- 出演者
- 南利幸 寺門亜衣子 井上二郎
関東甲信では今日午後から雪や雨が降り始め、今夜から明日にかけて山沿いを中心に大雪となる見込みである。気象庁は交通への影響や路面の凍結に十分注意するよう呼びかけている。明日朝までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで関東北部の山沿いで25cm、箱根~秩父地方にかけて20cmと予想している。一方で明日は千葉県と茨城県沿岸部の伊豆諸島を中心に大気の状態が非常に不安定で、雨が強まる見込みだという。明日朝から明後日にかけて降る雨の量は多い所で150mmの予想である。気象庁は高波に警戒するとともに、強風や土砂災害・落雷などに十分注意するよう呼びかけた。
相模原市より中継。現場ではみそ作りが行われている。こちらでは地元の農家を中心とする「大豆の会」の方々が作っている。毎年この時期にみそ作りを行っていて、今朝は朝5時から準備をしているという。みそ作りに使われているのは「津久井在来大豆」で、古くからこの地域で作られ一時期は輸入の大豆に押されて生産量が減ってしまい「幻の大豆」とまで呼ばれていた。しかし、20年ほど前から地元の農家達によって少しずつ栽培量を増やしているという。大豆の会代表の石井さんは津久井在来大豆について「甘いのが特徴。大豆の灰汁は苦いとされているがこの灰汁は美味い」などと話した。また2011年に国際宇宙ステーションで1ヶ月ほど保管されたという。石井さんは「当時は合併の話が進んでいて、津久井の名前を残そうと宇宙へ放った」などと話した。この大豆は相模原市の直売所や農協の直売所などで購入することが出来るという。
ペンションのオーナーが作るツバキの「花びらジャム」を紹介した。味付けは砂糖だけとのこと。多くても年間で250個しか出回らないという。ツバキ油の専門店を訪れた。ヤブツバキの種から取った油で作るヘアケアやスキンケアの商品がある。明治時代以降、島の産業になった。店長の河津さんに工場を案内してもらった。秋に島中から集められたツバキの種に熱を加えて油を搾り出すのは1年に10日間だけとのこと。搾り終わった種は酪農や養豚のエサとしても活用されている。
寺門さんは「ツバキ油のヘアオイルは使ったことあったが、食べられるのは知らなかった」などと話した。ツバキは冬でも葉を付けるし根っこがしっかりしているので大島では防風林としても使われてきたという。
伊豆大島のくさや専門店では炭火焼きしたムロアジのくさやを堪能した。続いて島唯一の芋焼酎の酒蔵を訪れた。この酒蔵では仕込みの際に音楽を聴かせ、より発酵を促進している。
「くさやのアヒージョ 大島のアシタバと」を作っていく。まずアシタバを小口切りにし、 ツバキ油をフライパンにひいてにんにくと島とうがらしを加えて熱する。火が通ったらアシタバを投入して炒め、火が通ったら焼いてほぐしたムロアジのクサヤと塩・しょうゆを加えて炒める。器にご飯を盛り付け、その上にフライパンで炒めたものを乗せてマヨネーズをトッピングして完成。
「ツバキづくしのポークソテー」を作っていく。まずソースを作るため鍋にピクルス・らっきょう・レモン汁・ツバキ油・ツバキジャム・塩・こしょうを入れ、さっと火を通す。次に塩・こしょうをした豚肉を両面焼いていき、焼けたら皿に盛り付けてソースをかけて完成。
スタジオでくさやのアヒージョの試食を行い、「匂いもニンニクなどでほとんどなく、食べやすく美味しい」などの感想が出た。来週28日からは伊豆大島 椿まつりが始まる。
関東の気象情報を伝えた。
第29回全国都道府県対抗男子駅伝、工芸の森 トプカプ宮殿、ETV特集の番組宣伝。