- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像。
G7(主要7か国)で初めての国防相会合は、イタリア・ナポリで開かれた。この中では、インド太平洋地域を巡って中谷防衛大臣が、中国とロシアの軍用機が日本の領空を相次いで侵犯したことや、ロシアと中国や北朝鮮が連携を強め、活動を活発化させていることなどを説明した。G7は、中国軍が台湾周辺で行った大規模な軍事演習に懸念を示すとともに、一方的な現状変更の試みに反対していくことで一致した。また、「ウクライナ情勢」をテーマにした討議では、ウクライナ・ウメロフ国防相も特別に参加して、ロシアによる軍事侵攻を終わらせるためとしてまとめた「勝利計画」を説明した。これを受けてG7は、ウクライナの主権などを尊重した公平で持続的な平和の実現に向け、揺るぎない支援を確認した。一連の討議を終えて、インド太平洋地域の安全保障や防衛に関与し続けることや、ウクライナのNATO(北大西洋条約機構)への加盟に向けたプロセスを支持し、軍事的な支援を続けることなどを盛り込んだ共同宣言を発表した。今回の日本政府のねらいについて、政治部・稲田清のリポート。訪問のねらいは、ヨーロッパ各国の関心を東アジアにつなぎとめておくこと。G7が、この地域の安全保障に関与し続ける姿勢を示したことには、政府関係者も「これまで働きかけてきた成果」と話していた。ただ、ロシアのウクライナ侵攻は出口が見えず、中東情勢も悪化していることから、防衛省幹部は目前の問題にとらわれ、アジアから目が離れることを懸念していると話している。政府としては、東アジアへのさらなる関与を引き出すために、G7各国とも個別に防衛協力を進めるなど、重層的なつながりを築いていきたい考え。
衆議院選挙は今月27日の投票まで残り1週間。各党の幹部は今後、接戦が予想される選挙区などに入って支持を呼びかけることにしていて、論戦はさらに激しくなりそう。きのうも全国各地で、各党の党首が支持を呼びかけた。
衆議院選挙の情報は、NHKの特設サイト「衆議院選挙2024」にも掲載している。
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上皇后さまはきょう、90歳、卒寿の誕生日を迎えられた。宮内庁によると、上皇后さまは、年齢を重ねる中、健康に注意しながら上皇さまと穏やかな生活を続けていたが、ことし6月には新型コロナウイルス感染が確認され、今月6日には、東京・港区の赤坂御用地にあるお住まいの仙洞御所で転倒して、大たい骨を骨折し、手術を受けられた。術後の経過は順調で、退院後は車いすを使って生活し、毎日、午前と午後合わせて1時間余り、歩行訓練などのリハビリをされているという。上皇后さまはこれまでと同様に、上皇さまの様子を注意深く見守り、気を配られていたが、最近では上皇さまが上皇后さまの体力の低下を心配して「大丈夫」と声をかけられる場面が多くなっているという。そうした中でも、昭和と平成の時代に上皇さまとともに全国を2巡した旅を思い起こしながら、日々起きる社会の出来事や人々の暮らしに目を向けていて、能登半島地震の被災地の様子を案じつつ、物事がよい方向に進むことを願われているという。上皇后さまは、音楽を通した人々とのつながりを今も大切にしていて、ことし7月にはお二人の卒寿を祝う音楽会を鑑賞して、ゆかりのある音楽家などと交流された。8月には静養のため、お二人にとっての思い出の地、長野県軽井沢町に滞在して、地元の人たちなどとふれ合われた。きょうはお住まいで誕生日の祝賀行事が行われ、天皇ご一家や秋篠宮ご夫妻など皇族方から祝賀を受けられる。
CSファイナルステージ第4戦・巨人対DeNAの試合が行われた。巨人の先発は井上温大。井上は5回まで1人のランナーも許さないピッチングを見せる。しかし6回に戸柱恭孝との勝負でホームランを許し同点に追いつかれてしまう。それでも打線は連続ヒットで3塁1塁と攻め8番岸田行倫のセーフティースクイズにより勝ち越した。巨人のチャンスは続き代打長野久義の打席で2点を追加。試合は巨人が勝利し連敗を止め、日本シリーズへ向けて巻き返しを図る。第5戦の予告先発は巨人が山崎伊織、DeNAが濱口遥大。
長野五輪スキージャンプ団体金メダリスト・原田雅彦氏が、全日本スキー連盟の新しい会長に就任した。原田氏の会長就任は、きのう開かれた全日本スキー連盟の臨時理事会で決まった。原田氏は北海道出身の56歳。スキージャンプで5大会連続で五輪に出場し、1998年の長野大会では、団体の金メダルのシーンに日本中が沸いた。任期は2年で、再来年の冬の五輪に向けた選手強化などの手腕が問われる。
ア・リーグ優勝決定シリーズ 第5戦 ヤンキース VS. ガーディアンズ/ナ・リーグ優勝決定シリーズ 第6戦 メッツ VS. ドジャースの番組宣伝。
宮崎空港では今月2日、誘導路の真下に埋まっていた不発弾が突然爆発したことから緊急の調査が行われ、爆発現場のすぐ近くで深さ約1メートル60センチの地中に金属が埋まっていることを示す反応があった。このため、きょう午前0時20分から路面を掘り起こして詳しく調べたところ、不発弾ではなく大量の砂鉄が埋まっていたことが分かったという。宮崎空港ではすでに欠航が決まった一部の便を除き、通常通りに運航するとしている。
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海鳥のおなかにつけたカメラで撮影された映像を紹介。人が行くことが難しい海の中や空などでの生き物の生態を研究するためのもの。こうした調査の方法は「バイオロギング」といわれ、計測機器を生物の体につけて、生物がどういう動きをしているのか、映像のほか、位置情報、温度など周辺の環境データを集めて調べる。この知られざる生態に迫るバイオロギング研究を取材。東京大学大気海洋研究所・佐藤克文教授。分かっていないことが多い海での生態を、バイオロギングで解明しようとしてきた。ウミガメは海の中でどのように過ごしているのか、誤って定置網などにかかってしまったウミガメに記録装置を取り付け、岩手県釜石市の港から放流。3日後の朝4時、ウミガメから切り離された記録装置の位置を確認。宮城県気仙沼市の沖合にあると分かり回収する。記録装置には12時間ほどの映像が収録されていた。佐藤教授によると、アカウミガメは従来、ふんの調査などで主にウニや貝など海底生物を食べていると考えられていた。しかし、三陸沖での20年に渡るバイオロギングでの調査の結果、沖合ではクラゲを多く食べていることや、300メートル以上潜水することが見えてきた。バイオロギングによる生態調査は、サケの資源管理のためにも行われている。水産研究教育機構では、20年以上前から毎年夏にベーリング海でサケに計測器をつけて放流している。ことし夏、サケ69匹に計測器をつけて放流。来年秋以降の回収を目指す。サケの生態とともに、海の状況が見えてくると、海水温の上昇が不漁に影響しているのか、分かるのではと期待されている。佐藤教授は「計測機器の進化などによって、生態だけでなく、ほかの分野にも重要なデータになることがわかってきた。人間が構築してきた観測網と補い合うような形で、気象予測などにも貢献できるのでは」という。
引っ越しをした人に向けて受信料のお手続きをお知らせした。
気象情報を伝えた。