- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 林田理沙 竹野大輝 吉岡真央 畠山衣美
オープニング映像。
韓国・ユン大統領の弾劾に関する採決に関して解説。与党のハン・ドンフン代表は大統領の職務停止が必要としたものの、弾劾に賛成すると明言した国会議員はごく僅か。逆に大統領に近しい議員はハン・ドンフン代表を強く非難。現在行われている議員総会でどのような答えが出るかに注目が集まる。与党は弾劾に反対するのか・賛成するのか・はたまた議員一人一人の自主性に任せるのかが焦点となる。与党から造反が8人位上でるのかが注視される。
参議院予算委員会。政治とカネの問題を巡って、応酬があった。一方、自民、公明両党と国民民主党による税制協議。大学生などの子どもを持つ世帯に関係する特定扶養控除について、年収要件を103万円から引き上げることで合意した。自民党、公明党と国民民主党による3回目の税制協議。年収103万円の壁の見直しについて、地方税収が減ることに懸念が出ていることを踏まえ、国税である所得税の基礎控除などの引き上げ幅を先行して議論し、住民税の扱いはその後検討することになった。ただ所得税の基礎控除などの引き上げについて、国民民主党が来年1月から実施するよう求めたのに対し、与党は、準備に時間がかかり、難しいという認識を伝えた。自民党・宮沢税調会長は「かなり距離感がある」、国民民主党・古川税調会長は「再来年でなく、来年からやるべき」と述べた。一方、103万円の壁の見直しに関連して、協議がまとまったところも。国民民主党が改善を要望している大学生などの子どもを持つ世帯の所得税の負担を軽減する特定扶養控除について、対象となる学生などの年収要件を、103万円から引き上げることで合意した。
参議院予算委員会・総括質疑。政治とカネの問題を巡る論戦。自民党・上月良祐参院議員が「政治献金の弊害があるとすれば、徹底的な公開で対処すべきではないか」とただし、石破首相は「企業団体はだめとなると、公的助成に過度に頼る政党はどうなのか。個人はよくて企業団体はだめと断ずる根拠を私は持たない」と述べた。立憲民主党・小沼巧参院議員は「企業団体献金という経済的支援が政策に影響を与えることにならないか」とただし、石破首相は「たくさん献金をもらったので、政策判断の材料にするならば、政治家のあり方としてあるまじきもの」と述べた。共産党・山添政策委員長は「お金の名gレが完全に透明で会っても、癒着は隠せない。企業団体献金きっぱり禁止すべき」とただし、石首相は「政治資金規正法に書いてあるのは、それが常に国民の厳格な監視のもとになければならないということ。だからこそ透明性を増すように、すべてのデータベース化を言っている」と述べた。
参議院予算委員会・総括質疑。立憲民主党・小沼巧参院議員は「“要配慮支出”どういうことを想定しているのか」とただし、石破首相は「監査する期間は各党から(人が)出る。自民党が勝手にということができるはずもない。領収書がないことはありえない。外へ出せないものがある。そこを判断してもらうのが監査機関」と述べた。日本維新の会・柴田巧参院議員は「(参院)政倫審に“裏金議員”と言われる(自民党議員)27人が“弁明したい”と。意向を確認すると23名が“非公開で”と。国民に対する説明責任を果たすことができるか」とただし、石破首相は「出席する方々は、相当の思いを持って出席する。弁明が行われる以上は相当のものが得られるだろう」と述べた。経済対策に盛り込まれた給付金の支給が、住民税の非課税世帯を対象としていることについて。公明党・矢倉克夫参院議員は「困っている人々は、住民税非課税世帯のみならずみんなだ。所得制限はなくしていく方向性で共有してほしい」とただし、石破首相は「所得制限のあり方はさらに考える必要がある。財源もあわせて確立しないと責任に欠ける」と述べた。
参議院予算委員会・総括質疑。地方創生や被災地支援などを巡って。自民党・滝沢求参院議員は「地方創生の取り組みが本格的に始まってことし10年。いっそうの支援強化に向けてどう取り組んでいくか」とただし、石破首相は「人口減少、東京一極集中、高齢化は止まらない、(施策が)十分ではなかった。地方創生の予算を倍額したい。人口を反転するのに少なくとも20年はかかるだろう。必ず変わるという思いでやっていきたい」と述べた。れいわ新選組・山本代表は、能登半島地震・復旧・復興について「具体的なニーズがあれば、自衛隊の活用も考えると総理は言っている。能登を見捨てるな。雪が降る前に何とかしてほしい」とただし、石破首相は「緊急性、公共性、非代替性の3要件を満たした場合、自衛隊の派遣は当然ありうる。今回は要請をもらっていない」と述べた。国民民主党・田村麻美参院議員は、薬価について「医薬品が不足して大きな影響が出ている。7年連続で薬価が引き下げられたことが大きな要因」とただし、石破首相は「国民に必要な薬が適時適切にそろえられる体制を早急に構築する責任は政府にある。危機感をどう反映していくかというマインドは持っておかねばならない」と述べた。
