- 出演者
- 名倉潤（ネプチューン） 堀内健（ネプチューン） 日村勇紀（バナナマン） 設楽統（バナナマン） 原田泰造（ネプチューン） 土田晃之 日比麻音子 中岡創一（ロッチ） 生田絵梨花 浮所飛貴（ACEes）
今回は10年ぶりに新しくなった東京ディズニーランドのクリスマスのパレードが完成するまでを独占取材。
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東京ディズニーランドのクリスマスツリーの設置・点灯は閉園後に行われる。ディズニーランドではオープン当初からワールドバザール中央に約15mのツリーを設置しているという。ツリー全体の電球の数は3000個以上で、20世紀初頭のアメリカのろうそくの光をイメージして先端が尖った形になっており、先端が上になるよう1つ1つ手作業で整えている。またツリー先端の星はどこから見ても星の形が分かるように立体的な作りになっている。
ミッキーの家やミニーの家にもクリスマスツリーが飾られている。またドナルドのボートにはサンタへのリクエストが書かれた巨大な靴下が飾られている。
まずは東京ディズニーランドのクリスマスの新パレード「トイズ・ワンダラス・クリスマス！」ができるまでに密着した。10年ぶりに一新されたトイズ・ワンダラス・クリスマス！はサンタクロースのおもちゃ工場から生み出されたおもちゃたちとディズニーの仲間たちが楽しく遊ぶパレードで、着想からお披露目までに約2年半かかっているという。まず新しいパレードを作るにあたってショーディレクターが陣頭指揮を採り、パレードのコンセプトを決めて完成までの指揮も採る。コンセプトは内容を文章で細かくまとめた企画構成案を作るところから始め、ディズニー社の承認を受けた後に様々な部門に共有されてパレード作りがスタートする。パレードで使用するフロートはアートディレクターが共有された構成企画案を元にショーディレクターと相談しながらデザインし、今回のパレードでは春頃からフロートの製作を始めている。こだわりは大きくてもおもちゃらしく見えるという点で、飛行機は車輪を大きくして本体を小さくするなどしてデフォルメしておもちゃ感を出すなどこだわりが詰まっている。フロートの製作と同時並行でパレードのダンサーたちのコスチューム作りも行われていて、ショーディレクターからの構成案を元にデザイナーが衣装をデザインする。出来上がったデザインを実際の形にするのがコスチュームコーディネーターで、デザインの再現性だけでなくダンサーたちが動くことを想定して機能性も損なわないよう配慮して仕立てられる。ダンサーたちの振り付けはショーディレクターが振付師にダンスのイメージを伝え、それを元に振り付けが出来き、ダンサーたちの稽古が始まる。また稽古中はショーディレクターがダンサーたちの動きを確認し、動きに無理がある部分を修正したり、表情やお芝居なども指示していく。本番まで1ヶ月を切った開園前の早朝には完成したフロートを導入したサウンドチェックを行い、フロートから流れる音楽と園内のスピーカーから流れる2種類の音楽バランスを確認した。一方この時期になるとショーやパレードを鑑賞するゲストを案内するパークゲストサービスキャストにも情報が共有され、パレードで特定のキャラクターが見えやすい位置など細かな情報を把握してゲストたちに伝える仕事などを行う。パークゲストサービスキャストはパレードお披露目前の全体リハーサルの際にフロートの停止位置が分かる写真を撮り、この写真を元にゲストをスムーズに案内するための資料を作成する。
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坂井さん的新パレードのお気に入り鑑賞エリアは、エントランスから入って正面の広場。ここで見ると中央にミッキーマウスのフロートが停止し、ミッキーマウス越しにシンデレラ城がバックに見える所が好きなポイントだという。今回のクリスマスのパレードにはゲストがおもちゃと一緒に遊べるダンスシーンがあるためパレード前にはゲストへのレクチャーがある。新パレードのダンスのポイントはテディベアのポーズ。
