは、今月29日以降になる見通しだ。

SPORTS
2敗 安青錦 3敗で追う草野と

大相撲名古屋場所14日目。優勝争い先頭の安青錦は新入幕ながら3敗の草野に敗れ3敗に後退した。

2敗 琴勝峰 関脇 霧島と

大相撲名古屋場所14日目。2敗で優勝争い先頭の琴勝峰は関脇霧島を下し単独トップに立った。

十四日目 中入後

大相撲名古屋場所14日目、中入り後の成績を表示。新入幕の藤の川は9勝目、玉鷲は10勝、伯桜鵬は勝ち越した。

6試合連続ホームランは

ドジャース・大谷翔平はレッドソックス戦に出場、新記録となる6試合連続ホームランはならなかったが4打数1安打1四球で6試合連続ヒットは放った。ドジャース5-2レッドソックス。

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