国会では来週から経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議が始まる。政治資金規正法の再改正に向けて、特別委員会で法案審議も始まる見通し。今月21日の会期末まで2週間。与野党の論戦が本格化していくことになる。
1980年代から90年代にかけて、アイドルとして一世をふうびした俳優・歌手・中山美穂さんが、きょう自宅で亡くなっているのが見つかった。54歳だった。中山さんは、ミポリンの愛称で親しまれた。突然の訃報だった。警視庁によると、きょう正午過ぎに、東京・渋谷区の自宅の浴室で亡くなっているのが見つかった。警視庁は、入浴中の事故や病死の可能性があると見て、死因を調べることにしている。デビューは1985年、14歳のとき。テレビドラマ「毎度おさわがせします」だった。歌手としても数々のヒット曲を発表。NHK紅白歌合戦にも7年連続で出場。トップアイドルとして一世を風靡した。2002年、結婚を機にフランスに移住。表舞台から遠ざかったが、その後芸能活動を再開させた。6年前、48歳のとき語ったのは、年を重ねた中での新境地だった。きょう中山さんは大阪でコンサートを開催する予定だった。中止が発表されたが、会場にはファンの姿が。
値上げの波はついにここまで。JR東日本は、再来年3月からの運賃の値上げをきょう国に申請したと発表した。対象は普通運賃と定期運賃で、全体の値上げ率は平均で7.1%。全面的な値上げに踏み切った背景とは。JR東日本が記者会見を開いた。山手線の初乗りが150円から160円となるなど、JR東日本のエリア全体で切符の初乗り運賃は10円値上げし、普通運賃は平均で7.8%の値上げになるとしている。定期運賃も値上げされ、通勤定期は平均12.0%、通学定期は平均4.9%となっている。JR東日本の全面的な値上げは、消費税の導入や増税の際を除くと、1987年の会社設立以来初めてで、再来年3月の運賃改定を予定。鉄道が主な公共交通機関となっている茨城・大子町。運賃の値上げについて、利用者からは懸念とともに一定の理解を示す声も。
1987年、国鉄から分割民営化されたJR東日本。3%の消費税が導入された1989年に最初の運賃改定を実施。その後、主に税率が上がるタイミングで運賃を引き上げてきた。山手線など収益性の高い、いわゆるドル箱路線を抱え、2010年代には過去最高益に。しかし新型コロナが収益を圧迫。落ち込んだ利用者の回復が遅れ、昨年度の運輸事業の売り上げは、コロナ禍前と比べ9割ほどにとどまっている。こうした中、ホームドアの設置や駅のバリアフリー化、耐震補強などサービスを維持していくために運賃の値上げは必須だとしている。会見でJR東日本・渡利千春副社長は「物価高や人材確保と言った経営環境の変化に対応し、今後も鉄道事業を持続可能な形で運営していく」と述べた。
今回の値上げ、実は国の基準が27年ぶりに見直されたことが大きなきっかけとなった。鉄道の運賃は、国の運輸審議会で審査する「認可制」となっていて、運賃の上限は、経費などの原価に一定の利益を加えた「総支出」を超えない範囲で設定することが求められる。国はこの計算の基準をことし4月に見直し、設備投資の費用や人件費などをより弾力的に原価に盛り込めるようにした。その後、JR北海道やJR九州も値上げを申請し、すでに認可されている。
今回JR東日本が値上げに踏み切ったことについて、鉄道ジャーナリスト・梅原淳さんは「地方部は過疎化が進んで(収益の)調子が悪くなり、お金が必要になってきた。大都市圏の運賃が私鉄より概して安い。ちゃんともうけを出してもらわなければという考えに転換したのかな」と述べた上で、鉄道業界の今後について「ほかの会社も、都市部や収益性(高く)、客が多い区間を中心に値上げを行う可能性はある。値上げをして、適切に利益が出るようになれば、適切な投資を行えるようになるはず」と述べた。JR東日本だけでなく、鉄道各社でコロナ禍以降、リモートワークが定着したこともあって、利用客の回復は見込めないほか、物価や人件費の上昇が収益を圧迫している。値上げはしかたない部分もあるかもしれませんが、日常的に利用する人が多いだけに、丁寧に理解を得ながら進めてもらいたい。
