- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 星麻琴 吉岡真央
オープニング映像。
死に至る直接的な行為がない異例の事件。元検事・上原幹男弁護士は捜査のポイントについて「殺人で起訴するためには犯人側の動機、被害者がどういう経緯で自殺しかないという“精神状態”に陥ったのか、解明が大切」と述べた。現状では、容疑者たちが被害者を死なせる目的が明らかになっていないと指摘。精神状態について、上原弁護士は「“日常的に暴力を受けていたということだけでは踏切内で電車にひかれる以外選択できない精神状態に陥っていた”とまでは必ずしも言えない。その他の証拠関係から殺人罪が適用できるのか、判断していくことになる」と述べた。
国会では、経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議が始まり、物価高への対応などを巡り議論が交わされた。政治資金規正法の再改正に向けては、与野党から法案の提出が相次いだ。政治改革を巡る動きも活発になっている。加藤財務大臣は衆参両院の本会議で行った財政演説で「総合経済対策は、賃金上昇が物価上昇を安定的に上回る経済の実現、賃上げと投資がけん引する成長型経済への移行を確実なものとすることを目指すためのもの」と述べ、補正予算案の早期の成立に協力を求めた。衆議院本会議での代表質問で、立憲民主党・酒井菜摘衆院議員が「政府は物価高の克服として住民税非課税世帯の約1300万世帯に新たに3万円を給付するとしているが、対象が狭すぎる」とただし、石破首相は「住民税非課税世帯以外に対しては、“重点支援地方交付金”を活用して、地方公共団体が行う物価高対策や賃上げを支援するなどさまざまな対策を講じる」と述べた。自民党・永岡元文部科学相は「国民の不安に寄り添った物価高対策が求められている」とただし、石破首相は「賃上げの恩恵を受けにくい人たちへの支援が必要。エネルギーや食料品価格の高騰に苦しむ人たち、中小企業への支援などを行えるようにしている」と述べた。衆議院本会議の映像。補正予算案の一般会計の総額は約13兆9000億円。日本経済地方経済の成長に5兆7505億円、電気、ガス料金の補助再開など物価高への対応に3兆3897億円、能登半島地震の被災地のインフラ復旧を含む国民の安心安全の確保に4兆7909億円が盛り込まれている。歳入の半分近くに当たる6兆6900億円を国債の追加発行で賄うことになり、将来の財政規律に課題を残す形となっている。
政治資金規正法の再改正に向けて、法案提出を巡る動きが相次いだ。自民党が提出した法案では、政策活動費を廃止する一方、外交上の秘密に関わるなど、公開に特に配慮が必要な新たな支出を設け、その名称を当初の「要配慮支出」から変更し、「公開方法工夫支出」とする。その支出を第三者機関で監査するなどとした。自民党政治改革本部長・渡海前政調会長は「特別委の場を通じて、わが党の考え方をしっかり説明できれば」と語った。公明党と国民民主党は、政治資金をチェックする第三者機関を国会に設置するための法案を、あす共同で提出することになった。公明党は当初、法案を独自に準備していたが、ほかの党と連携したほうが法改正につながるとして共同提出に合意。立憲民主党が参政党、社民党などと共同で提出した法案では、政治団体を除く企業や団体による政党などへの献金や政治資金パーティー券の購入を禁止するとしている。一方、個人献金を巡り、政治活動へ寄付を行った人の税額控除を寄付の額に応じて拡大させることも盛り込んでいる。立憲民主党・大串代表代行は「共同提出に至らなかった皆さんにも賛同してもらえるよう議論で正当性を主張したい」と述べた。政治改革を議論する衆議院特別委員会・理事懇談会が開かれた。与野党はあすから2日間、委員会を開くことで合意。あさってには各党から提出された法案の趣旨説明を行い、審議入りすることになった。
