- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 渡部圭司 今井翔馬 近藤奈央 是永千恵
オープニング映像と出演者の挨拶。
ノーベル平和賞の授賞式が日本時間今夜9時からノルウェーで行われる。ノルウェー・オスロでは現地入りした被爆者たちが子どもたちと共に地元の議員に折り鶴を手渡した。授賞式を前に、日本被団協の代表委員・田中熙巳が記者会見に臨んだ。13歳の時に被爆し、日本被団協の中で最高齢となる92歳となる田中は、会見で海外メディアからの質問にも応じた。会見後田中たちはリハーサルのため授賞式が行われる会場を訪れた。
現地には広島放送局の諸田記者がいる。会見には海外メディアも多く出席したよう。日本からも多くのメディアが参加しただが、45分ほど行われた会見では現地ノルウェーのほか英国や韓国など海外メディアからも多くの質問が出されていた。また現地では、原爆や被爆者に関連した書籍も注目されている。平和賞に関連した展示を行うノーベル平和センターの中にある店舗では、残りが1冊になった本もあるということで日本被団協の受賞を受けて関心の高まりがうかがえる。きょうの授賞式では、田中さんはどのようなメッセージを伝えるのだろうか。こちらのオスロ市庁舎で日本時間の午後9時から行われる授賞式では日本被団協の3人の代表委員が登壇し、このうち田中熙巳さんが20分間演説を行う。田中さんは長崎に投下された原爆で5人の親族を亡くした経験などをもとに被爆の実相や核兵器の非人道性を伝えるということ。記者会見で田中さんは「核兵器を使うことが軽く語られるような時代になったことは私たちにとって遺憾で悲しい思いがする」というふうに話していた。あのような経験をもう二度と誰にもさせてはならないという被爆者たちの思いをどのようなことばで訴えるのか、被爆地、そして世界が注目することになる。
国会では政治資金規正法再改正に向けてきょうから議論が始まる。政治資金規正法改正に向けて、昨日は自民党が単独で、政策活動費を廃止する一方公開方法工夫支出を設け第三者委員会で監査するなどとした法案を、立憲民主党は企業団体献金の禁止を盛り込んだ法案を参政党、社民党、衆院会派「有志の会」と共同で提出した。さらに公明党と国民民主党派政治資金をチェックするための第三者機関を国会に設置するための法案をきょう提出する。国会では衆議院の特別委員会で議論が始まり、きょうは各党が法改正に向けた考え方を表明し、あす法案の趣旨説明が行われる。主な論点の内等から議員に支給される政策活動費については野党各党や公明党が廃止を主張しているのに対し、自民党は廃止の一方で公開方法工夫支出を新たに設けるとしている。企業団体献金については、立憲民主党や日本維新の会、共産党、れいわ新選組が禁止を主張しているのに対し、自民党は維持すべきとしている。また公明党は有識者に意見を聞き議論を深めていく立場で、国民民主党は国会で有識者を交えて議論することを提案していて、各党の主張に隔たりがある・このため会期末まで2週間を切る中今国会で法改正が実現するかが焦点。一方経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算案を巡っては、きょうとあす、石破首相と全閣僚が出席して衆議院予算委員会で審議が行われる。
東京・渋谷を背景に気象情報を伝えた。
- キーワード
- 渋谷(東京)
会社の後継ぎがいない事業承継の問題について。国の推計によると2025年までにおよそ127万社が後継ぎがいない問題に直面する。会社が廃業すれば地域の雇用が失われ、人口流出にもつながりかねない。こうした問題を解決するために注目されているのが、地域の外から後継ぎになりたいという人材をいかに連れてくるか。つまり人材のマッチング。阿出川直樹さんは去年7月、鳥取県倉吉市にカレーが売りのカフェをオープンさせた。30年以上、都内でデザインの仕事をしてきたが、鳥取の自然に魅力を感じて移住を決意。前の経営者が後継者を探していることを知り引き継いだ。そのきっかけになったのが県が事業承継を支援する会社と進めるマッチングの取り組みだった。支援会社が手がけるサイト。ここに鳥取県の特設ページがあり、全国から後継ぎを募集している。特徴は情報をオープンにすること。事業を譲りたいと考えている人の了解を得たうえで経営者の名前や事業内容などをサイトに掲載。具体的な交渉を始める前に詳しい情報を知ることができる。阿出川さんはサイトに掲載された記事を読み、立地にも恵まれ、調理設備も譲り受けられるなどすぐに店をスタートできる条件が整っていることを知った。初期費用は想定の半分のおよそ1000万円で済み、紹介から半年ほどで開店できた。鳥取県がこの取り組みを進める背景には事業所の数が10年足らずで1割ほど減少するなど地域経済の衰退への強い危機感があった。県の職員は後継者不足に悩む事業者を訪れ、魅力や強みを聞き取って幅広く発信しようとしている。手袋や靴下を作る工房では特別な編み方の靴下で商標登録を行うなど品質に強みがあることをマッチングのサイトで発信している。
