- 出演者
- マツコ・デラックス ポール・マーティン トゥミ・グレンデル・マーカン 飯田有抄
オープニング映像。
今回1つ目は日本刀の魅力を紹介。日本刀は武器として使われなくなってから1000年以上も伝統的に受け継がれているのが大きな特徴。日本刀は1876年の廃刀令の制定によって本格的に武器から工芸品へと立場を移し、現在は国宝の工芸品のうち約半数を刀剣が占めている。
1000年前に登場した日本刀はアニメやゲームがきっかけで世界的なブームとなっており、外国人が刀剣博物館に殺到。国内でもゲーム「刀剣乱舞」のキャラクターのモチーフとなった日本刀の見学に3万8000人が集まるなど日本刀は大人気。今回は日本刀文化振興協会で外国人初の評議員を務めているポール・マーティン氏と備前長船刀剣博物館に勤務するトゥミ・グレンデル・マーカン氏が日本刀の魅力を解説。
外国人から見た日本刀の魅力は時代がわかる反りと美しい刃紋。日本刀の反りは平安時代に馬上で抜きやすくするためにつけられ、鎌倉時代になると刀を雄大に見せるため反りが中央に。戦いが歩兵の集団戦に移行した室町時代にはより素早く鞘から抜けるように反りが先端に移動したのだ。また、刃に沿って浮かび上がる刃紋は刀ごとに違うのが特徴。この刃紋は日本刀を作る際に行われる焼入れの際、刀身に伝わる熱量を調整するためにつけられた泥によって生まれる。こうした魅力を持つ日本刀だが、近年はブームの高まりを受けてオンライン販売などでカジュアルに入手できる。一方で老舗の刀剣店も活況で、明治13年創業の「飯田高遠堂」は1本数千万円という値段設定ながら世界中の外国人から人気を集めている。
トゥミさんのオススメの日本刀の楽しみ方は、逸話を知ること。有名なものだと、徳川家に呪いをもたらしたとされている「村正」などがある。今回紹介するのは、自ら鬼を切ったとされる「祢々切丸(ねねきりまる)」。栃木県の日光二荒山神社中宮祠 宝物館に収められており、長さ3.24m、重さ24kgと巨大なのが特徴。14世紀に南北朝時代に作られたと言われる、日本最大級の大太刀となる。祢々切丸は、「祢々」という妖怪に困っていた村人を救うため、自ら鞘を飛び出し、切りつけたとされている。次に紹介するのは鬼を切ったとされる「童子切安綱」。東京国立博物館に収められており、天下人を渡り歩いた日本で最も有名な名刀。平安時代、化け物退治で有名な源頼光が、町で暴れまくっていた酒呑童子の首を斬った伝説のある方なだという。このような日本刀を展示している場所は、全国で150か所以上あるという。福岡県の福岡市博物館では、織田信長が無礼を働いた茶坊主を押し当てるだけで斬った「圧切長谷部」、山形県の米沢市上杉博物館では上杉謙信の愛刀「姫鶴一文字」などが展示されている。
日本刀は分業制で作られる、いわゆる「ワンチーム」であるとトゥミさんは語る。ここで、世界に誇る日本刀職人を紹介。刀鍛冶の月山一門は鎌倉時代から800年伝統を受け継ぎ、独特な「綾杉肌」と呼ばれる地肌の刃が特徴。基本的に、日本刀は刀鍛冶が玉鋼を熱して鍛え、約2週間かけ刀身を作り、研師が刀身に切れ味・美しさを生み出す。今注目を集めているのが、鉄のメイクアップアーティストと呼ばれる松村壮太郎さん。心地良い音で研いだ刀は、美しい刃文が浮き出てくるという。そして、次に刀身に彫刻を施す職人が、刀の美術品としての価値を高める。その第一人者が3Dアーティストの片山恒さんで、その精巧な装飾から、1本の刀を掘るのに半年はかけるという。その次に、刀は刀身と鞘のつなぎ目となる「はばき」という部分を造る白銀師に渡る。最高峰の技術を持つのが中田育男さんで、ミリ単位で調整し、刀の声を聞けるという。そして、刀剣を収める鞘を専門に作る鞘師、鞘に漆を1カ月以上かけて塗り、美しい光沢を生み出す塗師など様々な職人が関わり、1本の日本刀が出来上がるのに約2年かかるという。