政治改革に向けては、収支報告書に不記載があった議員への対応を巡る動きも出てきている。自民党は、複数の関係議員が衆議院政治倫理審査会に出席する意向を示しているとして、早期の開催に向け調整を申し入れた。一方、補正予算案については、与党側が今週12日に採決することを提案したが、野党側は、立憲民主党が修正案の提出を検討していると伝え折り合いがつかず、引き続き協議することになった。政治改革とともに与野党の駆け引きが活発になる見通し。政治改革を議論する衆議院特別委員会・理事懇談会が開かれた。与野党はあすから2日間、委員会を開くことで合意。あさってには各党から提出された法案の趣旨説明を行い、審議入りすることになった。政治改革に向けては、収支報告書に不記載があった議員への対応を巡る動きも出てきている。自民党は、複数の関係議員が衆議院政治倫理審査会に出席する意向を示しているとして、早期の開催に向け調整を申し入れた。一方、補正予算案については、与党側が今週12日に採決することを提案したが、野党側は、立憲民主党が修正案の提出を検討していると伝え折り合いがつかず、引き続き協議することになった。政治改革とともに与野党の駆け引きが活発になる見通し。
石破内閣の支持率「支持する」38%(−3)、「支持しない」38%(+1)。支持する理由:「人柄が信頼できる」33%が「ほかより良さそう」30%が「支持政党だから」18%。支持しない理由は「政策に期待が持てず」34%「実行力がない」24%「人柄信頼できず」13%となった。政府が先月まとめた新たな経済対策には、電気ガス料金の補助の再開や住民税の非課税世帯への給付金支給などが盛り込まれている。経済対策の効果への期待は「大いに期待」9%で「ある程度期待」35%「あまり期待せず」37%「まったく期待せず」16%だった。政治資金規正法の再改正など、政治改革を巡る議論を年内に決着させるべきだと思うか:「年内に決着すべき」31%「年内にこだわらず議論すべき」61%。企業団体献金の扱いについては、各党の考えに隔たりがあり、法改正の議論の焦点の1つとなっている。企業団体献金をどうすべきだと思うか:「維持すべき」34%「禁止すべき」51%「分からない・無回答」16%。選挙におけるSNSや動画サイトの影響が今後、大きくなると思うか;「大いに思う」45%「ある程度思う」39%「あまりそう思わず」7%「まったく思わず」2%。選挙期間中、SNSを通じ真偽不明の情報やひぼう中傷が拡散する懸念を感じているか:「大いに感じる」37%、「ある程度感じる」35%、「あまり感じず」14%、「まったく感じず」6%。韓国では、ユン・ソンニョル大統領が非常戒厳を宣言したことなどを受けて混乱が続いている。日韓関係への影響を懸念しているか:「非常に懸念」26%「ある程度懸念」40%「あまり懸念せず」18%「まったく懸念せず」7%。
日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)のノーベル平和賞授賞式があす行われる。代表団が日本時間の午後9時からノルウェーで会見に臨んでいる。長崎で被爆・日本被団協・田中熙巳代表委員は「年をとってきたので、なんとかしないといけない気持ちがあった。そういう時にノーベル委員会から受賞させてもらったことは本当にうれしい。後退しつつある核兵器の情勢に、新たな改善、開拓への前進が生まれるのではと期待している」と述べた。ノルウェー・オスロの映像。日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の代表団が、ノルウェー・オスロ空港に到着したのは、日本時間のきょう午前3時半ごろ。広島で被爆・日本被団協・箕牧智之代表委員は「オスロに来ることができて大変光栄に思う」、長崎で被爆・田中重光代表委員は「なくなっていった先人たち、すべての被爆者が受賞したことだと思っている」と述べた。宿泊するホテルには多くの人の姿が。現地ノルウェーの中学生から質問を受ける場面もあった。長崎で被爆・日本被団協・田中熙巳代表委員は「核兵器が地球上にたくさんあって、使われると人類の破滅につながる。なくすことを大至急やらないといけない」と語った。日本被団協は、1956年に結成された広島や長崎で被爆した人たちの全国組織。原爆被害の実相を伝えるため、1982年には山口仙二代表委員が、国連・軍縮特別総会で被爆者として初めて演壇に立ち「ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ、ノーモアウォー、ノーモアヒバクシャ」と述べた。核兵器廃絶を願う被爆者の声を、68年にわたって世界に発信してきた。
