- 出演者
- 遠藤玲子 木村拓也 宮司愛海 矢澤剛 立石修 パトリック・ハーラン 東中健 広瀬修一
今日未明、トランプ大統領が輸入される自動車関税率を25%程度と明らかにした。現在の関税は2.5%のため10倍となる。日本自動車工業会によると、一昨年1年間で日本はアメリカに148万台以上の自動車を輸出。トランプ関税の対象となれば大打撃は避けられない。自動車メーカーの関係者は「様々なシナリオを想定している」としながらも危機感を口にした。政府は今日「我が国の自動車産業の重要性を踏まえ問題提起してきている」などとした上で、日本への影響を十分に精査し適切に対応していきたいと述べた。詳細は4月2日に発表するとしている。
今日2回目の運転見合わせをしていた東北新幹線が運転を再開。午後3時前、東北新幹線・やまびこ57号で異常を知らせる表示が出たため、東北新幹線は東京-仙台間で一時運転を見合わせたが、午後4時半頃全線で運転再開。
パウダースノーを武器に世界的リゾートに成長した北海道のニセコ地域では、観光客の増加で観光業を中心に時給が高騰している。一方で、地元の人々の生活を支えるある仕事が深刻な人手不足となっている。倶知安町にあるスーパーでは、冬季限定で外国人向けの高品質な商品の品揃えに力を入れている。ボイルしたタラバガニは税込み27864円、箱に入ったシャインマスカットは税込み4946円の値札が付いている。生ウニの価格は1パック32184円だが、アメリカからの観光客はためらいなく手に取っていた。ニセコ地域では昨年度の外国人の延べ宿泊数が73万8800人と過去最多を記録。12月~3月のハイシーズンは関係者の間でニセコ100日戦争と言われている。最も賑わうのはスキー場の麓にあるひらふ坂周辺。ニセコ地域が世界的リゾート地に成長したことで賃金も上昇している。ニセコの平均時給は1585円だが、サービス業の有効求人倍率は4.52と深刻な人手不足に陥っているという。倶知安町では去年10月までに2つの介護事業所が相次いで閉鎖。介護職は恩恵を受けられないという。専門家は、ニセコ地域は物価が上振れしている為、今後地元住民の生活の利便性は下がる可能性があると指摘する。北海道新幹線の延伸で札幌までの移動がわずか25分に短縮される構想もある。
全国の天気予報を伝えた。
年収の壁の見直しを巡り、自民・公明・国民民主が協議を行った。この協議を巡ってはきのう自民党が示した案に多くの批判が上がっている。国民民主党・古川代表代行は「中間層は恩恵を受けない」などと批判。去年の年末までの協議で、政府与党は所得税が非課税となる枠を123万円に引き上げるとしていた。自民党は今回、その額を160万円程度にまで引き上げる案を示した。しかし、年収が200万円以下という条件付き。年収200万~500万円の人は2年間に限り、非課税枠を10万円増やす一方で、年収500万円超えの人は据え置くとしている。これに対して国民民主党・玉木氏は「200万円相当の対象者は300万人で所得税納税者数5500万人のうち約5%しか対象にならない」とSNSで反発。年収200万円以下の対象になるのは主に高齢者やパートなど。現役世代が置き去りになってるのではとの批判がSNSを中心に巻き起こっている。街の人は普通に働いたら200万円以上いくと思う。何のためにやっているのかよく分からないなどと話した。パックンは30年ぶりの見直しをするなら、もっと根本的にやってほしいなどと話した。街の高齢者は私たちは優遇されていると思うと話した。国民民主党・古川代表代行は「基礎控除は最低生活にかかる費用には税金をかけないもの。年収制限を設けるのは筋としておかしい」と述べた。国民民主党は所得制限の撤廃を申し入れた。また、物価に応じた控除の引き上げを法制化することも求めた。
前にかがまないと歩けないほどの強い風が吹いた今日の東京・お台場。冷たい北風をよけるために歩行者が1列に並ぶ様子も見られた。一方、日本海側は強烈寒波の1回目のピークを迎えた。青森県の豪雪地帯では積雪が5mに迫っている。大雪は2月の日本列島に様々な混乱をもたらしている。
