- 出演者
- 原田亮介 林修 藤井由依 鈴木浩介 ビビる大木 松田好花(日向坂46)
今年8月、東京・水道橋に「海鮮バイキング いろは 東京ドームシティ ミーツポート店」がオープン、約100種類の海鮮メニューがあり、本ズワイガニなどが食べ放題。運営するのは旅行会社の「HIS」だという。今回、企業が手掛ける意外な新業態を伝える。
HISは、コロナ禍の渡航制限により、約500億円の最終赤字となった。そこで、グランピングや農業など様々な事業を立ち上げ、飲食店業が特に収益を伸ばしていった。去年2月、「豊洲 千客万来」内に「海鮮バイキング いろは 豊洲店」をオープンし、はとバスのコースに組み込むなどして集客をアップしている。豊洲市場から仕入れたマグロの解体ショーなど、非日常体験ができるイベントも組み込んでいる。
「スリコオニギリ」と名付けられたおにぎりを「3COINS原宿本店」内の一角で販売している。おにぎりは全国の郷土料理をテーマにしていて、6種類ほど販売している。値段は税抜き300円。ちなみに象印のおにぎり店「銀白おにぎり」は最高級の炊飯器で炊き上げたごはんの美味しさを知ってもらいたいと本社のある大阪で2店舗を展開している。
ローソンの新業態は、ゴーストレストラン。ウーバーイーツで届けてくれるのは「カルボナーラ ベーコン シングル+半熟卵(1840円)」や「チャーハン普通盛り 炙りチャーシューのせ(1490円)」など。店舗には置いていない飲食店でだすような飲食店のメニュー。ゴーストレストランとは、実店舗を持たずに宅配を中心に行う厨房のみのレストラン。ローソンはまちかど厨房という取り組みがあり、この厨房施設をデリバリーに活用しているとのこと。2020年以降デリバリー市場は2倍に拡大していて、ローソンは国内の約7割の店舗にキッチンが併設されていて、デリバリーに活用することで新規参入に取り組んでいるとのこと。ローソンの戦略1は「店名は探しやすい検索ワード」。店名は料理そのものの名前にしていて、現在9ブランドの屋号を展開している。戦略2は「ピークタイムはライバルの少ない深夜帯」。一般的なレストランのピークは、ランチとディナー。ローソンのゴーストレストランは、深夜帯とのこと。他の業態が閉まっている時間と、深夜に活用されていない店内厨房施設を活用するメリットで一石二鳥という。売上は、月1万円とのこと。戦略3「ついで買いで売り上げUP」。ローソンのゴーストレストランは、料理と一緒にからあげクンやデザートなどお店にあるものも一部届けてもらうことができる。ローソンでは、ゴーストレストランを今年度末には全国1400店舗まで増やす予定だという。
林さんは「作戦面・ネーミングなど勝ち筋を掴んでいる」などとコメントした。企業が続々と新業態へ参入しているのは、市場の構造が激変しているからだという。要因の1つ目は「コロナ禍」、2つ目は「観光客が増」、3つ目は「少子化」。
次の新業態は原宿・竹下通りに今年3月にオープンした店。100平方メートルほどの店内は大人から子どもまでびっしり。ここはキャラクターグッズの専門店。レジも大行列。人気の理由は、平成のころに女児に人気だったアイテムが当時熱中していた若い世代に流行している「平成女児ブーム」。店名は「TOYLO MART」。この店を手掛けているのは首都圏を中心に全国展開する「イトーヨーカ堂」。食品・衣料品を扱うスーパーのイメージが強いが、今回キャラクターグッズショップを初出店。今回新業態の店を出店した理由を聞くと「”キダルト”(キッズ+アダルト)と呼ばれる子供心を持った大人が増えてきており、どんどんキャラクター市場を牽引しているため」とのこと。少子化で子供の数が減る中、おもちゃ市場は年間1兆円を超え過去最高額を記録。その大きな要因の1つがカードゲームやトレカなどキダルト層に響く、大人も買えるおもちゃ。これらのおもちゃは市場全体の売上の30%に迫っている。ここに目をつけたヨーカ堂。「TOYLO MART」出店のきっかけとなったのが「TOYLO PARK」。市場の拡大を受けヨーカ堂は2021年から既存のおもちゃ売り場を大改装、「競合は公園」と掲げ「十人十色」から「TOYLO PARK」と名付けた。子どもだけではなく大人も楽しめるようゲームソフトやカプセルトイなども充実させ、集客アップを図っている。ここでお金に注目。「TOYLO PARK」の中で売上トップを誇るのが「ららぽーと横浜」内の施設。
「LIFE IS MONEY」はTVerで配信。
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原宿・竹下通りに新業態としてキャラクターグッズショップをオープンしたイトーヨーカ堂。そのきっかけとなったのが現在7店舗ある「TOYLO PARK」。売上No.1は「ららぽーと横浜」内の施設。以前と比べ、おもちゃの売上が約4倍に。ヨーカ堂自体に足を運ぶ人も7%上昇したという。そんな中、なぜ原宿に小さなキャラクターグッズショップをオープンしたのか聞くと「原宿は訪日外国人が多い。普段イトーヨーカ堂に来店しない若い世代やキダルト層を取り込みたいと思い、専門店を出した」とのこと。「TOYLO MART 原宿」の1日の平均売上額は約110万円だそう。
問題「トヨタ自動車が開発に乗り出し、話題となっている新業態とは?」。水素エネルギーのマル秘小屋とは?
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トヨタはフィンランドの企業と共同で水素電池の技術を活用したサウナを開発した。タッチパネルで操作し、ロウリュウも可能。水素は二酸化炭素が発生しないためエコで、柔らかく心地良い熱が特徴。
大木さんは「名だたる大企業が新業態でやられているのを見ると、業態も変えずにずっとやっている自分が不安になってきた」とコメントした。