- 出演者
- 利根川真也 森下絵理香 向笠康二郎
オープニング映像とオープニングの挨拶。
強い冬型の気圧配置と寒気の影響で、北日本から西日本の日本海側を中心に、あさってにかけて大雪となるおそれがある。きょう午後6時までの24時間に降った雪の量は、長野県信濃町で53センチ、群馬県みなかみ町藤原で49センチ、福島県檜枝岐村や、岐阜県白川村などで45センチ、青森県八甲田山系の酸ヶ湯で37センチなどとなっている。全国各地で除雪を行う人たちの姿が。秋田県内でも積雪が多い横手市山内地区。今シーズン初めてお年寄りの住宅で屋根の雪下ろしを行ったのは、住民どうしが助け合う共助組織のメンバー。雪に加えて強い冬型の気圧配置の影響で、あすにかけて北日本の日本海側では雪を伴った非常に強い風が吹くおそれがあり、海上は大しけとなる見込み。北日本から西日本の日本海側を中心に、あさってにかけて大雪となるおそれがある。あす夕方までの24時間に降る雪の量は、東北と新潟県で70センチ、関東甲信で60センチなどと予想され、あさって夕方までの24時間には、新潟県で70センチ、関東甲信で50センチなどと予想されている。
大雪になると、車の立往生や事故が起きやすくなる。大雪が見込まれる地域では不要不急の外出を控え、やむをえず車を運転する際は、冬用タイヤやチェーン、スコップなど冬用の装備などを用意するよう国土交通省などが呼びかけている。おととし12月には、新潟県柏崎市などで車の立往生が発生し、通行止めの解除までにおよそ38時間かかった。都内の車用品店。雪対策として並べられているのは雪用のブラシやスコップ、そしてタイヤチェーンなど。今の時期は、雪や凍結などに備えるカー用品を購入する人が増えているという。さらに、冬用タイヤの交換作業も急ピッチで行われていた。1日の予約枠は今、ほぼ埋まっているという。予想される大雪や雪を伴った非常に強い風。北日本や東日本の日本海側では、猛吹雪による交通への影響や、暴風、高波に警戒が必要。
年々増えている不登校について。不登校の小中学生の人数の推移グラフ(文部科学省より)。小中学生は過去最多の34万人余りとなっている。国はこうした子どもたちの受け皿になる学校の設置を全国で進める計画だが、十分に進んでいない実態がNHKの取材で見えてきた。宮城・白石市にある不登校の子どもたちの受け皿として設置された特例の学校。子どもたちが通いやすいよう、年間の授業時間数は通常の学校よりも1割から2割ほど少ないほか、登校時間も1時間ほど遅くしているなどの特徴がある。こうした学校は2004年以降、「不登校特例校」として設置が始まり、去年から「学びの多様化学校」という名前になった。小学校から高校まであり、一般の学校と同じく卒業資格を得ることができる。国は、全国に300校設置することを目指している。
すでに開校しているのは35校。NHKが全国の都道府県と政令指定都市の教育委員会に聞き取りをしたところ、今後、設置が予定されているのが22校、合わせても57校で目標の2割にも届いていない。また「3年後までに設置予定がない」と回答した自治体が30あった。深刻な教員不足なども背景にあるという。一方で、こうした課題をうまく解決して受け皿づくりに取り組んでいる自治体もある。
東京・中野区の区立中野中学校。この学校には、通常学級の生徒たちとは別の入り口から登校する生徒たちがいる。通うのは不登校だった生徒で作るクラス。すでにある学校の中に、特例校の仕組みを導入する東京都独自の制度。都内で学校を新設するのは土地や建物の確保が難しいため、4月から始まった。通常学級の生徒が使わない階段を使って導線を分けるなど配慮をしている一方で、同じ校舎で学ぶことによる効果も見えている。宮城県白石市が去年開校した「学びの多様化学校」。廃校になった校舎を改修した。元民生委員や教員経験のある人などを学校の支援員に雇うなど、手厚い指導の体制も整えた。それらに必要な資金は企業からの寄付を募ったという。専門家は、今後学びの多様化学校を増やすためには、教える側の人材確保がポイントになるとしている。文部科学省は、予算の補助のほか、開校した学校の事例を共有するなどして、さらなる設置を促している。