日本一の積雪が観測されている青森・酸ヶ湯。今日午前6時には積雪が5mまであと1cmに迫った。豪雪を売りとする酸ヶ湯温泉の担当者は12年ぶりとなる積雪5mに期待を寄せていた。外国人観光客も多く訪れる岐阜県白川村。雪かきをしていた土産店の屋根から大量の雪が落下。ひやりとする落雪の場面。この大雪で珍しい光景が見られたのが青森駅前。深く積もった雪から自転車のハンドルや、かごだけが飛び出しているこの光景。ネット上では「自転車畑で、春に向かってすくすくと自転車の芽が顔を出し始めている」などと話題となっていた。積雪が3mを超える大雪となっている山形県肘折温泉で大雪を見越した温泉宿限定のキャンペーンが「ドカ雪割」。24時間の降雪量が40cm以上に達した場合は宿泊料が2000円引き。更に積雪が過去最大となる4m46cmを超えた場合は1泊分の宿泊料1万円が無料となる。
コメの高騰が連日報じられる中、パスタ日本一の街から意外な声が聞かれた。総務省が発表した家計調査で、パスタなど「他の麺類の外食」の支出が全国1位となった群馬・前橋市。コメの高騰は、パスタ全国1位の街にどう影響しているのか。群馬県の根強いパスタ人気には理由があるという。群馬県は本州でも主要な小麦の産地で、高崎市ではパスタの大会「キングオブパスタ」が開催されるほどパスタ愛にあふれる県。この大会を2連覇した老舗のイタリアン「シャンゴ前橋南店」でも群馬県産小麦を使ったモチモチ食感のパスタメニューが人気だという。コメ価格が5か月連続で過去最高を更新する中、パスタが食卓の救世主となるかもしれない。
東京・世田谷区の駅から徒歩1分にある行列が絶えないラーメン店。しかし2週間前に巨大なフェンスが設置されると状況が一変。店は駅から見えなくなり、売り上げが激減した。SNSには「助けてください」と悲痛な叫び。フェンスが設置されて以降、売り上げは100万円以上減る見込みだという。釜玉中華そば ナポレオン軒 明大前店の寺垣俊介さんは、ランチは満席で4、5回転しないと話にならないのでかなり厳しいと語った。このフェンスは、古い下水管を新しく入れ替える工事のために設置されたもの。隣のラーメン鷹の目明大前店も売上が減ったという。
改札を出てすぐの人気のラーメン店が、巨大なフェンスの影響で閑古鳥が鳴く事態に。売り上げ激減の中、工事を担当する東京都下水道局は商店街などと協議。フェンスに店の看板を貼る対策をとったが、釜玉中華そば ナポレオン軒 明大前店の寺垣俊介さんは、これだけだと厳しい、ラーメン屋の明かりや雰囲気が見えた方がいいと話した。フェンスが撤去されるのは、工事が終わる10月だという。東京都下水道局南部下水道事務所は「一時的に(店の)不便を与えることもあると思いますが、ご協力のほどよろしくお願いいたします」とコメントしている。
明日の東京の天気を伝えた。
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明日の関東の天気を伝えた。
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本日のしらべてみたらは、厳しい物価高で1日の食費がいくらなのか調べてみた。
今日のしらべてみたらのテーマは、厳しい物価高のなか1日の食費はいくらかけているのか。街の人からは怒りの声も。さらに食費を抑える対策をしているか調査。大量のパンの耳をパン粉にするという人や、1枚1円の激安食材をアイデア活用する人も。今回は、食費は1日いくら?食費を抑える対策は?をしらべてみた。
最近の気になる物価高騰について、3人家族の女性はガス代に嘆いていた。休日に子どもとよく遠出をする30代の男性はガソリン代について、ここ最近ずっと高いので感覚がまひしてきたと話した。値上げは食品だけでなく飲食店にも。とはいえ生活に欠かせないのが食費。いくらかけているのかを調査すると20代の一人暮らしの男性は月だと3万円くらい、昼に弁当を持参、夜ご飯と翌日のお弁当を一緒に作ることで節約をしているとのこと。50代女性は2人で5~6万円、1日あたり1人分は830~1000円。食材選びに工夫をし、比較的値段の上がっていない根菜を使う機会が増えているという。激安スーパー生鮮市場さんようで買い物をしていた4人暮らしの30代女性は、家族4人分の食費を1日1500円ほどに抑えているそう。お買い得商品を先に購入してから献立を決めることで食費を抑えていた。話を聞いた56人の1日1人あたりの食費の平均額は1364円だった。
物価高騰のその中、特に嘆いていたのは年金暮らしのシニア世代。1か月の生活費が約11万円という76歳1人暮らしの女性は食費が1か月に2万円だという。そのため実践しているのは野菜を安い時に買っておいてカットして冷凍にしているという。シニアの女性3人は光熱費も高いと不満が爆発。重宝する野菜は豆苗だという。