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本番2週間前、 開園前のパーク内で行われるのがコスチュームをまとった出演者や完成したフロートなど全てを交えて行う最終リハーサル。ショーディレクター・旗崎さんをはじめコスチュームコーディネーター・川田さんなど制作スタッフ、パークゲストサービスキャストを統括する坂井さんも見守る中本番さながらのパフォーマンスが行われ確認していく。そして迎えた11月11日本番、たくさんのゲストが待ちわびる中始まったのは、パークゲストサービスキャストたちによるテディベアのポーズ、飛行機のポーズなどのダンスレクチャー。パレードがスタートし初めてゲストたちにお披露目された。記念すべき初披露を終えて旗崎さんは「とにかくホッとしてます。ゲストの皆さんが喜んでいる顔が見られて良かった。」などと話した。
カチューシャやぬいぐるみ、文房具など種類が豊富な東京ディズニーリゾートのグッズ。中でもクリスマスシーズンにしか手に入らないクリスマスの妖精・リルリンリンのグッズは大人気。そんなグッズを担当するのが、オリエンタルランド商品本部。彼らは商品の企画から店頭に並ぶまでディズニー社の承認を取りながら作業を進める。此松さんはぬいぐるみなどの新作グッズを担当。此松さんのグッズに関するぶっちゃけ「商品担当者は新たなグッズのアイデアを得るためにパーク内で、ゲストをよく見ている」。商品担当・此松さん、大谷さんの仕事に同行。新作グッズのヒントとして、キャラクターになりきれるやファッションに取り入れやすい色味など数々のアイデアを得ることができた。
続いてクリスマスのグッズのこだわりを取材。2025年クリスマスグッズの注目商品は、10年ぶりに一新した東京ディズニーランドの新しいクリスマスのパレードの衣装をモチーフに制作されたミッキーマウスとミニーマウスのぬいぐるみバッジ。もう一つの注目商品が、季節限定のキャラクター商品で人気を誇るクリスマスの妖精・リルリンリン。 新作のクリスマスグッズを商品全体の責任者にお披露目する日、初めて見る完成したグッズを前にどんな評価をするのか。
新作のクリスマスグッズを商品全体の責任者にお披露目する日、初めて見る完成したグッズを前にどんな評価をするのか。クリスマスのパレードと連動したグッズや新色のリルリンリンについて好評価を得た。このあとディズニー社の承認を経て正式に商品化が決定する。店頭ディスプレイにもこだわり、今年はリルリンリンを中心としたディスプレイに変更するという。グッズがゲストに届くまでにはたくさんのこだわりが詰まっていた。
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続いては季節に合わせてパーク内を彩るデコレーション。東京ディズニーランドにはただクリスマス仕様にしているのではなくそれぞれの世界観のモチーフが潜ませてあるという。カリブの海賊は、海賊の世界観に合わせ色味を抑えたシックな装飾。クリッターカントリーの飾り付けの中には木の実がある。ウエスタンランドの装飾には、カウボーイハットやウエスタンブーツが飾られているなど探して楽しむことができる。コンテンツ開発グループ・天津さんのクリスマスのデコレーションに関するぶっちゃけ「クリスマスイベントを統括する部署の天津真以イチ押しのクリスマスツリー映えスポットは、シンデレラ城からの眺め」。
クリスマスイベントを統括する部署の天津真以イチ押しのクリスマスツリー映えスポットは、シンデレラ城からの眺め。シンデレラ城側からワールドバザールのツリーを見ると、ウォルト・ディズニーとミッキーマウスのパートナーズ像のシルエットが浮かび上がる。シンデレラ城前の円形花壇にも新しくクリスマスデコレーションを設置。デコレーション作業の現場を取材。全てのスペシャルデコレーションを統括するチームに所属する宮下さん。今回のテーマは、シンデレラ城の世界観と新パレードのポップな世界観を合体させ表現するという。まずは花壇を整備し、その上に立体物を配置する図面を敷いた。カッターで切り込みを入れ、手作業で掘り進める。まず運ばれてきたクリスマスツリーは、シンデレラ城前なのでリボンを使ってかわいらしいエレガントなツリーとなっている。約1時間かけて高さの違うツリーを合計6本設置。パレードに出てくるキャンディケーンは、真ん中にリボンを巻きプレゼント感を演出。さらにナットクラッカーを設置。シンデレラ城の環境演出に合わせた形なので、パレードとは違ったデザインにしている。ナットクラッカーの足元に赤い花を植える予定だったが、一緒に設置する茶色の照明が目立つことに気付いた。そこで足元を木片に変更。合わせて周りにある立体物の足元にも木片を敷き詰めることに変更。花壇の中央にミッキーマウス・ミニーマウス・プレートを設置。パレードの新コスチュームを参考にして、木彫りのおもちゃに簡略化して表現。全ての設置が終わると、宮下さんが位置の微調整を開始。2時間かけて全ての位置を確定。急遽発注したバークチップが届き立体物の周りに敷き詰め、花も手作業で植えていく。午前8時に完成。