イルミネーションで彩られ、クリスマスムードに包まれている。これは独裁的なアサド政権が崩壊したシリアの首都ダマスカス。人々から聞かれたのは、国の再建に向けた願い。新たな国づくりが急がれる中、暫定政権は、新しい外相と国防相にアサド政権を崩壊させた組織の関係者を相次いで任命した。ダマスカスの中心部を離れて広がっているのは惨状。あまりに長すぎた内戦の爪痕。アサド政権崩壊から2週間。暫定政権の組閣作業を主導しているのは、政権を崩壊させたシリア解放機構のジャウラニ指導者と見られている。新しい外相に任命されたのは、37歳のシェイバニ氏。関連組織の政治部門出身で、トルコに留学した経験がある。また新しい国防相には、旧アサド政権との戦闘を指揮したシリア解放機構の幹部のアブカスラ氏が任命された(ロイター通信などより)。シリア国営通信は21日、“アブカスラ新国防相がジャウラニ指導者と共に国内の各武装勢力の代表と会談し、新たな政府軍の整備に向けて協議した”と伝えている。暫定政権はこれまでのところ、シリア解放機構の関係者が相次いで重要ポストに就いた形。米国のワシントンポストは、米国政府がシリア解放機構に対し“多様な勢力を受け入れた包括的なものになれば、テロ組織の指定解除を検討する考えを伝えた”と報じている。このため、暫定政権が今後、国際社会からの求めに応じて少数派や女性を起用した国民融和の内閣を発足できるかが焦点となっている。
新しい国づくりを進めるシリア。イスラエルとも接しているが、そうしたエリアに位置するゴラン高原である動きが起きている。戦略的要衝とされるゴラン高原の北部の町マジダルシャムスに今月19日、NHKの取材班が入った。町の広場には、アサド政権を崩壊させたシリア解放機構が、新たな国旗とする旗が掲げられていた。ゴラン高原は1967年の第3次中東戦争の結果、イスラエルが占領した。ゴラン高原の人口5万5000人ほどのうち半分以上は入植したユダヤ人だが、シリア系住民もおよそ2万5000人が暮らしている。シリアとイスラエルの停戦を監視するPKO(平和維持部隊)が展開し、日本の自衛隊も1996年から2013年まで参加していた。アサド政権が崩壊したことについて、現地の住民は「(うれしくて)泣いた」と語った。一方で懐疑的な見方を示す人も。シリアが新たな国づくりを進める中、ゴラン高原で実効支配の強化を図っているのがイスラエル。潜在的な脅威への自衛的な措置として、ゴラン高原でシリアとの境界に位置する緩衝地帯に侵入し占拠している。イスラエル軍はヘルモン山頂を占領して部隊の駐留を続けている。今月17日には、ヘルモン山の山頂をネタニヤフ首相みずから訪れた。標高2800メートル余りあり、シリアの首都ダマスカスを見下ろす位置にある。イスラエル政府は15日、ゴラン高原の入植活動を強化するため、人口を倍増させる計画を承認したと発表。地域の教育支援や、再生可能エネルギー施設の整備などに今後、4000万シェケル、日本円で17億円の予算を投じるとしている。イスラエル軍による緩衝地帯への駐留について、国連のグテーレス事務総長は「国連の平和維持部隊のほかに緩衝地帯に軍隊は存在すべきでない」と述べた。ゴラン高原北部の町マジダルシャムスのアブサレフ町長は「住民はみな平和を望んでいる」と述べた。
沖縄で去年、嘉手納基地所属の米国空軍兵が面識のない16歳未満の少女に性的暴行をした罪に問われる事件が起き、那覇地方裁判所は13日、懲役5年の実刑判決を言い渡した。これを受けきょう、沖縄市で大規模な抗議集会が開かれた。集会では、兵長や米国軍が被害者に謝罪補償を行うことや、同じような事件が再び起きた場合、日米両政府は速やかに沖縄県に情報を共有することなどを求める決議が採択された。
全国高校駅伝。男子はマラソンと同じ距離を7人で繋ぐ。1区で飛び出したのは2年連続3位の千葉・八千代松蔭。エースが力強い走りを見せ、後続を大きく引き離した。それでも連覇を狙う、長野・佐久長聖。3区でエースが追い上げた。最終7区では福岡・大牟田とのアンカー勝負。佐久長聖は3年・石川が絶対勝ちきるを仕掛け、残り1.5キロを切ったところで引き離した。男子は長野・佐久長聖が2年連続4回目の優勝。女子のレースで序盤、沸かせたのは、東大阪大敬愛の久保凛。女子800メートルの日本記録保持者。21位でたすきを受けて、圧倒的な走り。順位を一気に5位まで上げた。優勝したのは長野東。1区から最後までトップを守り続ける盤石の戦いぶりだった。
気象情報を伝えた。
本格的な雪のシーズンに入る、雪下ろしは2人以上で行うなどケガのないようにしてくださいと伝えた。