- 出演者
- 檜山靖洋 首藤奈知子 三條雅幸 今井翔馬 近藤奈央 是永千恵
オープニング映像と出演者の挨拶。
関係者によると、ホンダと日産自動車は持ち株会社を設立し、それぞれの会社を傘下に収める形で経営統合する方向で協議を進めているという。ホンダと日産はことし3月に車の電動化などの包括的な協業に向けた検討を始め、8月には次世代の車に欠かせない車載OSなどのソフトウエアの開発や、EVで部品の共通化を進めることで合意していたが、経営統合によってさらに連携を深めていくねらいがあると見られる。また、将来的には日産が筆頭株主になっている三菱自動車工業が参加するかどうかも焦点になる。両社が協議を進める背景には、米国のテスラや中国のBYDといった新興メーカーがEV電気自動車や自動運転、それに車のソフトウエア開発などで先行し競争が激しくなる中で、両社で必要となる巨額の投資を分担し、互いの技術を持ち寄ることで競争力を高めるねらいがあると見られる。去年1年間の世界での販売台数はホンダが398万台、日産が337万台で、合わせると735万台に上っている。世界の自動車グループの2023年の販売台数は、1位のトヨタグループが1123万台。2位のフォルクスワーゲングループが923万台。3位のヒョンデグループが730万台となっていて、7位のホンダと8位の日産の経営統合が実現すれば世界3位の巨大自動車グループが誕生することになる。
国会はきのう、経済対策の裏付けとなる今年度の補正予算が、自民、公明両党と日本維新の会、国民民主党などの賛成多数で成立した。また、焦点となっていた政治改革では、政策活動費の廃止など3つの法案に加え旧文通費の使いみちの公開などを盛り込んだ法案も衆議院で可決され、今の国会で成立する見通しとなった。こうした中、「年収103万円の壁」の見直しを巡ってきのう行われた自民、公明両党と国民民主党の6回目の税制協議はおよそ10分で物別れに。与党側が前回の協議で示した所得税の控除額を123万円とする案よりもさらに引き上げる案を示さなかったことに、国民民主党が反発した。これについて、国民民主党の榛葉幹事長は、“このまま協議が決裂すれば政府が編成作業を進めている来年度予算案には賛成できない”という姿勢をにじませた。これに対し、石破総理大臣は「引き続き協議をお願いしたいと思うし、対応には誠意をもって臨みたい」と述べた。与党内では“協議が進展しない場合、今週中にも決定する税制改正大綱では、123万円のままにすべきだ”という意見がある一方、“来年の通常国会での予算審議を考えれば、さらに譲歩せざるをえない”という声も出ていて、来年の予算審議もにらんで双方の駆け引きが激しくなっている。
政府は「国家安全保障戦略」に基づき、自衛隊や海上保安庁が有事に備えた訓練などで活用できるよう、公共インフラを整備、拡充する取り組みを進めていて、これまでに全国28の空港や港を「特定利用空港・港湾」に指定している。さらに政府は、自衛隊の大型車両などがこれらの空港や港と駐屯地との間を円滑に移動できるようにして備えを強化したいとして、新たに道路を対象に加える方向で調整を進めている。今月中にも関係閣僚会議で正式に決定する方針で、指定された道路は国の予算で整備や拡張が行われるようになる見通し。政府は地元の自治体などとも協議して、指定する道路の選定を進めたいとしている。
米国の個人消費の動向を示す先月の小売り業の売上高は、前の月と比べて0.7%増加し市場予想を上回った。米国では先月下旬から年末商戦が本格化しているが、顕著さが反映された形。
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- 個人消費支出
政府は新しいエネルギー基本計画の素案を正式に公表した。“太陽光や風力などの再生可能エネルギーが2040年度には最大の電源になる”と位置づけている。一方、「依存度を低減する」としてきた原子力も最大限活用していく方針を示した。AIの普及などを背景に今後電力需要が増えると見込まれる中、脱炭素と電力の安定供給の両立を図るためには、原子力の活用が欠かせないと判断した形。
