あしたが変わるトリセツショー 高血圧のトリセツ
高血圧の治療ガイドラインで推奨されているのは、有酸素運動を毎日30分または週180分以上。しかし、運動の時間を毎日つくるのはなかなか大変。そこでオススメなのが治療現場でも指導する時短運動。1つ目は一日合計100回を目安に両足跳び。回数を分けて行ってもOK。床から3~4cm程度のジャンプでよい。非常に単純な動きだが、同じ時間行った水泳・ジョギング・筋力トレーニングよりも高い強度。2つ目はアイソメトリック運動。関節を動かさずに力を入れた状態を一定時間保つ運動。筋肉が緩むとき、血圧が下がる効果がある。中でもオススメなのが、いすギリギリスクワット。お尻がいすに付かないよう膝を曲げ、5~10秒声に出して数えながら我慢。ゆっくり立ち上がり、同じ時間休憩するというもの。3回を1セットとし、1日に3セット行う。これを血圧高めの人に2週間実践してもらったところ、10人中9人の血圧が下がった。