2026年2月6日放送 22:00 - 22:54 テレビ東京

ガイアの夜明け
【“外国人労働者”と向き合う】妻と2人の娘のために涙の決断

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“外国人労働者”と向き合う
平均月収の7倍 ニッポンを夢みて

東南アジアのカンボジアの首都はプノンペン。人口は約1700万人で平均年齢は約27歳である。去年10月、プノンペンから100kmほど離れた田舎町にやって来たのは小林良介さん。次々と飛び込み営業していた。カンボジアの平均月収の約7倍を売り文句にトラックドライバー募集のビラを手当たり次第に配っていく。小林さんは福岡で自動車学校を運営する南ホールディングスの社員。少子化で日本人の教習生が減る中、外国人ドライバーを育てる事業に乗り出していた。プノンペンの街中にミナミホールディングスが作った自動車学校がある。小林さんがその社長を任されていた。教室には12人のカンボジア人。日本語と日本の交通ルールを4か月異常かけて教えている。 学費は渡航や就労にかかる手続きを含め、3000ドルから。チェットさんは7年前、技能実習生として来日し栃木県で溶接工をしていた。4年前に体調を崩し帰国したが、2人の娘の教育費を稼ぐため再び日本に行くことにしていた。授業が終わると仕事へ向かうため日本で稼いだお金で買った自慢の愛車「トゥクトゥク」に乗り込む。しかしトゥクトゥクでの売り上げは月に300ドルほどで自動車学校の費用は兄弟からの借金である。もう一度まとまったお金を得るため、三輪タクシーのトゥクトゥクから日本とトラックドライバーを目指す。一方、チェットさんと同期のサー・サンディさんは技能講習の最終チェックとなっていた。左側通行の日本とは違い、カンボジアは「右側通行」でありこれが最大のネックである。さらに問題なのが通行料の多い交差点で常にカオス状態であった。赤信号でもお構いなしの車や中には逆走してくる車も。ルールを守っていては前へ進めないのである。サンディさんはカンボジアでは極めて少ない女性ドライバーを目指している。

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プノンペン(カンボジア)ミナミカンボジアミナミホールディングス
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“外国人労働者”と向き合う
危機を救う2人のドライバー

熊本・宇城市で2008年に創業した運送会社アップラインは今、深刻な人手不足に陥っている。この会社に4か月前、新人ドライバーが入社した。ホール・ヴィリャックさんでカンボジアからやって来た。さらにもう一人、スン・キゴウンさんも一緒に入社した。今、日本で働く外国人が急増し去年初めて250万人を突破した。一方、トラックドライバーは今後約21万人が不足する見通しで2年前に外国人が働ける資格・特定技能の対象にドライバーが加えられた。2人をこの会社に送り込んだのがあの小林さんである。彼らはプノンペンの自動車学校が誇る1期生であった。

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NX総合研究所アップライン宇城市(熊本)
父親が涙の決断…いざ日本へ

10月下旬、プノンペンでカンボジアと日本を往復する日々を送る小林さん。教えてくれたのは行きつけの食堂である。一番のお気に入りは豚肉と目玉焼きをご飯に乗せた定番料理「バイサイチュリューク」である。小林さん自身も家族と離れて単身赴任の身であり、ちょくちょく日本に帰れても家族と過ごせる時間はほとんどないそうである。続いて案内してくれたのはプノンペンの郊外にある住宅街。カンボジアの貧困率は徐々に減少しているが、国民の多くは教育や医療にかけるお金がまだまだ足りていない。小林さんの自動車学校から新たな卒業生が生まれようとしていた。日本行きを控えていたのが2人の娘の学費のためにトラックドライバーを目指すチューン・チェットさんとカンボジアでは珍しいj女性ドライバーを目指すサー・サンディさんである。卒業を3日後に控え、技能講習もいよいよ大詰め。日本の交通ルールだけではなく、ドライバーとしてのマナーも教えていた。この日小林さんがやって来たのはプノンペンの中心部から車で30分ほどの場所。約4億円を投資して教習コースを作り、年間500人のカンボジア人ドライバーを育成しようとしていた。夜の8時を過ぎても小林さんの仕事は続く。日本各地の運送会社から問い合わせが来ており、約30社から採用依頼が来ていた。物流業界の期待に応えるためにも日本で活躍できる人材を1人でも多く育てなければならない。10月27日、この日は2期制のチェットさんとサンディさんの卒業式であった。トゥクトゥクに乗って自宅に帰ってきたチェットさんはこの家も前回の出稼ぎで買うことができていた。再び日本へと妻と2人の娘たちに別れを告げる時が来ていた。特定技能の資格では家族を連れていけないため、5年間は離れ離れで暮らすことになる。チェットさんはこの後日本で大きな試練が待っていた。

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バイサイチュリュークプノンペン(カンボジア)
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応募ゼロ…助っ人外国人が来日