経団連の次期会長に金融業界から初めて起用されることとなった日本生命の筒井義信会長が取材に応じ、十倉会長が進めてきた路線を引き継ぎたいとしたうえで、機関投資家として今までやってきた経験を生かしていきたいと考えていると抱負を述べた。
渋谷からの中継で全国の気象情報を伝えた。
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- 渋谷(東京)
東京スカイツリーからの映像。
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- 東京スカイツリー
シリアのアサド政権の崩壊から10日。1300万人を超える難民と国内避難民の動きが注目されている。二村伸専門解説委員が「アサド独裁政権の崩壊を歓迎して周辺の国々から帰国する人が増えている。UNHCRによればトルコから1万人近く、レバノンからは数千人がシリアに戻ったと見られている。一方でシリア国内では反体制派の構成が始まった先月27日以降、新たに100万人が住む家を追われた。混乱を恐れて国を脱出する人も少なくない。暫定政権はかつて国際テロ組織アルカイダと関係のあった過激派組織が主体で、どれだけの国民の支持を得られるのか、またどのような政策を打ち出すのか未知数で、国際社会もどう向き合えばよいのか手探りの状態。また、13年余りに及ぶ紛争でインフラが破壊され住民が安心して住める環境にない。暫定政権は難民に速やかな帰国を呼びかけているが、UNHCRなど国連各機関は今はまだ帰国を慎重に判断するよう求めている。ただ、難民を受け入れている周辺の国々は、経済的な負担の重さからすぐにも帰国してほしいというのが本音。またヨーロッパではドイツや英国、オーストリアなど10カ国近くがシリアからの難民の申請や審査手続きを停止した。日本もこれまでシリア人留学生とその家族150人余りを受け入れてきたが、滞在を続けられるのかどうか不安を強めている人もいる」とスタジオで述べた。
女子ゴルフの国内ツアーで今シーズン活躍した選手を表彰する式典が開かれ、受賞した選手たちが喜びを語った。東京・千代田区行われた表彰式には、活躍した選手たちがあでやかな衣装で出席。年間最優秀選手賞に輝いたのは21歳の竹田麗央。竹田は日本女子プロ選手権、日本女子オープンで優勝し、今季8勝。獲得賞金額は約2億6570万円で史上最高を更新。平均ストローク1位は23歳の山下美夢有。来シーズンは米国ツアーに挑戦する。
サッカーJリーグは再来年「秋春制」のシーズンが始まる前の移行期間に、昇格や降格がない特別ルールのリーグ戦を行うことを決めた。再来年2月〜6月にかけて、J1は20チームが10チームずつ東西のグループに分かれて戦う。J2とJ3はカテゴリーの区分をなくし、40チームが地域ごとに4つのグループに分かれる。90分で決着がつかない場合は、ペナルティーキック戦で勝敗を決する。Jリーグ・野々村芳和チェアマンは「サポーターとか地域の皆さんで、新たな楽しみ方を見つけてもらえるといい」と語った。
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- 日本プロサッカーリーグ野々村芳和
女子プロボクシング・WBC女子フライ級元チャンピオンで、戸籍上の性別を変更した真道ゴー選手が、男性としてリングに上がる日本選手初の挑戦を断念することになった。真道選手は「リングから降りることを決断させてもらった」と語った。37歳の真道選手は、7年前に性別適合手術を受け、その後、JBC(日本ボクシングコミッション)に男性のプロテスト受験を希望するも認められなかった。去年、公式戦に近いルールで男性のプロ選手とスパーリングを行い、敗れたものの3ラウンドを戦い抜いたが、ことし3月、再びJBCから「安全管理上に問題が生じるおそれがある」などとして、受験は認められないと回答があったという。真道選手は「次はいろいろな人に頼られる、そういう人の道しるべを作っていける人間としていきたい」と語った。
東京・渋谷を背景に気象情報を伝えた。
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