経営者や幹部となる人材の不足を受けて国も支援に乗り出している。事業を行うのは金融機関を監督する金融庁。大企業の人材を中小企業に紹介するマッチング事業を行っている。その仕組み。転職を検討する大企業の人材をデータベースに登録。各地の金融機関が適切な人材を見つけ出し、中小企業に紹介する。仙台市にある従業員およそ30人の金属加工会社。経理などを担当していた管理職が退職したため社長にアドバイスをする右腕的な存在がいなくなっていた。社長は取り引き先の銀行に相談を持ちかけた。経営状況をよく把握しているため金融庁のシステムを使って適切な人材を探すことができた。紹介を経ておよそ2年前に入社したのが下原さん。大手のメーカーで部下のマネジメントや経理などを幅広く経験してきた。ただ、親の介護などで地元の宮城県を離れられなくなり、転勤のない会社への転職を検討していた。現在、下原さんは業務部長として会社の経営に欠かせない存在になっている。NHKでは今後も事業承継の課題や解決策を伝えていく。
石破総理大臣は今週末の14日に福島県を訪問し、就任後初めて東京電力福島第一原子力発電所を視察する方向で調整している。視察では、核燃料デブリの試験的な取り出しなど廃炉に向けた作業の進捗や、原発にたまる処理水の海洋放出の状況などを確認する予定。また、除染作業で生じた土などを保管する双葉町と大熊町にまたがる中間貯蔵施設や、避難指示が今後解除され住民が帰って住めるようになる特定帰還居住区域を訪れることも検討している。石破総理大臣としては、東日本大震災と原発事故からの復興に政府を挙げて取り組む姿勢を強調するとともに、みずからが重視する防災対策の強化につなげたい考え。
日本製鉄 労組執行部と会談。はじめに日本製鉄はUSスチールの買収に反対する労働組合の執行部と会談して改めて理解を求めた。日本製鉄は買収計画に一貫して反対している米国のUSW(全米鉄鋼労働組合)の執行部と先月会談し、きのうその内容を明らかにした。それによると組合の執行部が買収が実現すれば生産拠点が移管されるおそれがあると懸念を示したのに対し、会社側は現地の製鉄所に投資を行い、休止や閉鎖は行わないと改めて説明したということ。日本製鉄は年内の買収完了を目指していて、今月下旬にも期限を迎えるとされる米国政府の委員会の審査の結果が注目される。
年末年始の旅行について。ことしの特徴としてまずは日並びが良い。30と31日に休みを取れる人にとっては土日と三が日を合わせて9連休となる。こうした並びになるのは2019年の年末以来5年ぶり。2019年というと新型コロナが感染拡大する前のこと。ただ、旅行の内容は5年前と大きく変わっている。調査したのは大手旅行会社のJTB。まず年末年始に1泊以上の国内旅行をする人の1人当たりの費用は2019年は平均で3万2000円だったが、ことしは平均で4万3000円と1万円以上高くなって調査開始以来で最も高くなった。理由としてはやはり物価上昇。人件費の上昇もあって宿泊代が高くなっていることが影響していると見られる。そして海外旅行の平均を見ると差はもっと開く。1人当たり20万2000円から27万3000円へと7万円以上高くなっている。これは円安が大きく影響してる。円相場だが、2019年の12月は1ドル109円台だった。それが今では1ドル150円程度となっている。そして海外旅行に行く人数だが、2019年は83万人で2000年以降で最も多かった。ところが、ことしは52万人とやはり円安による負担もあって減っている。だが、去年の年末と比べると増えてはいる。ちなみに行き先としては1位が韓国、2位が台湾、3位がヨーロッパ、4位がハワイとなっている。調査したJTBによると、趣味や旅行への支出を増やす人と減らす人の二極化が最近の傾向だということ。
- キーワード
- JTB
きのうの韓国の株式市場は政治の混乱が長期化することへの警戒感から売り注文が広がり、代表的な株価指数KOSPIは先週末と比べて2.7%値下がりして、ことしの最安値を更新した。株価指数の下落はユンソンニョル大統領が非常戒厳を一時宣言して以降4営業日連続。市場関係者は「韓国では与野党の駆け引きが続き、政治の混乱が長期化して経済に影響が波及することへの警戒感が広がっている」と話している。
国の社長に占める女性の割合は過去最高となったものの8.4%で1割に届かない。
日本被団協・代表理事・木村緋紗子さん87歳はノルウェー・オスロに到着。木村さんは「父は被爆後3日しか生きられなかったし祖父もああいう状態でなくなったし。この喜びを父と祖父にお伝えしなくてはならない」と話した。8歳の時広島で被爆(爆心地から1.6キロ)し、現在仙台に暮らす。親族8人を亡くした。祖父・孝造さんは庭で被爆。祖父の被ばくを広島市・高校生が描いてくれた絵の紹介。被ばくから1週間後亡くなった祖父への罪の意識が残った。若い世代に証言を続けてきた。仲間の多くは亡くなっていた。
ポスティングで大リーグ移籍を目指す佐々木朗希投手23歳。史上最年少で完全試合を達成するなどプロ野球で通算29勝15敗、防御率2.10。大リーグ機構はロッテからのポスティング申請を受理。全30球団に契約可能な選手として通知した。移籍交渉は日本時間きょうごご10時に解禁。45日間の期限。
ブライトン・三笘薫の活躍の紹介。レスター2−2ブライトン。
イングランド プレミアリーグのスーパープレー(ニューカッスル・イサク、アーセナル・ラジャ、リバプール・サラー)の紹介。
為替と株の値動きを伝えた。