東京ディズニーリゾートのお仕事を紹介する。アトラクションのキャスト研修を特別取材した。。トイ・ストーリー・マニア！で新人がデビューを目指す。2026年夏には「トイ・ストーリー5」の公開が決定している。入社して基礎研修のあと、4日間トレーニングして5日目にデビューできるか最終チェックが行われる。山本さんは保育士だった。地方から上京。トイ・ストーリーのハムが好きだとのこと。世界観を教えてもらう。アンディのクローゼットの中に入る。おもちゃが大きくなったのではなく人間が小さくなった。出迎え、合流地点、人数振り分けなどの仕事がある。すべて習得しなければならない。グリーターは安全面を伝えなければならない。最難関のグルーパー。山本さんが挑戦する。人数を振り分けるのは難しい。最終チェックの日。緊張しているという山本さん。課題は情報を伝える、瞬時に振り分け。トレーナーキャストがチェックする。
新人アトラクションキャストの山本さんが挑んだ最終チェックの結果は合格。3週間後、再び訪ねると流れるように瞬時に判断し振り分け。さらに誕生日ゲストにアドリブで対応。山本さんは「少しずつですけど成長していると実感」と話した。
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クリスマスイベント開催中の東京ディズニーリゾートではクリスマスにしか味わえない期間限定メニューが登場。今回はスウィーツメニュー開発の裏側を長期取材。東京ディズニーランドのメニュー開発現場へ。パティシエ歴20年の坂井さん。高校卒業後、都内の有名ホテルやレストランで修行を重ね、8年前、東京ディズニーリゾートのパティシエに。新作メニューができるまでの流れは試作・販売へ向けてのプレゼン・オペレーション指導・ゲストへの提供。今回開発するのは東京ディズニーランドの開園当時からワールドバザール内にあるセンターストリート・コーヒーハウスのクリスマスデザート。メニュー開発テーマは誰もが思い浮かべる王道のクリスマス。頭で考えたものをイラストに描く。いろいろ試作し食べ比べた結果、テーマである王道のクリスマスをイメージしたスウィーツ3品を盛り合わせたデザートプレートが完成。オレンジソースがアクセントのトナカイに見立てたヴェリーヌ。ピスタチオクリームでクリスマスツリーを表現したタルト。生クリームで雪のしぶきを描き、トナカイに引かれるソリをイメージした甘酸っぱい滑らか食感のケーキ。一方で東京ディズニーシーのスウィーツ開発現場へ。パティシエ歴12年、ブライダル会社でスウィーツを担当した後、2年前に入社した胡桃澤さん。開発するのはマゼランズでクリスマスのスペシャルコースの最後に提供されるデザート。東京ディズニーシーでは店舗の形態ごとに開発テーマがあり、マゼランズの場合はさりげないクリスマス感。胡桃澤さんもイメージをイラストに。胡桃澤さんはクリスマスツリーのスノードームをヴァシュランというスウィーツで表現するとのこと。ヴァシュランとはメレンゲとともにクリームやアイス・フルーツなどを盛り付けるフランスの伝統的スウィーツ。まずはスノードームに見立てたボール状のガラスの器にイチゴを並べていく。そしてゆずソースをのせる。メインはラズベリーのピューレ、生クリーム、ホワイトチョコレートを混ぜたクリーム。さらに食感のアクセントにクランブルとオーナメントに見立てたチョコレート、ローストしたピスタチオのアイスクリームをのせる。さらにピスタチオメレンゲで高さを出すように盛り付ける。さらに雪の結晶をかたどったチョコレートを添え、試作品が完成。試作品が完成したら次は販売へ向けてのプレゼン。東京ディズニーリゾートでは試食会でプレゼンを行い、OKが出ないと世に出ることない。
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