妻と年金暮らしの88歳男性は食費を抑えるため1日2食にしているという。年金額は夫婦で1カ月5万円だという。夜ご飯は5個入りのいなりずし2割引き。5個入りを2人で分けるという。70代1人暮らしの男性も1日2食に。買っているウサギのエサ代は外の草だという。一方1日3食を大切にする82歳女性も。1か月13万円の年金で生活をやりくりしているとのことで、1日にかける食費は3食で1000円以下になる日もあるとのこと。大葉100枚108円で購入し、野菜の代わりに活用しているという。朝食にかかった食費は約300円。さらに節約を心掛けながらも気遣っているのは健康。もちきびを含めたご飯を炊いたりしたりしている。健康のためだけでなく腹持ちも良くなる。他にも根菜の煮物など昼食の食費は約350円だった。
同じくらい収入があっても2人暮らしだと食費はどうなるのか?70代の佐藤さん夫婦(仮名)の生活費は、妻の年金と生活保護費を合わせて月13万8000円。そこから固定費が引かれ、食費に使えるのは1か月3万円で、1日1人あたり500円を目標にしている。この日は生活保護の支給日目前ということもあり、冷蔵庫の冷凍室は空っぽ。そして、冷蔵室もあまり食材が入っていない。冷蔵室に入っているのは、タマネギが半分、袋入りカット野菜の残り、ニラと白菜の漬け物。では佐藤さん夫婦は支給日前のこの時、食費にいくらかけていたのか?お昼ご飯を見せてもらうと、作っていたのはインスタントの醤油ラーメンで、白菜の漬物と合わせて1人あたり255円。しかし、よく見ると、片方のラーメンは具なし。妻(78歳)は普段からラーメンには野菜を入れないという。とはいえ、この日、食べた野菜は白菜の漬け物とカット野菜4分の1だけ。実は、野菜よりもコスパが良いものを見つけたそうで、それが青汁。青汁は60袋入りで1回およそ54円で、1袋で食材30品目分の栄養素を補えるという。この日は朝と昼の2食のみで、野菜にかかる費用を青汁で抑えたこともあり、1人あたりおよそ420円だった。
高騰する野菜をめぐって、50代女性は「農家さん?幸せだなって。自分のところで食べられるじゃん、採った野菜が。私も土地があったらやりたいな」、70代女性は「自分たちで作っている野菜は自分たちで食べているんだろうし、うらやましいと思っちゃいけないんだろうけど、買わなくていいのかなって」と話す。そこで、実際に野菜を作る農家さんの食事を見せてもらった。訪れたのは、1シーズンで15種類ほどの野菜を収穫している農家「中西ファーム」。この時、ちょうどお昼休みで、中西ファーム・中西雅季さんが食べていたのは、この時期に出荷が多いアレッタ。あまり聞きなじみのない名前だが、アレッタはブロッコリーとケールをいいとこ取りした栄養抜群の野菜。その味は、ほろ苦いブロッコリー。独身の男性農家が食べていたカップ麺も、アレッタでグレードアップ。昼食を彩るアレッタは市場に出荷するものではなく“ワケあり”の野菜で、無駄にしないように自分たちで食べていた。では、農家のみなさんは一体いくらぐらい食費にかけているのか?この日、中西ファーム・中西雅季さんのお宅の夕食は、具だくさんの鍋。畑で採れた旬のほうれん草などの野菜に肉を入れた、この時期ならではの鍋で、2人前にかかった金額は米と肉代のみでおよそ700円だった。一見、野菜がタダな分、お得に生活しているようにも思えるが、農家ならではの苦悩も…。燃料価格などの高騰で、ハウス栽培で野菜を作っても赤字になることもあるという。そうした状況のため、今、様々な野菜の値上げが相次いでいる。それでも、中西ファーム・中西雅季さんは「(農家側も)もうけているって感覚はないんじゃないですか。申し訳ないっていう気持ちが多いんじゃないかなとは思います」と話す。そんな中西雅季さんは野菜高騰の中でも値上げせず、直売会などで販売しているという。その分、損をしているのではないか?と聞くと、中西雅季さんは「安く売っているから損っていうのは全くなくて、直接、畑まで足を運んでいただけるお客さんがいるというのは、非常にありがたい。買いに来てくれるっていうことが、ありがたい」と話し、今後もできる限り値上げはしたくないという。ということで、みなさんの食費を調べてみたら、物価高騰に多くの人が困っている一方で様々な工夫で乗り切ろうとしている人もいて、さらに野菜の価格がこれ以上上がってほしくないという思いは消費者だけでなく、生産者も同じように思っていることが分かりました。