- 出演者
- 出水麻衣 井上貴博 河津真人 山形純菜 高柳光希
参政党に関するXの投稿は都議選告示後から伸び始めて今では自民党も追い抜いている。序盤の情勢調査では東京など8選挙区で接戦以上となっており、この1週間で北海道と兵庫も接戦となって10選挙区で接戦以上の情勢になっている。今回の参院選の争点で6番目に関心が高くなっているのが「外国人政策」。外国人政策に関心があるとした人の25%が参政党に投票している。各党が公約に外国人政策について記載しており、立憲・社民・共産などは外国人との共生に力点を置いている。自民・国民・維新などは規制の見直しに力点を置いている。参政党について米重さんは「右寄りの政策も左寄りの政策もあり、イデオロギーを問わない姿に惹かれる有権者が多い」などと話した。
参政党候補者の街頭演説を聴いていた人の多くが「日本人ファースト」への共感を口にした。その一方で抗議のプラカードを掲げる人もみられた。神谷代表は取材に対し「差別主義・排外主義の党にしたくはない」などと話した。また神谷代表は「日本人ファーストは党員さんからのアイデア。国益を守ってほしいという政治家への喝なので差別と置き換えるのは違う」などとも話した。今回の選挙についてSNS上には外国人の優遇に言及する投稿が目立つ。こうした状況の中、外国人や難民などの人権問題に取り組むNGO8団体が排外主義を煽ることに反対する緊急の共同声明を発表した。
外国人の生活保護について、参政党の神谷宗幣代表は「出稼ぎに来ている外国人にお金がなくなったからといって生活保護をあげていたらどんどん貧しい人が来て我々の社会保障制度が崩れてしまう」などと話した。厚生労働省によると、全国の生活保護受給世帯数のうち、世帯主が外国籍の世帯は全体の2.9パーセントとのこと。総務省によると、日本の総人口のうち、外国人人口は2.8パーセントとなっている。外国人の生活保護受給要件は永住者などとなっている。受給できるかどうかの判断に外国人か日本人かであるかは全く差はないという。医療保険について、日本維新の会は一部外国人が集団的に濫用しているという。参政党は濫用を防ぐための利用条件を明確化するとしている。日本保守党は外国人の健康保険・年金を別立てにするとしている。日本に住民登録があり、在留期間が3か月以上の場合、国民健康保険に外国人は加入しなければならないという。国民健康保険の被保険者の外国人の割合は全体の4パーセント。国民健康保険の医療費について、外国人の割合は1.39パーセントとなっている。国民健康保険の納付率は、日本人を含めた全体平均が93パーセントとなっていて、在留外国人は63パーセントとなっている。
参院選まで6日に迫り、今回ゲストで太田光さんが登場。太田さんが各党トップを直撃した。
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時間が迫るなか白熱する質疑応答。更に太田さんが党本部にも乗り込む。
太田さんが最初に訪れたのは立憲民主党代表の野田佳彦氏。野田氏は物価高対策が最大の争点になると話した。野田氏は食品の消費税を8パーセントから臨時、時限的に0パーセントにすると掲げている。消費税の引き上げを決定したのは民主党野田政権時代のこと。野田さんは今回の主張にたいし、赤字国債を発行するならば当時の政治を覆すことになるが、短期間で行いその後消費税を戻すならば、従来言ってきたことと整合性をとったつもりとはなした。
次は玉木雄一郎代表の事務所に訪れた。国民民主党は前回の選挙で指示を上げ、最近数ヶ月は下落傾向にある。候補者の公認を巡り混乱を招いてしまったことが原因と振り返る。総理大臣としての意欲がある玉木代表に、広いビジョンでの国家観について太田さんが追求した。玉木代表はもう一度日本を科学技術立国にしたいと話す。10年後にはGDPを1000兆円にしたいと展開した。
維新・吉村洋文代表は大阪府知事と党首の二足のわらじで国政に臨んでいるが、まず総理になった時に何を目指すかと質問したが、吉村代表は国会議員ではないので今は総理大臣にならないと話した。国会議員ではないが永田町の感覚でやっている政治だけでは立ち行かないので、地方からの景色を反映させないと中央集権が進むことから関西を副首都にすることは大切だが、今後は福岡や札幌も副首都にすることで中央集権を止めるべきとしている。
自民党・石破茂総裁に話を伺うと、太田氏が物価高について質問したのに対し外交や安全保障のほうが重要であると反論する様子が見られた。北朝鮮のロシア支援はロシアから北朝鮮に技術が入ることであることから日本にとって脅威であり、日本として防衛力を強化する方法を日本が考えてやらなければならないとしている。太田氏は関税交渉のテーブルに在日米軍の駐留費増額が上がった場合については、石破総裁は別のことではないかと言及。トランプ大統領がイラン核施設への攻撃を原爆投下になぞらえて正当化したことは問題と太田氏が切り込むと、石破総裁は悲劇を繰り返してはならないと申してきた・核を使っても意味がないという世界を作る必要があると言及している。
