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- 八木麻紗子 萩谷麻衣子 大下容子 杉村太蔵 佐々木亮太 斎藤康貴 林美沙希 林美桜 水越祐一
関税協議が急遽このタイミングで合意に至った背景には何があったのか。ワシントンから中継。トランプ大統領は赤沢大臣との会談後、共和党議員らを前に自画自賛した。一連の関税協議でトランプ氏がきょうまでに合意に至ったのはわずか5カ国。関税による物価上昇が本格的に始まっていないことを背景に、トランプ氏は強気の姿勢を続けてきたが、EUなどとの交渉は難航したまま。期限とする8月1日を前に経済規模の大きい日本と合意することにより、国民やマーケットに実績をアピールする狙いがあったものとみられる。自動車や農産物など重要なポイントで何が合意されたのか、日本側とは対照的にアメリカ側は詳細について説明していない。トランプ氏は今夜、「アラスカの液化天然ガス事業で日本と合意する予定だ」と述べたが、この事業をめぐっては採算性に懸念が出ている。トランプ氏は貿易赤字の削減を強く求めてきただけに、日本が目に見える形で結果を出すよう今後も圧力が続く可能性がある。
今回の合意は続投を示している石破総理の進退にどう影響するのか。自民党本部から中継。石破総理はこのあと党本部で麻生最高顧問、菅副総裁、岸田前総理の総理経験者3人と会談する予定で、自身の進退についてどう説明するかが注目される。自民党幹部によると、石破総理はアメリカとの関税協議の期限や戦後80年の終戦記念日などを見据え、8月下旬まで体制を維持するシナリオを描いていた。そのうえで、参院選の総括を8月中にまとめ、執行部としての進退を判断する考え。このあとの会談ではこうした考え方を説明するものとみられるが、関税協議がまとまったことで政府高官は「続投の前提がかわった」と話す。さらに、党内からも「続投する理由は消えた。これを花道に退陣を」といった声が上がっている。自民党の地方組織からも「選挙に負けながら居座るのはあり得ない」など即時退陣を求める声が相次いでいる。前回の総裁選で石破総理と争った高市早苗衆院議員がこのあと自らに近い議員と会合するなど、「ポスト石破」に向けた動きが加速している。
日米の関税協議の合意を受けて、日経平均株価は一時1200円以上上昇した。東京証券取引所から中継。早朝に届いた一報に市場関係者は「このタイミングはサプライズだ」と話した。きょうの日経平均は午前9時の取引開始から大きく値上がりした。相互関税の15%という数字について「想定よりも低かった」と受け止める声もあり、上げ幅は一時1200円を超えた。自動車関連を中心にほぼ全面高となり、今年の取引時間中の最高値も更新。市場では日本経済全体にとってはプラスという声がある一方で、今回値上がりした分は短期間で消化される可能性もあるという指摘もある。市場関係者は今後について、来月上旬に集中する企業決算で業績予想にどう影響するのか注目している。また、関税協議が決着したことで石破政権の今後など政局を見極める値動きとなりそう。
日米の関税協議が合意したことを受けて、東京・千代田区では号外が配られた。ビジネス街で働く人たちに受け止めを聞いたところ、「赤沢大臣が頑張った」「トランプ氏にかき回されて、何だろうなって感じ」などの声が聞かれた。
元教師の被告は13歳未満の女の子の着替えを盗撮した動画をSNSグループで共有した疑いできのう追送検された。被告は盗撮した動画をグループのメンバー以外の山口県の30代の男性に送信したとして5月に追送検されていたことが分かった。一方、女子児童2人の楽器などに体液をつけたとして器物損壊の疑いできょう送検された名古屋市の小学校教師について、体液をつける様子を自ら撮影していたことが新たに分かった。
