2024年1月21日放送 7:00 - 7:30 TBS

健康カプセル!ゲンキの時間
風邪をひかない人は何が違う?免疫力を下げる悪習慣

出演者
石丸幹二 坂下千里子 南野陽子 
(オープニング)
風邪をひかいない人は何が違う?免疫力を下げる意外な悪習慣

感染症にかかる人とかからない人の違いについて調査。

キーワード
インフルエンザロッチ医薬基盤・健康・栄養研究所風邪
オーナー

オープニング映像。

(健康カプセル!ゲンキの時間)
風邪をひかいない人は何が違う?免疫力を下げる意外な悪習慣

今回のテーマは「風邪をひかいない人は何が違う?免疫力を下げる意外な悪習慣」。石丸さんは「私はほぼ風邪ひかないです。インフルエンザも10年ぐらいかかってないかな」とコメント。坂下さんも同様にほとんど感染症にかからないという。一方世間では新型コロナの対策が徹底された結果、2020年以降の3シーズンでインフルエンザの大規模な流行が起きなかった。そのため免疫力が低下し、昨年はインフルエンザが夏頃から流行ったという。そこで抗原と抗体について解説。抗原とは身体に侵入するウイルスや細菌などの病原体のこと。そして抗体は病原体などと直接闘う物質のことを指す。

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風邪をひく人ひかない人の違いは?実はすごい!免疫力を保つ唾液の働き

風邪をひく人とひかない人の違いを調べるため、4人のチャレンジャーに集まってもらった。まずは風邪にかかりやすいという遠藤さんと菅野さん。遠藤さんは年6回、菅野さんは年4回毎年風邪をひく。一方感染症にかかりにくい水野さんと鈴木さんは、10年以上風邪をひいていない。なぜこの2組にはこれほどの差が生じているのか。國澤先生によると、唾液量の違いによって免疫力の違いがわかるという。そこで安静にした状態で15分間自然に流出する唾液を採取。結果は遠藤さんがダントツで少ない量だった。

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唾液は感染症から身体を守る粘膜免疫の最前線ともいえる。粘膜免疫とはウイルスや細菌が口や鼻から侵入してきた直後、身体の中に入らないようシャットアウトするもの。唾液の中にはIgA抗体というものが含まれており、これはウイルスなどの病原体が侵入した際に中和し感染そのものを阻止することが出来る。つまり唾液量の少ない遠藤さんはIgAの量も少ない可能性がある。

風邪などの感染症の原因にも!?唾液を減らす落とし穴 よく噛まない

なぜ遠藤さんの唾液量が減ってしまったのか。遠藤さんの生活を見てみると、ボリューミーなごはんをほぼ噛まずに食べていることが判明。一方感染症にかかりにくい鈴木さんは、パンをよく噛んで食べていた。遠藤さんのように噛まずに早食いすると、唾液の分泌量が減ってしまうという。しかし風邪をひきやすい菅野さんは、唾液量が4人の中で最も多いという結果に。

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風邪などの感染症の原因にも!?唾液を減らす落とし穴 口を開けていびき

菅野さんは唾液の量が多いのに風邪をひきやすいのか、國澤先生が指摘したのは就寝時。口を開けていびきをかいていて、目が覚めるほどの喉の乾きが免疫力低下の落とし穴だという。口を開けて寝ることで唾液が蒸発し、ウイルスが侵入しても防ぎきれない場合が多く風邪につながってしまったと考えられる。いびきをかきやすい人は、普段から口呼吸になっていることがあり、唾液現象で感染症にかかりやすくなるという。

気をつけたい日常生活のワナ!?IgAの分泌量を減らすNG習慣とは

國澤先生によると、遠藤さんのIgAの分泌量が減少している可能性があるという。というのも、早朝にワンちゃんの散歩に行くため、睡眠時間は毎日5時間程度。IgAの分泌量は睡眠6~8時間が最も多く、5時間以下と9時間以上は減ってしまう。さらに、ストレスや披露もIgAを減らす大きな原因。

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風邪をひかない人は何が違う?免疫力を下げる意外な悪習慣

IgAは、唾液・鼻水・涙などそういった粘液の中に入っている。菌とかウイルスにIgAがくっつくと排除する機能を持つ。

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唾液を簡単に分泌させる方法は、人差し指から小指までの4本の指を頬に当て、上の奥歯付近を後ろから前に向かって10回回す。そして、両手の親指を揃えて顎の真下から手を突き上げるように10回押す。いつ行っても良く、毎日続けるのが大切。体温を1℃上げると免疫力が大幅にアップするため、湯船に40℃くらいで10分くらい入ることを続けてほしいという。

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若いIgAを多く作るには!?パイエル板をゲンキにする食材

IgAも人間と同じように記憶力が悪くなるという。免疫は免疫記憶という機能を持っているが、加齢とともに物覚えの悪いIgAが増えてしまうという。すると病原体への反応が鈍り感染症にかかりやすくなるという。そこでカギを握るのがパイエル板。パイエル板とは小腸の壁にあり、IgAを産生する免疫細胞が多く集まる免疫器官。役割は、腸にある免疫の学校みたいな場所で、病原体などをパイエル板の免疫細胞達に触れさせ人体にとって敵の特徴を学習させるという。パイエル板で作られたIgAは血液に乗って全身に巡り、やがて唾液とともに粘膜免疫として働く。ところが、パイエル板に元気がなくなると小さくなり、IgAを作る免疫細胞が減少し若いIgAが生まれにくくなる。

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パイエル板を元気にする栄養素は、ビタミンB1が非常に大事だという。ビタミンB1が抱負な食材は、大豆や豚肉、アーモンドなどがあるが、多くの人は不足しがち。水野さんや鈴木さんの食事には、毎食雑穀米を始めビタミンB1が抱負な食材がある。先生のイチオシは豚肉の生姜焼きで、玉ネギやニラと一緒に摂るとビタミンB1の腸管での吸収率をアップするという。あと、豚肉を上手にとる方法の1つが豚汁だという。ビタミンB1は水に溶けやすいため、栄養が余すこと無くとれる汁物もオススメ。

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風邪をひかない人は何が違う?免疫力を下げる意外な悪習慣

豚肉のビタミンB1の含有量は、牛肉の約10倍だという。免疫細胞をたくさん刺激してたくさん作ってくれるという。石丸さんは「唾液の分泌量を意識して色んな体操などを心がけましょう」などとコメント。

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(エンディング)
次回予告

「健康カプセル!ゲンキの時間」の次回予告。

エンディング

エンディング映像。

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