- 出演者
- マツコ・デラックス 丹羽桃子 蟹江侑生
今夜は「思わず食べたくなるグルメ工場見学の世界」&「国産トロピカルフルーツの世界」。
国内外200か所以上の工場を見学した女性・丹羽桃子さんがスタジオに登場。丹羽さんが伝えたいと話したのは「今グルメ工場見学は人気アーティストのライブ並みに予約困難!」ということ。テイラー・スウィフトさんの来日公演チケットを取るくらい、今工場見学は人気があるという。
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- テイラー・スウィフトモーニング娘。
今超予約困難と言われている工場が埼玉県に集中しており、さいたま市にある「ロッテ おかしの学校」は、人気お菓子の製造工程を見学でき、およそ200人の枠が予約開始6分で埋まることもあるという。
埼玉県本庄市にある「赤城乳業 本庄千本さくら『5S』工場」では、ガイドさんの案内のもと「ガリガリ君」の製造工程を見学できる。見学後は20分間アイス食べ放題の特典もついている。
埼玉県北本市にある「グリコピア・イースト」では「ポッキー」と「プリッツ」の製造工程を見学できる。見学者全員参加のクイズ大会も行われる。
今、楽しみながら学べるグルメ工場見学が人気。物価高騰の今基本無料で予約殺到中。そんなグルメ工場見学の世界の案内人は丹羽桃子さん。これまで国内外200か所以上の工場を見学した女性。
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- 丹羽桃子明治明治なるほどファクトリー愛知
横浜市にある「崎陽軒 横浜工場」など現在予約が数ヶ月待ちの工場もある中、今回丹羽さんが伝えたいのは「実は全国にまだ知られていないご当地グルメ工場見学がたくさん」あるということ。ご当地グルメ工場見学MAPをみてマツコが気になったのは「スッパイマン」。
豊崎美らSUNビーチからすぐ近くに「スッパイマン」を製造する「上間菓子店」。かつて熱中症対策として食べられていた台湾産の梅を利用。これを独自のスッパイマンエキスで味付けする工程を見学できる。ここでしか売っていないアウトレット品もある。
千葉・八千代市の石井食品 八千代工場は1日に約21万袋のミートボールを生産している。ここではソースの入っていないミートボールを食べることもできるのだという。丹羽さんは石井食品は元々ドリル工場が始まりで火災もあり食品業に転身し、佃煮を手掛けるなど紆余曲折を経てミートボールが主力商品になったと紹介。
秋田・湯沢市の稲庭町は「稲庭うどん」が名物となっている。佐藤養助商店ではかつては門外不出だったが、職人を育てることを目的にうどん作りは公開されるようになった。3日かけて熟成させながら職人たちが手掛けていて、麺を手でよりながら伸ばす独自の製法で知られる。
岐阜県のモンテール 美濃加茂工場では「牛乳と卵のカスタード&ホイップシュー」や「牛乳と卵のエクレア」などが作られている。岐阜城とともに観光できるのも特徴で、チョコのカーテンをエクレアがくぐる様子も楽しめる。
北海道・音更町の柳月スイートピア・ガーデンではバウムクーヘンの「三方六」の製造の様子を見ることができるが、売店も併設されているために旅の土産選びにも最適となっている。静岡・めんたいパーク伊豆や愛媛・母恵夢スイーツパークなどテーマパーク感覚で楽しむことのできる工場もある。
埼玉・入間市の中村屋 中華まんミュージアムでは1日最大40万個作られるという中華まんをできたてで楽しむことができる。
群馬県のガトーフェスタ ハラダ 本社工場は1901年創業の和菓子店が由来となっていている。工場では1時間に約2600本のパンを焼き、1本のパンからは約50枚のラスクを作っている。スライスしたフランスパンにバターと砂糖をかけてオーブンで焼き上げていけば「グーテ・デ・ロワ」が出来上がる。オーブンに入る前のラスクに砂糖を盛ってバーナーで焼いた「グーテ・デ・ロワ ブリュレ」が工場見学の名物となっている。
神奈川・相模原市のオギノパンは2023年まで学校給食でコッペパンを製造してきたが、あげぱんも名物となっていて、丸めたパンを一定の温度湿度で膨らませ、トンネル状の窯で焼いていく。1時間に約4000本を作ることができるのだといい、粗熱をスパイラルコンベアで落としてから手作業でパンを上げてグラニュー糖をまぶして袋に詰めて完成となる。オギノパンのあげぱんは、学校給食の味が再現された名物となっている。パンは小学校と中学校で大きさを変えて食べやすくしているのもこだわりという。
「東大王」「水曜日のダウンタウン」「日曜劇場 ブラックペアン シーズン2」の番組宣伝。
丹羽さんは製造ラインの流れ行く製品に感情移入してしまうのだという。コンベアを流れていく商品にも企画者や原料を仕入れた人が関わるようすが人生に似ているのだという。
京都銘菓おたべは元々焼いた八つ橋で始まったが、1966年に生の生地につぶあんを挟んだものを商品化し、京都を代表する銘菓となった。予約不要で自由に製造工程を見学することも可能で、米粉は玄米を石臼で引いたものとなっていて、抹茶とニッキの記事を同時に製造しているが、つぶあんは北海道・十勝産にこだわっている。生地は機械でおられているのだといい、規格外品は目視と製品検査カメラで検査していき、0.1gの重さの誤差も許されない。規格外品は家畜の餌となる一方で、生地の切れ端は練り直すなどして再利用していくなど、捨てられずに様々な用途に生かされていく。
福岡・飯塚市は豊かな山々に囲まれた場所にあり、ここにはひよ子本舗吉野堂 穂波工場がある。東京銘菓のイメージの強いひよ子だが、発祥地は福岡で、1964年に埼玉に工場を作って東京に進出したことで知名度を得ていった。穂波工場では1日に約10万個のひよ子が作られているのだといい、まずあんこを生地で包んでいく包餡という工程があり、これをひよ子の形に形成していく。窯入れで焼き上げたらレーザーもしくはニクロム線を使って目に焼色を付けていったら、ひよこはスパイラルコンベアという省スペースのコンベアで冷やしていくのだという。
蟹江侑生さんはトロピカルフルーツの達人だといい、自らもトロピカルフルーツの栽培を進めている。温暖化から日本でもトロピカルフルーツ作りは可能となっているのだといい、その反面日本でも楽しまれているリンゴやミカンは2050年ごろで3~5割の土地で作れなくなると推測されている。ミカンは温暖な土地で実るイメージがあるが、高温すぎると品質が低下してしまうのだという。東京の平均気温は150年で3度上昇したとされる中、この問題が日本でトロピカルフルーツ作りに励む人の増加につながっている。