熱中症警戒アラートが32都道府県に発表されるなど、きょうも広い範囲で厳しい暑さとなっている。特に北海道はあすにかけて記録的に高い気温となる見込み。きょうの最高気温は北見や帯広で39℃、札幌で36℃、あすは帯広で40℃が予想されている。北海道で40℃に到達すれば観測史上初めて。冷房のない環境では命に危険が及ぶような暑さとなる恐れがある。一方、日本の南できょう午前、台風7号が発生し、あさってにかけて沖縄の先島諸島付近を通過する見込みで大雨や高波、強風に注意が必要。
石破総理は日米の関税交渉をめぐり、自動車を含む全てのアメリカへの輸出品目について関税率15%で合意したと発表した。一方、アメリカのトランプ大統領は「日本との関税協議で史上最大の貿易協定に署名した」と述べ、交渉の成果を誇った。
経済情報を伝えた。
アメリカのトランプ大統領は中国を訪問する可能性について「そう遠くない将来に行くだろう」と述べた。トランプ氏は22日、記者団に対し訪中について近く判断する考えを示した。米中両首脳は先月の電話会談で互いに自国を訪問するよう招待していた。トランプ氏の訪中をめぐっては、10月開催のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議に合わせて訪中する可能性があるほか、9月には北京で「抗日戦争勝利80年」を祝う軍事パレードも予定されていて動向に注目が集まっている。
午前8時半ごろ、東京・品川区東品川にある10階建てのマンションで「建物の爆発があった」と110番通報があった。警視庁などによると火元は9階の1室で、ポンプ車など50台が出動し、火は約2時間後にほぼ消し止められた。けがをした6人のうち火元の部屋に住む30代の男性が重傷を負い、5人が軽傷。警視庁などは手持ち型の扇風機が発火した可能性があるとして出火原因を詳しく調べている。
災害級の暑さが続く中、約120社の猛暑対策の製品を集めた展示会が始まった。「BODYCOOL SMART-X」は水が蒸発する際に周囲の熱を吸収する「気化熱」を利用するベストで、周囲よりも5~15℃低い冷却効果を電気などを使わず最長3日間持続できる。会場には倉庫を再現し、実際の現場に近い環境で製品を体感できるブースも設けられている。先月から職場での熱中症対策が義務化されたこともあり、参加企業は去年の約1.5倍に増えた。
日本時間きょう午前、アメリカ・ホワイトハウスで赤沢経済再生担当大臣がトランプ大統領と会談し、関税をめぐる日米協議で合意した。合意について石破総理は「私と赤沢大臣の間で方針になんら齟齬はない」と述べた。アメリカと合意した内容はどのようなものなのか。
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来月1日から25%の関税を課すとしてきたトランプ大統領だが、きょう午前8時過ぎに日本への相互関税15%で合意したと発表した。トランプ大統領によると、日本からアメリカに約80兆円を投資するとし、数十万人規模の雇用が生まれるとしている。この合意を受けて、石破総理は「これから先、世界に色々な役割を果たしていくということに資するものになる」と述べた。これまで日本とアメリカを往復し関税協議を行ってきた赤沢経済再生担当大臣は合意を受けて、「緊密な日米間の協議を通じて構築をされた相互理解と信頼関係を基礎として、両国の国益に資する合意ができたことについては大変喜ばしいことである」と述べた。石破総理はこのあと赤沢経済再生担当大臣から詳しい報告を受け、必要があればトランプ大統領との電話会談やアメリカ訪問を検討するという。
日米関税協議合意についてワシントンから中継で伝えた。トランプ大統領は関税をめぐって強気の態度を取り続けてきたが、きょうまでに合意できたのは日本を入れてわずか5カ国だけ。今月に入ってから8月1日から関税を引き上げると一方的に通告して脅しをかけたが、EUなどとの交渉は難航し、来週には中国と3回目の閣僚級協議が行われる。関税による物価の上昇がまだ本格的に始まっていないとは言え、各国との交渉が停滞したままではまずいという事情があった。経済規模の大きな日本との間で合意を結んだと発表することは国民に対して実績をアピールするだけでなく、マーケットに対しても安心材料になる。ただ、自動車や農産物で具体的にどんなディールがあったのか、アメリカは詳細を説明していない。トランプ氏は今夜、「日本とアラスカの液化天然ガス事業で合意する」と述べているが、採算性に懸念が出ている事業でもある。日本が目に見える成果を示さなければ、今後もアメリカの圧力が続く可能性はある。