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Eye Love Youの番組宣伝。
「不適切にもほどがある!」の番組宣伝。
研師の松村壮太郎さんが研ぎ直した江戸時代の名刀「虎徹」がスタジオに登場した。虎徹は江戸時代前期の有名な刀鍛冶で、新選組の近藤勇が池田屋事件で使った刀も、虎徹が作ったとされている。刀には4000万円の価値があるとされている。
日本刀業界の職人の後継者不足の話題。最近は日本人だけでなく、外国人出身の刀鍛冶などもいるという。スイス出身の刀鍛冶のジョハン・ロイトヴィラーさんや、ブラジル出身の研師のヘンドリッキ・リンデラウフさんを紹介した。
スピーカーといえば以前は、黒くて大きいちょっと無骨な箱というイメージだったが、今は小型でデザインも個性的で、値段もリーズナブルなものが急増している。防水機能を搭載し、お風呂に入りながら使えるスピーカーや、アウトドアのライトとしても使えるランタン型スピーカー、自宅で簡単に3Dオーディオが楽しめるものなど、2024年はスピーカーの進化がすごいという。飯田有抄さんが春の新生活にオススメな数万円で買える最新Bluetoothスピーカーから何百万円の逸品まで、スピーカーの魅力を教えてくれる。
スピーカーマニアの飯田さんの仕事部屋を拝見すると、6畳一間に12台のスピーカーを置いていた。使い方にもこだわりがあった。
家賃35000円6畳一間に12台のスピーカーを置いているスピーカーマニアの飯田有抄さん。使い方にもこだわりがある。そんな飯田さんの一番のお気に入りスピーカーがカナダのパラダイムというメーカーの「Persona B」。お値段は165万円。
飯田さんが進化系Bluetooth11選を紹介。KREAFUNK「aGO mini(4400円)」は一人暮らしに最適。MUZEN「OTR Metal Bluetooth(15070円)」は昭和家電風のデザインでFMラジオも再生可能。続いてJBLのスピーカーを紹介する。
明日水のTBSの番組宣伝をした。
キッチンやお風呂でも使える防水機能付き最新スピーカーを紹介する。重低音が楽しめる「JVL Charge5」(24,200円)は約20時間再生可能でカラーバリエーションは7種類ある。デンマークの「Bang & Olufsen」の「Beosound A1 2nd Gen」はラウンド形状のため音が360度広がる。約18時間再生可能でカラーバリエーションは6種類。「JVL」は重低音、「Bang & Olufsen」は音の広がりを楽しめるため、それぞれ好みで選ぶと良い。さらにキャンプや寝室の照明としても使えるライト付きスピーカーも流行中。トースターでおなじみの「バルミューダ」からは再生する音楽に合わせてライトが点滅する「BALMUDA The Speaker」(38,500円)を紹介。さらに「Tivoli Audio REVIVE」(49,500円)は寝室のライトにもなるスピーカー。スマホを上に置けば寝ている間に充電も可能。
アーティストが表現したかったものを素直に出してくれる音作りができる「パッシブスピーカー」を紹介。CDなどに記録された音を増幅し、広がりをもたせるアンプ。Bluetoothスピーカーにもアンプは内蔵されているが、スペース的に簡易的なものが多く、より高音質で楽しむならアンプを外付けする「パッシブスピーカー」がオススメ。音の情報がたっぷり伝えられるため、よりゴージャスな音が楽しめる。
「ベスコングルメ」の番組宣伝。
マツコの知らない世界の番組宣伝。