- 出演者
- 村上龍 小池栄子
オープニング映像。
ローソンではすぐに売り切れてしまう商品がるという。コンビニスイーツでおなじみのロールケーキが総重量50%増量に。これは盛りすぎチャレンジというキャンペーンで、クリーム山盛りでも値段は据え置き。この日入荷1時間で完売という人気っぷり。ケーキだけでなく、カツカレーのカツが2枚に増えるなどお得。ローソンは今年1号店の出店から50年を迎えた。盛りすぎチャレンジは全国で展開し、期間中お客が一日平均5%も増えるという。店内に現れたローソンの社長の竹増貞信。以前番組では王者セブン-イレブンの背中を追わないと明言していた。あれから5年が経過し、ローソンは売上が過去最高を更新するなど、売上は好調。一日の売上を示す日販でも80万円を突破。去年にはKDDIと資本業務提携した。三菱商事とともに通信のKDDIの経営パートナーに。
今年の春に創業した高輪ゲートウェイシティ。ここにはテック技術を満載したローソンが入っている。店内はいたるところにモニターがついていて近未来的。ローソン仕様のロボットが掃除をしていたり、レジで接客するんはアバター店員。バックヤードにはAI品出しを自動で行うロボットがいて、人が何を何本補充してと支持するのではなくAIが自分で必要な本数を補充しているという。曜日は時間ごとの販売実績を計算し、棚に飲み物を並べている。またデジタルサイネージは、売上アップに貢献しているという。商品棚の上と後方の天井にあるカメラで客の動きを認識。客が手に取る商品によってサイネージに内容を変えている。実際におにぎりを手に取ってみるとあと一品プラスの購入を進めてきた。おにぎりには味噌汁など栄養のあるものを促す。合わせ買いを進めるサイネージの効果で一人当たりの購入点数が他の店よりも多いという。
ハワイにいた竹増。そこにローソンのオーナーたちがいた。ローソンでは契約10年以上のオーナーに再契約ハワイツアーをプレゼント。夕暮れ時はパーティーを楽しむという。
ローソンのオーナーの宮内は複数店舗のローソンを経営しているが、その間店は、AIに任せているという。宮内がオーナーを務める千葉県の店では、どこも売上が好調。その秘密は、値引きシール。値引きするかどうかについての判断はAI.COが行う。在庫から販売実績から売れ行きを予測するもので、値引きする商品とその値引き額を算出している。また発注もAIを活用しているが、販売実績のほか天候など100以上の要因を分析し発注している。
盛りすぎチャレンジについて竹増は量を増やしお値段据え置きについては店を全部整えて店全体で買い物をしてもらえるように工夫をしているという。また5年前とお客の目的の変化について、コロナ前は出かけた時に需要が出てくるが、コロナになって巣ごもりで必要な商品がないというとお客から要望があり、それにずっと対応してきてお出かけ需要から日常生活の中で使ってもらえるように店が変わることができたという。またデジタルサイネージについて、店はリアルの店員がいてお客がいて、人間交差点のようにコミュニケーションが生まれる。そこに温かさが出てくるのでサイネージも双方向でコミュニケーションを受けているという。またKDDIと組んでからはいい刺激を受けていると答え、意見交換などを社員同士が行っているという。出店候補地もKDDIの技術で決めているという。モニターに映し出されているのはKDDIがもつ人流のデータ。スマホの位置情報データを使用して指定した時間に何人の人がそこを通ったかがわかり、さらに性別や年齢だけでなくそこに住む人が居住者か勤務者かなどもわかる。こうして人の流れがわかるようになり売上の予測もわかるように。竹増は小売業界を観るというのは今行われていることが過去になっていくと思っていて、お客は未来であり、次にどういうことを求めるかをお客に問い続けることが未来に向かって走ることだと思っていると答えた。