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成田空港をきのう出発した総勢114人の南極地域観測隊の隊員たち。66回目となる観測の大きなテーマの一つが、南極でとけ続けている氷。地球規模の海面上昇につながるおそれがあると、世界から注目されているが、今回そのメカニズムを解き明かそうとしている。第66次南極地域観測隊が始動したのはことし3月。長野・東御市で冬期訓練が行われた。大学の研究者や企業から出向してきた技術者などで構成。氷の隙間に落ちた仲間の救出方法や、目標物のない雪原の歩き方など、極寒の地で生き抜くためのすべを学ぶ。今回、女性初の隊長を任された原田尚美さんは、東京大学で海洋観測を専門にしている。初めて南極大陸に立ったのは33年前。観測隊に参加するのは、今回が3回目。原田隊長は「少しでも100%に近い達成状況で、観測、研究が無事に遂行するように」と語った。
約70年前に始まった日本の南極観測隊。南極大陸の上空に発生したオゾンホールや湖底に生息するコケやバクテリアなどで出来たコケボウズの発見など、世界をけん引する研究成果を上げてきた。今回の観測隊が力を入れる研究の1つが、南極の氷がとける融解のメカニズムとその影響を明らかにすること。これまで、南極大陸は北極域に比べて地球温暖化による影響が表れにくいと考えられてきた。ところが近年、大地を覆う「氷床」と呼ばれる厚い氷の融解が相次いで報告されている。第66次南極地域観測隊・原田尚美隊長たちが調査するのは、ここ10年ほどの間に融解が進んでいるトッテン氷河。トッテン氷河がすべてとけると、世界の海水面は4mほど上昇すると考えられている。日本への影響も少なくない。首都圏の地形データを基にした海面水位のシミュレーション(JAXA)堤防などによる防災対策は考慮されていないが、海水面が4m上昇すると、内陸部の広い範囲が影響を受けるおそれがある。
これまでの沖合からの調査では、暖かい海水が海にせり出した棚氷に向かって流れ込み、氷がとけ出していることまでは分かっている。第66次南極地域観測隊・原田尚美隊長たちは、南極観測船「しらせ」で棚氷の近くまで向かい、現状を調査。氷がとけ出すさらに詳しいメカニズムと、将来への見通しを明らかにしようとしている。原田隊長は「(海水面が)何m上昇していく可能性がるのか、正確な数字で示すことができれば、水没するところ、都市計画も含めて計画していけるようになる。一番遠いところにある大陸だが、もうひと事ではない。自分ごとになってくる」と述べた。地球温暖化で変わり始めた南極大陸。今回の観測隊には、生態系や大気中の二酸化炭素・アイスコアと呼ばれる氷の層などの研究者と、それを支える技術者などさまざまな専門家が参加。原田さんが隊長を任されたのは、多様な人材が集うチームをまとめる資質を見いだされたから。観測隊で3回隊長を務めた本吉洋一さんは、原田隊長とも南極で一緒に活動した経験がある。本吉さんは「全体としてコーディネートする意味では、原田さんは非常に適任かなと思う」と語った。
命の危険を伴う極地で、100人以上を束ねる第66次南極地域観測隊・原田尚美隊長は、「とにかく楽しむ!!」との目標を掲げた。多様な専門家がそろうチームだからこそ、意見の違いを楽しむことで、一人一人の長所が生きると考えている。原田隊長たちは現地時間の5日夜、オーストラリア・フリーマントルに到着し、南極観測船しらせに乗り込んだ。注目のトッテン氷河の観測は、来年3月に行われる。
日本全国の気象情報。
フィギュアスケートグランプリファイナル女子シングルは出場した6人中、過去最多の5人が日本選手。ショートプログラムでは、1位・アンバーグレン(米国)、2位・千葉百音、3位・吉田陽菜、4位・坂本花織、5位・松生理乃、6位・樋口新葉という結果となった。千葉百音は大きなミスなく演技をまとめた。坂本花織は得点圏となる連続ジャンプでバランスを崩して転倒するなどした。
2年ぶりの優勝を目指す三浦璃来・木原龍一ペアは前半のショートプログラムを終え、トップと僅差の2位につけた。後半のフリーで逆転を狙う。
ジュニア女子シングルで前半(SP)トップに立ったのは、史上初の3連覇を目指す16歳の島田麻央。完成度の高い演技でただ一人70点台に乗せた。1~3位まで日本人選手が占めている。
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- ISUグランプリファイナル島田麻央