今回の受賞にあたって、ノーベル平和賞選考委員会は、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の活動を次の世代に受け継ぐ意義も強調した。選考委員会の委員長を務めたのは、ことし、史上最年少の39歳で就任したフリードネス氏。あすの授賞式で予定されている代表者のスピーチは、核兵器廃絶に向けた重要な一歩になると見ている。フリードネス委員長は「第2次世界大戦のずっと後に生まれた私のような新たな世代に、世代を超えて証言や知識を伝えていくのが、ことしの授賞の重要な要素。スピーチは核兵器が人類にとって最もは快適で、再び使われてはならない兵器だと思い出させ、世界中の人々、将来の世代にまで影響を与えると確信している」と述べた。あすの授賞式で演説するのは、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)の役員の中で最高齢・田中熙巳代表委員92歳。13歳のとき長崎で被爆し、伯母や伯父など5人の親族を亡くした。先月、演説に込める思いについて聞いた。田中代表委員は「(今回の受賞に)どういう役割が与えられているか考えて触れないといけないかな」と語り、ロシア・プーチン大統領が核兵器使用の可能性を示唆したことについても触れ「ことばだけでなく、奥にある現実、事実をしっかり受け止め、“そういうことは許してはいけない”となってほしいということが伝わればいい」と語った。核兵器の恐ろしさや悲惨さを身をもって知る田中代表委員があす、どのようなことばで核兵器の廃絶を訴えるのか、注目したい。ノーベル平和賞の授賞式は、日本時間のあす午後9時から行われる。
現在のエネルギー基本計画では、発電量全体に占める太陽光や風力などの再生可能エネルギーの割合を、2030年度に「36%〜38%」にするとしている。関係者によると、政府は、新しいエネルギー基本計画で、2040年度にこの再生可能エネルギーの割合を「4割から5割」程度とし、最大の電源とするシナリオを示す方向で、最終的な調整に入ったことが分かった。火力は「3割から4割」程度、原子力は「2割」程度とする方針。政府は来週にもこうした内容を盛り込んだ計画の素案を示すことにしている。
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国内最大の発電事業者・JERAは、英国の大手石油会社・bpと洋上風力発電事業を統合すると発表した。発表によるとJERAとbpは、共同で新会社を設立し、両社の風力発電事業を移す予定で、新会社は洋上風力発電を開発から運転まで行う事業者としては世界有数の規模になるとしている。また両社は新会社に対して、2030年末までに計8700億円を投じる方針。
皇后さまはきょう、61歳の誕生日を迎えられた。午前中、天皇陛下とともに皇居宮殿で秋篠宮ご夫妻をはじめ、皇族方や石破総理大臣などから祝賀を受けられた。夕方には、誕生日を迎えたあいさつのため、東京・港区・赤坂御用地にある上皇ご夫妻のお住まいを訪ねられた。さらに午後6時ごろには、成年皇族となった秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁さまが、祝賀のため、皇居にあるお住まいの御所を訪ねられた。
全国の気象情報を伝えた。
出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化するために行われる現役ドラフト。3回目のことしは、ドラフト1位入団の3人を含む13人の移籍が成立。現役ドラフトは、非公開でオンラインで行われた。DeNAからソフトバンクに移籍するのが、ドラフト1位で入団した上茶谷大河投手。1年目から7勝を挙げたが、その後は成績を伸ばせず、新天地での活躍を目指す。ロッテ・平沢大河選手は、仙台育英高校からドラフト1位で入団した9年目。通算135安打を打っているが、今シーズンは1軍出場がなく、西武に移籍することになった。広島・矢崎拓也投手は、投手陣が課題のヤクルトへ移籍。昨シーズン、リリーフとして24セーブを挙げたドラフト1位右腕は「よい転機と受け止めたい」と前を向いた。去年日本一の阪神からは、浜地真澄投手がDeNAに移籍。26年ぶりに日本一に輝いたチームの中で「競争に割って入る」と早くも意気込んだ。今回移籍が決まった13人の選手。巨人・畠世周投手はライバル球団の阪神へ移籍。西武・本田圭佑投手はオリックスへの移籍。今回は初めて2巡目が実施され、広島は唯一2人を獲得。