北海道旭川市にある物流倉庫。午前10時にトラックが出発した。雨の中ひたすら走ると。午後4時にはようやく到着したが、北海道・稚内にある200キロ以上離れた稚内の店舗へ。大手コンビニ三社で、稚内に出店している店舗はローソンのみ。2023年に稚内に出店し、現在7店舗まで拡大。今までは拠点から遠いために出店を控えていたが一昨年に初出店。旭川の拠点から250キロと言えば東京から浜松の距離間。冬場は大雪で物流がストップする心配も。店には大雪対策として、商品を冷凍して保管している。また工夫には、炊きたて雄御飯やおにぎりを提供する。まちかど厨房は他の地域では通常炊飯器は一台だが稚内の店では2台目も稼働。大雪などで物流がストップしても、店内調理を充実させ温かい商品の提供が可能に。こうした工夫で稚内のローソンは売上好調で客単価は全国平均より300円も高い。充実した無印良品コーナーも売上上昇に貢献している。また若者ならではのニーズにはスマホ決済や25時間稼働のATMも重宝されている。
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和歌山県田辺市龍神村でもローソンがチャレンジをした。過疎で住民が減った村に唯一のコンビニが登場。客がひっきりなしにやってくる繁盛店。その理由は豊富な品揃え。通常のコンビニ商品はもちろん、全国からとりよせた魚や肉まである。地元の農産品コーナーもあり、近隣の農家が毎日届けてくれるという。こうして地域にあわせた店作りを行っている得に売れていたのは龍神マッシュ生しいたけ。竜神マッシュを作っているのは伊藤さん。ローソンの卸すようになってからは生産が追いつかないという。工夫しているのは店の名物がイートインスペース。小上がり型で、ちょっとした休憩やおしゃべりだけの利用もOK。地域の活性化に繋がっている。
竹増は人口の少ない地域への出店について、北海道の稚内についてはずっと出店できないかという話はあったという。しかし冬は物流が届かない可能性があり、色々な課題を潰せば出店はできると考え一昨年からそれが見えてきたという。またエリアカンパニー制についてはこれがなければ稚内の出店も現実になかったと答えたが、今までは本部に権限が集中していて出店も本部が判断していたという。現場に責任と権限を落としていくことで現場で判断してもらうためそうした地域への出店などが叶ったという。また地域化していけばどこの地域に必要とされているのかが見て取れ、地域同士の助け合いやコミュニケーションの活性化にもつながると答えた。
大阪・池田市の高台にある住宅街に降り立った竹増。そこの空き地でプロジェクトを始動するという。ここにローソンが出店し買い物の場を提供するだけでなく、カフェスペースを併設し、地域住民の交流場にして地域活性化の場にするという。その名もハッピー・ローソンタウン。更に野菜を育てる農地や商品をドローンで配達したりと、街全体を活性化させるという。伏尾台地区は1970年代に開発されたニュータウンで人口減少で高齢化率を4割を超えた。この日竹増は池田市役所にやってきた。制度などの面で行政にも要請していた。12月5日にはローソンと池田市、KDDIが正式に連携することが発表された。スタジオではその構想が紹介された。竹増は昔ニュータウンとして作られた場所が過疎化し問題になっているという。そこで無印良品や成城石井らとタッグを組んでそこにKDDIのテックを入れればニュータウンを活性化できるかもしれないと考えたという。またよろず相談所はオンラインで専門家と繋がって健康やお金、保険契約などの相談をビデオ通話で受けられる。
竹増は先行き不透明な時代 サバイバルに必要なことに価値観が変わっていく中で臆することなくチャレンジしていくことが大事だと答えた。
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村上龍は今日の総括に山梨県南都郡留に「道志村」はある。息子とキャンプをしていたが、そこに「コンニャク作り」の名人がいた。わたしか彼のことを「コンジー」と名付け、次作で「ゴンジー・トロイメライ 」で主役にした。そんな小さな村に、コンビニができたという。周囲には店がない。ローソンは、2023年度、全国に「エリアカンパニー制度」を敷く。各カンパニーに権限を委譲し、500メートル四方の人口、75歳以上の高齢者比率などを把握する。地域共生を現実にして、売上を伸ばした。竹増さんは、プランター菜園で自ら野菜を作っている。とした。
カンブリア宮殿の番組宣伝。