トランプ大統領のSNSによると、日本からアメリカに約80兆円を投資することによって数十万人規模の雇用が生まれるとしている。また、日本は自動車、トラック、米や一部の農産物の市場を開放することで合意。今月7日の石破総理あての書簡では8月1日から25%の関税を課すとしていたが、日本は相互関税として15%をアメリカに支払う。自動車の関税は現状25%課されているが、今回の合意で15%となる。石破総理は「世界に先駆けて数量制限のない関税率の引き下げになる」と述べている。現状50%の関税が課されている鉄鋼・アルミや防衛費に関しては合意に含まれていない。元衆議院議員・杉村太蔵は「自動車の15%は日本にとって大きなメリットになる。ただ、80兆円投資して数十万人規模の雇用を創出というのは民間企業はどこまで合意に絡めた話なのか」などとコメントした。石破総理はコメの輸入についてミニマムアクセスの枠内でコメの輸入割合を増やしていくとし、「農業を犠牲にするようなことは一切含まれていない」と強調した。弁護士・萩谷麻衣子は「日本側に有利な形で合意できたようには見える」などとコメントした。
国会記者会館から中継。先週、ベッセント財務長官が万博出席のため来日したが、万博に行く前に都内で赤沢大臣と密かに複数回交渉をし、最後はベッセント長官が進めて合意に至った。きょう午後、総理経験者3人と石破総理が会談するが、石破総理は事実上辞任の方向とみられる。自民党幹部への取材によると、参院選の総括を8月中にまとめて進退を判断するという声も聞かれる。8月下旬~9月上旬に自民党総裁選の方向に進みかけているとみられる。
7月11日~8月3日まで世界水泳シンガポールが行われる。今大会のキーワードは「新時代」。19日、海など自然な水の中で行われるオープンウォータースイミングの新種目女子3キロで梶本一花が今大会日本勢初の金メダルに輝いた。“日本のお家芸”アーティスティックスイミングでは世界水泳金メダリスト・宮川美哉新ヘッドコーチのもと、新生マーメイドジャパンがチームフリーで銀メダルを獲得。来月2日の10m高飛込に出場するパリオリンピック銀メダリスト・玉井陸斗は過去に重圧と闘う胸の内を明かしていた。あれから5年、進化した玉井は新たな歴史を刻めるのか。飛込みで日本人初の金メダルへ。27日から始まる競泳で新キャプテンを務める池江璃花子は病と闘い、再び立ち上がった彼女は世界水泳で初のメダルを目指す。さらに競泳の新エース・松下知之はオリンピック初出場ながら、パリの競泳唯一のメダリスト。19歳の若きエースが日本代表を牽引する。松岡修造が全力で取材した。
今回は新時代の扉を開く三泳傑ということで伝える。1人目は常識破りの池江璃花子。2人目は新常識の平井瑞希。3人目は非常識の柳沢駿成。
池江璃花子は今年の世界水泳で競泳日本代表の新キャプテンを務める。2019年、急性リンパ性白血病と診断。その後厳しいリハビリを行い406日ぶりにプールに戻ると、常識破りの復活を遂げた。2021年に行われた東京五輪では、3種目のリレーに出場し400mメドレーリレーでは決勝に進出した。パリ五輪では3種目に出場し、400mメドレーリレーで5位入賞に貢献した。去年9月、白血病の病状が治まり、完全寛解を迎えたと発表。病気の影響は現在でも残っているという。おととし10月、オーストラリアに拠点を移した。日本にいるときは過去の自分と比較してしまったり、周囲の大きな期待に応えられていないと葛藤があったが、海外での練習を続けることで変化があったと語る。