人手不足で喘ぐ物流業界にカンボジア人ドライバーを送り込む小林良介さん。間もなく日本に向かうのは2人の娘を持つチェットさんと女性ドライバーとして活躍を夢見るサンディさんである。福岡・直方市で小林さんが2期生の2人を推薦したのがこの町にある「運送会社 サンケイワークス」である。ドライバー13人を抱える運送会社で主に県内で食品や酒の配送を行っている。代表の金沢亮さんはドライバーの採用に頭を抱えていた。同業者に比べ2割ほど高い給料で募集しているが、応募ゼロとなっていた。ドライバー不足を解消する最終手段として、階黒人の採用を決めていた。11月中旬、福岡空港でこの日チェットさんとサンディさんが来日した。2人のサポートをするため、小林さんも一足先に日本へ戻っていた。2人が就職するサンケイワークスの金沢さんたちも出迎えていた。まずは日本の免許を取得するため、教習所に通う。近所のスーパーへやって来て、小林さんの部下である山口陸さんが案内する。日本の免許を撮るまでは教習所近くでマンション暮らし。そこでも近所の人とトラブルにならないよう、日本のルールをちゃんと理解してもらうことが大事となる。

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サンケイワークス直方市(福岡)福岡空港
大ピンチ!運転免許が取れない

翌日、小林さんの会社であるミナミホールディングスの教習所で1週間後の運転免許試験に備え早速練習を始めていた。教官は同乗せず、AIなどが運転中の状況を瞬時に分析し評価していく。ミスをすると100点満点から点数が引かれていく仕組みである。すると信号が代わり始めた交差点で急ブレーキがかかった。黄色信号で減速しなかったため、AIがブレーキを作動させていた。その後もAIが次々とミスを検知していき、サンディさんも日本の交通ルールに悪戦苦闘していた。初めて日本での教習を終えた2人の結果はチェットさんがマイナス100点でサンディさんもマイナス55点であった。11月21日の運転免許試験の当日、1周間あまりの猛特訓の成果が試されることとなる。合格するには学科で90点以上、技能で70点以上を取らなければならない。2人は戻ってきたがチェットさんは知識確認が不合格で技能試験には進めず、サンディさんは知識確認は合格したが技能確認で不合格になっていた。会社に戻った小林さんは2人を採用してくれたサンケイワークスの金沢さんに報告。小林さんはこの日、教習後の2人を呼び出した。チェットさんはクメール語に翻訳された試験問題の翻訳が間違っていたので試験に落ちたという。トラックの運転は1つ間違えば大事故になりかねないと小林さんはそう考えていた。日本に来てから運転の教習と学科の勉強に明け暮れるチェットさん。部屋に帰って唯一の楽しみはカンボジアの家族との電話である。電話を切るとチェットさんは再試験に向け勉強を始めていた。最初の試験から4日後、チェットさんとサンディさんが2度目の試験に挑む。チェットさんは勉強の甲斐あって学科試験は通過したが、技能試験は点数が足りなかった。一方のサンディさんは見事合格し日本の普通免許証を手に入れていた。時間を見つけてはコースを訪れる小林さんの目線の先にはチェットさんがいた。自分の弱点を認めて猛特訓を続けていた。自動車学校の全面バックアップもあり、チェットさんは日に日に腕をあげていた。

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南福岡自動車学校大野城市(福岡)
“新人ドライバー” 初仕事で…

1週間後、チェットさんから嬉しい報告があり3度目の試験で免許を取得できたという。これで普通自動車は運転できるが運送会社で運転するのはトラックのためすぐにトラックの教習が始まった。車体の大きなトラックには難易度の高いS字カーブがあり、線を超えたら原点となっていた。チェットさんは少し余裕が出てきていた。一方、女性ドライバーとして活躍することを夢見るサンディさんも負けてはいなかった。その後2人はトラックを運転できる中型免許試験に一発で合格していた。12月23日、小林さんが太宰府天満宮にチェットさんとサンディさんを連れてきていた。安全を祈願し、いよいよ仕事が始まる。翌日、福岡・直方市でこの日サンディさんとチェットさんが初めて受け入れ先のサンケイワークスへやって来た。この日のランチは2人の歓迎会になり、豪華な寿司を代表の金沢さんが用意していた。サンケイワークスにとっては初めての外国人社員となり、新たな時代の船出となる。クリスマスの朝5時、冷たい雨の中サンディさんとチェットさんが自転車で初出勤となっていた。初日は先輩たちのトラックの後についていく。やって来たのは繁忙期真っ只中の物流倉庫。2人にはまだ運送業務ができる就労ビザがおりていなかった。そのため酒の荷降ろしだけを手伝うこととなった。荷物の積み降ろしもドライバーの大事な仕事で力仕事をしたことのないサンディさんには重労働であった。3時間かけ4か所に配達し午前中の作業が終了した。

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サンケイワークス太宰府天満宮直方市(福岡)
物流業界の未来を変える…

1月中旬、カンボジアから来日して2か月が経ったサンディさん。就職したサンケイワークスの敷地内でトラックの練習に励んでいた。一方、チェットさんは徐々に現場の仕事を任され始めていた。配達を終えた帰りはトラックを運転させてもらうこととなる。母国カンボジアから遠く離れた日本での挑戦となり、トラックドライバーとしての人生が始まる。そんなチェットさんたちの姿に小林さんも一安心である。

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直方市(福岡)
(エンディング)
次回予告

「ガイアの夜明け」の次回予告をした。

(番組宣伝)
ワールドビジネスサテライト

「ワールドビジネスサテライト」の番組宣伝をした。「トヨタ 社長交代へ」など。

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