太田氏は各党のトップとの対談について、日米間税交渉は先延ばしとなったもののいいにくいことが多かったのかなと思う、先延ばしたことに対する自民党の考えについてはわからないとしている。その一方でトランプの一言で変わるものもあることから難しいとしている。
太田氏は公明党本部へと向かった。平和の党を標榜する公明党だが、斉藤鉄夫代表は日韓朝中露米の大使級・軍関係者が週に1回情報交換する会を開くことが平和につながるのではないかと言及している。憲法を巡り斉藤代表は憲法の改正は参政だが平和の象徴である憲法9条は残すべきではないかと言及している。太田氏はAIの発展による自立型致死兵器の有無について質問し、斉藤代表は自衛のための武器がどこまで許されるのか論議していかないといけないと話した。
太田氏は共産党本部へ向かった。初の女性党首となった田村智子委員長だが、太田氏とは60歳で同い年という。旧ソ連や中国、革命・闘争という言葉を不安視する声も少なくないが、田村委員長は誤りを犯した人が共産党員だと認める立場を取ってきたと振り返った。革命は議会を通じて起こるものだとしている。自分の自由な時間のある社会をめざしたいとも話している。
れいわ新選組・山本太郎代表は他の政党と違い結党以来消費税廃止を訴え続けてきた党だと話している。社民党は党の存亡が焦点となる中、福島みずほ党首は防衛費ではなく食料費の税をゼロにすることを呼びかけている。日本保守党・百田尚樹代表は減税・再エネ政策是正とともに、移民政策の見直しを掲げた。
神谷宗幣代表が極右に誤解されがちという点について、参政党が新しく提案している新日本国憲法には、「国は、主権を有し」と書いてあることから国民主権ではないという懸念の声も上がっている。神谷氏はこれについて日本の主権は日本国が持っており、みんなで明確にしたうえでの国民主権だと話した。憲法を明確に変える必要性について、全部変えろということではなく、国の未来をみんなで考えることだと訴えた。あえて強い言葉を使っている背景には刺激を与えようと思って言っているので、気づいてくれる人もいれば怖いと思う人もおり、両面があると話した。
今回の参院選について、太田さんは目の前の物価高などの問題ももちろんだが、候補者にこの国をどうしたいか真の所を聞きたかったと話した。参政党が支持率が増えているのも、そこを打ち出しているのがあるのではないかと推測した。また、日米同盟についても、今後アメリカとどのようにコントロールしていくか、きっかけになる選挙なのではと話した。関税交渉期限が迫っており、各党との連動を組む時間がないなか、危機的状況にあるタイミングでの選挙であることも有識者は意識したほうがいいのではと話した。選挙の日は7月20日夜放送。
調布市のプール施設に訪れたのは参院選候補者の鈴木大地氏。鈴木さんはソウルオリンピックで金メダルを獲得。スポーツの力で健康寿命を延ばすと訴えている。32人の候補者のうち7議席を争う選挙、キーワードは実績タレント性。国民民主党の牛田茉友候補は今年4月にNHKを退職した元アナウンサー。牛田氏は子どもの発達障害の取材経験などから課題解決には政治の力が必要と考え立候補。立憲民主党、奥村政佳候補はテレビ番組を機にボイスパーカッションで赤ペレアブームを牽引し、去年繰り上げ当選で参院議員になった。同じく立憲民主党の塩村文夏候補は元タレントで都議を務めたあと、2019年の参院選で初当選、AV出演被害防止、救済法案の成立や不妊治療の保険適用に取り組んだ。
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参院選最大の争点は物価高対策だ。玉木氏が応援に駆けつけたのは国民民主党最年少の奥村祥大候補。年収103万円の壁から178万円へ178箇所で街頭演説を予定している。れいわ新選組の山本譲司候補は、れいわ新選組が消費税見直しをリードしてきたと訴えている。社民党の西美友加候補も消費税の見直しを訴えている。野党は消費税減税や廃止を訴えており、与党は責任政党を全面に訴えている。今回引退を決めた山口那津男氏の後継人の川村雄大候補は、大学病院で勤務していた。一方健康長寿社会を訴えるのは自民党の武見敬三候補。武見敬三候補は2019年の参院選では6位で当選。当選のカギとなるのは保守票をどれだけ獲得できるかによる。そして日本人ファーストを訴えているのは参政党のさや候補。歌手でもあるさや氏は都内のライブスタジオにも訪れていた。日本保守党の小坂英二候補は、日本人の幸せの基盤を守ると訴える。参院選の勝敗を握るのはSNSの発信で、日本維新の会はドラマ仕立てのショート動画で社会保険料の引き下げを訴えている。共産党も動画で大企業、富裕層の優遇を見直す政策を訴える。
東京選挙区の情勢をスタジオで話す。優勢候補者は鈴木大地さんが頭ひとつ抜けており、その次に立憲塩村さん、共産の吉良さん、参政党のさやさん、公明の川村さんが並ぶ。そして国民の牛田さんがやや優勢。そして接戦なのは自民武見さんと立憲の奥村さん、そして追い上げに奥村さんがある。今回は32人の候補者がおり、山尾志桜里さんは無所蔵で出馬することになったがかなり厳しい情勢。中盤の獲得議席の情勢は、現在52議席に対して44の予想で厳しい状況で公明も減らす予想。今回議席を伸ばしそうなのは参政と国民。その分自民と立憲が押し出される可能性がある。