新たにプロの世界に飛び込む新人選手の入団会見。ソフトバンクと阪神のドラフト1位が抱負を語った。ソフトバンクは育成を含めた18人の選手が入団会見に臨んだ。ドラフト1位の17歳・村上泰斗投手が掲げた目標は「見本」、「すべての部分で見本でありたい」と述べた。ソフトバンク・小久保裕紀監督は「“ここだけは負けない”を持ち続けたプロ野球人生を歩んでほしい」とコメント。
日本一奪還を目指す阪神の入団会見には、若さあふれる9人が出席。阪神ドラフト1位・伊原陵人投手の背番号はエースナンバーの「18」。阪神・藤川球児監督が現役時代につけていたこともある番号。井原投手は「ピッチングスタイルは、強気に攻めるところが持ち味。阪神タイガースを代表する投手になる」、藤川監督は「即戦力で1年目から活躍してもらいたいと強く強く願っている」と語った。
大リーグは、まもなく始まる移籍交渉のヤマ場・ウインターミーティング。去年は大谷選手の去就が関心を集めた。各球団や代理人がホテルで4日間にわたって交渉を進める。ポスティングシステムでの移籍を目指すロッテ・佐々木朗希投手など、ことしも日本選手の動向が注目される。そんな中、ビッグニュース。ヤンキースからフリーエージェントとなっていたホアンソト選手が、メッツとの契約に合意したと複数の米国メディアが伝えた。今シーズンはホームラン41本、109打点をマーク。日本の投手も苦しめられた。契約は日本円で15年総額約1147億円に上るということで、大谷翔平選手の契約を超えるプロスポーツ史上最高額になるとしている。最大の関心を集めていたソト選手の大型契約がまとまったことで、移籍市場がますますにぎわいそう。
今月はことし一年のスポーツの名シーンを振り返る企画も放送。盛り上がった大リーグから。ワールドシリーズ制覇を果たしたドジャース・大谷翔平選手。その前に立ちはだかったのが、同じ地区のライバル、パドレス・ダルビッシュ有投手だった。ともに日本ハムから大リーグに移籍し、刺激し合ってきた2人の対決を改めてウオッチ。地区シリーズまでしのぎを削ったライバルのドジャースとパドレス。ダルビッシュ投手は、大谷選手と10年前から交流があったというが、これまで直接対決はなかった。ファン待望の対決が実現したのは、ことしの韓国での開幕戦。開幕投手を託されたダルビッシュは、1回いきなり大谷との対決。第1打席はショートゴロ。2回目の対決は3回。今度は大谷が今シーズン初ヒット。さらに後に59個まで伸ばした盗塁の1つ目。ダルビッシュは後続を抑えて無失点。初対決は大谷の2打数1安打だった。ドジャース5−2パドレス。
ドジャース・大谷翔平選手とパドレス・ダルビッシュ有投手の2回目の対決は4月。打ち取ったダルビッシュがすれ違った大谷に声をかける。ダルビッシュはこの試合、大谷にヒットを許さず、チームに勝利を呼び込んだ。パドレス6−3ドジャース。地区優勝を争った両チーム。大事な地区シリーズで、2人は約6か月ぶりに対戦。ダルビッシュは持ち味の投球術で大谷を抑え込む。パドレス10−2ドジャース。2勝2敗で迎えた第5戦。ともに負ければシーズン終了の大一番だった。チームの命運を託されたのはダルビッシュ。第1打席、大谷は落ち着いた表情でダルビッシュに一礼。ダルビッシュが得意のスライダーで抑える。試合は投手戦となり、ドジャース1点リードの6回、2人のことし最後の対戦で三振。今シーズンの両者の対決は、11打数1安打とダルビッシュが大谷を圧倒。しかし、試合に敗れたダルビッシュは、大谷との対戦を振り返った。ドジャースとパドレス、来年は6月と8月に対戦する予定。ドジャース2−0パドレス。
ドジャース・大谷翔平選手が観戦に訪れたバスケットボール・NBAのレイカーズ戦。レイカーズ・八村塁選手が今シーズン最多得点の活躍を見せた。レイカーズ107−98トレイルブレイザーズ。大谷選手の活躍がモチベーションになると語る八村は、同じ本拠地の大谷の前で躍動。八村は今シーズン最多の23得点で、連敗ストップに貢献。八村選手は「こうやって来てもらってうれしかった」とコメント。
グリズリーズとウィザーズが対戦した。試合は河村勇輝らの活躍があり、結果は140-112でグリズリーズが勝利した。